2020年3月23日 更新

ファウルチップとは?ルールは捕球されるとアウトになるの?

ファウルチップとは、打者が打ったボールが鋭く後ろに逸れ、直接キャッチャーが捕球したことを意味します。ファウルチップになった場合は、空振りと同じ扱いとなります。打者がツーストライクと追い込まれた状況であれば、空振り三振となり、アウトになります。

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ファウルチップとは?

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ルール上のファウルチップ

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ファウルチップとは、打者が打ったボールが直接キャッチャーに捕球されることを意味します。

ファウルチップになるためには打者のバットにかすった打球が、キャッチャーのミットもしくは素手に最初に触れる必要があります。

バットにかすっただけでは、ファウルチップにはなりません。キャッチャーがボールを取り損ねてしまった場合は、全てファウルとなります。

ファウルチップの必要性

ファウルチップは、フライアウトと捕球の区別をつけるために必要です。もし、フライアウトと捕球に区別をつけないと、ランナーが困ってしまいます。

ランナーは、打者がフライアウトになった際に1度、帰塁しなければいけません。ファウルチップがフライアウトと同じ扱いになってしまうと、ランナーは盗塁をすることが難しくなってしまいます。

ファウルチップとファウルフライの違い

ファウルチップとファールフライの違いは、打球の軌道によって異なります。ルールブック上でファウルチップとは、打球が鋭く後ろに逸れた場合という記載があります。一方、ファールフライは、打球が弧を描くような軌道だった場合にファールフライとなります。

ただし、打球が鋭く後ろに逸れたのか、弧を描いているのか不確かな場合の細かな定義は決まっておらず、審判の判断に従う必要があります。

ファウルチップは三振になるのか

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ファウルチップは、空振りと同じ扱いになります。2ストライクと追い込まれるまでは、ストライクと判定され、追い込まれた状況でファウルチップをすると三振扱いになります。審判も三振と同様のコールを行います。

ファウルチップと判定される条件

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バットにかすった打球が鋭く後ろに逸れただけでは、ファウルチップになりません。ファウルチップにならなかった打球は、ファールボールとして扱われます。

ファウルチップはいくつかの条件を満たして判定されます。細かなシーンに分けてファウルチップ・ファールボールのどちらになるか解説します。

捕球した場合

バットにかすった打球を直接キャッチャーが捕球したときでは、ファウルチップとは判定されません。以下の条件が必要になります。

・打球が最初にキャッチャーミットに触れる
・打球が最初にキャッチャーの手に触れる


どちらかの条件に当てはまった後に捕球をするとファウルチップと判定され、空振りと同じ扱いになります。打者が2ストライクと追い込まれたときの記録は空振り三振となります。

捕球できなかった場合

打球を直接キャッチャーが捕球できずに地面に落ちてしまった場合は、全てファールボールとなります。

ファウルチップになる条件をクリアしていたとしても、ボールを掴み損ねてしまうと、ストライク判定とはならないため、キャッチャーに反しバッターは命拾いした結果となります。

野球のルール上、ファールボールになるとボールデッドとなります。ボールデッドでは、試合の進行が一旦停止するため、キャッチャーが取りこぼしている隙に進塁することはできません。

キャッチャーのプロテクターに挟まった場合

バットにかすった打球が直接、キャッチャーの装着しているプロテクターに挟まった場合は、ファウルチップにはなりません。記録は、ファールボールになります。

ファウルチップになる条件は、キャッチャーのミットまたは手に最初に触れる必要があるため、プロテクターに挟まって地面に落ちていなくても認められません。

しかし、打球がキャッチャーのミットもしくは手に触れた後にプロテクターに挟まった場合は、ファウルチップとなり、空振り扱いになります。

審判に当たった後に捕球した場合

バットにかすった打球が直接、審判に当たった後に捕球した場合は、ファールボール扱いになります。ランナーが盗塁をしていたとしても、盗塁は認められません。

ファールボールと同じ扱いとなるため、打者のカウントが追い込まれるまでは、ストライクのカウントが増えます。カウントが追い込まれた状態では、三振にはなりません。

どこにも当たらずに後ろに逸れた場合

どこにも当たらずに後ろに逸れた場合は、もちろんファールボールです。一般的にどこにも当たらずに後ろに逸れた場合でも、ファウルチップと表現する人がいます。

しかし、野球のルールでは、ファウルチップとファールボールは全くの別物であり、2つを組み合わせて使うことはありません。ファウルチップしてファールボールになったといったような表現は、厳密にいうと間違った表現となります。
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