2019年4月21日 更新

サッカーのゴールキーパーのポジショニングの重要性とセービング方法

サッカーのゴールキーパーのプレーにおいて、そのポジショニングはかなり重要な要素となっています。そのポジショニングとセービング方法の基礎と、サッカーにおける各シーンでのポジショニングやセービング方法の紹介。さらに、その練習方法の例も紹介しています。

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サッカーのゴールキーパーにおけるポジショニングの重要性

Football Striker Goalkeeper · Free photo on Pixabay (38270)

サッカーのゴールキーパーというと、横っ飛び等で華麗にセービングする姿をイメージする方が多いのではないでしょうか。しかし、サッカーにおいてゴールキーパーがセービングするにあたり、一番確実なのは体の正面でキャッチすることです。横っ飛びでキャッチをした場合、完全にキャッチできずにサッカーボールがこぼれるというリスクがどうしても出てしまいます。確実にサッカーボールをキャッチするためには、やはり体の正面でキャッチすることが大切です。

そして、そのためにはゴールキーパーのポジショニングが重要なのです。ゴールキーパーのポジショニングが正確であればあるほど、無駄な横っ飛び等をする必要はなくなるため、より確実性の高いセービングへとつながります。逆にポジショニングが悪ければ、どんなに反射神経の良いゴールキーパーであっても失点へとつながってしまうのです。

ゴールキーパーのポジショニングの基礎

ポジショニングの基本

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サッカーにおけるゴールキーパーのポジショニングの基本として、ボールとニアポスト・ファーポストを結んだエリアの中心に立つことが基本です。もちろん、実際のサッカーの試合においては相手のキッカーのサッカーボールの置き方や、味方のディフェンスの位置等によってポジショニングは変更する必要があります。

また、ポジショニングの基本として、「サッカーボールとサッカーゴールの中心を結んだライン上に立つ」といったポジション取りの方法もあります。ただ、この際、サッカーゴールの中心をどこにするかによって、前述のポジショニングの基本の時とポジショニングの位置がずれることがあるので注意しましょう。どちらのポジショニングでも重要なことは、左右のバランスが良く、左右どちらでも均等な距離感を保てる位置にポジショニングすることです。ゴールキーパー技術の上達のため、このポジショニングをトレーニング時にも常に意識するようにしましょう。

前後のポジショニング

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サッカーのゴール枠は大きいため、サッカーのゴールキーパーが失点を防ぐためにはなるべく前に飛び出し、シュートコースを狭くするためのポジショニングをすることが重要です。ただし、前に飛び出せば飛び出すほど頭上のシュートコースは空いてしまいます。

また、前に飛び出すことでFWとGKの距離が近くなれば、シュートへの反応も早くしなければならなくなります。そのため、各個人の飛び出しの速さ・頭上を越すような背後へのシュートに対しての対応力を考慮し、前後のポジショニングの位置を決めるようにしましょう。各個人の飛び出しの速さや対応力は、トレーニング時に見極めておく必要があります。

ディフェンダーの背後のスペースへの対応

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現代のサッカーにおいて、DFラインを高く保ち、FWからDFまでの距離をコンパクトにするという戦術がポピュラーになってきました。その影響により、DFとGKの間に大きなスペースが空くことになったため、現代サッカーにおけるGKは前へ飛び出し、DFの背後のスペースへの対応をより確実に行うことを求められています。

ただ、DFの背後へのスルーパス等に対応することばかりに集中していると、GKの頭上を越してゆくようなシュートに対応できなくなってしまいます。そのため、サッカーボールとの距離で約20~25mぐらいの距離のポジショニングを保てばよいということが、サッカーのゴールキーパーについては一般的にいわれています。ただし、これはDFラインの位置やGKが飛び出してDFの背後をどのくらいカバーできるかという能力によっても変わってきますので、あくまで参考的な数字です。

相手がボールを保持している場合のポジショニング

相手がボールを保持している場合、その位置によってサッカーのゴールキーパーはポジショニングを変える必要があります。

例えば、相手がサッカーのフィールドのセンターサークル付近でボールを保持している場合、シュートを打たれる可能性は低いため、ゴールキーパーはなるべく高い位置にポジショニングするようにします。ただ、頭上を越されるシュートを打たれる可能性も考えて、そのシュートを打たれてもサッカーゴールに戻れるぐらいの位置にポジショニングするようにしましょう。

逆に相手がペナルティエリア付近でボールを保持している場合、シュートとパスの両方が考えられるため、サッカーのゴールキーパーのポジショニングは難しくなります。前述のポジショニングの基本をベースにしながら、味方のDF等の位置、自分の飛び出しの速さ等も考慮してポジショニングの位置を決めていくようにしましょう。

マイボールでビルドアップしている場合のポジショニング

サッカーの試合において味方がボールをキープしている場合、シュートを打たれるリスクが無いため、サッカーのゴールキーパーはゴールを飛び出して比較的高い位置にポジショニングすることができます。しかし、あまり高い位置にポジショニングしていると、味方がミスしたりして急に相手側にボールを奪われた場合にサッカーゴールにすぐに戻れなくなってしまいます。そのため、急に相手側にボールがわたってしまったとしてもすぐに戻れるようなポジショニングを保つことが重要です。

サッカーのゴールキーパーのセービング方法の基礎

セービングのための基本姿勢

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サッカーのゴールキーパーのセービングにおいて、まずはその基本姿勢(構え)が重要です。最初に、まだボールがゴールキーパーのいるサッカーゴールから30m以上離れている場合においては、足を運びやすい構えでいないといけないため、重心を前後左右のどこでも自由に動けるような位置に置くようにします。

そのため、比較的身体の高い位置に重心を置くようになりますが、ミドルレンジ(15~20m)、至近距離(5~10m)とサッカーボールの位置が近くなることに伴い、重心をだんだんと低い位置に置くようにします。これには、シュートに対して素早くステップで対応したり、低いコースのシュートに対する反応を速くするといった狙いがあります。また、手もシュートへのセービングを素早く行うために、手のひらを相手の方に向け、自分のひざ下くらいの位置で構えると良いでしょう。

セービング時の足の踏み切り方などの基本

サッカーのゴールキーパーのセービング時、まずゴールキーパーから見て右にシュートが飛んできた場合は右足で地面を蹴ってステップしたり、横っ飛びをしたりしてセービングします。その際、右足に重心が移動していないと力強く地面を蹴ることができないため、しっかりと右足に体重移動していることを意識することが重要です。

また、この時に右足のかかとの方に重心がいってしまうと、素早く動くことができないため注意が必要です。さらに、サッカーのゴールキーパーはセービング時につま先立ちでいることが基本ともいわれていますが、つま先立ちになると地面との接地面積が足と狭くなってしまいます。この状態だと体勢が不安定になってしまうため、セービングや飛び出し時にバランスを崩すということが考えられます。

そのため、つま先ではなく、足の親指と人差し指のつけ根辺りに重心を置くように練習すると、接地面積が広くなり、地面を蹴る際も力の伝達が良くなるのでおすすめです。

セービング時のステップの基本

サッカーのゴールキーパーの主な移動手段には、サイドステップとクロスステップがあります。サイドステップは主に至近距離等のシュートに対応する時に使用し、クロスステップはロングシュートへの対応などの移動距離が長くなる時に使用します。サイドステップにおいて、南米タイプのサッカーのゴールキーパーはピョンピョンとしたバネのある動きをするゴールキーパーが多く、欧州タイプのサッカーのゴールキーパーはすり足のような動きをして移動するゴールキーパーが多いようです。南米タイプの場合、タイミングを外された場合にすぐに動けなくなることから、地面との接地時間のながい欧州タイプのサイドステップを練習することをおすすめします。
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