2018年4月14日 更新

スローカーブの投げ方と握り方を徹底解説【野球上達ガイド】

ピッチャーが投げるスローカーブとは、どのような変化球なのでしょうか。メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ投手もスローカーブを使いこなしています。スローカーブを投げる際のボールの握り方とリリース、そしてスローカーブの投げ方が上手くなるコツを解説します。

  
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スローカーブ変化球とは?

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野球でピッチャーが投げるスローカーブとは、ストレートよりも球速が40km前後遅いカーブのことを言い、プロ野球では100km台の球速です。
ボールをリリースした利き腕とは逆の方向へ、山なりの軌道で曲がりながら落ちていくのが特徴で、ピッチャーの投げる変化球の中では、かなり遅い部類に入ります。

球速が遅い変化球のため、バッターのタイミングをはずしたり、カウントをとるのに使用するのが一般的ですが、キレのあるスローカーブを投げることができれば、決め球として使うことも可能です。
プロ野球では、楽天の岸投手がスローカーブを投げることで有名です。

変化球『カーブ』と『スローカーブ』の違い

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『スロー』とついているので、カーブより球速が遅いのがスローカーブ…確かにその通りなのですが、単純にその違いだけではありません。カーブを投げるピッチャーの投げ方と、スローカーブを投げるピッチャーの投げ方を比較すると、球速が違うたけであまり変化に気付かないかもしれません。
実はピッチャー目線ではなく、バッター目線で見ると、カーブとスローカーブには大きな違いがあることがわかります。では、カーブとスローカーブは球速以外で何が違うのか解説していきます。

ボールの軌道が違う

Stunning Free Images · Pixabay (30802)

前述したように、カーブとスローカーブは山なりの軌道で曲がりながら落ちくる変化球です。スローカーブはカーブより球速が遅いため、より山なりの軌道になるので、ピッチャーがボールをリリースした瞬間、バッターの頭上に近い所からボールかくることになります。このため、バッターは一度目線を上に向ける必要があり、目線がぶれてしまい打ちにくくなるのです。

また、右ピッチャーが右バッターと対戦した際にスローカーブを投げると、バッターは自分の頭に当たると思いしゃがんでしまうこともあり、そこからボールが曲がりながら落ちてきてストライクになる、というケースもあるほどです。

ボールの回転量が違う

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ピッチャーがスローカーブを投げる際、カーブよりも球速が遅くバッターに届くまで時間があるため、ボールにより多くのカーブ回転をかける投げ方が可能です。スローカーブはボールに回転がかかっていればいるほど、曲がりも落差も大きくなり、バッターは打ちにくくなります。

また、キレのあるスローカーブを投げることができれば、バッターの手前でブレーキがかかり、バッターが予測した感覚よりもボールがこないので、ボールを引っ掛けたり空振りする確率が高くなり、さらに鋭く曲がりながら落ちるため、非常に厄介な変化球になります。

ダルビッシュ投手のスローカーブ

サンスポコム on Instagram: “古巣レンジャーズ戦に先発、6回3安打1失点7奪三振と圧巻のピッチングを披露したカブス #ダルビッシュ =レンジャーズ1-5カブス、21日、アリゾナ州サプライズ(撮影・リョウ薮下)  #darvish #シカゴカブス  #カブス  #chicago  #chicagocubs…” (31037)

前述したように、プロ野球では楽天の岸投手のスローカーブが有名ですが、メジャーリーグではダルビッシュ投手のスローカーブが有名です。ダルビッシュ投手の投げるスローカーブは、メジャーリーグのバッターもその凄さを認めるほどで、
“投げ損なってバックネットに当たると思っていたら落ちてきた”
とコメントしている選手もいます。

ここでは、投げるとバッターは驚き、球場のファンもどよめく、ダルビッシュ投手のスローカーブを見ていくことにしましょう。

ダルビッシュ投手のスローカーブの特徴

ダルビッシュ投手のスローカーブ

ダルビッシュ投手の投げるストレートは150kmを超える球速ですが、スローカーブの球速は100km前後のため、50km近い球速の差があることになります。

150km近いストレートがきた後に100km前後のスローカーブがくれば、バッターはタイミングをあわせるのに非常に苦労するはずです。50km近い球速の差がある訳ですから、逆にスローカーブがきた後にストレートがくれば、バッターはもの凄く速く感じるでしょう。

ダルビッシュ投手のスローカーブが『魔球』と言われているのも頷けますね。

ダルビッシュ投手のスローカーブの投げ方

日刊スポーツ on Instagram: “今日の1枚【写真部デスクK】超速報 カブスのダルビッシュ有投手(31)が20日(日本時間21日)、今キャンプ初めて打者を相手に投球練習を行った。詳しくは日刊スポーツ、ニッカンコム(www.nikkansports.com)、Facebook、Twitterで。#ダルビッシュ #ダルビッシュ有 #メサ #米国 #日本ハム #アリゾナ #打者 #メジャー #ドジャース…” (31056)

ダルビッシュ投手は、150kmを超えるストレートに100km前後のスローカーブで緩急をうまくつけるだけではなく、スローカーブを投げてもバッターが打ちにくいコースにしっかりコントロールできているからこそ、メジャーリーグのバッターが翻弄されてしまうのです。

これだけ質の高いスローカーブを投げるピッチャーは、メジャーリーグでもなかなか見つけることはできません。では、メジャーリーグのバッターが舌を巻く、ダルビッシュ投手のスローカーブはどのような投げ方なのか、見てみることにしましょう。

ダルビッシュ投手のスローカーブの握り方とリリース

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人差し指を縫い目に沿うようにかけ、中指は指先が縫い目にかかるように握り、親指は中指の下になるように支え、親指と薬指は縫い目にかからないようにしている握り方です。ストレートと同じスピードで腕を振り、ボールを抜くようにリリースしますが、リリースの瞬間に少し手首に捻りを加えています。

ダルビッシュ投手の曲がりと落差の大きいスローカーブは、この握り方と投げ方でうまれていると考えられますのでスローカーブを投げる際の参考にしてみてください。

スローカーブの投げ方における注意点

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