2018年9月26日 更新

スルーパスの意味とは?どんな時に使うと効果的なのか?【用語解説】

サッカーのオフェンス時に多用されるパスとして有名なスルーパスですが、スルーパスの意味や定義、その効果的な使い方ややり方について詳細にまとめ、解説しています。また、スルーパスを行う上で見本となる動画も併せて紹介しています。

  
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スルーパスとはどんなパスなのか

ディフェンスの間を通すので「スルーパス」

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まずスルーパスの名前の由来ですが、相手ディフェンスの間にボールを通すパスなのでスルーパスという名前になっています。
しかしスルーパスの意味ややり方から厳密に考えると、別に相手ディフェンスの間を通さなくともスルーパスは成立します。
スルーパスとはは味方が走り込む先のスペースへパスをすることを指すからです。
以下、サッカーにおいてスルーパスとはどのようなパスのことを意味するのか、例をいくつか紹介していきます。

最もポピュラーなスルーパス

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図のように最終ラインの手前、バイタルエリアと呼ばれる場所で前を向いたオフェンスが、相手ディフェンスの後方のスペースへ出すパスが、一番良く見られ、そして一番わかりやすいスルーパスとなります。
このようなすパスを出すことを、走り込む味方と「待ち合わせる」という表現をします。
またパスによって後方のスペースを使われた相手ディフェンスラインは反転して自陣ゴール方向へ走らなければならないため、スルーパスの効果を「裏返す」と表現する場合もあります。

ディフェンスの間を通さないスルーパス

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主にサイドでのシチュエーションで出すスルーパスは、相手ディフェンスの間を通さなくても成立します。
カウンター時に頻発するような相手ディフェンスが少ない状況では、難しい間を通さなくてもスルーパスとしては効果的になります。

中盤におけるパス交換でもスルーパスはできる

スルーパスとはスペースへのパスであり、パスをする瞬間には味方が存在しないスペースへのパスだという意味では、中盤でのビルドアップ時でもスルーパスを使うやり方があります。
このような次の瞬間の味方が使うスペースを狙ったパスは、相手オフェンスの前線からのプレスを剥がし前にボールを進める際に非常に効果的です。

間を通していてもスルーパスとは呼ばない場合も

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図の状況では、相手ディフェンスの間を通して味方オフェンスの足元にパスしていますが、スペースへのパスでは無いのでスルーパスとは言いません。
スルーという意味では相手ディフェンスの間を通していますが、味方がすでに存在している場所へのパスとなるからです。
この場合は「クサビのパス」または「縦パス」と言い、パスすること自体を「縦に付ける」などと表現します。
またこのような状況で足元に受ける味方のプレイを「ポストプレイ」と呼び、サッカーのオフェンス戦術の基本であり、相手ディフェンスを崩すために効果的な戦術となっています。

スルーパスの効果とは

サッカーにおけるスルーパスの効果について紹介していきます。
ここでは主に相手最終ラインとの駆け引きにおいて行うパスの効果をまとめます。

相手最終ラインを裏返すことに意味がある

バイタルエリアにおいてパスを行うことは、相手ディフェンスを裏返すことができ、その意味でスルーパスは効果的なパスと言えます。
単純に受ける味方オフェンスは相手GKと1対1の状況になれるので得点確率が上がりますが、この状況に対処するために相手ディフェンスは裏返されて自陣ゴールに向けて走りながら対応しなければなりません。
そのためボールを無理に奪いにいくとファールになりやすく、しかもボールに触ることで自陣ゴールに向かってボールが飛んでしまう可能性もあるので、オウンゴールを注意しなくてはならなくなります。

ディフェンスの視野を限定しラインを押し下げる効果

また裏返されて戻りながら守備をする相手ディフェンスは視野が自陣方向に強制されてしまいます。
これによってさらに後方から攻撃参加するオフェンスの選手をケアすることができなくなるため、先にパスを受けた選手からのマイナスのパスが絶大な効果を発揮できるようになります。
以下の図のように遅れて攻撃参加した選手は、相手ディフェンスの視野外のためフリーで悠々とシュートを放つことができるのです。
これもスルーパスを使う意味であり、その効果となります。

視野を限定されると守りにくくなる

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スルーパスとはスペースのパスですが、紹介したように非常に得点に結びつきやすいパスとなっています。
逆に足元へのパスは確実ですが、得点に結びつけるのが難しいパスとなります。
これはサッカーの基本的な守備が人につくもので、ディフェンスはマークするべき選手を視野内において守備を行おうとするためです。
ですから視野内のマーク相手の足元へのパスは、出し手と受け手の両方が視野内にあるため対応しやすいのですが、スルーパスのように視野外のスペースへのパスとなると、出し手と受け手を両方視野内においておけなくなるのです。

失敗しても意味がある

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