2019年6月16日 更新

イニエスタのトラップの凄さとは?動画を交えて考察してみた

イニエスタはスペイン代表、FCバルセロナで数々の功績を残し、2018年シーズンからJリーグのヴィッセル神戸への移籍が決定し、大きな話題になりました。イニエスタの優れた技術の中にはトラップ技術があります。そんなイニエスタのトラップの凄さを、動画を交えながら考察していきます。

  
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イニエスタがもたらす存在感

IGGY_BOW_WOW on Instagram: “よっしゃーー!イニエスタ先制弾👏👏👏1-0⚽️ #ヴィッセル #ヴィッセル神戸#VISSEL #VISSELKOBE#FC東京戦 #イニエスタ #INIESTA#復帰戦 #先制弾 #トモニイコウ” (79338)

リーガ・エスパニョーラのバルセロナからJリーグのヴィッセル神戸へ移籍し、大きな話題を呼んだイニエスタですが、Jリーグでもさっそくその大きな存在感を放っています。イニエスタはメッシやネイマールのような優れたテクニックでスルスルとディフェンスを抜いてゴールを決める派手なプレーではなく、ボールを止める・運ぶ・蹴るといったシンプルなプレーをいとも簡単にやってのけ、攻撃のアクセントとなる点にあります。

そんなイニエスタをアートと表現する人もいます。トラップやダブルタッチ、針の穴を通すような正確なパスなど、思わず、上手い・ヤバイ​と声に出してしまうほどのプレーは、チームにとって大きな存在感を発揮しています。

イニエスタのトラップの凄さ

イニエスタはドリブル、パス、シュートとどれをとっても一流の選手ですが、特にトラップの技術に関しては凄いの一言です。味方の不正確なパスでもまるで磁石がついているかのようにボールを自分の足元にしっかりとコントロールしてしまうので、自チームのパスミスを減らすことができます。

さらに、相手のクリアボールやゴールキックなどの浮き球なども一番最初にボールに触って自分のボールにしてしまいます。しかもイニエスタの凄さは、ただ単にボールをコントロールするだけではなく、ファーストタッチで他の誰もが予測しえないところにボールを置くことができる点です。そのため、絶妙なトラップで相手を置き去りにすることができるのもイニエスタの凄さです。

ボールと身体が一体化

イニエスタはまるで靴ひもにボールがくっついているかのうような性格なトラップから、パスを繰り出すことで、チームにリズムやサッカーの質の向上をもたらします。イニエスタのトラップはそのまま走っていてそのまま足にくっついているかのような錯覚をさせ、ボールがイニエスタのほうによってくるような印象を与えます。

イニエスタは減速をせず、決して慌てず冷静にそれをトップスピードのままやってのけてしまうため、ボールと身体が一体化しているようなイメージを周囲に与えています。いとも簡単にやっているように見える魔法のようなトラップですが、他のどのようなテクニックよりも、最も身に着けるのが難しいテクニックといえます。

トラップする前の状況判断

イニエスタのトラップの凄さである、ファーストタッチで相手ディフェンスを置き去りにしてしまう技術の裏には、トラップする前の優れた状況判断があります。イニエスタの試合中の映像を見えているとよくわかりますが、常に首を振って周囲の状況を確認していることがわかります。

味方のポジショニングから相手ディフェンスの陣形まで、そして実際にパスを受ける瞬間まで周囲に目を配っています。そうすることによって、ボールをどこに置けば前を向けるのか、シュートまでもっていけるのか、スルーパスを出せるのかという判断を瞬時にできるわけです。

イニエスタのグラウンダーのトラップの特徴

【イニエスタのトラップ技術解説】最高のトラップの手順

イニエスタは、グラウンダーのボールをトラップする際には、トラップ足を少しだけ浮かせてボールを待つのが特徴です。そしてトラップを開始する時には軸足を浮かせて開きながらトラップ足を開いてボールの勢いを吸収して止めます。トラップが終わったらトラップ足はやや浮かせたままで、ボールの後ろへスライドさせて接地します。

この一連のトラップ足の移動と軸足の移動で最適な位置にトラップすることが可能になります。そして相手ディフェンスの足がボールに届きそうな距離にあれば、アウトサアイドを使ってボールを隠しながらターンを試みます。

イニエスタのトラップ基本姿勢

イニエスタのプレー解説 綺麗に止めるトラップの姿勢

イニエスタのトラップ時の基本姿勢は、股関節を開いてトラップ足に体重を乗せないようにトラップし、トラップからトラップ後へ上半身の位置を変えていない点が特徴です。つまり上半身は全くブレていないことを意味します。

トラップからパスを出す時には、股関節を外転しながらボールを押し出し、内転しながら接地しています。また、足を引きながら膝を押し出すことで動きを出しています。

通常、後方からのパスは後ろ向きでトラップすることになりますが、イニエスタの基本姿勢をとることで、トラップしながら前を向くことができ、次の動き出しをスムーズに行うことができます。

イニエスタの5つの凄いトラップとは?

クッショントラップ①

イニエスタが柏戦で魅せた神トラップに会場どよめく!!

こちらは2018年7月28日、明治安田生命J1リーグの柏レイソル戦でのシーンです。後方からの浮き球のパスを吸い付くようなトラップで足元におさめ、直後にウェリントンとのワンツーパスから抜け出して中央へワンタッチでラストパスを送ります。

イニエスタがうまくトラップできなければ、相手ボールになっていたシーンです。味方のパスミスを帳消しにし、さらにチャンスにつなげることに成功しています。このイニエスタのトラップは瞬く間に海外にも配信され、大きな反響を呼びました。

クッショントラップ②

イニエスタ クッショントラップ & ダブルタッチ Andres Iniesta Cushion Trap and Double Touch

こちらはイニエスタの足の甲部分を使った絶妙なクッショントラップです。ガンバ大阪の遠藤保仁が、カーテンにボールをぶつけているようだと表現しています。通常だとこのような浮き球はヘディングする選手が多いところですが、イニエスタは正確なトラップでボールをコントロールし、攻撃につなげることができます。

ヘディングでは、ルーズボールになってしまうところ、イニエスタは確実にマイボールにする点が優れています。とても難しいとされるクッショントラップを、シンプルに簡単にあやってしまうイニエスタに、観衆がざわつくのがよくわかります。

反転トラップ

【公式】イニエスタのJリーグ初ゴール!ゴール動画:アンドレス イニエスタ(神戸)15分 ヴィッセル神戸vsジュビロ磐田 明治安田生命J1リーグ 第21節 2018/8/11

オフザボールの動きでバイタルエリアへ侵入したイニエスタのトラップです。サイドからのグラウンダーの絶好のパスを右足のインサイドでトラップしながら反転して相手ディフェンスを置き去りにしてしまいます。このトラップは右足のインサイドでボールを引きながら反転している点がポイントになっています。

ただボールを止めるだけではなく、次の動き出しがしやすいところにボールを置くことが重要です。海外メディもこの反転トラップに対して、これを見ずして2019年は迎えられない、アンドレ・イニエスタがルーカス・ポドルスキと連携し、ヴィッセル神戸のためにほれぼれするゴールを決める、アンビリーバブルなゴールと称賛しています。
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