2019年12月24日 更新

トータルディフェンスとは?【バレーボールの戦術ガイド】

バレーボールのトータルディフェンスは、「6人で」自分のコートを守るという戦術です。一見すると普通のことかもしれませんが、レベルの高いトータルディフェンスのためには、自チームでの戦術理解が不可欠です。また、自分のチームはブロックが得意なのか、ディグが得意なのかによって、トータルディフェンスの軸も変わります。

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バレーボールのトータルディフェンスとは?

ネットディフェンスとフロアディフェンスの連携

バレーボールにおけるトータルディフェンスとは、ネットディフェンス(ブロック)とフロアディフェンス(ディグ)の関係性をしっかり構築し、「6人で」自分のコートを守るという考え方です。

チーム全体での認識の共有

やつばこ on Instagram: “東レアローズファイト~粘れ~19.12.8駒沢体育館#久原翼 #パナソニックパンサーズ #バレーボール #八子大輔 #久原大輝 #jtサンダーズ #東レアローズ #阿部裕太 #篠田歩 #vリーグはバレーだよ #Vリーグ” (96041)

トータルディフェンスでは、自分のチームがブロックが得意なのか、ディグが得意なのか、もしくは身長の高い選手が多いのか、小柄な選手が多いのかというチームの特徴(長所・短所)を把握していく必要があります

その長所を上手く引き出しつつ、また短所を上手く隠しながらチーム全体で戦います。

さらに、大学から社会人にかけては、すべてのプレーをそつなくこなせる選手が多くなってくるので、相手の情報もスカウティングしながら、自分達の理想のディフェンススタイルに試合を運べるように、チーム全体でディフェンスの認識を共有していきます。

サーブにおける戦術

Rinka on Instagram: “#Vリーグ#東レアローズ#黒後愛#憧れ#大好き” (96037)

トータルディフェンスでは、サーブも大きな影響を及ぼします。なぜなら、最初のサーブで相手の守備を崩せるかによって、相手の攻撃手段を制限し、自チームが有利とする守備の形に持っていくことが可能だからです。

例えば、強烈なジャンプサーブなどで相手のレシーブを乱すことで、相手の攻撃をレフトアタッカー1本に絞ることが可能です。そこでブロックが得意なチームであれば3枚ブロックでプレッシャーをかけ、もしくはレシーブが得意なチームはあえてコースを空けてレシーバーに取らせることが可能です。

こちらのサーブから理想の守備陣形を作れれば、ブレイク(連続得点)のチャンスも広がります。

ネットディフェンス(ブロック)でのトータルディフェンスの考え方

相手のスパイカーを止める場合

Yasuyuki.Sakai on Instagram: “#日立リヴァーレ #日立リヴァーレ写真 #日立 #日立写真 #佐藤美弥 #佐藤美弥選手 #佐藤美弥写真 #タップハンナ #タップハンナ選手  #タップハンナ写真 #バレーボール #女子バレーボール #女子バレー #女子バレー写真  #スポーツ #スポーツ写真 #Vリーグ…” (96038)

身長の高い選手が多いチームであったり、逆にフロアでのディフェンスに不安があるチームはこちらの戦術を採用するのが良いでしょう。

サーブでしっかり相手の守備を崩した後に、2枚もしくは3枚ブロックで相手スパイカーのスパイクコースを完全に塞ぎにいきます。

相手のスパイカーはブロックを避けて打ってくるか、苦し紛れにフェイントをしてくることが考えられるので、相手が打ってきそうなコースやフェイントしてきそうなコースにレシーバーを配置します。逆に切り返してブレイクを狙いましょう。ブロックを中心としたトータルディフェンスの一例です。

相手のスパイカーに打たせる場合

Ogura Hidetaka on Instagram: “20191209 V league Div1 Panasonic Panthers 3-2 Suntory Sunbirds. . Camera: LUMIX G9 Lens: LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0…” (96040)

自チームにリベロなどにレシーブが上手い選手がいる場合には、その選手がポジショニングしているコースをあえて空けて、レシーブの上手い選手に拾わせてから切り返して攻撃するという戦術もあります。

多くのスパイカーは相手のブロックがしっかり見える場合、ブロックの隙間や空いているコースを狙います。それを利用して、良いレシーバーがスパイクが抜けてくる位置にポジショニングし、相手のスパイクをしっかり拾うという狙いです。こちらはレシーバーを中心としたトータルディフェンスの一例です。

トータルディフェンスのブロッカーのNGな行動とは?

トータルディフェンスは、チーム全員での共通認識の下で成立する戦術です。ブロッカー1人が勝手に動くことは自分以外の5人を混乱させることになり、絶対にとってはいけない行動です。

【具体的な例】
自分一人が勝手に相手の攻撃を推測し、ブロックに跳ぶ行為


相手にスパイクを決められたときに、一人が勝手に行動し決められてしまったときよりも、チーム全体で戦術を徹底した中で決められてしまう方が、チームとしての切り替えができ次に繋がります。

フロアディフェンス(ディグ)でのトータルディフェンスの考え方

レシーバーのポジショニングが大事

@38_nao on Instagram: “2019.12.08#土井さくら 選手#日立リヴァーレ#Vリーグ” (96039)

トータルディフェンスを構築するときの、レシーバーに求められる能力は、状況に応じたポジショニングです。

味方のブロックが2枚以上でブロックの形ができている場合には、レシーバーのポジショニングは定位置になります。

しかし相手のレシーブがしっかりとセッターに戻り、完全な状態でトスアップされるような状況になると、味方のブロックが遅れてしまうことがあります。こういった時のレシーバーのポジショニングは、味方のブロックの枚数や状況に合わせて、ポジショニングをその場で判断していく必要があります。


具体的なポジショニングの対応例は以下のような場合です。

①ブロックが1枚になったら、前に叩かれるスパイクに対応するために前に突っ込む。
②ブロックが割れたら(ブロッカーの間に隙間ができたら)、隙間を抜かれる可能性があるため、そのコースにポジショニングを変更する。
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