2019年5月3日 更新

ダブルスチールとは?意味やメリットなどのやり方を解説

ダブルスチール(double steal)は、日本語では重盗と訳される野球用語の一つですが、より具体的に言えば攻撃側の作戦の一つとなります。野球の盗塁は英語でスチール(steal)と呼ばれ、これを二人の走者が同時に行うためにダブル(double)がつくわけです。

  
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ダブルスチールとは?

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野球はイニング毎に攻撃側と守備側が明確に分かれて行われるスポーツですが、攻撃側の戦略の一つにスチール(steal)いわゆる盗塁があります。盗塁は、次のように定義されます。

走者(ランナー)が、安打・刺殺・失策・封殺・野選・捕逸・暴投・ボークによらずに1つ進塁する

そして、ここで紹介しているダブルスチールは、盗塁が二つ同時に行われることを意味しており、重盗と呼ばれる攻撃側の戦略となります。当然、その前提としては、走者が2人いることとなります。

二盗

二盗とは、1塁走者がスチールすることを意味し、野球で行われる盗塁において最も数が多いものとなります。数多く実施される要因としては、次のものが挙げられます。

■1塁に出塁する機会が最も多い
■キャッチャー(捕手)から送球する距離が最も長い

■一般的に右投げピッチャー(投手)が多い

1塁走者は、ピッチャーが投球(牽制ではない)動作に入った瞬間に2塁ベースへ向けスタートを切り、盗塁を開始します。あとは、投球がキャッチャーに届くまでの時間及び、キャッチャーが捕球して送球し、その送球が2塁ベースカバーの野手に届いて盗塁してきた走者にタッチするまでの時間の勝負となります。

三盗

三盗とは、3塁を盗むということで、2塁走者が盗塁することを意味しますが、二盗と比較して難易度は非常に高いなります。その理由としては、次のものが挙げられます。

■キャッチャーから送球する距離が短い
■右投げピッチャーでも左投ピッチャーでも2塁は牽制しやすさに差がない
■キャッチャーから2塁走者がスチールしたか否かが見やすい


何より、キャッチャーからの距離が短いことは、盗塁を困難にすることを意味し、走者が2塁にいる時点でスコアリングポジションに走者がいるわけですから、リスクを冒して3塁を狙うかは、よく考える必要があります。

本盗

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本盗はあまり耳にしないかもしれませんが、ホームスチールは耳にしたことがある人も多いかもしれません。本盗は本塁を狙う盗塁を意味します。本盗自体もそうですが、本盗の成功は非常に稀なプレイといえます。

本盗の難易度の高さの由縁は、ピッチャーが投球そのものが事実上送球であり、キャッチャーは捕球して本塁に向かってくる走者にタッチするだけだからです。つまり、普通にやっても成功はしないのが本盗といえます。ただ、ホームスチールにはロマンがあり、かの長嶋茂雄氏も何度となくホームスチールを狙ったといわれています。

ダブルスチールができるシチュエーション①

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走者が1塁と2塁にいる

ダブルスチール(重盗)を行うには、前にも紹介したように前提条件があります。意味合いとして走者が2人いることがダブルスチール(重盗)を行う上での前提となりますが、ここでは走者が1塁と2塁にいるシチュエーションに関して説明をしていきます。

走者が1塁2塁にいることは、両走者ともにフォースプレイが生じるシチュエーションであることを意味しますが、ダブルスチールをする上では、2塁走者が狙う3塁でも、1塁走者が狙う2塁でもタッチプレイとなります。当然守備側は、アウトにしやすく、ピンチに直結する三盗を防ごうとします

走者1塁2塁時のダブルスチールのメリット

2007常葉菊川 ダブルスチール

野球で走者が1塁と2塁にいるシチュエーションでダブルスチール(重盗)を行うメリットには次のようなものがあります。

■成功すれば走者に対するフォースプレイが生じなくなる
■スコアリングポジションに2人走者がいることになる


特に、スコアリングポジションに2人走者がいることは、守備側のバッテリーに大きなプレッシャーを与えるという意味があります。打席に立つバッターがヒットを打てば、単打でも2得点できる可能性がありますし、ワイルドピッチ(暴投)やパスボール(捕逸)でも1得点できるケースとなります。

走者1塁2塁時のダブルスチールのリスク

野球で走者1塁2塁のケースでダブルスチール(重盗)を狙う上でのリスクは、やはり三盗を狙った塁走者がアウトになってしまうことですが、アウトカウント毎に三盗を狙った2塁走者がアウトになった後ことを考えてみます。

■無死1塁2塁→1死2塁
■1死1塁2塁→2死2塁
■2死1塁2塁→スリーアウトチェンジ


無死や1死の場合では、2塁走者が3塁でアウトになっても、スコアリングポジションに走者が1人残り、引き続き得点のチャンスが続きますが、2死の場合はチャンスが潰えます。2塁走者の三盗が成功する確率が5割以上あると考えた場合は、無死や1死の場合にダブルスチールを狙うのは意味のある戦略といえるでしょう。

ダブルスチールができるシチュエーション②

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走者が1塁と3塁にいる

野球でダブルスチールを狙えるシチュエーションで最も多いのは走者1塁2塁のケースですが、もう一つダブルスチールを狙えるケースが走者が1塁と3塁にいる時です。このケースでは、難易度が非常に高い本盗が絡みますが、3塁走者は専ら、1塁走者と同時にスタートを切らずに二盗を試みる1塁走者に対し相手守備側がどのような対応をするかに応じてスタートをするので、走者3塁のケースで単独で狙う本盗よりも成功する確率を上げることができます。

下に、このケースで3塁走者がスタートを切るタイミングを挙げます。
 ■ピッチャーが投球した時
 ■ピッチャーが1塁へ牽制した時
 ■1塁走者の盗塁に対しキャッチャーが2塁へ送球した時

走者1塁3塁時のダブルスチールのメリット

【習志野/ダブルスチール(本塁&2塁)/タイムリーH】選抜高校野球/準決勝2019.4.2

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MARUO KAZUHIRO MARUO KAZUHIRO