2020年6月18日 更新

パワーカーブとは?握り方・投げ方などのコツを丁寧に解説!

パワーカーブとは、縦方向に曲がる球速の速い変化球です。キレのよいパワーカーブを投げるコツは、縫い目の使い方や指の使い方、腕の振り方にあります。打者にとって対応が難しく、打ち損じてゴロアウトを取りやすいパワーカーブは、パワーヒッターに有効な変化球です。

208 view お気に入り 0

パワーカーブとは?

Login 窶「 Instagram (142267)

パワーカーブとは、カーブの一種です。しかし、縦に曲がりながら落ちていく球速の速い変化球なので、球速の遅い通常のカーブとは全く違います。​パワーカーブを投げるピッチャーは、メジャーリーグには多くいるのですが、日本のプロ野球選手ではまだまだ少なく、貴重な新・変化球的存在です。

パワーカーブの特徴

 (141362)

パワーカーブは、球速が速く、鋭く曲がる球種です。メジャーリーガーの間では、ハードカーブ・スパイクカーブとも呼ばれています。打者が鋭い変化に対応しにくいため、ヒットゾーンに打つことが難しい変化球で、三振の欲しい場面で投げると非常に有効です。

カーブとの違い

パワーカーブとカーブの違いで、最もわかりやすいのは球速です。カーブは球速が遅いうえに変化するので打ちにくく、ストレートと組み立てて球速の落差を使って打者のタイミングをずらすことができます。しかし、うまくタイミングを合うと、遠くまで運ばれることが多い弱点がある球種でもありました。対照的にパワーカーブは球速が速いため、変化とスピードに目が慣れることが難しく、人間の動体視力の限界を感じる球種です。

スライダーとの違い

パワーカーブとスライダーとの違いは、曲がる方向です。パワーカーブは、高速で縦に曲がります。一方、スライダーは横に曲がる変化球なので、曲がる方向が縦と横という点で、全く違う変化球と区別されています。

パワーカーブの握り方

パワーカーブの握り方には、いろいろなパターンがあります。基本は中指を縫い目にかけ、人差し指をそろえる握り方。ほかには、人差し指を立てて握るピッチャーや、人差し指を曲げて爪の部分をボールに当てて握るピッチャーもいます。決まった握り方がないのも、基本型のカーブから試行錯誤された球種だからです。

パワーカーブの握り方①

 (140973)

パワーカーブの握り方を正面から見た画像。中指を縫い目にかけて握り、人差し指と中指を押し込むように投げると、縫い目にかかった中指でボールに強く回転をかけることができます。

パワーカーブの握り方②

 (140975)

ナックルカーブと呼ばれるパワーカーブの握り方を正面から見た画像。人差し指を曲げ、爪の部分をボールに当てるように握ります。人差し指を曲げているので、画像①よりも薬指がボールを支えるような位置に持ってくることが必要です。

パワーカーブの握り方③

 (140976)

ナックルカーブの握り方を斜め後ろから見た画像。人差し指を曲げ、ボールに押し当てて握っている様子がよくわかります。

縫い目の使い方

パワーカーブを投げる時の縫い目の使い方はさまざまです。ピッチャーの指先の感覚は非常にデリケート。登板する日の調子や天候などで縫い目の使い方は違ってきます。ほかのピッチャーと同じではなく、自分にあった縫い目の使い方をして投げることを重視しています。

指の使い方

パワーカーブの投げ方で大切なことは、ボールの縫い目にかけた中指と人差し指を強く押し込んで、強いスピンをかけ、ボールをリリースすることです。変化球を高速で投げるには、指の使い方は非常に重要で、指の使い方や力の入れ方の違いでスピードや軌道が変わります。

パワーカーブの投げ方

Login 窶「 Instagram (141446)

パワーカーブは、投げるときの腕の振り方・回転のかけ方などで球速や落ち方に違いがでる球種で、ピッチャーは腕の振り方に工夫をこらして独自のパワーカーブを投げています。

正しいフォーム

 (142269)

ピッチングフォームがピッチャーによって違うため、パワーカーブを投げる時の正しいフォームはありません。他の球種を投げるときと違いのないフォームが、正しい投げ方です。

腕の振り方

パワーカーブを投げるとき、腕は上から下に振り下ろします。パワーカーブは、縦の軌道で落ちるように曲がる変化球なので、腕を縦方向に速く、強く振って投げます。速く強く振ることで、ボールの回転にトップスピンをかけることができるため、腕の振り方は大事です。

回転のかけ方

パワーカーブはトップスピンをかけて球速を上げる変化球です。縫い目にかけた指をリリースの時に強く押し込み、腕を強く振ることでボールにトップスピンがかかると、球速が上がり、変化も大きくなります。

パワーカーブを投げるコツ

Login 窶「 Instagram (142286)

パワーカーブを投げるコツは、リリースのときにあります。パワーカーブを投げるには、指の使い方・手首の使い方が重要なポイント。ただ投げるだけでは、効果的なパワーカーブにはなりません。かなりの練習が必要です。

指で切る?

球速の速いパワーカーブは、人差し指と中指でボールを切るように投げると言われています。少しわかりにくい表現ですが、ナイフでステーキを切るときのように、指先に力を入れてボールを押し込んで投げると言うとイメージしやすいかもしれません。速い回転がかかるように投げ込むと、球速が上がります。

手首の使い方

Login 窶「 Instagram (141445)

パワーカーブを投げる瞬間、手首を外から内側へひねるように投げ込みます。スライダーを投げるときは、大きい角度で手首をひねりますが、パワーカーブの場合は、スライダーを投げるときよりも小さい角度で手首をひねって投げるとキレがよくなります。

球種を悟られない方法

 (142271)

パワーカーブを効果的に使うために、最も大切なことは球種を悟られないことです。さまざまな球種を投げるピッチャーにとって、いつも同じフォームで投げることができるようになるのは理想的です。しかし、リリースのときに手首をひねる特殊な動きをするパワーカーブは、特に球種を悟られやすくなります。どんなによい球でも、球種がわかっていれば打たれる可能性がかなり高くなってしまうので、パワーカーブを投げることを打者に悟られないことが大切です。
76 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

バスターエンドランとは?具体的なやり方や意味などを解説!

バスターエンドランとは?具体的なやり方や意味などを解説!

バスターエンドランは、送りバントが想定される場面で有効な戦術です。バスターエンドランをやるときには、打者は最初バントの姿勢を取りますが、相手が前進守備を敷いたのを確認し、相手投手が投げたと同時にヒッティングに切り替えて意表をつきます。バスターエンドランは、攻撃側にとって賭けの攻撃ですが、成功するとチャンスが広がります。
ワインドアップとは?ノーワインドアップ・セットポジション・クイックモーションとの違いを解説

ワインドアップとは?ノーワインドアップ・セットポジション・クイックモーションとの違いを解説

ワインドアップとはピッチャーの投球モーションのことです。一般的にワインドアップは腕を頭の上に振りかぶりながら投げるフォームでバッターに威圧感を与えられます。他にも投球モーションにはセットポジションやクリックモーションなどがあり、特徴や使用する場面が異なります。
Anonymous | 117 view
二段トスの上げ方とは?バレーボール初心者が知っておきたいコツとは?

二段トスの上げ方とは?バレーボール初心者が知っておきたいコツとは?

二段トスは、味方のパスが乱れたときに後方やコート外から高くゆるく上げることが基本です。全身をバネのように使うと、バレーボール初心者でも比較的上げやすくなります。オーバーハンドでは手からヒザへ力を入れる方法、アンダーハンドでは重心のかけかたに練習ポイントを置くことが上達のコツです。
emikobayashi215 | 110 view
ハンドボールの投げ方とは?上手に投げる2つのコツとは?

ハンドボールの投げ方とは?上手に投げる2つのコツとは?

ハンドボールの投げ方には、オーバースローとサイドスローがあります。ハンドボールを上手に投げるコツは、正しくボールを握ることと腰の回転を利用した投げ方をすることです。パスやシュートで正確にボールを投げることがハンドボールの試合運びに重要になります。
dra.d | 277 view
Dクイックとは?バレーボールのクイックの具体的なやり方を解説!

Dクイックとは?バレーボールのクイックの具体的なやり方を解説!

Dクイックとは、セッターが後方1~3mに上げた平行トスをクイックする速攻攻撃です。ブロード攻撃とも呼ばれる難しい技で、アタッカーはトスが上がる瞬間に動き出し、相手を見極めて方向・緩急を打ち分ける必要があります。Dクイック成功のカギは、セッターとアタッカーとのコンビネーションです。
emikobayashi215 | 57 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

zucchi55 zucchi55
amazon