2018年4月24日 更新

少年野球のピッチャーに必要な素質とコントロールアップの投げ方とは?

少年野球の花形、ピッチャー。誰もがやりたがるポジションですが、少年野球では素質がズバ抜けている選手が投手として活躍することがほとんどです。少年野球でピッチャーに必要な素質の見分け方と、コントロールアップの投げ方のコツをご紹介します。

  
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少年野球の花形!ピッチャーに必要な素質とは?

Junichi KatoさんはInstagramを利用しています:「妻の知り合いの方が撮影して送ってきてくれました!!感謝です🙇‍♂️ #少年野球#ピッチャー#後半崩れた#スタミナ不足#まだまだこれから#久保田スラッガー#強化試合」 (32854)

メジャーリーガーとなった大谷翔平選手の二刀流が注目されていますが、「エースで四番」というのは、学生野球において花形とされています。

野球選手としての素質がある子ならば、打ってよし、投げてよしの選手になるので、ある程度才能だけでプレーできる少年野球においては、二刀流の投手はよく見かけます。

少年野球で、ピッチャーとしての素質を感じる選手には、どのような特徴があるのでしょうか?

どのような投手が少年野球のピッチャーとして起用すべきなのか、指導者が素質を見抜くポイントと意識すべきトレーニング方法をご紹介します。

少年野球ではピッチャーが大人気

少年野球において、ピッチャーは大人気のポジションになります。これは当然、子供達の希望もあるのですが、一番は指導者が野球のセンスを感じる子供をピッチャーとして起用しているからと言えるでしょう。

少年野球を見ていると、ピッチャーをやっている子というのは、他のポジションの子に比べて圧倒的な素質を感じる子供が多いです。体も大きかったり、手足が長かったりと、見た目からして「少し違うな」と感じるものです。

基本的には、投手としても野手としても中心を任せられることが多い子供なので、打順も1番やクリーンナップを任せることのできる存在という選手が多いでしょう。当然、素質を感じる子以外にもピッチャーをやりたい子供も多くいるでしょう。

その場合は二番手・三番手のピッチャーとして練習をすることとなりますが、少年野球は「先発・完投」が基本的な考え方なので、公式戦でピッチャーとしてマウンドに立つ機会は限られてしまう、というのが事実です。

これは仕方のない部分でもあり、少年野球では、素質のあるピッチャーと、そうでないピッチャーでは如実にレベルの差が現れてしまいます。いくら勝っていても、ピッチャーを交代した途端に逆転されることも容易に考えられます。

このような理由から、少年野球では、エースピッチャーが1試合投げ切るというのが普通のことなのです。これは、高校野球まで同じ考え方なので、野球の本場アメリカでは、賛否両論があることも事実です。

少年野球のピッチャーに必要な素質はコントロールが良いこと

明徳アスナローズ学童部さんはInstagramを利用しています:「#明徳アスナローズ部員募集中  #3部JC杯 #小4 #ピッチャー #残念ながら敗退 #宇谷小学校  #明徳小学校  #三井小学校  #少年野球の父  #少年野球の母  #少年野球  #学童野球  #baseball  #大阪府軟式野球連盟  #寝屋川市少年野球  #親バカ部…」 (32863)

少年野球のピッチャーを選ぶ上で、必要な素質には一体どのようなものがあるのでしょうか。一番大切なポイントは、「コントロールが良い」ということになります。

野球をする上で「狙ったところに投げる」というのは、実は何よりも重要であり、基本的な能力であると言えます。それは、投げ方やフォームを見ると、一瞬でセンスがあるか無いかわかるでしょう。

ピッチャーの素質がある子には、2種類の選手がいます。1つは素でコントロールが良い子です。トレーニングをしなくても、しっかりと狙ったところに投げられる子は、ピッチャーとしての素質がある子供です。

もう1つは、素で急速が速い子です。このタイプも、投げ方がダイナミックで、しっかりと教え込めば将来はいいピッチャーになるかもしれません。

しかし、少年野球においては、理由は後述しますが、球速が速い子よりもコントロールが良い子をピッチャーとして起用することをおすすめします。

当然ですが、球が速くてコントロールも良い子供がいたら、その子は即ピッチャーとして育てるようにしましょう。

少年野球でピッチャーの素質がある選手を見極める方法

Arisa KagamiさんはInstagramを利用しています:「学童選手権  初戦敗退やった …  弱小チームやけど…  107チームもおるけど…  今日の新聞のスポーツ欄の 学童4カットの中に…  格好良ぃピッチャーが載ってた〜〜⚾️ グローブ 玉澤やー♡  何回見ても 顔 カッコいー😍  野球は 顔やな。  昨日のチーンから…」 (32855)

では、少年野球でピッチャーを選ぶときに、素質のある選手を見極めるには、一体どこに注目したら良いのでしょうか。

この年代の野球少年の場合、運動神経の良い子や素質のある子供というのは、キャッチボールをしただけでわかりますが、意外な部分で才能を秘めている可能性があります。

素質を見極める3つのポイントをご紹介します。

ピッチャーの素質① 瞬発力がある

ピッチャーの素質を秘めている選手の特徴として、瞬発力がある子供は、可能性がかなり高いと言えるでしょう。

プロ野球を見ていると、イチロー選手や山田選手のように、瞬発力のある選手は、野手として塁に出て盗塁をバンバン決めているイメージですが、実はピッチャーはそのチームで一番「運動神経の良い子」がなるべきです。

あの大谷翔平選手も、ピッチャーとしてバッターとして一流ですが、足が速いことも証明されています。運動神経が良い子は、総じてどのスポーツでも一定のレベル以上のセンスを感じられる子です。

それが如実に現れるのが、瞬発力の部分です。年齢にもよりますが、短距離走が一番速い子は、ピッチャーとしての素質を秘めていると考えられるので、基本的にはピッチャーの最有力候補として考えたほうが良いでしょう。

ピッチャーの素質② マラソンが早い

mayuyuyuさんはInstagramを利用しています:「#長男は逞しくなりました  @masahiromorita さん カッコイイ写真たくさんありがとうございます✨  #負けたら悔しそうにしてたけど #帰ってきたら #いつもの腹ペコ長男…」 (32864)

ピッチャーというのは、投げることが仕事なので腕の力が強いと思われがちですが、実は一番重要なのは下半身なのです。

これは、ピッチングフォームに入ったときに、下半身が安定していることでスムーズな重心移動を行うことができ、結果としてボールの球威やコントロールが定まるからです。

そのため、短距離だけではなく、マラソンなどの長距離走が速い子もピッチャーとしての素質は十分持っていると考えられます。

瞬発力と違い、長距離は持久力を必要するスポーツなので、下半身の筋持久力がしっかりしていると考えられます。

また、先発・完投が基本の少年野球では、スタミナも重要視しなければならないので、マラソンが速い子はピッチャーとしての素質を感じらえる子だと言えるでしょう。

ピッチャーの素質③ 遠投が得意

野球において重要な動作は、投げるということです。何も指導していない状態で遠投を行なって、60m以上を記録する子は、肩が強いということなので、ピッチャーとしての素質十分だと言えるでしょう。

肩が強い子は、しっかりとした投げ方の基本を教えてあげれば、遠投は100mは超えるようになるでしょう。遠投とは別ですが、スピードガンがあれば、全選手にボールを投げさせてみましょう。少年野球で120キロ出せる子がいれば、その子はピッチャーとしての素質抜群です。

ただし、120キロ投げられてもストライクが入らない子よりも、100キロで狙ったところに投げられる子の方が少年野球のピッチャーとしては素質は上です。

どちらのタイプかしっかり見極めて、その子にあった投げ方や指導の仕方をするのが、指導者には求められるのです。

少年野球のピッチャーを育てる方法

@daprimd - Instagram:「42チーム出場の北國大会ベスト4に残りました!週末は再び優勝目指して北陸に!#北國大会#富山県#ベスト4#ボーイズリーグ#野球#息子#ピッチャー」 (32856)

ピッチャーの素質がある子供を見極めたら、少年野球の指導者が次にやるべきことは、ピッチャーとしてしっかりと育てることです。少年野球というのは、その子供にとって、その後の人生で長く続く野球生活の中の入り口となります。

勝負である以上、勝ちにこだわることは重要ですが、「育成」という観点を持って、ピッチャーを育てるようにしましょう。実は、少年野球のピッチャーが、球速よりもコントロールが重要だという理由の1つがそこにあります。

球速というのは、この先高校、大学、プロと体が大きくなって、しっかりとした筋力トレーニングを行うと自然とアップするものです。1年で10キロくらいのスピードアップする子もいるのです。少年野球で、球速を伸ばすような指導は行うべきではありません。

まだまだ成長途中の小学生にそのような指導をすると、怪我の元となってしまうからです。しかし、コントロールがしっかりできる投げ方というのは、この少年野球の真っさらな時期に基本を教えてあげる必要があります。

ピッチングフォームというのは、体に染み付いたものを変えるのは大変な作業となるからです。そのため、少年野球の年代から、コントロールが定まりやすい投げ方を教えてあげることの方が重要なのです。

コントロールが定まりやすい投げ方で投げさせる

昔の少年野球の指導者は、「ピッチングフォームの基本」を教える傾向にありますが、それは決して良い指導方法とは限りません。例えば、田中将大投手の投げ方を真似したら、みんなが田中将大選手のような投球ができるでしょうか?答えはNOです。

つまり大切なことは、正しいピッチングフォームを教えることではなく、コントロールが定まりやすい投げ方を見つけてあげることなのです。

コントロールが定まる投げ方を見つけたら、そこからピッチングフォームを完成させるように導いてあげるようにしましょう。

怪我をしない投げ方を覚えさせる

もう1つ、少年野球でピッチャーを育てる大切な要素として挙げられるのが、怪我をしない投げ方を覚えさせるというものがあります。

球速が速くなる、コントロールが良くなるという理由で、体に負荷のかかる投げ方をしてしまい、蓄積されたダメージが後々深刻な怪我を引き起こすというケースも少なくありません。

ピッチャー自身の体に合ったフォームを追求し、体がスムーズに動くピッチンフォームを見つけてあげるようにしましょう。また、サイドスローやアンダースローは、オーバースローに比べると筋肉への負担が大きいので、少年野球ではあまりおすすめはできません。

確かにコントロールは良くなりますが、怪我をしやすい投げ方になってしまうので、少年野球ではすすめないようにした方が無難でしょう。
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