2018年9月30日 更新

ターンオーバー制サッカーの意味合いとは?新しい可能性【用語説明】

サッカーにおけるターンオーバー制の仕組みやそのメリットとデメリット、なぜ日本ではあまり採用されていないかを詳しく解説しています。また、ターンオーバー制がサッカーの戦術にどのような変化をもたらすかも紹介していますのでぜひご覧ください。

  
81 view お気に入り 0

サッカーのターンオーバー制とは?

 (59390)

サッカーのターンオーバー制の意味

サッカーのターンオーバー制とは近年話題となっているテーマですが、このターンオーバー制を用いる上で様々なメリットとデメリットがあり、全てのチームが用いるべきというものではありません。
ターンオーバー制の意味はサッカーのリーグ戦やカップ戦で先発メンバーを大きく入れ替えて試合に臨むことで、レアル・マドリードなどヨーロッパの強豪チームが多く用いており、先発メンバー全員を入れ替えるターンオーバーもあれば、ゴールキーパーなど同ポジションの選手を試合毎にターンオーバーするというやり方もあります。

サッカーの過密日程が原因で始まった

 (59393)

なぜターンオーバー制が始まったかというと、それは近年サッカーがよりスケジュール的に過密になってきていることが原因です。例えばバルセロナの場合、毎週末にリーグ戦、ミッドウィークにチャンピオンズリーグ、国王杯といった真剣勝負の戦いをしなければならず、週に2試合を戦うということも多々あります。
一般的にサッカーの試合を行なった後、1週間で疲労回復しコンディションを整えられると言われていますが、週に2試合あると中2日で疲労の残った状態で試合に臨まなければならず、ベストパフォーマンスはおろか怪我のリスクも伴います。そこで先発を入れ替えるターンオーバー制に注目が集まり、取り入れるチームが増えてきています。

サッカーのターンオーバー制を用いるメリット

選手がフレッシュな状態で試合に臨める

サッカーの過密日程に対してターンオーバー制を用いることによって、選手がよりフレッシュでコンディションの整った状態でサッカーの試合に臨むことができるため、ベストパフォーマンスを出しやすくなります。特別な選手の場合は異なりますが、多くの選手は少しのレベルの差があったとしても、疲労がたまり動けない状態の選手よりも、疲労がなく頭もフレッシュな状態の選手の方が良いパフォーマンスをします。
また、ターンオーバー制を用いることで疲労の溜まっていない状態でプレーでき、怪我をするリスクも抑えられるため、選手にとってもチームにとってもメリットがあります。

戦術的変化を起こすことができる

サッカーニュース:Qoly(コリー)さんはInstagramを利用しています:「マンチェスター・ユナイテッドとエヴァートンがロメル・ルカクの移籍について移籍金7500万£(約85億円)で合意との報道。  #Qoly #コリー #サッカー #⚽ #ルカク #lukaku #manchesterunited #everton #マンチェスターユナイテッド…」 (59382)

サッカーの戦術とはチームによって異なっていますが、その戦術に大きく関係するのがどのような特徴を持った選手がいるかということで、選手が変われば戦術も必然的に変わってきます。サッカーのターンオーバー制はメンバーをガラッと変え、その選手達に合わせた戦術を用いることになるため、ターンオーバー制を採用することはチームとして2つの色に違う戦術を持つことを意味し、戦術的変化を起こすことができます。
例えば、攻撃的な選手が多いターンの時はよりアグレッシブに攻める戦術を、逆に守備的選手が多い場合は守ってカウンター戦術を用いるなどといった形です。相手チームにしてみれば、1つのチームが2つのチームを持っているかのようであり、非常に戦い方を決める際に困難になります。

選手のモチベーションを向上させる

舞(mai)さんはInstagramを利用しています:「2016年8月28日(日)松本山雅FC vs 徳山大学⚽試合を見守る控え選手たち…」 (59389)

サッカーのプロチームの場合、スタメンで出るメンバーというのはある程度固定されてくるため、出場機会の減少するメンバーが必ず出てきてしまいます。例えば昨年度のレアル・マドリードの場合、ベイルがスタメンで出られず不満を募らせたということが話題に上がりましたが、スタメンで試合に出れないというのは選手にとって最もモチベーションが下がる原因になります。
そのような問題を解決するためにもターンオーバー制は効果的で、スタートで出る機会増えモチベーションが向上するだけでなく、チームへの所属意識も高まっていきます。

サッカーのターンオーバー制を用いるデメリット

戦術の浸透が難しい

サッカーのターンオーバー制は戦術的変化をもたらすことができると同時に、2つの異なる戦術をチームに浸透させるのは非常に時間がかかり、なおかつ難しい作業です。
なぜならば、1ヶ月間のプレシーズンにおいて1つのチーム戦術を浸透させるのも困難であるにもかかわらず2つ目にまで手が回らないというのがほとんどのチームの実情です。ですのでターンオーバー制を用いる際には戦術理解が早く、なおかつ個人戦術の高い選手が多いチームであるほど容易に取り入れることができます。

中心選手の負荷が高い

サッカーのターンオーバー制を用いたとしても、試合での勝利を目指す上でチームに欠かすことのできない選手は必ず存在します。
例えばバルセロナのメッシがその代表で、メッシが戦術であり、観客もメッシを見るためにスタジアムに足を運ぶといっても過言ではなく、どうしてもスタメンで使わなくてはいけなくなります。そうなるとその選手の疲労はたまり続け、パフォーマンスが下がり、さらに怪我をしてしまうという最悪の事態にもなりかねません。ゆえにターンオーバー制とは中心選手にとってはあまり意味のない制度と言えます。

日本でターンオーバー制があまり使われない理由

鹿嶋一郎さんはInstagramを利用しています:「#2018年 #9月5日(水)の #Jリーグ #ybcルヴァンカップ(#Jリーグカップ) 準々決勝第1戦「#鹿島アントラーズ vs #川崎フロンターレ」(#カシマサッカースタジアム)の #スターティングイレブン(#startingeleven) #鹿島アントラーズ戦…」 (59385)

ベストメンバー規定

日本のJリーグにはベストメンバー規定というものがあり、最近でいうと湘南ベルマーレがその違反をし制裁金を課されています。ベストメンバー規定とはその時点におけるチームのベストメンバーをもって試合に臨まなければならないというもので、海外においても規定はあるものの非常に取り締まりは緩くなっています。
この規定があるために、Jリーグのチームはターンオーバー制を採用するチームは少なく、多くの選手が疲労を蓄積した状態でプレーをするということが起きています。
36 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

nosedori nosedori