2018年8月28日 更新

テニスのバックハンドが安定する打ち方のコツとは?【片手打ち編】

片手打ちバックハンドストロークが安定しないとお悩みの方に、安定しない原因と打ち方のコツについてご紹介します。両手打ちのバックハンドが主流になっていますが、片手打ちバックハンドの特徴と、両手打ち選手でも片手バックハンドを練習する理由も併せて説明します。

  
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片手打ちバックハンドとは

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硬式テニスのトッププロの間では両手打ちのバックハンドが主流です。
男子ではナダル、デルポトロ、ズベレフ、ジョコビッチ、錦織選手など、女子選手はほとんどの選手が両手バックです。一方、片手打ち(シングルハンド)のバックハンドの選手は、男子ではフェデラー、ディミトロフ、ティエム、ワウリンカ選手など少なく、女子選手では見かけません。ただ、片手打ちバックハンドの選手があえて選択した理由はそれなりにありそうです。
まずは片手打ちバックハンドは、どのような特徴持つのかを整理してみましょう。

届く範囲(リーチ)が広い

硬式テニスでの片手打ちバックハンドの一番の特徴は、ボールの届く範囲(リーチ)が広いことがあげられます。
相手とのラリーで守勢になると、どうしてもワイドに角度をつけて相手に走らされ、遠くバックハンド側に振られることが多くなります。その際に、両手打ちでは届かないボールにでも、片手にすれば手を伸ばして届くことができます。また、ネット際の短いボールをバックハンド側に打たれ、届くか届かないかの際には片手でのリーチが頼りになります。
サーブのリターンでも、サーブ力のある選手からのバックハンドに鋭角に来るサーブには、両手打ちでは届かないボールでも片手ならとりあえず返球することができます。

打点が遅れても対応可能

硬式テニスという競技は自分のミスショットをいかに少なくし、相手のミスしやすいところに返球するかの競技と言えます。自分のミスショットを減らす際に、大事になるのは打点の位置です。
硬式テニスでの片手打ちバックハンドの打点は、打つ球種によって打点の位置が異なります。フラットの打点の位置を、踏み込んだ前足の場所から肩幅程度ネット寄りとし、基本の位置とすると、トップスピンはそれより前(ネットに近い位置)、スライスはそれより後ろ(ネットから遠い位置)になります。
例えば、イレギュラーバウンドなどで打点が遅れた際には、とっさにネットから遠い位置のスライスの打点で打てば、ボールの力強さは劣るかもしれませんが、何とか返球は可能といった柔軟性があります。ただ、裏を返せば打点の位置を定めにくいということにもなります。

ペースを変えられる

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硬式テニスをプレーしていて気持ちよく楽なのは、同じペースで同じ球種を打つことです。ただ、試合になるとそうはいかず、いろいろな球種やスピードのある相手のボールに対し、守ったり攻めたりしながら戦わなければなりません。その際には、こちらからもスピードや球種の違ったボールを打つことでペースを変える(チェンジ・オブ・ペースと言い、野球など他の競技でも使われるフレーズです)ことが相手のミスを誘うために必要になってきます。
硬式テニスでの片手打ちバックハンドでは、ボールが変化しペースを変えやすいスライス系のショットが打ちやすく、両手打ちのトッププロも基礎練習に片手打ちバックハンドを取り入れて反復練習しています。

多彩なショットが容易に打てる

硬式テニスでの片手打ちバックハンドでは、スライス系のショットであるドロップショットやスライスロブを相手に気付かれずに打つことができます。これらショットはボールへのラケットの当て方(タッチとも言います)と力の入れ具合で、瞬時に変更できるので試合には重要です。
例えば、ダブルスで相手サーブのレシーブの際に、相手の前衛の動きを感じたり見えたりした際には、とっさに打点を遅らせてスライスのロブを上げることでポーチを回避できます。また、シングルスのラリーで、スライスショットと見せかけてドロップショットを打つなどに使えます。
テニスでのこのようなショットは、両手打ちバックハンドの選手でも必須のショットなので日頃からの練習が欠かせません。

片手打ちバックハンドが安定しない原因

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片手打ちバックハンドに限らずですが、硬式テニスではボールを打つ際に「どこの位置」で打つかということは大切です。
テニスで安定したボールを打つためには、相手から来る動くボールを、どのタイミングで、どの高さで、どの位置で打つかを、予測し、動き、タイミングよく安定したスイングで打つことが重要です。安定していないということは、打点の位置か、ラケット面の傾きか、相手ボールに押されるなどしてフォームが乱れているかのいずれかに原因があるといえるでしょう。

打点の位置が安定しない

テニスで安定したボールを打つには打点の位置が固定できればよいのですが、テニスというスポーツは相手から来る動くボールを打つために、ゴルフのティーショットのように打点の位置を固定して打つことができません。とはいえ、テニスではフットワークが使えますので、自分の好きな場所に移動して、自分の打ちやすい場所で打ちやすい打点で打つことは可能です。ということは、動いているボールにも自分で動いてできるだけ同じ打点で打つように調整すれば安定したボールを打つことができます。

ボールの勢いに負けてしまう

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硬式テニスでの片手打ちバックハンドでは、普段日常生活で使わない筋肉である上腕の「短橈側手根伸筋(タントウソクシュコンシンキン)」を繰り返し使って打球します。慣れないとなかなかつらく、ボールの勢いに耐えられず、手首がぐらついたり、フォームが乱れたりして不安定な打球になってしまうことがあります。
筋肉疲労がひどい場合には付け根である「上腕骨外上顆(ジョウワンコツガイジョウカ)」という箇所が繰り返しの打球で炎症を起こし、いわゆる「テニスひじ、テニスエルボー」になることがありますので注意が必要です。

ラケットの面が上下に傾き不安定である

硬式テニスでの片手打ちバックハンドでは、ラケット面が握り方によって上向きや下向きになり、打球が不安定になることがあります。
安定した打球を打つには、相手からのボールに対してできるだけ同じラケットの角度で打つようにするといいでしょう。ただし、それにはラケットの握り方(角度)とボールに負けない握力、ボールに近づく際に調整するフットワークが必要です。

今まで整理してきた片手打ちバックハンドの安定しない原因をもとに、硬式テニスでの片手打ちバックハンドを安定させる打ち方のコツを紹介しましょう。

片手打ちバックハンドが安定する打ち方のコツ①握り方

打つ球種によって握り方が違う

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この記事のキュレーター

園城寺 希 園城寺 希