2019年4月29日 更新

テニスの打ち方とは?ストロークの球種による打ち方の違いを学ぼう【テニスコーチ監修】

テニスで最も使われるショットはストロークです。握り方や回転のかけ方によってストロークの打ち方にはコツがあり、正しいフォームを身につけることで安定したショットを打てます。様々なショットの打ち方の違いについて、詳しく解説していきます。

  
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③回転量を決めるのは3つの要素

硬式テニスのストロークでは、回転の調節でボールの強弱をつけていきます。そのため、回転量の調節の仕方を知っておくことが、回転ショットを打つための基礎となります。

回転量を決める基本の動作は3つです。
・スイングスピード
・スイングの角度
・面の角度

フォアのストロークの場合、基本的にはテニスラケットの面の向きが打ちたい方向に対して下向きであればあるほどボールに回転がかかります。また、スイングスピードを上げることでも回転の量は増します。

スイングスピードを上げる基本は体の回転速度です。腕でスイングスピードを上げる振り方をしても、回転はかかりますがボールは飛んでいきませんのでご注意ください。

テニスの3球種による打ち方の3つの特徴

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ここまで、ストロークの握りに応じた打ち方、回転のかけ方の基礎ついてお伝えしていきました。

テニスのストロークでは、握り方に応じた基本の打ち方は、3種類の球種を打つために絶対に必要な知識となります。自分の握りに応じた振り方をしっかりマスターしましょう。

また、握り方によってかけやすい回転の方向は異なります。握り方に応じて特徴があり、3種類のボールを打つための考え方の基礎となりますので覚えておきましょう。

まずは、握り方によって、3種類の球種を打つための特徴を解説していき、その後、握りに応じた3種類の球種を打つための振り方やコツを解説していきます。

①握りに応じて回転量は変わる

スピンを例に挙げて、握りに応じた回転量の違いを説明していきます。

ボールに回転をかけるには、テニスラケットの振り上げの角度・面の角度・スイングスピードでした。薄いグリップの場合は打点が低いため振り上げ角度が小さくなり、テニスラケットも上向きになりやすい打ち方となるため、順回転はかけにくくなります。逆に厚いグリップの場合は、テニスラケットを垂直にするためには、上方向に振り上げなくてはならないため、回転量はおのずと増えていきます。

薄い握りでの打ち方ではどんなに回転をかけようとしても厚い握りの打ち方に回転量は及ばないということになりますので、テニス初心者はしっかりと理解しましょう。

②スピンに適した握り方とは

上記のことから、テニスのストロークでは厚いグリップであればあるほどスピンをかけやすいといいうことになります。

コンチネンタルグリップ…順回転をかけにくい
イースタングリップ…自然に順回転がかかる(ドライブ回転という)
ウエスタングリップ…順回転がかけやすい

この関係性を理解することで、テニス初心者でも薄い握りなのに無理して回転を変えようといった間違った考えにならなくなります。今の握りの打ち方だとボールが飛びすぎてしまうという方は、厚いグリップの打ち方へ移行する時期となります。

③スライスに適した握り方とは

スライスの場合は、逆に薄い握りの打ち方が適しています。逆回転をかけるにはボールに対して上から下方向にテニスラケットを移動させるのが基本の打ち方となります。また、スピンの時の打ち方とは逆で、ラケット面は上向きであればあるほど逆回転をかけやすい振り方となります。

コンチネンタルグリップ…逆回転をかけやすい
イースタングリップ…逆回転をかけることができる
セミウエスタングリップ…逆回転は難しい。だが、横回転をかけることは可能


握りに応じて3球種の打ち方の得意不得意があります。握りによって回転量の限界があるということを知っておきましょう。それでは、3種類の球種の打ち方を解説していきます。

硬式テニスのグリップに応じた3球種の打ち方のコツ

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硬式テニスのストローク(フォア)は、握り方によって縦回転が得意、逆回転が得意といった特徴はありますが、基本的にはすべての握りの打ち方で3種類の球種を打つことは可能です。

理想は、球種ごとに握りを一回一回変えられればベストですが、テニス初心者には非常に難易度が高くになります。まずは、握りに応じた回転をかけるための打ち方を知り練習したうえで、更なるボールの質を求めて、今の握り方を見直す手順が良いでしょう。
すべての握りに応じた振り方や3種類の球種の打ち方を知ることは、テニスの幅を広げるコツとなりますので、ぜひ参考にしてください。

テニスのコンチネンタルグリップによる3球種の打ち方のコツ 

フォアハンドストロークでのコンチネンタルグリップの球種ごとの特徴は以下の通りです。

「フラット」
打点が食い込まれると、ボールの勢いに負けやすいが、ボールのスピードが出やすい

「スピン」
通常のスイングでは、縦回転は微量のため、回転量を多く増やすには打ち方を変えなければならない

「スライス」
逆回転がもっともかけやすい。回転量やボールの勢いはテークバック~インパクトで調整する

テニス初心者には難しい握りになりますが、ボレーを得意とするプレーヤーには、ストロークとボレーでグリップチェンジをしなくて良いのでおすすめの打ち方となります。

フラットショットの打ち方のコツ

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フォアのコンチネンタルグリップでフラットの打ち方のコツは3つです。
・後ろから前の重心移動
・構え→横向きを作り、よこむきの状態でインパクト
・フォロースルーは、上ではなくボールを追いかけるように前方へ

コンチネンタルの振り方は、基本的には後ろから前への打ち方となります。打点が前すぎたり、高すぎたりすると面が上向きになり、ボールを厚い当たりで飛ばせなくなります。インパクトの時に横向きをできるだけキープするように意識することが、テニス初心者でもフラットを打球できるコツとなります。

スピンショットの打ち方のコツ

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フォアのコンチネンタルグリップでスピンの打ち方のコツは3つです。
・ボールの外側を捉える
・下から上の思い切り振りぬく
・フォロースルーは通常の振り方では左肩だが、スピンの場合は右側に抜ける

かなり特殊な打ち方となります。この打ち方ですと回転はかかりますが、後ろから前の重心移動がないためボールに勢いがでません。アングルショットなど限られたシーンに使う打ち方であることを理解しましょう。

通常の打ち方でも、いつもよりも下から上にスイングをする意識を持つことで回転をかけることはできますが、回転量はなかなか増えません。回転量を増やすために無理やり打つのなら、上記の打ち方をおすすめします。

スライスショットの打ち方のコツ

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フォアのコンチネンタルグリップでスライスの打ち方のコツは3つです。
・インパクトの位置はボレーの位置
・テニスラケットのフレームの傾斜に沿って肩を支点にテークバック
・フォロースルーは取らず、テークバック~インパクト

基本的にはボレーの要領でスイングすればOKです。ボレーと違い、バウンドしたボールを打球するため、テニス初心者はどうしてもボールの下から腕を操作しやすくなります。そんな時は、テークバックを取らずにインパクトの形を作ったままボールに当てるだけでも十分スライスがかかります。テークバックは、回転量の調節のための動作なので、まずは振り方にこだわらず、インパクトの形を意識しましょう。
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