2020年5月12日 更新

剣道の歴史とは?起源・始まりや防具・竹刀の歴史を簡単にわかりやすく解説

剣道の歴史は、江戸時代の日本から始まりました。剣道の起源は日本の古武道で、江戸時代中期に竹刀で打ちあう稽古が始まり、歴史を経て継承され発展したものが現在の剣道です。竹刀と防具を使った打ち込み稽古は、武士の実戦の勘を鈍らせない目的で、鍛錬法として始められました。

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剣道のわかりやすい歴史

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剣道は刀を使って戦う剣術がルーツですが、歴史始まりは江戸時代の竹刀稽古であったと考えられています。江戸時代は、幕府の統治が長く続き、武士が真剣を使用する機会が減ったことによって腕が落ちるのを防ぐため、日頃の訓練の必要性が大きな課題でした。

武士たちの訓練方法の工夫によって生まれた、新しい竹刀で打ちあう稽古の方法が、現在の剣道の基礎です。

剣道の起源・始まり

剣道の起源は、江戸時代に始まった防具着用の竹刀稽古(撃剣)です。剣道の始まり当時の武士の平時の修練は2種類ありました。

・素振りや木刀で打ちあい
・敵を想定した型


江戸時代後期に、竹刀を持って実際に相手に打ち込む打ち込み稽古法が確立したことが、現在の剣道の直接的な起源です。

剣道の語源

剣道の語源は、真剣を使った剣術との区別に使われた言葉が由来しています。江戸時代では、稽古も実戦を想定した鍛錬と考えられており、撃剣剣術と呼ばれることがほとんどでした。
剣道の名称が正式に採用されたのは、1911年(明治44年)に、剣道が中等学校の教育科目に加えられたときです。

剣道の発祥国

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剣道の発祥国は日本です。剣道は、過去に他の国の武術と混同され議論を呼んだこがをきっかけで、全日本剣道連盟が日本で育った歴史的背景をもったもの​といった確実な定義を決めました。

現在では、世界各国からも剣道が日本発祥のものであると認知され、英語でも由来の日本語と変わらない響きのKENDO(けんどう)と表記され親しまれています。

剣道の発祥の地

剣道の発祥地は江戸です。江戸末期に栄えた三大道場の発祥地は、現在の東京都の中央区と千代田区の場所にありました。剣道の始まりとなる防具と竹刀を使用した稽古は複数の流派から派生しているため、発祥地も複数にわかれています。

剣道の歴史年表

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剣道の歴史の年表は、剣道のルーツの竹刀稽古が考案された江戸時代中期から始まります。

竹刀の打ち合いだった剣道は、長い歴史のなかで次第に試合のルールや段位制度が制定され、改訂を重ねたことで現在の剣道のスタイルが確立しました。

剣道が発祥した江戸時代

江戸時代中期 直心影流の長沼国郷が竹刀を使った稽古法を確立
面・小手が使用され、丈夫な四つ割り竹刀が作られる
江戸時代後期 撃剣と呼ばれる防具着用の竹刀稽古が盛んになる
江戸時代の剣道の歴史は、剣道の発祥がメインの時代です。江戸時代には幕府の統治が260年続き戦いが減少したため、武士が真剣を使用する機会がほとんどなくなりました。

腕が鈍るのを防ぎたいと考えた武士たちは、有事に備えた新しい訓練の内容を工夫したどり着いたのが、竹刀を使用した鍛錬です。
江戸時代後期には、研鑽を積むため交流試合をする道場も発祥しました。

明治~大正時代

明治元年 王政復古の大号令で江戸幕府が廃止される
明治6年 剣術を見世物とする撃剣興業が始まる
明治9年 廃刀令で武士の帯刀が禁止される
明治28年 大日本武徳会が結成され、日本武術が振興される
明治44年 撃剣が中等学校の教育科目になる
大正6年 剣道に段位制が導入される
明治時代の剣道の歴史は、武士が身分を失った時代です。明治維新で職を失うこととなった武士たちは、始めは剣術の試合を見世物として収入を得ていましたが、いつからか剣術の需要が高い警察に就職する傾向が強くなりました。
明治18年に弥生神社で警視庁主催でおこなわれた、第1回奉納武術大会には、全国から多くの剣士が集まりました。第1回奉納武術大会が、現在の全国規模の剣道の大会の始まりであると考えられています。

昭和

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