2019年1月3日 更新

バイタルエリアとは?徹底解析 【サッカー用語・言葉】

サッカーの試合中継でよく聞く「バイタルエリア」という言葉。とても重要な意味があるように使われていますが、では一体バイタルエリアとはサッカーにおいてどのような意味があり、どのように重要なのでしょうか。図による解説で理解しておきましょう。

  
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バイタルエリアとは?

バイタルエリアとはサッカー用語

サッカーの試合中継や戦術論などで使われる言葉には流行り廃りがあり、このバイタルエリアという言葉も最近サッカーに関するメディアで頻繁に聞くようになった言葉なのです。

筆者が学生だった頃、サッカーの指導者も使いませんでしたし、サッカーの試合中継でも聞いたことがありませんでした。ちなみにインサイドハーフなども最近の言葉ですね。

では何故このバイタルエリアという言葉がサッカーシーンでよく使われるようになったのか。これはとても使い勝手がいい言葉だからなのです。

以下で詳しく解説していきますが、この言葉の意味一つでオフェンスにしろディフェンスにしろ、簡単に指示しやすく、聞く側も言葉の意味を知っていれば指示の内容が理解しやすいからなのです。

ではサッカーにおいて、どのような意味がバイタルエリアにあるのか、バイタルエリアという言葉に込められたら意味とは何なのか、じっくり見ていきましょう。

バイタルエリアはどこのエリアなのか?

バイタルエリアとはDFラインとMFラインの間

 (6444)

サッカーにおいて一般的にバイタルエリアと言われるのは、縦幅がDFラインとMFラインの間、横幅がペナルティエリアと同幅の四角いエリアのことを意味します。

図によるとわかりやすいですが、あくまで選手間のスペースに存在していて、ピッチ上にあるわけではありません。「ペナルティエリアの前のスペース」ではないのですね。

次の図のように、DFラインが上がればMFのラインも当然上がり、つまりバイタルエリアも一緒に移動します。選手間の一部のスペースをバイタルエリアと呼んでいて、相対的な意味のものだということです。

バイタルエリアはライン位置によって変動する

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ですからよくバイタルエリアの説明に「ペナルティエリアの前のスペース」という説明や言葉が使われたりしますが、相手がアタッキングサードまでボールを運んできたら、ちょうどディフェンスラインがペナルティエリア前あたりにくるので、便宜上そのような説明になるわけで、厳密に言えばペナルティエリアは関係なく、DFとMFの間ならどこでもバイタルエリアと言えるのです。

サッカーにおいて、バイタルエリアのケアはペナルティエリアに近づくほど重要になりますから、多くのサッカー指導者はペナルティエリア前のスペースとして、バイタルエリアという言葉を使う訳ですが、厳密な定義ではこれは間違いだということになります。
ただし言葉の定義よりも、実際のサッカーの試合で考えると分かりやすいですが、ペナルティエリア前はシュートレンジ内でもありますからより危険度が高く、その意味を踏まえるなら「ペナルティエリア前のスペース」という表現で説明しても、バイタルエリアとは何かを説明するには十分ではないか、とも言えます。

バイタルエリアの重要な意味とは?

サッカーにおいてバイタルエリアが選手間のスペースだと言うことは理解してもらえたと思いますが、ではなぜペナルティエリア前でのバイタルエリアがクローズアップして語られるのか、その重要性を説明するために以下の状況でのディフェンスを考えてみてもらいましょう。

図1 バイタルエリアで前を向かれると?

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説明を簡単にするためにボランチがいない状況で、バイタルエリアにボールを持った相手が前を向いている図を示しました。
DFラインは4人、相手は3人、数的には有利です。この状態でDFはどう対応することが出来るでしょうか。DF側として考えてみて下さい。

図2 CBがプレスに行く

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相手FWが一人なので、マークしていない方のCBがボールホルダーにプレスをかけるとするとします。放っておけませんからね。

すると相手は前に出たCBの後ろのスペースを狙えます。横とのワンツーでもいいですし、ドリブル突破を仕掛けるのでも良いでしょう。前に出てボールを奪いにいくとDFラインにギャップが出来てしまい、そこを使われてしまうということです。
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サッカーにおいて最終ラインのギャップは最も避けるべき状況です。このようにギャップに生まれたスペースを使われるだけでなく、オフサイドにして止めることもできなくなっているのが分かると思います。

図3 SBがプレスに行く

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CBが出ると危険であれば、SBがプレスに行くのはどうか。

こちらもそのSBの後ろのスペースを使われてしまいますね。サイドですから、即ゴールを狙われる心配は少ないですが、やはり危険です。
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