2020年1月13日 更新

ワンシームの投げ方とは?理想のフォームやボールの握り方

ワンシームという球種をご存知でしょうか?ワンシームはストレート系の変化球で、ストレートと変わらないフォームから投げバッターの手元でシンカーのように沈むボールです。ここではワンシームの投げ方や、ワンシームの効果的な使い方について紹介していきます。

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ワンシームのフォームは、オーバースローやスリークォーターといった上手投げのフォームから投げるのに適した変化球です。

サイドスローやアンダースローでも投げられない訳ではありませんが、上手投げとはリリースの仕方が違うので理想的な縦1本の回転で投げるのが難しいです。

また、腕が横から出るサイドスローやアンダースローのフォームでは、ワンシームよりもシンカーが投げやすく、シンカーを武器にしているピッチャーはプロ野球にも多くいます。

サイドスローやアンダースローだと、シンカーが有効なので強いてワンシームを覚える必要はないのかもしれません。実際にプロ野球でもワンシームを投げるサイドスローのピッチャーはあまりいません。

ワンシームを投げるときの2つのアドバイス

ここまで解説をしてきたようにワンシームの投げ方はストレートとあまり変わりません。誰でも簡単に投げられそうに思えますが、実はかなり投げるのが難しい球種の1つです。

実際ところ、ワンシームを得意とするピッチャーはプロ野球の世界でもあまりいません。ワンシームを操るのが難しいのは、ストレートのように人差し指と中指が縫い目にかからないという点が主な理由です。

では、ワンシームの投げ方で、気をつけたい2つのポイントについて解説をします。

指が縫い目にかからない

【驚異の魔球、ワンシーム!!】巨人のエース菅野智之が握り方を解説!あまりの切れ味に打者も首をかしげる魔球!

ワンシームは人差し指と中指を縫い目にかけずに握ります。

人差し指か中指あるいは2本の指を縫い目にかける変化球がほとんどで、どちらも縫い目にかからない変化球は一般的にはあまりありません。

指先が縫い目にかかることで微妙なコントロールや回転のかけ方を調整することができるので、それができないワンシームを思うようにコントロールするのは簡単ではありません。

そこでワンシームを投げるときには、親指を意識してみるといいでしょう。

ワンシームの握り方では、親指が唯一の縫い目にかかる指なので親指を中心にボールを支えるようにすると、比較的コントロールしやすくなります

ボールの回転軸を意識する

ボールを安定して変化をさせるためには、安定して綺麗に縦1本の縫い目が見えるようにスピンをかける必要があります。

回転軸がずれると縦1本に縫い目が見えるようなワンシームの回転にはならず、思ったような変化にもならない場合があります。これではただの力のないストレートになってしまいます。

握り方やフォームだけでなく、理想的なワンシームを投げるには回転軸を意識して練習を繰り返す必要があります。

ワンシームの効果的な使い方

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ここまで見てきたように、ワンシームをマスターするのは決して簡単ではありません。それでもワンシームを投げられるようになることで投球の幅はグッと広がるので、時間をかけてでもワンシームの投げ方を練習する価値は十分にあります。

では、ワンシームをマスターすればどのような場面で力を発揮することができるのでしょうか?ここからはワンシームの効果的な使い方について解説をしていきます。

フロントドア・バックドア

ワンシームの効果的な使い方 (101416)

フロントドアやバックドアは、メジャーでは前から投球術として得意とするピッチャーが多く、日本のプロ野球でも少し前から使うピッチャーが多くなりました。

【フロントドア】
フロントドアとは、内角のボールゾーンからバッター手元でストライクゾーンに入ってくるボール

【バックドア】
バックドアは、外角のボールゾーンからバッターの手元でストライクゾーンに入ってくるボール。

どちらもボールゾーンの投球に見えてストライクゾーンに入ってくるので、見逃しを狙う決め球として使われます。

【右ピッチャーの場合】
左バッターに対してはフロントドア
左バッターに対してはバックドア


このように決め球に使うのがワンシームの効果的な使い方の1つです。

空振りを奪う決め球に!

Baseball Field Game - Free photo on Pixabay (101319)

ワンシームはストレートと同じフォームと腕の振りから投げられる球種です。

ストレートと同じ軌道でバッターの手元で利き手方向にスッと沈むボールなので、フロントドアなどストライクゾーン内で見逃しを狙うボールとしてももちろん効果的です。

その他にも、ストライクゾーンからボールゾーンに変化する低めのワンシームで空振りを狙うのも決め球として非常に有効です。

特にバッターの手前まで同じ軌道を描くストレート系の球種とのコンビネーションにより、ワンシームを効果的に使うことができます。

ストレートやカットボール・ツーシームなど、スピードのある球種と組み合わせることでバッターに的を絞らせないピッチングができます。

ワンシームを習得して投球の幅を広げよう!

ワンシームを習得して投球の幅を広げよう! (101454)

ストレートと同じフォームからなげられるワンシームは、決め球として非常に強力な武器になる変化球です。ストレートと同じ投げ方なので簡単に投げられそうに見えますが、正確にコントロールして変化をさせるには少しコツがいります。

それでもワンシームは時間をかけても習得する価値のある変化球です。ワンシームという強力な武器を手に入れることで、一層投球の幅が広がでしょう。
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haru haru