2018年5月5日 更新

マルセイユルーレットのやり方とコツ【サッカー上達ガイド】

サッカーの名選手ジダンが愛用していたマルセイユルーレットはサッカーのフェイントの中でも最も華麗なフェイント技術です。ここではマルセイユルーレットのやり方やコツについて詳しく動作を分解することにより、段階的な練習方法を学び習得できるよう解説します。

  
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サッカーにおける最も華麗なフェイント「マルセイユルーレット」

銀河系軍団と呼ばれたころのレアル・マドリーで世界中に名前が知られたジネディーヌ・ジダンが得意としたフェイントテクニックが「マルセイユ・ルーレット」です。日本でのサッカー人気を高めることにも貢献したジダンを象徴するテクニックです。
実はサッカーの天才マラドーナも同様の回転テクニックを駆使していたのですが、現代ではジダンが多用していたこともあり、ジダンのサッカーテクニックとしてマルセイユルーレットが定着しています。
サッカーではマルセイユルーレット以外にも様々なフェイントテクニックがありますが、マルセイユルーレットほど華麗で美しいフェイントは他にはないでしょう。

マルセイユルーレットの由来はジダンの出身地

4:09からの一連の動きがマラドーナの回転フェイントです
元々マラドーナが使っていたこともあり、回転でボールをキープするテクニックは存在しており、単に「ルーレット」と呼ばれていましたが、ジダンにより脚光を浴びた現在ではジダンの出身地であるマルセイユを冠して「マルセイユルーレット」と呼ばれています。
ですから同様の回転フェイントですが、マラドーナの場合は「マラドーナ・スピン」と言います。
実は見た目に反してルーレットそのものはテクニックに優れるサッカー選手なら誰でも使えるものだったのですが、ドリブルのフェイントとして活用し、実際に絶大な効果を生み出せていたのがマラドーナなのです。
しかしマラドーナのマラドーナ・スピンはボールキープに重きを置いていたのに対して、ジダンのマルセイユルーレットは縦への突破としてのフェイントにまで昇華されたテクニックになっており、よりゴールに近づく1つの高等テクニックになっていると言えます。

ジダンだからこそマルセイユルーレットが生まれた?

ジダンはサッカー選手としては大柄な選手で185㎝の身長があります。この身長からくる足の長さを最大限活かしたテクニックがマルセイユルーレットなのです。
ジダンはもともと大柄な体格を活かした懐の深いボールキープが特徴的で、マルセイユルーレットではこの懐の深さと長い足で大きな回転径を生み出すことの組み合わせが活用されており、非常に効果的なフェイントになっています。ジダンだからこそ単純なルーレットを、より高度なフェイントにできたと言えます。
基本的にサッカーでは小柄な選手こそフェイントに向いているという固定観念がありますが、ジダンはこれを覆したサッカー選手の一人なのです。

マルセイユルーレットの概要

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サッカーの実戦でマルセイユルーレットを見ると動きが速く、かつ非常に滑らかなため一連の動作が一瞬で終わっているように見えます。そのため高度なテクニックによるフェイントのように勘違いしやすいのですが、マルセイユルーレットのやり方を分解すると3段階に分けることができます。 分解した段階ごとに理解することがマルセイユルーレットのやり方やコツを身につける際に重要となってきます。

①マルセイユルーレットの1段階目:足裏によるストップとコントロール  
②マルセイユルーレットの2段階目:逆足で引いてボールの方向を変えながら回転
③マルセイユルーレットの3段階目:ボールとともに相手DFの横を抜ける

以上がマルセイユルーレットの基本動作を3段階に分解したものとなります。
次にこの3段階をさらに細分化してやり方を解説していきます。がマルセイユルーレットの回転方向はどちらでもできる方がより実践的ですが、最初は利き足で引いて回転する方がやりやすいでしょう。
※ここでは右利きとして解説していきます。

マルセイユルーレットの1段階目のやり方とコツ

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サッカーにおいてマルセイユルーレットはドリブルテクニックの1つとしてフェイントのように扱われており、ジダンもそのように使っていますが、1段階目を見るとわかるように実際はボールキープのための足裏による引き技から初動が始まります。相手DFとの間合いが近くなり、ボールへのアプローチ範囲が重なるくらいの距離になったら、足裏による繊細なタッチでボールを引き寄せます。
引き寄せた後、その足をボールの前に着いて軸足としながら、逆足で引いたボールを受け止めつつ身体は半回転して相手DFとボールの間に入り込みます。ここまでを見るとボールにアプローチしてこようとする相手DFから身体を壁にしてボールを隠すようなやり方になります。

中盤など密集地でのサッカーの基本的なボールキープテクニックの1つがマルセイユルーレットの1段階目になっているわけです。

足裏での引き寄せのコツ

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相手DFと間合いが接近したら、相手の寄せから離すように右足の足裏でボールを止めて、それと同時に引き寄せも行います。この引き寄せたボールを受け取るように左足の裏で受け止めますが、右足は引き寄せたボールを飛び越えて相手とボールの間の位置に着地するのがコツとなります。
この右足を軸にして回転していくことになります。

一連の流れを素早く行うと右足裏で引き寄せた瞬間には左足は受け取るために動きだしており、両足とも空中にあるように見えて、まるでボールに乗っているかのような錯覚を起こしますが、実際にはボールに体重をかけてはいません。ボールに体重をかけるのは大変危険で、大怪我に繋がるような転倒をしてしまうので、絶対にボールに体重を乗せるのは止めましょう。イメージとしては右足裏から左足裏へボールを持ち換えて、相手から遠い位置に置いてボールを隠すという動きを意識しましょう。

この段階で回転を意識するとバランスを崩しやすいので、持ち換えるイメージで練習を行うのが上達しやすいやり方です。

しっかりブラインドできる位置に右足を着地させるのがコツ

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引き寄せ後の右足が相手とボールの間に入ることで自然と相手に背を向ける動きになりますが、マルセイユルーレットが1対1で効果的なフェイントになっているのは、この動作によるブラインド効果があるからなのです。

相手DFの視点から見ると、足裏の引き寄せについて行ってボールにアプローチしようとした瞬間にボールを隠されてしまうことになるので、結果アプローチを止めざるを得なくなってしまい、完全に対応が後手にされてしまいます。

マルセイユルーレットを実際のサッカーの試合で活用するときも、この回転途中のブラインドが大切なので、右足の着地位置をしっかりブラインドできる位置にするのがコツとなります。
ただ回転するだけではなく、回転によってブラインドすることを意識して練習していきましょう。

逆足でのキャッチのコツ

マルセイユルーレットを最後まで行うのであれば、右足裏で引き寄せたボールをすぐさま左足裏で再度引いて抜いていく進行方向にボールを転がすのですが、あえてここは一旦キャッチする意識を持つのが大事なコツです。

この左足裏でのコントロール段階は、このままマルセイユルーレットを続けるか止めて他のプレイに切り替えるかの分岐点だからです。そのため、ここで一旦瞬間的なタメを作れることでよりサッカーの試合での汎用性が高いテクニックとなるのです。そしてキャッチするイメージを持つとボールの動く範囲を大きくできるようになります。流れるように回転しようとするあまり、回転の径が小さくなっているマルセイユルーレットをよく見ますが、このやり方ではせっかくのブラインド効果も薄れてしまい、相手DFが再度ボールに対してアプローチしやすくなります。

もちろん密集地では回転の径が小さい方が良いのですが、一旦キャッチのイメージを作っておくことでこの大きさをコントロールできるようになるのです。逆にタメの時間をゼロにして回転速度を速めるやり方の方が効果的な場面もあり、サッカーの試合では臨機応変に使い分ける必要があります。

マルセイユルーレットの2段階目のやり方とコツ

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