2019年4月13日 更新

野球のタッチアップ(タッグアップ)とは?ルールと意味をわかりやすく解説!

タッチアップとは野球の進塁方法のひとつで、バッターがフライでアウトになった場合でも既存のランナーがフライの捕球後に一度塁へ戻ればそのあとは次の塁に進むことができるという戦術です。ここでは野球の面白い戦術の一つ「タッチアップ」について細かく解説していきます。

  
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野球におけるタッチアップとは?

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野球をする上で知っておくべき進塁戦術のひとつにタッチアップがあります。日本ではタッグアップと呼ばれることもあります。

タッチアップのルールは、アウトカウントがノーアウト、もしくはワンアウトの場面で塁上にランナーがいることです。この条件が揃ってはじめてタッチアップを行うことができるのです。
この場面でバッターがフライもしくはライナーを打ち、このボールを野手がノーバウンドで捕球した場合、ランナーは既存の塁に必ずリタッチを行ってから次塁にスタートしなければなりません。
このとき、バッターが打ったフライがフェアゾーンかファールゾーンのどちらであってもタッチアップをすることは可能です。

野球の基本ルール「タッチアップ」の意味

野球においてタッチアップとは、前述のとおりバッターがフライを打ってアウトになった場合でも、既存の塁にリタッチさえすれば、次塁に進むことのできる進塁戦術ですが、それ以外にも重要な意味があります。それは、バッターがアウトになっても点が入るということです。

通常、野球の試合ではホームランやヒットで点が入りますが、ルール上、タッチアップだけはヒットを打たなくても点が入ります。もちろん、点を入れるためにはバッターの打力やランナーの走力、相手チームの守備力などで変わりますが、アウトカウントが一つ増えたとしても、1点を追加できるチャンスがある場面で野球の基本ルール「タッチアップ」を行わない手はないのです。

走塁のルール「リタッチ」とは?

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リタッチとは、野球の試合において塁に出たランナーが既存していた塁にいったん戻って、ベースを踏みなおすという意味です。

バッターが打ち上げたフライやライナーを野手が捕球すると、野球のルール上ではランナーは既存していた塁に触れ直す「リタッチの義務」が発生します。そのため、ランナーがリタッチする前に、ボールを持った手で体かベースにタッチされるとアウトとなり、捕球よりもベースから離れるタイミングが少しでも早いと、「リタッチの義務」を果たしていないことになるのでランナーはアウトとなります。

野球のタッチアップと犠牲フライの違い

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野球をある程度知っていれば、どちらもバッターとしてはフライを打ちアウト、ランナーは次塁へ進塁するための方法という意味では同じように感じます。
しかし、野球のタッチアップとは、次塁でセーフ・アウトになったかは関係なく、また途中で既存の塁に戻ったとしても既存の塁からスタートした行為自体がタッチアップの意味です。
対して犠牲フライとは、3塁にランナーがいるときにフライを打ち、野手がフライを捕球した後に3塁ランナーがタッチアップを行い、無事に本塁への帰還が成功した場合のみ犠牲フライと言います。つまり、バッターが「犠牲」となり、3塁ランナーをタッチアップで帰還させ1点が入ったフライという意味です。

インフィールドフライでタッチアップできる?

そもそも野球においてインフィールドフライとは、野球の試合中にバッターが打った平凡な内野フライを故意的に落とし、塁上にいるランナーをダブルプレーやトリプルプレーにしようとする行為を規制するための野球のルールです。

そして、インフィールドフライが宣告された場合は、フェアゾーン・ファールゾーンは関係なく、「ボールの捕球後はインプレー」です。つまり、ランナーにとっては普通の内野フライと同じ意味のため、タッチアップをすることは可能です。しかし、よっぽど内野手に隙がなければ難しいでしょう。

野球の試合でタッチアップを成功させるために

タッチアップは、野球の試合での1点を左右する大事なプレーです。この1点がきっかけでチームの雰囲気は多少なりとも前向きになり、次のプレーに生かされることでしょう。野球が好きなだけではタッチアップは成功しません。野球の試合でタッチアップを成功させるためには、まずは野球のルールを正しく理解して基本的なプレーを確実に行うことが大切です。また、ランナーの走力や相手チームの野手の肩の強さなども頭に入れておきましょう。

バッターは外野へ深めのフライを打つことが基本!

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野球の試合でタッチアップの成功確率を上げるためには、バッターが状況に応じて外野に深いフライを打つことです。内野フライや距離の短い外野フライではランナーがホームベースを踏むことができる確率は極めて低くなってしまうため、ランナーにホームベースを踏ませるためにはある程度距離のあるフライを外野に打つ必要があります。

といっても、野球の試合で大きな外野フライを打つことは容易ではありません。しかし、この場面で打てるよう日頃からタッチアップの場面を想定したバッティングを練習に取り入れましょう。

ランナーは捕球と同時にスタートが必須!

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ランナーは野手がフライをノーバウンドで捕球するまでベースで待機し、捕球と同時に次の塁へのスタートをきることが必須となります。

また、タッチアップの場合、バッターはアウトとなりランナーは本塁を狙うことも途中で三塁へ引き返すことも可能なため、進塁先でランナーをアウトにするためには野球のルール上、タッチプレーが必要となります。
そのため、ランナーは次塁へ到達する前にタッチされるとアウトになってしまうので、ベース上に足をかけたまま、野手の捕球する瞬間まで目を離さず、捕球を確認したら一気に次塁めがけて走ることがポイントとなります。

守備陣がタッチアップを阻止するために

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実際に野球の試合でタッチアップの経験がなければ、文章で理解していてもプレーするとなるとうまくいかないのがタッチアップの守備です。タッチアップの1点を阻止するかで勝敗が決まる、ましてや優勝が決まる場面もあるかもしれません。そんな場面に遭遇したときでも、落ち着いて基本的なプレーを確実に行う精神力も養う必要があります。
大事な野球の試合でタッチアップでの1点を守りきるためにタッチアップの練習は欠かさず、また外野手だけではなく、内野手・捕手との連係プレーも頭に入れておきましょう。

タッチアップのランナーをアウトにすれば一躍ヒーロー!

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