2018年8月13日 更新

テニスのスライスの打ち方と返し方とは?【テニスコーチ監修ガイド】

テニスの試合ではスライスを使用することによって様々な利点があります。守備的なスライス、攻撃的なスライスなどを使い分けることでプレーの幅が広がってきます。ぜひとも覚えたいスライスショットの原理や考え方、打ち方やテニスの試合の状況に応じた返し方を解説していきます。

  
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テニスのスライスで知っておきたい知識とメリット

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硬式テニスのレベルが上がるほど、球際のボールが厳しくなります。そんな時スライスショットの返し方を知っていることで再度ラリーに立て直すことができてきます。

硬式テニスの試合で必要となるスライスの最低限の基本知識は2つあります。
①スライスがかかる原理を知ること
②スライスを使う目的を知ること

また、スライスショットのメリットを知ることで、よりテニスにおけるスライスの重要性を知ることができます。まずは、スライスの基本知識とメリットについて詳しく解説していきます。

テニスのスライスの基本知識①スライスの原理

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硬式テニスのスライスの原理は以下の3つから成り立ちます。
①ボールの回転量
②ボールの勢い
③ボールの浮遊率


スライスはボールが逆回転をして飛んでいく関係上、空気抵抗を受けボールが浮遊します。回転量が上がれば上がるほど浮遊率もあがり、ボールは上方向へ飛んでいきます。

硬式テニスにおけるスライスでは、ボールの回転量・勢い・浮遊率の3つの割合をどのようにするかをイメージすることが、返し方のコツとなります。

例えば、守備的なスライスの場合は回転量を増やしボールの勢いをおさえることで浮遊度合が上がり、滞空時間を長く作ることができるということです。

テニスのスライスの基本知識②スライスの用途

硬式テニスの試合では、様々な場面にスライスを使うことがあります。
・守備的なスライス
・攻撃的なスライス
・展開を作るスライス

テニスにおける変化球の位置づけであるスライスは、回転のかけ方によって弾み方も大きく変わるため、実は攻撃的なスライスとしても非常に効果的なショットとなります。守りだけでなく攻撃にも使えるスライスショットは、硬式テニスのプレーの幅を大きく広げる技術となり、テニスの試合では必須の技術となります。

スライスのメリット①守備的なショットとして大活躍

テニスにおけるスライスショットのメリットの一つ目は、守備に向いているという点です。テニスの試合で苦しい場面に直面した時、スライスショットはラリーを立て直すための時間稼ぎのボールとして有効となります。

理由として3つあります。
①スイング動作が小さいため、遠いボールへの対応が比較的容易
②逆回転をかけることで、ボールが失速するため、時間を作ることができる
③スライスはバウンド後の弾みが小さいため、相手に強打をされにくくなる


硬式テニスの試合で最も大切なことは、相手にオープンスペースを与えないことです。スライスの返し方を覚えることで、相手にスペースを与えず元の位置に戻ることが可能です。

スライスのメリット②様々なショットの返し方ができる

テニスにおけるスライスショットのメリットの2つ目は、変化球としてのスライスの役割です。テニスボールにどのような回転をかけるか(逆回転や横回転)によって、バウンド後の弾む方向も変わってきます。

また、回転量が多いスライスは、ボールが失速するためバウンド後ボールが上に弾み、回転量が少ないスライスは、ボールに後ろから前の運動が働くためバウンド後に滑るような弾み方をします。
回転の種類やボールの勢いなどによってバウンド後の予測が困難になるため、相手からしたらまさに変化球のような感覚になります。
守備面だけでなく、相手を翻弄するショットとしても使うことができ、多様性のあるショットとなります。

テニスのスライスの打ち方の3つのコツとは?

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硬式テニスにおけるスライスショットの打ち方のポイントは3つです。
①グリップはコンチネンタルグリップ
②インパクト面がスライスを打つ最大のコツ
③どんなボールを打ちたいかは、テークバックの位置で決まる


テニスのスライスは、ストロークのように明確な打ち方は存在しません。スライスに適したグリップと、正しいインパクトのたった2つを知ることがスライスの返し方のコツとなります。応用として、スイングの仕方を知ることで、イメージに合わせたスライスを打つことができます。それぞれの項目を詳しく解説していきます。

テニスのスライスの打ち方のコツ①グリップの握り方

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硬式テニスにおけるスライスの打ち方の1つ目のコツは、グリップの持ち方です。コンチネンタルグリップという薄い握りがスライスに一番適した持ち方となります。

ボールにスライス回転をかけるには、ラケット面の向きが上向きである必要があります。そのため、ラケットを包丁のような持ち方となるコンチネンタルグリップが、スライスにおすすめの握り方となります(図を参照)

テニス初心者にとっては慣れない握り方となりますので、コンチネンタルグリップでボールを上に弾ませるボール付きなどで感覚を掴む練習をすると良いでしょう。

テニスのスライスに適したグリップに素早く握り替える方法

テニスのスライスは、ストロークと同様でワンバウンドのボールを打球します。そのため、通常のストロークの時の握り方からスライスの握り方にグリップチェンジをする必要があります。

テニス初心者はグリップチェンジに慣れていないため、難しく感じます。グリップチェンジのコツとして、左手を使ってラケットの向きを変えるようにします。
①左手でラケットを持った形で構える
②左手を使いコンチネンタル時のラケットの角度に変える
③その時、右手はグリップを握りのではなく、支えるようにする

グリップを握ってしまうとグリップチェンジは難しくなります。グリップを右手の中で動かせる程度の握り具合にすることがコツです。

テニスのスライスの打ち方のコツ②インパクトの形

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硬式テニスにおけるスライスの打ち方の2つ目のコツは、インパクトの形と位置を知ることです。スライスは上向きのラケット面でボールを捉えることによって逆回転が自然にかかります。

ボールに回転をかけようとしてラケットを不要に動かしてしまうと、回転量ばかりが増してしまいボールが飛ばなくなります。

インパクトを作り、来たボールの勢いを利用するのがスライスです。テニス初心者は、インパクトにラケットを用意し、ただボールを当てるだけという練習をすることで、スライスの感覚をつかむことができます。

スライスの感覚がつかめていないうちからプロのようなスライスを真似ると、上手くいきませんのでご注意ください。

テニスのスライスに適したテークバックを作る方法

スライスでテークバックを作る意味は、目的に合った回転量や勢いのボールを打つためです。ゆくゆく様々な回転のスライスを打つために必要な動作となります。

まずは、基本となるテークバックのやり方をマスターしましょう。スライスでテークバックをするコツは3つあります。
①インパクトの形を作る
②インパクトで出来たラケット面の角度に沿ってテークバックをする
③テークバックの際は、肩を支点に動かし、インパクト時の腕の形をキープする

手首や肘を使ってテークバックをすると、インパクトの形が崩れやすくなります。左手でラケットを後ろに引っ張るようにすることで、インパクトの形をキープすることができます。
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