2019年4月29日 更新

テニスのサーブ速度をUPするために必要な7つのコツとは?

テニスの試合において、速いサーブを打てるかどうかは、試合の主導権を握るために非常に重要な要素です。この記事では、テニスのサーブについて、打ち方の基本から、サーブ速度をアップするためのコツまで、詳しくご紹介したいと思います。

  
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テニスのサーブの速度をアップするコツ③

手首を固定(コック)する

サーブを打つ際、手首が固定されておらず、自由に動く状態になっていると、面がぶれやすく、安定しません。そのため、打点も安定せず、ボールの飛ぶ方向も定まらず、力もうまく伝わりません。手首を固定(コック)することで、面を安定化させ、効率的に力を伝えることができ、ボールのスピードがアップします。また、手首を固定しつつ、プロネーションをすることにより、これらの相乗効果で飛躍的にボールの速さが向上します。1つ目のコツで、手首も脱力すると書いておりますが、打つ瞬間は固定しなければなりません。もし手首を脱力したままだと、インパクトで手首が伸び、そのためプロネーションを生かすことができず、スウィング・スピードを速めることはできませんし、スピンサーブも打ちにくくなるからです。
インパクトの瞬間の手首固定(鈴木貴男プロ)

インパクトの瞬間の手首固定(鈴木貴男プロ)

サーブのインパクトの瞬間、プロネーションと同時に手首を固定(コック)します。

手首固定の練習方法

手首を固定してサーブを打つ練習として、まず肘を伸ばし、手首を固定した状態でラケットをうちわのようにして扇ぎます。次に、肘を軽くまげた状態で、また手首を固定してラケットで扇ぎますが、そのスイングでボールを叩きつけ、より高くボールが上がるように試行錯誤しましょう。

テニスのサーブの速度をアップするコツ④

サーブの基本スタンス(足の位置)

サーブを打つときの足の位置は、ラケットを持つ腕を後ろ、トスを上げる腕を前にし、足は肩幅からやや広めに開いて、前足のつま先は打つ方向に向け、その打つ方向の直線状に後ろ足を直角にして、かかとは前足の直線状におきます。スクエアスタンスとクローズドスタンスの中間的な立ち方になります。以前は、極端なクローズドスタンスでサーブを打っていたプロ選手もおり、後ろ足をかかと側のかなり後ろの位置に置きます。なお、足の運び方については次にご紹介するとり、主に二通りありますが、トスをする前の足の位置(立ち方)は共通です。

後ろ足を寄せて打つ場合の足の位置と運び方(ピンポイントスタンス)

トスを上げてから後ろ足を引き寄せて打つことをピンポイントスタンスといいます。メリットとしては、まず重心移動を大きくしやすいところです。重心移動によりボールに体重を乗せてスピードのある球を打つことができます。次に、両足が揃うので、強くジャンプしやすい。蹴り足の力もサーブに伝わると、速度UPが期待できます。また、寄せた瞬間に不安定となりますが、むしろその分ボールに体重を乗せやすいというのが特徴です。しかし、不安定な分、サーブが安定しづらいというデメリットもあります。
足を寄せて打つピンポイントスタンス(S.ワウリンカ)

足を寄せて打つピンポイントスタンス(S.ワウリンカ)

後ろ足を寄せてサーブを打つピンポイントスタンス。S.ワウリンカ選手の足の位置、運び方を見ると、左足に右足を寄せています。

後ろ足を寄せない場合の足の位置と運び方(プラットフォームスタンス)

トスを上げてから後ろ足を引き寄せずに動かさないで打つことをプラットフォームスタンスといいます。R.フェデラー、R.ナダルなど、最近の男子トッププロ選手のほとんどは、このプラットフォームスタンスです。足を揃えて強く跳ぶことがないため、ピンポイントスタンスよりも強く打つことはできませんが、非常に安定して打つことができます。練習では入ったサーブも、試合では緊張により入らなくなります。つまり、試合では安定感が求められますから、スピードよりも安定感を優先する、という選手が増えてきたようです。
足を寄せないで打つプラットフォームスタンス(R.フェデラー)

足を寄せないで打つプラットフォームスタンス(R.フェデラー)

足を寄せないでサーブを打つプラットフォームスタンス。R.フェデラー選手の場合、足の位置はクローズドスタンス気味になっています。

テニスのサーブの速度をアップするコツ⑤

引手動作とは

ボクシングのパンチや空手の突きをするとき、突く手だけを動かしたのでは威力は全く出ません。突く手と反対の手を後ろに引くことで体が回転し、それを利用してはじめて威力が出ます。これを引き手といいます。野球でも、ピッチャーは投げる方の腕だけを振っているのではありません。グローブをつけている側の手を強く引くことで、体が回転してボールを持った手が遅れて出てくることが重要です。プロ野球の右投げピッチャーがしばしば左わき腹を痛めることがありますが、これは引き手を強くすることを意識した結果です。

引手動作によるサーブの速度アップ

テニスのサーブも同様です。トスを上げた手を打つ瞬間に強く引くことにより体を回転させ、その力を利用してラケットを持った手が出てきます。そして最後にラケットヘッドが加速して、フェースがボールに当たるという流れです。引き手のコツは2つあります。1つは肘から強く引くことを意識することです。もう1つは手は引いた後もトスを上げたときと同じ開いた状態でなるべく上を向けるということです。なお、引き手が重要なのはサーブだけではありません。ストロークも同様です。ストロークのときもサーブと同様に手を開いてなるべく上を向いた状態がよいでしょう。
テニスのサーブで引き手をする前(A.マレー)

テニスのサーブで引き手をする前(A.マレー)

サーブで引き手をする前の様子。A.マレー選手の場合、トスした後の左手は上に向かってまっすぐ高く上げた状態です。
テニスのサーブを打つときの引き手(A.マレー)

テニスのサーブを打つときの引き手(A.マレー)

テニスのサーブを打つときに強く引き手をしている様子。A.マレー選手の場合、左手を肘から強く引いています。このとき、掌はトスしたときのまま、開いた状態です。

テニスのサーブの速度をアップするコツ⑥

テニスの中でサーブはメンタルの影響を最も受けやすい

テニスの中で、サーブは自分でトスを上げて打つ唯一のショットです。どこに飛んでくるかわからない相手のボールに対応するわけではないので、安定的に打てると思えるかもしれません。しかし、サーブはその日のコンディションの影響を受けやすく、他のショットよりも非常に不安定です。ダブルスコートでいうと全体の20%の面積しかないサービスコートへ、ネットにかからないように入れなければなりません。屋外コートですと日差しが強いときはボールが見えづらく、風が強いときはトスが安定せず、うまく打てないことはよくあります。試合のときは、緊張もあります。試合開始直後は特に体が動かず、感覚もずれていることがよくあり、第1ゲームのサーブを選択して、サーブが入らず追い込まれてしまう、ということはよくあります。錦織圭選手がコイントスで権利を得るとリターンを選択することは有名です。プロでもサーブにナーバスになることはよくあるのです。
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