2018年9月24日 更新

軟式ボールの規格変更!ボールの歴史と合わせて解説【初心者ガイド】

軟式ボール規格の変更が発表され、2018年度から全日本軟式野球連盟の大会から使用されます。規格変更によってボールがどのように変わったのかを調べてみました。過去使われていた軟式ボールの歴史を振り返りながら、軟式ボールについて解説します。

  
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軟式ボールの新野球公認球とは?

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2016年12月に全日本軟式野球連盟は新規格の軟式ボールを発表しました。
以前の規格では、小学生がC号、中学生がB号、一般がA号と区分されていましたが、新しくなる軟式ボールでは呼び方やサイズの違いだけでなく、区分も見直されることになります。3種類あった公認軟式ボールが2種類に変わり、ボールの質が硬式に近いものに改良されました。
今回の改良により、硬式ボールと軟式ボールの違いが小さくなることから、硬式から軟式、軟式から硬式への移行がスムーズになることが見込まれています。



新規格ボールのサイズや種類

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新規格の軟式ボールは2種類あります。

1つ目がM号です。直径が72mmで重さが138g、反発高さが80cmとなっています。
2つ目がJ号です。直径が69mmで重さが129g、反発高さが70cmとなっており、M号より低年齢向けの仕様です。

旧規格の一般用軟式ボールのA号の仕様が、直径72mm、重さ136g、反発高さ95cmでしたので、反発高さが大きく抑えられた形になります。
公認球としていくつかのメーカーから新規格の軟式ボールが販売されていますが、ほとんど違いはありません。大会で使用されるメーカーを事前に確認して、感触を確かめてみると良いでしょう。

中学野球はM号球に変更

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中学生の使用する軟式ボールは、旧規格ではB号となっており一般とは区分されていました。新しくなる規格では、中学も一般と同じ区分に入り、M号を使用することになります。

旧規格のB号と比較してみましょう。B号の直径が70mmだったので2mm大きくなります。重さは、B号が135gだったのに対してM号は138gになり3g重くなります。反発の高さはB号が90cm、M号が80cmになり、大幅に反発が低くなりました。

重さや大きさ、反発高さが一般と同じ仕様になることから、対応には時間が必要かと考えられます。体への負担が大きくなりますので、使用される際には十分に注意して慣らしていきましょう。

少年野球はJ号球に変更

少年野球ではC号が使われていましたが、新規格ではJ号という新しいボールを使用することになります。
C号とJ号の比較をしてみます。C号の直径は69mm、J号は68mmでした。重さはC号が129gだったのに対しJ号は128gでした。反発高さはC号が75㎝、J号が70㎝となっています。

J号もM号と同様に、反発高さが抑えられています。直径、重さもわずかですが大きく、重くなっています。
ほんの少しの感覚の違いで、プレイに影響することも考えられますので、新規格の軟式ボールを使用しての練習は徐々に慣らしていくことから始めましょう。

ボールの重さによって負担が変わるので注意

慣れないボールを使用し、投球動作を繰り返すことで肩や肘に負担がかかることがあります。新規格の軟式ボールを使い始めた際には、投げすぎないように注意が必要ですが、新規格のボールの重さや直径の変化が直接的に怪我につながるわけではありません。

全日本軟式野球連盟が検討を重ね、医学的な面からも大丈夫だという判断に至り規格変更になりましたので安心してください。中学生は一般用ボールと統合されるため、肩や肘の負担を心配される方がいらっしゃると思いますが、注意すべきはボールではなく投げ方です。慣れないボールを使用することで、無駄に力んでしまうと怪我に繋がります。

規格変更により硬式に近づいた

ボールの素材が違うので当然ですが、軟式ボールと硬式ボールではプレイ面で大きな違いがあります。硬式に比べて軟式ボールは軽いので、球速が出にくいと言われています。また、軽さの弊害として硬式に比べて打球も遠くに飛ばしづらいです。ゴムで出来ている軟式は反発力が高いため、よくはねます。ボールの転がり方が軟式と硬式では大きく変わるので守り方にも影響が出ます。

軟式ボールと硬式ボールの違いを出来る限り小さくするために、今回の新規格の改良になりました。

軟式ボールの規格を変えた背景とは?

昔と比べて現代の子供の体格が伸びてきている

2016年度の小学5年生男子の平均身長は1951年度の同年代男子と比べて11.1センチ伸びています。中学2年生男子で比較すると、17.7センチも伸びています。こういった現代の子供たちの体格の変化を受けて、軟式野球連盟は大学の協力を得て理想的なボールを探すための実験を開始しました。その結果、一般向けのM号球のサイズが中学生に合っているという判断が下り、今回の規格変更になりました。

体格の考慮だけでなく、軟式野球から硬式野球への移行がスムーズにいくように改良が加えられています。軟式ボールの特徴である、ゴム特有の反発力の大きさを抑えて硬式ボールに出来る限り近づけられました。

軟式ボールの歴史

野球の発祥はアメリカですが、軟式ボールを生み出したのは日本です。明治時代にアメリカから伝わってきた野球ですが、当時使用されていたボールは硬式テニスボールでした。
しかし、テニスボールは耐久性に劣り、使いづらいという問題があったのです。そこで、当時あったゴム会社が野球用の軟式ボールを世界で初めて開発し販売しました。それによって、一時期減少していた野球人口が盛り返し、少年野球の全国大会が開催されるに至りました。
軟式野球の世界的な認知度は低いものの、野球大国キューバの少年野球では軟式野球が浸透しています。

これまでにもボールの規格変更は何度かあった

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全日本軟式野球連盟の認定球は過去何度か規格が変更されています。直近では2006年度に規格が変更され、デザインも大きく変わったことから話題になりました。

過去の規格を振り返ると、名称であったりボールの新規追加など様々な変化があったことが分かります。今回の新規格では、1951年から一度も変化することがなかった中学生のボールのサイズが大きくなりました。昔に比べて、身長と体重が伸びてきていることから一般用の重さに対応可能と判断したそうです。

1951年~1984年の軟式ボールの軟式ボール

1951年から1968年の間では、A号、B号、C号の3つが認定球としてありました。1951年以前は、A号に該当するボールが1つだけ存在しており、新たに準硬式球と学生向けのボールを追加した形になります。

A号は中学生から一般を対象としており、直径が69.5-70.5ミリ、B号は準硬式で直径71.5-72.5ミリ、C号は小学生対象で、直径67.5-68.5ミリでした。

1969年になると、A号とB号とC号に加えてL号というものが新しく追加されます。このL号は一般成人用向けのボールになり、直径が71.5-72.5ミリの大きさです。
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