2020年6月28日 更新

バレーボールのチャレンジシステムとは?【用語解説】

バレーボールのチャレンジシステムとは、公平なジャッジのために導入されたビデオ判定システムです。Vリーグでは2016年度から導入、2019年から新システム・ホークアイが使われています。ボールのIN・OUTなど1点を左右する重要な局面での判定に役立っています。

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バレーボールのチャレンジシステムとは?

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バレーボールのチャレンジシステムとは、誤審を防ぐために導入されたビデオ判定システムです。ボールのIN・OUTやタッチネットなどで審判の判定に異議がある場合には、競技をしているチーム側から録画映像による再判定を申し出ます。

重要局面でのチャレンジシステムの利用は、テレビ中継などのリプレイで露呈されるジャッジミスに対する視聴者の違和感を解消し、エンターティンメント性を高めることになります。

チャレンジシステム導入の背景

バレーボールの試合にチェレンジシステムを導入した背景には、録画映像技術の進歩があります。

バレーボールの試合ではボールの速度や審判の位置などによって死角が生じるため、主審・副審・線審などの限られた目のみで完璧なジャッジは不可能です。現在の映像技術は近々の映像を何度も簡単に確認することができますので、審判の目だけでは補えない精巧なジャッジを映像にて確認し、試合の公平性を実現しています。

チャレンジシステムを要求できる人

チャレンジシステムを要求できるのは、監督とチームキャプテンのみです。チャレンジシステムには回数制限のルールがありますので、各々のプレーヤーが勝手に申し出ることはできません。

試合の流れを変える大切な局面となり得ますので、基本的には監督が主審にチャレンジを要求します。明らかにミスジャッジである場合や監督が席を外していた場合には、チームキャプテンが代表して要求することも可能です。

審判のジェスチャー

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審判にチャレンジシステムの特別なジェスチャーはありません。

チャレンジシステムが導入された当初、監督は審判にビデオ画面を表す枠のジェスチャーでチャレンジを申し入れていました。現在のルールでは、チャレンジ要求はベンチのタブレット端末のみです。審判はタブレット画面の表示を受けてパソコン画面や大型ビジョンの映像を確認、IN・OUTなどの判定結果を通常のジェスチャーにて周知します。

チャレンジシステムを要求できるプレー

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チャレンジシステムを要求できるプレーは、コートのライン判定プレーヤーの接触判定です。導入当初は一部のプレーに限られていましたが、現在はラリー中にボールがフロアタッチしたか否かもチャレンジシステムの対象となります。

ルールではチャレンジできるのは該当するプレーから5秒以内ですので、監督やキャプテンは自チームのあらゆるプレーに対して素早い判断が必要です。

ボールのIN・OUT

ボールがコートのエンドライン・アタックラインに対して、INかOUTかのジャッジ要求が可能です。サーブ・スパイク・ブロックなど試合の流れを左右する重要な局面であり点数に直結するため、チャレンジの中でも1番要求される機会の多いプレーとなります。
ボールのIN・OUT判定には、ほこりなどによる見づらさを避けるために実際の画像ではなくCGグラフィックを用いる場合もあります。

ネットタッチとアンテナ接触

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チャレンジシステムを要求できる内容には、プレーヤーのネットタッチやアンテナタッチ、ボールがアンテナに接触していないか、ボールがアンテナ上部80cm外側を通過していないかの判定があります。

ネットタッチやアンテナの接触は審判の目の前で瞬時に起こるため、ジャッジが難しく誤審につながることも多いプレーです。ネットタッチは主審・副審の死角となることが多いため、映像での判定が役に立ちます。

ワンタッチとライン踏み越し

ブロックやレシーブのときにボールが手をかすったか否かの判定もチャレンジすることが可能です。またバックアタックのときにアタックラインを超えていないか、サーブでエンドラインを踏んでいないかなどのライン踏み越しやリベロのトスに関する反則行為にもチャレンジを使います。

2018年からはラリー中にボールが床に落下していないかのジャッジもチャレンジできます。

Vリーグのチャレンジシステムの変遷

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Vリーグでチャレンジシステムを初めて試験導入したのは、2016年のV・サマーリーグです。ジャッジするプレーの内容やカメラの台数、ベースとなるシステムの変更などを幾度も重ね、チャレンジシステムは現在のバレーボールの試合には欠かせない存在となりました。
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