2018年4月14日 更新

フットサルの戦術考察!基本戦術9つと動き方とは?

フットサルは知っての通り基本的なプレーはサッカーと同様ですが、戦術においてはサッカーよりもよりスペースメイクの意識とチームメイト間の連携を重要視するものとなっています。フットサルの基本的な戦術からその応用による動き方9個を解説していきたいと思います。

  
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フットサルとサッカーの戦術的な違い

フットサルを非常にシンプルに説明するとサッカーの局面を狭く切り取ったスポーツだと言えます。コートの大きさが小さくなった分敵味方の距離が近くなり、よりダイナミックでスピーディな試合展開となり、サッカーの試合のように間延びした状況が起こりづらいところにフットサルの面白みがあると思います。
このような差異はテクニック面だけでなく、フットサルで求められるチーム戦術と個人戦術にも表れてきます。まずは個人戦術における基本的なプレイのやり方、考え方、動き方等を解説して、それを踏まえた基本戦術9つを順に説明していきたいと思います。

フットサルの個人戦術の基本とは?

個人戦術とはチーム全体で行う戦術ではなく選手個人がプレイを選択する上での考え方のことで、サッカーでもフットサルでもプレイの種類やテクニックは同様ですが、その戦術的な考え方の違いがやり方の違いとなってきますから、まずはここをしっかり抑えておきましょう。
テクニックが十分にあったとしても、フットサルのための個人戦術が身についていないと試合での活躍は難しいものとなってしまいます。

フットサルのドリブルの性質

フットサルにおいてもサッカー同様重要なテクニックとしてドリブルがありますが、フットサルでは戦術的により重要なテクニックとなっています。通常サッカーでは数的優位を作り出したり局面を打開するためにドリブルを活用しますが、フットサルではコートが狭く相手との間合いが近いため、それほど相手の守備を突破することに重きをおいてはいません。
ボールが小さいため細かなタッチによるコントロールが難しいということも影響しています。仮に相手一人を突破できてもすぐ近くに次の相手が控えているので、数的優位を作ることにはなりにくいことも一因として考えられます。

そこでフットサルではドリブルという個人戦術に、突破よりも確実なキープ、そして味方の動く時間を稼ぐ「間」としての戦術的意味をドリブルに持たせるやり方をしています。つまり局面打開の武器としての役目より、リスクマネージメントとオフェンスのサポートという2つの役目の方が強くなっているのです。

より質の高いフォロー&カバーが必要

フットサルは狭いコートに同数の敵味方が存在するため、常時マンマークされた状態でオフェンスや守備を行います。ですから、オフェンスでは前に出た味方のポジションを埋めるためにフォローしたり、守備ではマークに合わせて動いた味方の開けたスペースをカバーするなどの連動性が非常に大切となってきます。
つまりオフェンス時でも守備時でも動かなくて良いときなどはなく、サッカーのように明確なポジション毎の分担が存在しないため、常に周囲の動きを察知し的確にフォローなりカバーなりを行い続けなければなりません。

スペースメイクのための細かなフリーラン

ドリブルは突破しにくく漫然としたパスでは密集したフットサルのコートでは簡単にカットされるとなると、オフェンスでの崩しで有効に使えるテクニックはオフザボール時のフリーランニングということになります。
サッカーにおいてもオフザボールの動きでスペースメイクをすることはゴール前で重要な戦術的動きですが、フットサルではほぼオールコートでこの動きをする必要があります。前述したフォロー&カバーと併せて考えると、フットサルではどのようなときも走り続けなければならないことがわかりますので、練習においてのスタミナアップは必須だと言えます。

ポジションがあってないような流動性

ここまで見てきたようにフットサルはサッカーのようにポジションという概念が薄く、オフェンスの中心や守備の中心となる選手がいたとしても、明確に役割があるわけではなく、またポジションでエリアを分担するというやり方もしません。
オールコートで流動しながら連携することでシュートまでの形を作りますし、そのためのスペースを生み出すのも流動性です。
逆にポジションに固執するような動き方をする選手がいるとバランスを失いやすく、チームとして強くなることが難しくなるでしょう。
また守備においても流動しながらカバーリングをお互いに行いスペースを空けないように守りますから、ポジションではなく人につく守備ということを練習においても強く意識しておきましょう。
メンバー全員が攻守におけるテクニックを練習でしっかり身につけておかなければならないということです。

フットサルの基本的な戦術フォーメーション

フットサルの個人戦術が分かったところで、次は戦術的な動き方を行う下地となるフォーメーションについて学んでおきましょう。もちろんポジションという概念がサッカーよりも薄いフットサルですから、これらはあくまで基本的なもので、試合中はこのような形にこだわる必要はありません。
しかし大まかなポジションであっても、各選手が意識するエリアを作っておくことで、後述する戦術的な動きを理解しやすくなるので、練習においても自分たちのチームがフットサルの試合で勝つためにはどのようなフォーメーションが良いのか話し合っておくことが大事だと思います。

1-2-1ダイヤモンド

 (31155)

俗にダイヤモンド型と呼ばれるフォーメーションで、ピヴォとフィクソという縦の軸ポジションを作ることで戦術的な柔軟性があり、アラのポジションに初心者を起用しやすいものとなっています。
フィクソからのパスコースがバランスよくコートにあることでボール回しがしやすく、またこのフィクソを起点に戦術を考えていくことで戦術的な動き方がイメージしやすいというメリットがあります。

2-2ボックス

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ダイヤモンドに対してボックス型と呼ばれるフォーメーションです。
こちらはダイヤモンド型が縦軸を重視して戦術を取り入れていくのと対照的に、前線2人守備2人という役割分担の考え方が根底にあるフォーメーションとなっています。
狭いフットサルコート内をバランスよくポジションを配して守備することができる反面、オフェンス時のポジションチェンジを効果的かつ積極的に行わないとボールが回りにくいという欠点があります。
ただ前線2人の連携力が高ければ動き方によっては少ない人数で攻撃を完結できるため、リスクマネージメントに優れていると言えると思います。

フットサルの応用フォーメーション

フットサルの基本フォーメーションのダイヤモンド型とボックス型のやり方がわかってくると、それらのフォーメーションの応用となる、より戦術色の強いフォーメーションを活用できるようになると思います。
こちらのフォーメーションは試合開始から導入するより試合展開に合わせて変化させて、常に自分たちが優位に試合を進めていけるように使っていくべきものだと思いますが、バランスを維持しながら活用するためにはしっかりと戦術練習をしておく必要があるでしょう。
ですから初心者がいるようなチームでは基礎フォーメンションが理解できていないため、実戦では使いにくいものだと言えます。

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