2018年12月25日 更新

フォークの投げ方とコツ!ポイントはボールの握り方と回転のかけ方?

野球の変化球の一種であるフォークボールについて、その握り方や投げ方を含めて説明します。打者の手元でストンと落ちるフォークボールは、空振り三振を奪える、縦の変化球でプロ野球選手でも持ち球にしているピッチャーは多いです。フォークを学んでレベルアップしよう!

  
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縦方向に変化する球種フォークの特徴とポイント

フォークボールの名手たち

日本のプロ野球選手(NPB)において、現役引退済の方で言えば、野茂英雄氏や佐々木主浩氏、2018年時点での現役選手で言えば千賀滉大投手や上原浩治投手、はたまた海を渡ってアメリカ・メジャーリーグ(MLB)でプレイしている田中将大投手などの代名詞と言える球種といえばフォークボール(forkball)です。

フォークボールは野球の変化球の一種で、直球の軌道から打者の近くで落ちる球種で、専ら空振りを奪えるボールとして有効に活用しているピッチャーが多いことでしょう。まずは、擬音を使ってでストンと落ちると表現されるフォークボールの投げ方やコツを紐解いてみます。

フォークの軌道

野球の変化球の一種であるフォークは、落ちる球種であり縦方向の変化球です。一般的には、ピッチャーがリリースしてから直球の軌道でキャッチャーをめがけて飛んでいき、ホームベース手前から沈みます。

近年、非常に活用するピッチャーが増えているチェンジアップと比較すると、次のような違いがあります。
 ■速度:フォークボール > チェンジアップ
 ■変化し始める早さ:フォークボール < チェンジアップ
  ※チェンジアップの方が速く変化し始める


チェンジアップは球速を落として落差をつけることで、フォークボールは球速はあまり落とさずに落差をつけて打者を打ち取りますが、投げ方のコツとしてはあまり違いはなかったりします。

フォークの回転

いずれの野球の変化球の投げ方でも重要であり変化の肝と言えるのがボールの回転ですが、フォークボールは回転を掛けない(あるいは回転を減らす)ことがコツである球種です。

一般的に、キレがあるとか、伸びのあるなどと表現される直球は、リリースされた瞬間の初速と、キャッチャーミットに収まる時点の終速の差が少ないことが特徴なのですが、それを生み出しているのが後ろ回転(バックスピン)です。後ろ回転をかけることでマグヌス効果により揚力を得るのですが、フォークボールは回転が(殆ど)ない投げ方をするため、マグヌス効果が小さくなり重力に引っ張られて落ちる(沈む)のです。

フォークを投げるには握力が必要

@kazukimy1949.89 on Instagram: “お化けフォーク⚾️➰👻#野球 #フォークボール #ソフトバンクホークス #ホークス #千賀滉大 #41 #お化けフォーク” (64713)

フォークボールは野球の変化球ですが、その名前は握り方に由来しています。一般的には、人差し指と中指を大きく開いてボールを挟み込んで握るのですが、この握り方が飲食に使用するフォークに似ていることから、フォークボールと呼ばれるようになりました。

この挟み込んだ握り方で、より直球に近い球速のボールを投げるコツは、人差し指と中指による挟む力、つまりは握力が必要な投げ方になります。例えて言うならば、サッカーのスローイングをする際に、ボールを真横から挟んで遠くに飛ばそうとすると、両手でボールを強く挟まなくては力が加わらないのと似ています。

従ってフォークボールは、投げる度に握力を消耗していくのです。

フォークの投げミスは致命傷になる

野球のピッチャーはフォークボールの投げ方として特別なことをする必要はありませんが、細心の注意を払わねばなりません。なぜなら、フォークボールの投げミスは致命傷になるからです。その因果関係には次のようなものがあります。

■すっぽ抜ける⇒力の無い打ち頃の直球になる⇒痛打される
■指が引っ掛かる⇒ワンバウンドする⇒暴投になる⇒ランナーがいれば進塁する


マスターすれば、伝家の宝刀となりえるフォークボールですが、他の変化球と比較しても、投げミスによる傷は大きくなりがちです。投げミスする確率の低い投げ方のコツをつかむ必要があります。

フォークを投げる時の肘への負担

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上原浩治投手や田中将大投手などは、日本プロ野球からアメリカメジャーリーグに挑戦し、確固たる実績を上げていますが、メジャーリーグで打者を打ち取る決め球になっているのがフォークボール(スプリットとも呼ばれます)で、彼らのフォークボールがメジャーで有効な理由の一つに、メジャーでフォークボールを投げるピッチャーが少ないことがあります。

アメリカでフォークボールを使うピッチャーが少ない理由が、フォークボールの投げ方として、多投すると肘を壊しやすいといわれているからで、ボールを指で挟んで握り、回転を極力かけないようにしつつも、思い切り腕を振って球速を出すのがコツであることが肘の負担を大きくする要因です。

フォークの投げ方のポイント①

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野球の変化球の一種であるフォークボールについて、その投げ方のコツなどを記載していきますが、初心者がすぐにマスターできるほど簡単ではありませんのでご注意ください。

まずは握り方です。フォークは人差し指と中指とでボール挟み込んで握りますが、この握り方が食器のフォークに似ていることが、この球種の名の由来となります。フォークの投げ方のコツを知る以前に、この挟み込む握り方ができなくてはなりません。指が短めで力強くボールを挟めなかったり、指の関節や指の間(いわゆる水かきの部分)が固くて野球ボールを深く挟めないピッチャーは、フォークボールを持ち球にするのは困難かもしれません。

フォークの握り方①縫い目に指を掛けない

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フォークボールという野球の変化球は、回転をかけないことによりストンと落ちる球種です。フォークの投げ方の基本的な握り方は、人差し指と中指とでボールを挟み込みますが、その際、指は縫い目にかけないようにします。それが、ボールに余計な回転をかけないコツです。

ただし、プロ野球などのトップレベルの選手の意見として、回転をかけすぎないのもバッターにフォークボールであることが早くわかってしまう要因になりえるとのことで、少し縫い目に指をかけたり、人差し指と中指の挟む力具合を加減することにより、あえて回転をつける投げ方をしているピッチャーもいるようです。

フォークの握り方②深さで変化の度合いを変えられる

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フォークの投げ方として、握り方は人差し指と中指とでボールを挟み込む握りですが、その深さも変化に大きな影響をもたらします。ここでいう深さは、ボールの一番太いところを挟むのを最も深いこととし、それより上を挟むと浅くなっていくこととしますが、その主な違いは次の通り。

■深めを挟む投げ方:ボールが抜けやすいため回転が付きにくい・ボールに推進力をつけづらいため球速は遅め
■浅めを挟む投げ方:指がボールに若干引っかかり回転がつけやすい・ボールに推進力をつけやすく球速が速め


浅めを挟む投げ方のフォークを、スプリットフィンガー・ファストボール(Split Finger Fastball:SFF)と呼んだりもします。

フォークの握り方③指が短い人向けの特殊な握り方とは?

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