2018年4月3日 更新

クライフターンの決める方法とコツ【サッカーテクニック】

サッカーのドリブルスキルの1つ、クライフターン。往年の名プレーヤー、ヨハン・クライフが編み出したとされる技です。ドリブルの方法としては難易度は低いものの、クライフターンをサッカーの試合中に使う場合はコツが必要です。そのコツを紹介します。

  
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サッカーのクライフターンとは?

@nico178las - Instagram:「#ヨハンクライフ #Johan_Cruijff #オランダ代表 #Nederland #AFC_AJAX #アヤックス #14 #1974 #FIFA #world_cap #トータルフットボール #クライフターン #Cruijff_Turn #FW #MF…」 (29917)

サッカーのドリブルテクニックの1つ、クライフターン。マルセイユルーレットと並ぶ代表的なスキルです。

1970年代に、サッカーオランダ代表、そしてバルセロナでサッカー選手として活躍し、繊細なボールタッチで相手を翻弄するドリブルは「フライング・ダッチマン(空飛ぶオランダ人)」と称されたサッカー選手、ヨハン・クライフが編み出したことから、クライフ・ターンという名がつけらえれているドリブルスキルの1つです。

体の向きとは別の方向にボールを置くことで、ディフェンダーにサッカーボールを取られないように交わすクライフターンは、現代のサッカーではドリブラーと呼ばれる選手は、皆多用するドリブルスキルの1つです。今回は、クライフターンのやり方や方法、メリットやデメリットはもちろん、初心者でもクライフターンをマスターできるコツをご紹介します。

サッカーのクライフターンのやり方

覚えたら一生使えるフェイント

まず、基本となるクライフターンのやり方についてご紹介します。

ヨハン・クライフが実施したオリジナルのクライフターンは、キックフェイントと組み合わせるやり方がメインの方法でした。この辺りがマルセイユルーレットとは違うところです。

クライフターンの有名なシーンと言えば、サッカーW杯で見せたシーン。クライフが左サイドでボールを保持し、ディフェンダーに背を向けた状態で右足でセンターリングを上げるキックフェイントとからクライフターンで反転し突破するシーンです。これほど見事に決まったクライフターンは無いでしょう。それではこのシーンを、分解して解説していきましょう。

1.サッカーボールの横に軸足を置く

クライフターンを行う動作の1つ目は、サッカーボールの横に軸足を置くという動作です。
クライフターンを決めるコツで、意外と重要なポイントがこの軸足の位置です。

クライフターンは軸足の裏にサッカーボールを通すフェイントなので、サッカーボールに近すぎると軸足にサッカーボールが当たってしまいます。
かと言って、サッカーボールから離れすぎてしまうとフェイントがかかりません。

サッカーボールを蹴るときと同じくらいの要領で、サッカーボールの横に軸足を置くようにしましょう。

2.利き足でキックフェイント

軸足をボールの横に置いたら、今度は利き足でボールを蹴る動作を行いましょう。

ここは、実際にボールは蹴らずに、キックフェイントにします。
ボールに対しどの位置に足を当てるのかがとても重要なポイントになります。

右利きの人ならボールの右側をインサイドに当てるイメージを持ちましょう。

3.軸足の裏にサッカーボールを蹴ってドリブル

サッカーのクライフターンのメリット

加藤 彰さんはInstagramを利用しています:「空飛ぶオランダ人。#ヨハンクライフ#クライフターン」 (29918)

基本的なクライフターンのやり方を説明しました。

ヨハン・クライフが発明した時のクライフターンは、マルセイユルーレットとは違い、基本的には1対1の局面で使用されることが多く、ヨハン・クライフ自身もサイドの突破する際にクライフターンを多用していました。

しかし現代では、中央の密集した地帯や、複数のディフェンダーに囲まれた状態で、切り返しの感覚でクライフターンを活用する選手が増えてきています。

メッシやネイマールなど、密集地域でのドリブルを得意とするドリブラーを見ていると、利き足で軸足の後ろを通して進行方向を変更する方法を選択する選手は多いです。

このように、クライフターンをドリブルで利用する場合、2つのメリットが挙げられます。

1.ファウルをもらいやすい

クライフターンのメリットの1つは、ファウルをもらいやすいということです。

クライフターンは、軸足の後ろを通して進行方向を変えるので、ドリブルする際は軸足でボールを守りながら切り返せるというメリットがあります。

クライフターンは、フェイントからの切り返しで相手の逆を取るドリブルの技になるので、ディフェンダーは基本的に足を出して対応することが多くなります。

そのため、クライフターンが完全に決まると、相手の出した足に軸足が引っかかる形となるので、ファイルの判定がもらいやすくなります。

バイタルエリアでクライフターンを行うことで、チャンスを広げられるというメリットです。

2.パスコースを作り出せる

もう1つのメリットは、基本となるキックフェイントとクライフターンを組み合わせた形の場合のメリットです。

クライフターンは、突破する技だけではなく、キックフェイントと組み合わせることでパスコースを生み出すことが可能です。

基本的には、ボールを蹴り出すことを前提として考えますが、ディフェンダーが足を出してきた場合には、クライフターンで突破することで、コースを生み出します。

1度キレイに決まると、相手はクライフターンを警戒して来るので、簡単にパスが出せたり、クライフターンとは逆方向にドリブルしたりと、サッカーにおいて最も重要な駆け引きの上で相手ディフェンスを手玉に取ることが可能です。

密集地帯でのクライフターンでも、進行方向から180度近い方向転換を行うので、視野が開けてパスコースの開拓になります。

サッカーのクライフターンのデメリット

Shinya YoshidaさんはInstagramを利用しています:「. 憧れのサッカー選手。 . 初めてもらった背番号は14番だった。 クライフと同じ番号で気に入ってた。 . . 享年68歳。まだ早過ぎるでしょ。 . 偉大なるNo.14...。安らかに...。 . . #クライフ #オランダ #レジェンド #14  #フライングダッチマン…」 (29919)

サッカーにおいてクライフターンは、決まれば一気に局面を打開できるドリブルスキルでありながら、比較的初心者でも身につけることができるドリブルになります。

しかし、クライフターンにもデメリットはあります。それは、クライフターンができるということと、クライフターンを実際の試合で活用する方法は、全く別物だということです。

クライフターンを活用する場合は以下の高等技術が必要であり、それが最大のデメリットだと言えるでしょう。

1.広い視野の確保が必要

クライフターンを実際の試合で行う際の最大のデメリットは、広い視野の確保が必要だということです。

サッカーにおいて広い視野を確保するというのは、かなりの技術を持った選手でも難しいことです。
特に、密集した地域でクライフターンを成功させるのは、とても難しいことで、クライフターンをマスターするよりも難易度が高いことがデメリットだと言えます。

通常のドリブルと違い、相手と自分の間に軸足を入れるので、相対する敵からボールを守ることができる一方で、周辺のディフェンダーがボールを取りに来た時には、一歩分足を出すタイミングがどうしても遅れてしまいます。

そのため、周囲の状況をしっかりと把握し、この場所に置けばボールは取られないという適切な状況判断と、狙ったところにボールを置ける技術が必要なのです。

この視野の確保をトップスピードの中で正確に行わなければならないというのは、クライフターンを成功させるのに必須の条件であり、クライフターンを実践することが難しいとされるデメリットです。

2.スペースが必要

クライフターンを実践する上でのデメリットとしてもう1つ考えられるのが、広大なスペースが必要だということです。

クライフターンが発明された時代は、ピッチを広く使う傾向にあり、常にスペースがあるサッカーでしたが、現代のサッカーではスペースが無い状態でのプレーが普通となっています。

メリットでも挙げたように、クライフターンは一気に局面を打開できる必殺技的な要素が強い一方で、なかなか繰り出すタイミングが難しいというデメリットもあります。

マルセイユルーレットとは違い、スペースが必要なため、敵・味方が密集した地帯でクライフターンは繰り出すのは難しいことはデメリットです。

1対1などでは絶大な効果を発揮する一方で、敵が多い局面ではそもそもクライフターンを実行する方法が見当たらず、使える局面が限られているというデメリットです。
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