2018年11月24日 更新

クリスティアーノロナウドのバイシクルシュートの凄さとは?【美技】

クリスティアーノ・ロナウドが決めたバイシクルシュートの凄さは、様々な角度から見て取ることができます。バイシクルシュート自体の難しさ、技術的側面、メンタリティ、またそれを実行した舞台の大きさとそれに伴う周囲の反響などその凄さの秘密を紐解きます。

  
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バイシクルシュートは何が難しい?

試合でバイシクルシュートを選択することの難しさ

クリスティアーノ・ロナウドのバイシクルシュートの凄さを語る上で、バイシクルシュート自体の難しさを知らなければ、いかに驚異的なことを成し遂げたかを本当の意味で理解することはできません。
バイシクルシュートでの得点は、サッカー経験者ならば人生に一度決めて見たいと憧れるシュートであり、それだけに難易度も高い技です。
バイシクルシュートはボールに足を当てるだけでも難しく、それをサッカーの試合で行うというのは成功の確率が非常に低いため、普通であれば選択するべきではありません。それをあえて行うというのは正確な技術と高いメンタリティを持ち合わせていなければできず、クリロナはそれを選択したところに凄さがあります。

空中姿勢で打つことの難しさ

サッカーのオーバーヘッドは空中でボールを蹴らなければいけないため、体が不安定な状態になります。さらに地面に背を向けた状態になるため、ボールを視界に捉えづらく、ジャンプをするタイミングとボールをミートする高さを測ることは非常に難しい作業です。
また、オーバーヘッドは空中姿勢が崩れると弱いシュートになってしまったり、空振りすることも多々あります。それを枠内にしっかりと飛ばし、なおかつゴールを奪えるスピードのあるボールを蹴るには空中で姿勢を保つバランス能力と体格、サッカーセンスが高いレベルで必要であり非常に難しいシュート技術です。それゆえオーバーヘッドでシュートを決めることのできる選手は、全ての面で他の選手と違いがある選手です。

恐怖心に打ち勝つ難しさ

サッカーのバイシクルシュートを行うときには2つの恐怖心が付きまといます。
1つは空中に体を投げ出す恐怖心で、バック宙返りのように背中を地面に向けて空中に体を浮かせるというのは怪我をするリスクによる怖さとともに、不安定な姿勢になることによる恐怖心が人間の潜在意識の中に存在します。
2つ目は失敗したときのリスクによる恐怖心で、失敗したことによって攻撃のチャンスを潰し、サッカーではその失敗で味方やサポーターからの批判の的になったり、ネガティブな印象を与えられてしまうことがあります。
この2つの恐怖心の両方に打ち勝って行うには、強いメンタリティを持つ選手でないとできません。サッカー選手は人間ですので、恐怖心に打ち勝つというのは簡単なことではなく、それに打ち勝ってオーバーヘッドをする選手はある意味特別なメンタリティの持ち主です。

クリロナが決めたバイシクルシュートの凄さ

自陣に戻りながら打っている

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クリロナのバイシクルシュートの凄さとして、自陣に戻りながら打っているということが挙げられます。この打ち方の難しさは3点あり、1点目はゴールから遠ざかりながらボールの落下点を読むことの難しさです。
2点目はゴールまでの距離がより遠くなるという点で、シュートは当然距離が伸びるほど決まる確率は下がり、難易度が上がるため、打ち方としては非常に難しくなります。
3点目は体を真上ではなく斜め前へ放り出さなければいけない点で、危険さが増すとともに、空中姿勢を保つことすら難しい姿勢を強いられるため、非常に難易度の高い打ち方です。
これらの難点を克服して決めているからこそ、クリロナのバイシクルシュートは価値があると言え、他の選手では身体能力的にも不可能に近いシュートです。

打点が桁外れに高い

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クリロナが決めたバイシクルシュートは、他の選手に比べて打点が非常に高いというのが特徴的です。通常のバイシクルシュートであれば、腰の高さがほぼ変わらず、ヘディングで届く高さのボールを足で処理するというイメージになります。
しかし、クリロナは、ヘディングでは到底届かないであろう高さのボールを、彼の身体能力の高さを生かして通常の選手の倍ほどの高さをジャンプしシュートを決めています。クロスバーの高さまで足が上がっていることが多くのニュースでも取り上げられましたが、これほど高い打点で打ったバイシクルシュートは過去にも存在しません。これは体のバネをうまく利用しているとともに、助走をつけて踏み切っていることがその高さを可能にしており、クリロナでないとできない芸当です。

正確なミートとシュートコース

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サッカーのバイシクルシュートはまずミートさせることが難しいのですが、クリロナはそれをいとも簡単にやってのけています。しかもかなり正確にインステップにボールをミートさせており、その証拠として強いシュートを可能にし、また狙った方向にボールを飛ばすことができています。これはサッカーでは非常に難しい技術で、空中姿勢という不安定な状態でボールを正確に足にミートさせるというのはなかなかできることではありません。
さらに、そのシュートコースも非常によく、サッカーゴールのサイドネットにボールが吸い込まれており、ここまでバイシクルシュートでコースを狙って打つということは簡単にできることではなく、クリロナの技術の高さを表しています。

クリロナがバイシクルシュートを成功できた理由

tomomi saito on Instagram: “ベストゴール⚽  ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに、また一つ新たな勲章が……” (62786)

常に狙っていたバイシクルシュートへの執着心

クリロナはバイシクルシュートを決めた後のインタビューでも伝えていたように、今までに何度もサッカーの試合でバイシクルシュートに挑戦しています。成功させたいという強い思いで執着心を持ってチャレンジし続けたからこそ成功したのであり、そこにクリロナの凄さが隠されています。
オーバーヘッドキックやバイシクルシュートは咄嗟の反応によりできるものでありますが、クリロナは明らかに狙っていました。また、今までに失敗したケースでも、バイシクルシュートを狙いにいっており、バイシクルシュートへの執着心が現れています。

ゴールを奪うことへのこだわりの強さ

クリロナは言わずと知れたゴールゲッターであり、彼がいたら得点力不足に悩むことはないと言われるほど、得点に対するこだわりの強い選手です。実際に年間40ゴール以上挙げるなど、普通では考えられないほど量産しています
そのゴールへのこだわりの強さが、サッカーのバイシクルシュートへの得点と結びついているのは間違いありません。何故ならば、あれほど高いボールであれば下がってコントロールしてパスするか、下がってヘディングで味方へと繋げるというのがサッカーのセオリーです。しかし、そこをあえて難易度が最高に高いバイシクルでのシュートを選択したのは、自分がゴールを挙げるということへのこだわりの強さからきており、そのメンタリティがあのような稀なゴールを可能にしています。

落下点を読む上手さ

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