2020年5月12日 更新

サッカーのハイプレスとは?戦術的メリットと練習方法を解説!

サッカーのハイプレスとは敵陣から守備をすることで相手を敵陣に押し込み、高い位置でボールを奪い得点につなげる戦術のことです。サッカーのハイプレスの戦術的メリットは攻守において敵陣でのプレー時間が長くなることで、ハイプレスは守備の機会を減らし、攻撃の機会を増やします。

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サッカーのハイプレスとは?  

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サッカーのハイプレスとは、守備を相手陣内の高い位置からおこなう戦術のことです。ハイプレスは敵陣でボールを奪うため、フォワードに守備の貢献を要求します。

ハイプレスサッカーの意味

ハイプレスサッカーの意味は高い位置でボールを奪うサッカーで、英語表記のhighpressは高い圧力と訳します。サッカーの守備はゴールを守る守備とボールを奪う守備に分けられますが、ハイプレスサッカーとはボールを奪う守備のなかで失点を減らすサッカーに該当します。
1950年代までのサッカーは攻撃と守備が分業制でフォワードが守備をすることはありませんでした。
オランダ代表が1974年ワールドカップで見せた攻守一体型サッカーがハイプレスの礎を築き、1980年代ACミランのゾーンディフェンス戦術がハイプレスを進化させました。

ハイプレスの戦術の特徴

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ハイプレス戦術の特徴は、相手を自陣ゴールから遠ざけて失点リスクを減らし、高い位置でボールを奪うことで得点チャンスを増やすことです。ハイプレス戦術は、比較的平均年齢の若いチームに採用されることが多いです。

メリット

ハイプレス戦術のメリットは3つあります。

・相手のビルドアップに自由を与えない
・敵陣ボール保持率が高まり失点リスクの軽減

・ショートカウンターにつなげやすい

ハイプレス戦術は、敵陣でプレーすることが攻守にメリットをもらたらします。

デメリット

ハイプレス戦術のデメリットは3つあります。

・体力の消耗度合いの高さ
・ロングボールへの弱さ
・ドリブルで抜かれたときのもろさ


ハイプレス戦術の弱点は、ディフェンスラインの背後に大きなスペースができることです。ロングボール・ドリブルで自陣ゴール前まで守備ラインを構築する前に攻め込まれると失点リスクが高まります。ハイプレスは、空転すると体力を消耗して自らピンチを招いてしまい、意味のない守備となります。

ハイプレスのやり方

おーし on Instagram: “昔撮った写真をあげてみる。2019年⑦2019/3/22#南野拓実 選手#日産スタジアム” (130576)

ハイプレスのやり方は2つに分けられます。

・相手のビルドアップ阻害のためのプレス
・ボールを奪われた後のカウンタープレス


相手のビルドアップ阻害のためのプレスはマンツーマン型、ゾーン型の2つに分けられます。ハイプレスのやり方に共通する重要点は、相手をどこに追い込むかをチームで共有することです。相手の追い込む方向は、縦を切るインサイドカットと外を切って中に誘導するアウトサイドカットに分けられます。

マンツーマン型

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ハイプレスのマンツーマン型とは、相手のビルドアップに対してマークを明確に設定し、人に対してプレスを仕掛けます。マンツーマン型のハイプレスの弱点は、1対1で負けてドリブルで抜かれてしまった場合に守備組織の前提が大きく崩れてしまうことです。

マンツーマン型は、1人が後方に人数を余らせて、最前線の選手が2人分のマークを担当するやり方をすることが多いです。

ゾーン型

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ハイプレスのゾーン型とは、相手が守備隊形の中に入りこんできた瞬間に囲んでボールを奪う戦術です。選手が守備をするエリアを設定し、守備隊形を崩さずにじりじりとボールホルダーにプレッシャーを仕掛けます。

ゾーン型のハイプレスの弱点はサイドチェンジで、ゾーンの中間ポジションを経由してサイドを変えられたり、ロングボールで逆サイドまで展開されると防衛ラインが下がってしまいます。
2014年ブラジルワールドカップで優勝したドイツ代表が用いたのが、ゾーン型のハイプレス戦術でドイツではゲーゲンプレッシングと呼びます。

ネガティブトラディション

ボールを奪われた後の切り替えのことをネガティブトラディションといいますが、ネガティブトラディション時に仕掛けるハイプレスのことをカウンタープレスといいます。

カウンタープレスでは、ボールを奪われた選手がファーストディフェンダーに変化して、すぐに守備に切り替えることと、チームで相手を誘導してボールを奪う場所を設定することが重要です。
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