2018年10月30日 更新

ナックルの投げ方とボールの握り方!変化球の投げ方をマスターしよう

ナックルは投げ方が独特な変化球のため、野球で投げるピッチャーは少ないですが、予測不能な変化でバッターはナックルとわかっていてもミートするのが難しく、マスターできれば強力な武器になります。ナックルの投げ方と握り方、うまく投げるためのコツを詳しく解説します。

  
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変化球ナックルとは?

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野球でピッチャーが投げる球種のひとつであるナックルは、空気抵抗を大きく受けて左右に揺れるように不規則に変化をしながら、下方向に沈んでいく変化球です。空気抵抗の受け方で毎回変化が違うため、投げたピッチャーもどのような変化をするのかわからず、キャッチャーも捕球するのに苦労するという意味から魔球とも言われています。
魅力的な変化球ですが、空気抵抗を大きく受けるように、ボールが限りなく無回転に近くなるような投げ方にする必要があり、球速を上げるのが難しくボールの握り方も独特なため、プロ野球やメジャーリーグでもナックルを持ち球にしているピッチャーは非常に少ないのが現状です。

ナックルの特徴

Jon Harder on Instagram: “#Mood #Knuckleball #TimWakefield” (61405)

ナックルの回転は、リリースしてからキャッチャーミットに収まるまで無回転、多くても2回転程度しかしないので、空気抵抗を大きく受けたボールは、縫い目の位置の違いで変化が不規則になるため、メジャーリーグではナックルを投げるピッチャーが登板する場合のみ、専用のキャッチャーを起用したり、特別なミットを使用してキャッチングしたりするチームも存在しているほどです。
このように、ナックルは他の変化球にはない独特な性質を持っているのが大きな特徴ですが、他にも特徴があるため、ここでは野球でピッチャーが投げるナックルには、他にどのような特徴があるのか、具体的に見ていくことにしましょう。

①肩と肘の負担が少ない

野球でピッチャーをしてナックルを投げる際、ボールを限りなく無回転に近くすることが最優先になるので、回転数を減らしやすいボールの握り方でリリースする必要があるため、ストレートを投げる時のような腕を強く振った投げ方になりません。
また、カーブやシンカーのようなボールを抜く技術が必要な投げ方や、スライダーやシュートのような手首や腕の使い方が重要になる投げ方にもならないので、肩や肘の負担が少ないのが特徴で、無理に曲げようと手首を捻ってしまうケースもないため、肩や肘を故障するリスクも軽減することができます。

②ナックルだけで勝負できる

空気抵抗を大きく受け、縫い目の位置の違いで変化が不規則になるナックルは、右方向に曲がるケースもあれば左方向に曲がるケース、あるいは曲がりながら落ちるケースもあり、投げるたびに異なる変化をするので、複数の変化球を持ち球にして投げ分けるのと近い状態になるため、ナックルを完璧にマスターすることができれば、他の変化球を使わずにナックルだけを投げて勝負することができるのも特徴のひとつです。
野球でナックルを軸にして、投げる球種のほとんどがナックルになるような投げ方にしているピッチャーことを、ナックルボーラーと言います。

③決め球として使用できる

ナックルは回転数を減らしやすいボールの握り方で、ストレートを投げる時のように腕を強く振ってリリースしないので球速が遅く、投げ方も独特になるため、他の変化球と比較するとバッターに読まれやすい球種です。
しかし、実際に野球でピッチャーをしてナックルを投げた際、特徴である不規則な変化でさまざまな軌道を描くことが大きな武器となり、バッターはナックルがくるとわかっていても、どのような変化をするのか予測しにくく、バットの芯でとらえるのが非常に難しいため、決め球としても最強の部類に入る変化球なのです。

ナックルの投げ方とボールの握り方

Mike Wilhelm on Instagram: “#knuckleballer RA Dickey. #braves #atlanta #suntrustpark” (61915)

野球でピッチャーをしてナックルを投げる際、以下の2つのポイントをおさえた投げ方ができるかが重要になります。

・ボールの回転数を限りなく少なくすること
・コントロールを安定させてリリースできること


回転数を少なくすることができない投げ方になると、空気抵抗を受けずに変化が小さいスローボールになる確率が高く、バッターに打ちやすい球になってしまいます。
また、コントロールを安定させるには、ボールの握り方が不安定にならないようにして、リリースポイントを固定することが必要です。
このため、この2つのポイントをおさえることができるように、ここではナックルの投げ方と共に5種類のボールの握り方を解説していきます。

ナックルの握り方①

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縫い目にかからないように親指と小指で挟み、人差し指、中指、薬指を折り曲げて爪側を縫い目にかからないようにして握る、または人差し指、中指、薬指の爪を立てた状態で縫い目にかけて握ります
親指と小指を縫い目にかけないようにして、人差し指、中指、薬指の3本の指を折り曲げて握る、または爪を立てて握ることで回転数を減らしやすくなり、変化が大きくなる握り方です。野球でナックルと聞くと、このような握り方をイメージする人も多いのではないでしょうか。
後述する全ての握り方も同様ですが、爪を立てた握り方にする場合は、爪を痛める原因になりやすいため、注意が必要になります。

ナックルの握り方②

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親指は縫い目にかけ、薬指と小指は縫い目にかからないようにして親指と薬指で挟み、人差し指と中指を折り曲げて爪側を縫い目にかからないようにして握る、または人差し指と中指の爪を立てた状態で縫い目にかけて握ります。親指だけを縫い目にかけるようにして、親指と薬指で挟むことで回転数を減らしやすくしているため、人差し指と中指の2本の指を折り曲げる、または爪を立てる方法で投げるナックルの中で、一番バランスのとれた握り方です。
特に手の小さい人は握り方①のように、人差し指、中指、薬指の3本の指を折り曲げて握る、または爪を立てて握ると、ボールが不安定になりやすいため、その場合はこの握り方を試してみましょう。

ナックルの握り方③

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薬指と小指を縫い目の細い部分に沿ってかけ、人差し指と中指を折り曲げて爪側を縫い目にかからないようにして握る、または人差し指と中指の爪を立てた状態で縫い目にかけて握り、親指は縫い目にかかるようにして薬指の対角の位置で支えます。親指、薬指、小指を縫い目にかけているので、回転数を少なくすることが難しいですが、親指を薬指の対角の位置にすることでボールが安定しやすいため、ナックルの投げ方の感覚をつかむのに適しています。
野球でピッチャーをしてナックルを投げた際に、握り方①や②だとボールが不安定になり、コントロールが定まらない人向けの握り方です。

ナックルの握り方④

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