2018年9月30日 更新

シンカーの投げ方とボールの握り方とは?変化球をマスターしよう

野球の変化球の一種にシンカー(sinker)があります。シンカーはスクリューと呼ばれることもあり、それぞれの定義は諸説ありますが、利き腕の方向に曲がりながら落ちるこの球種は、主にゴロを打たせる球種です。ここでは、シンカーの握り方から投げ方までを紹介します。

  
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シンカーとは

サイ・ヤング賞も受賞した故ロイ・ハラデーのシンカー

野球の変化球の一種に数えられるシンカー(sinker)は、sinkという英単語の意味の通りで沈む球種ですが、同じ沈む球種であるフォークボール(forkball)とは次の特徴から区別されます。

■利き腕の方向に曲がりながら落ちる

利き腕の方向に曲がりながらという点が大きな違いで、同じく利き腕の方向に曲がる球種にシュートボール(shootball)がありますが、イメージとしてはフォークボールとシュートボールを足して2で割った球種と言えます。

シンカーの変化と軌道

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シンカーという球種は、その名が示す通り縦方向の変化として沈む、あるいは落ちる軌道を描きますが、それと同時に横方向にも変化し、ピッチャーの利き腕側に曲がります。従って、ストライクゾーンを9分割したものをイメージすると次のように変化する球種となります。

■右投手の場合:真ん中から右打者の内角低めに変化する
■左投手の場合:真ん中から右打者の外角低めに変化する


細かく見ると、シンカーの変化やボールが描く軌道は、ピッチャーの投球フォームによっても異なるところがあるので、大まかな表現であることに留意してください。

シンカーの球速と回転

野球の変化球は全て直球より遅いです。シンカーは、多種多様な変化球の中でも球速は遅い方に入ります。
その理由は、回転(スピン)が少ない球種であるためで、シンカーを投げるピッチャーの投げ方にもよりますが、次のことが回転が少ない要因となります。

■リリース時に、特に人差し指で押し込まない
■リリース時に、中指と薬指の間から抜く


横方向の変化球で、利き腕側に曲がるシュートボールは、人差し指でも押し込んでいきますし、フォークボールは人差し指と中指の間から抜きますから、それらの球種とは異なる球種となります。

スクリューボールとの違い

ウィキペディアでシンカーを調べると、スクリューボール(screwball)と一緒に紹介されています。
シンカーとスクリューの線引きには諸説あるようですが、大きな違いはなく投げるピッチャーに依存し、本人が持ち球としてシンカーと言えばシンカーだし、スクリューと言えばスクリューです。

中には、シンカーとスクリューの両方を持ち球にしているピッチャーもいて、球速と変化の度合いで線引きをしているようです。また、アメリカのメジャーリーグでは、日本でいうシンカーがチェンジアップに分類され、シンカーはシンキングファストボール(sinking fastball)のこと指す見方もあるようです。

シンカーのボールの握り方

野球の変化球のボールの握り方は、多種多様にあり、同じ球種でもピッチャーによって握り方は変わりますし、縦と横のスライダーなどのように、同じ球種でも2種類以上を投げ分けるピッチャーもいます。このことは、ピッチャーの投球フォームであったり、ボールを握る手の指の長さが違うことに起因します。

シンカーについても同様で、ボールの握り方は1種類ではありませんが、ここでは基本的なシンカーの握り方2種類を紹介します。

シンカーの握り方①

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1つ目のシンカーの握り方を紹介します。
そのポイントは次の通りです。

■手のひら側からボールを見ると指が正五角形に近い配置になる
■中指を縫い目にかける
■人差し指にはほとんど力を入れない


鷲掴みに近いようですが、中指と薬指の間からボールを抜くことを考えて指を配置して、事実上中指と薬指と親指の3本でボールをホールドしてください。利き腕側に変化させるためには中指の引っ掛かりが非常に重要ですので、きちんと縫い目に掛けましょう。この握り方は、比較的指が長めの方向きです。

シンカーの握り方②

野球の変化球シンカーについて、2つ目の握り方です。
要点は次の通りになります。

■カーブの反対のイメージで、手のひら側から見て人差し指と中指と親指がボールの右半分に配置(右投げの場合)
■中指を縫い目に掛ける
■人差し指にはほとんど力を入れない

3点の内2つは、1つ目の握り方と同じになります。やはり、リリース時に中指と薬指との間からボールを出していくことをイメージすることが重要です。また、こちらの握り方は、比較的指が短めの方に適しています。
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利き腕ごとのシンカーの投げ方

野球の変化球であるシンカーは、利き腕と反対に曲がりながら落ちる球種です。従って、右投げと左投げとで変化の方向が異なるわけですが、ここで右腕と左腕それぞれのシンカーの投げ方について触れていきます。

前提としてあるのは、右打者に対してと左打者に対しての違いです。
■右投手の右打者に対するシンカー:内角を抉りながら落ちる
■右投手の左打者に対するシンカー:外角に逃げながら落ちる
■左投手の右打者に対するシンカー:外角に逃げながら落ちる
■左投手の左打者に対するシンカー:内角を抉りながら落ちる

右投げのシンカーの投げ方

摂津正投手の投球練習(5・6・7球目がシンカ―)

右投げのピッチャーの場合、シンカーは右打者の内側に、左打者の外側に曲がりながら落ちますが、投げ方で重要なことは、いずれの変化球を投げる時と同様にはなりますが、腕の振りを変えないことです。

これは右投げだからということではありませんが、シンカーの投げるにあたって、リリース時に捻りを加える投げ方と、捻りを加えない投げ方があり、それぞれでその変化に次のような特徴があります。

■捻りを加える:横方向の回転が増すため横への変化が大きくなり球速は捻らない投げ方より速い
■捻らない:ボールの回転が少なくなるため、落差が大きくなるが、球速は捻る投げ方より遅い

左投げのシンカーの投げ方

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