2019年4月17日 更新

サッカーのギャップの意味とは?空白のスペースについて考えよう

数あるサッカー用語の中でギャップという用語があります。このギャップという用語は、特に少年サッカーの中で用いられることが多く、サッカー経験者ではないとなかなか理解できない言葉です。今回はサッカーのギャップの意味と、空白のスペースについて解説していきます。

  
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サッカーのギャップの意味とは?

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サッカーにおけるギャップとは、英語で、隙間相違ズレという言葉を意味し、サッカーに限らず日常用としてもその大きなズレを、ギャップが大きいという言葉で表現しています。サッカーにおけるギャップも基本的には同じような意味をさし、ディフェンダーとディフェンダーの隙間、つまりスペースを意味します。フォーメーションが広がったときにできるスペース、ボールの動きとともに間延びしたときに生まれるスペース、ディフェンスが守備体型に戻るまでの間にできらスペースなど、これらのスペースをギャップと捉えています。

現代サッカーにおけるギャップの必要性

現代のサッカーにおいては、ゾーンディフェンスが主流になっているのにともない、守備戦術が向上しているため、中央は大混雑していて、ギャップはほぼない状態です。その表れが、以前までなら攻撃の起点とされる司令塔の役割が年々、ボランチやセンターバック、サイドバックという後方の選手に代わりつつあるのもそのような原因によるためです。

つまり、攻撃側のチームはいかにギャップを作りだすことができるかによって、相手ゴールを脅かすことができるわけです。それでは、実際にどのようにしてギャップを作り出すことができるのかを以下で解説していきます。

サッカーにおけるギャップはどのようにして作るのか

サイドチェンジでギャップを作る

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ボールが片方のサイドに、例えば右サイドのタッチライン際にあるのであれば、ゾーンディフェンスは中央のスペースを消すように右側に寄っている状態になります。そこで、右サイドでボールを持った選手が、逆サイド(左サイド)にボールをロングフィードで展開することでゾーンディフェンスは左側に寄り始めます

その瞬間にギャップが生まれ、左サイドの選手はボールを受けた瞬間に縦のギャップへボールを入れることでチャンスを作り出すことができ、またはサッカーにおいて攻撃のリズムを作ることにつながります。

間受けの動き方でギャップを作る

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相手守備陣形が整った状態で、フォワードがオフサイドラインから戻ってくるように相手ディフェンスとディフェンスの間に入ってきてボールを受けることでディフェンスを引き付けることでギャップを作り出すことができます。これを間受け、またはくさびのパスからのポストプレーとも呼びます。日本代表では大迫選手や香川選手が得意としているプレーで、一旦間受けの動き方でフォワードにパスが入ると、ディフェンスとしては誰がマークに行くのか、という一瞬の迷いや戸惑いが生まれ、隙が生まれることにつながるプレーです。

オフザボールの動き方でギャップを作る

フォワードが得意とする、プルアウェイを含むオフザボールの動きでギャップを作ることもできます。サッカーにおけるオフザボールの動きでどうしてギャップが生まれるのかというと、近年主流となっているラインディフェンスがポイントになっています。

ラインディフェンスとは、最終ラインの4人(4バックの場合)が、横一列に並んでラインを統率するディフェンスのことで、このラインが乱れると一気にチャンスにつながります。そしてフォワードがディフェンスラインに顔を出して逃げていけばマークの受け渡しが行われ、また顔を出して逃げればマークの受け渡しが行われ、その瞬間にラインが乱れ、ギャップが生まれるわけです。

アーリークロスでギャップを作る

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また、サッカーにおけるカウンターなどで、、相手の守備体型が整う前にフォワードがプルアウェイで相手ディフェンスの裏をとる動きを見せてギャップを生み出した際にアーリークロスを入れることも効果的です。カウンターからアーリークロスを入れる戦術は、ゾーンディフェンスでコンパクトに中央を搾る守備戦術を敷くチームに対しては、守備陣形を整えさせる前に攻撃を仕掛ける点で最も効果的な攻撃といえます。

ただし、受け手と出してのタイミングがずれてしまうと、逆の意味でのギャップが生じてしまうので普段のトレーニングから合わせることが必要です。

ギャップを使うサッカーはジュニア年代に効果的

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サッカーのジュニア年代では個々の基本技術を磨いた上で、戦術としてサッカーを考えさせるために3対3や4対4、5対5を行う上で、ギャップは重要な考え方となり得ます。たとえば上の図のような状況の場合、青チームはどのようにディフェンスを崩して攻撃することが効果的でしょうか?という問いに対して、真ん中のギャップに10番か9番か6番が進入し、8番からボールを受けるという発想が芽生えるかということです。

このギャップをうまく利用できれば、くさびのパスにもなり、またはギャップでボールを受けてワンツーをしたりといった発想になってきます。ジュニア年代の選手に考えさせる良い題材になるわけです。

サッカーのギャップ まとめ

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サッカーにおけるギャップについて解説してきました。ギャップとは、ディフェンスとディフェンスの隙間のスペースを意味します。攻撃側としてみれば、スペースを見つけて攻撃を仕掛けるわけですが、近年は守備戦術が強化されてきたことでゾーンディフェンスが主流となり、バイタルエリアは混雑状態のため、ギャップを作る作業が重要になってきます。今後のサッカー観戦では、このギャップをどのように作るのかに着目してみると、また違ったサッカーの面白さに気づくかもしれません。
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