2019年10月16日 更新

日本代表のオフサイドトラップの凄さとは?世界が魅了するテクニックを解説!

日本代表がワールドカップのセネガル戦で行なったオフサイドトラップはその美しさと技術レベルの高さから史上最高であると言われています。日本代表のオフサイドトラップの凄さは、ラインの整え方、上げるタイミング、2列目の選手への対応まで細かく設定されているところにあります。

  
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オフサイドトラップをサッカーの試合で実行するには、相当な準備期間が必要で、付け焼刃でできるようなものではありません。何故ならば、オフサイドトラップを仕掛けるために、しかも日本代表はワールドカップの舞台でそれを実行するためにラインをどの高さに設定するのか、またどのタイミングでラインを上げるのかなど確認しなければいけないことが多々あります。

それらの決まりごとを共通認識として持つだけでなく、正確に合わせられるようになるには日本代表選手といえ時間を要すると考えられます。時間をかけて戦術として浸透させることができたからこそ、あの高いレベルでのオフサイドトラップを成功させることができたといえます。

失敗時のリスクの高さと成功時のメリット

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日本代表が仕掛けたオフサイドトラップは、成功すれば相手の身長や身体能力の高さのメリットを消すことができるという大きなメリットがある一方、失敗すればゴール前で相手をフリーにしてしまい、高い確率で失点を招いてしまうというリスクの両方が伴います。

日本代表はセネガル戦で、そのリスクを恐れずに仕掛けて見事にメリットに変えたということができます。さらに、オフサイドトラップを日本が仕掛けてくるということを相手チームが知ることによって、次回以降のFKの際に相手は飛び出すタイミングを考えなければならず、相手に混乱を招くことができるという副次的なメリットもあります。それも含めて日本代表にとっては、オフサイドトラップを仕掛ける戦術的メリットが十分に存在したといえます。

リーダーになる選手の存在が必要

mako.y on Instagram: “As a result,Japan was out.They did their best,they showed us great performances. Through the World Cup, l learned a lot of things. My…” (73437)

オフサイドトラップを仕掛ける際には、誰がラインの上げ下げのタイミングの指揮をとるのかということが大切です。日本代表の場合は長谷部選手が指揮をとり、ラインの統率をボールから最も遠いところにポジショニングして行なっており、ラインに入っているメンバーの動きを見ることができるようにしています。

このリーダーの存在がなければ、ラインを上げるタイミングや、オフサイドトラップを仕掛ける仕掛けないの判断ができず、失敗をするリスクが高くなってしまいます。またチームとしても、そのタクトを振るえる選手を持つということは非常に大切です。

なぜ日本のオフサイドトラップが世界中で反響を呼んだ理由とは?

海外にはオフサイドトラップを仕掛ける文化がない

日本代表のセネガル戦でのオフサイドトラップに対する海外の反応が凄かった理由として、オフサイドトラップを仕掛ける文化が今はないということが挙げられます。オフサイドトラップ自体は昔から存在しており、一時はヨーロッパでも戦術のベースとして取り入れているチームも多々ありました。

しかし、現代サッカーにおいてはラインを上げてオフサイドを取るメリットよりもリスクの方が大きいと考えられ、その後オフサイドトラップを積極的に仕掛けるというようなチームは減少しました

そのためセネガル戦で仕掛けた日本のオフサイドトラップがより際立って見えたといえます。

組織的なプレーの美しさに触れた

日本のオフサイドトラップが世界の注目を集めた理由として、組織的なプレーが非常に美しかったということも挙げられます。サッカーにおいて組織プレーは大切ではありますが、海外の多くのチームでは選手同士が細かいルールのもと協力するということを得意とはしていません

日本が見せたこのプレーはラインを整える美しさから始まり、同じタイミングでラインを上げて見事にオフサイドポジションに相手を置いたという、組織で成せる完璧な技を繰り出したというところに海外の人々の心に響いたものがあり、史上最高と言われている所以でもあります。

戦術的な可能性を引き出した

海外の人々の注目を集めた日本代表のオフサイドトラップは、世界中のサッカーの守備戦術において可能性を引き出しました。今まで敬遠されがちであり、デメリットを感じさせていたオフサイドトラップ戦術が再脚光を浴びることになり、戦術として使えるということを世界のサッカー現場に知らしめました。

多くの得点がセットプレーから生まれる現代サッカーにおいては、攻撃面において工夫がこなされている一方で守備面においてはゾーンかマンツーマンかという選択が多く、今後はこれにプラスしてオフサイドトラップを加えたいというチームが増えています。それにより守備戦術のバリエーションが増え、相手の得点をより妨げる守備をすることができるようになります。

オフサイドトラップを今後も活かすために必要なこと

2列目の飛び出しに注意

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オフサイドトラップを仕掛ける際に注意しなければいけない点は、2列目の選手つまりディフェンスラインと同じ高さに並んでいない相手選手の動きです。この選手がボールがけられた際にラインの裏へと抜け出すとオフサイドとはならず、オフサイドトラップでよく失敗してしまう原因にもなる部分です。

この2列目の飛び出しを防ぐための方法は、日本代表が用いた守備側も2列目を作り、その選手はゴールに向かって下がるというやり方や、2列目の選手にラインを合わせるというやり方、2列目の選手にマンツーマンで付くというような方法があげられます。

これらの方法を駆使してオフサイドトラップの穴である2列目への対応を行うことができます。

仕掛ける時と仕掛けない時の使い分けが大切

オフサイドトラップを守備戦術として今後用いる際に、いつ仕掛けて、いつ仕掛けないかという使い分けが重要です。何故ならば、常にオフサイドトラップを仕掛けると相手はタイミングを図れるようになり、ラインを突破してしまいます。

それを防ぐため、より効果的にオフサイドトラップを用いるためにも使い分けが大切で、一度オフサイドトラップを見せておいて、次は行わないことで相手にラインを抜ける以外の雑音を与えることができるため、より抜け出すタイミングが相手は掴みづらくなります。相手が2列目の飛び出しを準備しているときは使用しないなどという基準を設けて行う方法もおすすめです。

日本ブランドとして成長させられる

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世界中から注目を集めた、offside trap japanは日本の技術力と組織力の高さを集結させた戦術ということができ、日本のブランドとして発展させて今後も活かしていくということが大切です。

今までは様々なサッカーの戦術や技術を海外から見習うということが続いていましたが、このオフサイドトラップに関しては世界よりも日本が優れているということをワールドカップで代表が証明してくれました。この戦術を日本の一つの強みとして、海外が真似をしていくということも現実味を帯びており、より戦術としての磨きかけて日本がリーディングカントリーとして飛躍していく可能性を十分に秘めています。
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