2020年5月24日 更新

ボークとは?反則の定義や種類を解説【野球のルール・用語】

野球のボークは、ピッチャーが投球時に動作を停止したりボールを落とす反則動作があったときや、牽制の動作の違反でとられます。ランナーの位置や投手板の踏み方でボークとなる条件は変わるため、ピッチャーは野球のルールとランナーを意識しながら投球を行う必要があります。

400 view お気に入り 0

野球のボークとは?

ピッチャー - No: 604570|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (133226)

野球のボークとは、ピッチャーの投球時や塁への牽制で違反行為が発生したときの反則をいいます。ボークをとる理由は、投手が故意に打者や走者に不利になるような行為を行わせないためです。

ボークによって盗塁やヒットエンドランなどのプレーを妨げることがないようにし、公平に試合を進行するためにも重要な意味をもちます。

ボークの意味

ボークの意味は、走者が塁にいるときに、投手がルールに反した動作を行うことです。

ボークは英語で?

ボークは、英語でBalkです。Balkには自動詞の急に立ち止まるやためらう、他動詞の妨げる、避けるという意味があります。

Balkの由来は、馬術の用語です。馬が急に立ち止まることをBalkといい、馬術用語が転じて投手が投球や牽制をためらうことや急に立ち止まることを指して、Balkという言葉が使われるようになりました。

ボークのルール・規則一覧

草野球 - No: 659937|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (133231)

ボークのルールには、13のパターンがあります。ボークのルールは公認野球規則6.02(a)項で定められており、規則の条件を満たす場合はボークです。

ボークのパターン一覧

・投球の中断
・一、三塁への偽投
・踏み出さずに牽制球を投げる
・走者のいない塁へ牽制する
・投手が反則投球をする
・打者に正対しないうちに投球する
・投球板に触れずに投球する
・投手が不必要に試合を遅延させる
・ボールを持たずに投球板に立つ
・投球や牽制前にボールから手を離す
・ボールを落とす
・投手がキャッチャーズボックスの外にいる捕手に投球
・静止せずに投球

ボークの宣告法

ボークの宣告法の流れは3段階あります。

①審判がボークを行った投手を指差しでボーク、もしくはザッツアボークと宣告する
②審判はボークを宣告したあとタイムの宣告をし、ボールデッドとなりプレイは中断される
③プレイが中断したあとに塁上のランナーに進塁の指示をする


通常審判はボークをジェスチャーとともに宣告し伝えますが、すでに投手がモーションに入っているときは、投手を指さすことなく発声のみを行います。

ピッチャーのボーク

 (133672)

ピッチャーのボークに該当するのは、以下の行為です。

・間違ったピッチャープレートの踏み方をしたとき
・誤った投球動作を行ったとき
・投手が不必要に試合の進行を遅らせたとき


遅延行為は、一度目に発生した場合審判による注意となります。しかし、注意したあとも遅延行為が続くとき、審判が投手に退場を宣言しボークが宣告されます。
アマチュアレベルでは、退場の代わりにボールが宣告されボールカウントが増えるだけです。

ピッチャープレート(投手板)のボークの踏み方

ピッチャープレートのボークの踏み方に該当するのは、2つあります。

・ボールを持つことなくピッチャープレートに立つ
・プレートに触れずに投球動作に入る


ボールを持たないでプレートをまたいだ場合や、投手板から離れた状態で投げるふりをするのも反則となります。隠し球が行われることを防ぐのも目的のひとつです。

肩を慣らす目的で投げる真似をするだけでも反則となってしまうため、十分に注意しましょう。

ワインドアップのボーク

ワインドアップのボークに該当することは、2つあります。

・ピッチャーが投球する動作を中断したとき
・ワインドアップのモーションから両肩を動かしたあとに牽制をする


打者のタイミングを外す目的などでわざと動作を中止せずとも、モーションのなかで転倒してしまったときやバランスを崩してしまった場合や、投球前にボールを落としてしまったときにもボークとなります。

セットポジションのボーク

野球のイメージ - No: 2553535|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK (134653)

セットポジションのボークに該当するのは、セットポジションに入ったときに完全に静止しなかった場合です。ボークにならないために、以下の点に注意しましょう。

・打者の隙をつくための動作をしない
・ボールを両手で身体の前に持ちひと呼吸置く


投球モーションに入る前に完全に静止したかどうかは審判の判断によるところがあります。プロ野球はリーグ内の基準が存在するため、基準が変更されるとボークの割合も変化するのです。
NPBでは1998年に完全に静止したかどうかを厳しくみるようになり、ボークが増えました。
しかしあまりにもこのルールにおけるボークが多いため、2018年からは静止に関する基準が緩和されています。
70 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

バレーボールのオーバーネットとは?ブロック時にファールにならないように!

バレーボールのオーバーネットとは?ブロック時にファールにならないように!

バレーボールのオーバーネットとは、相手の空間まで飛び出してボールに触る反則行為です。ブロックは例外で、手や腕が相手コートまで出ている場合でも、スパイクに対するブロックプレーであるときは、オーバーネットが取られません。飛び出たブロックが相手のトスを邪魔した場合に、オーバーネットと判定されます。
emikobayashi215 | 202 view
申告敬遠とは?申告四球・故意四球のルールとスコアの書き方を解説!

申告敬遠とは?申告四球・故意四球のルールとスコアの書き方を解説!

申告敬遠とは、守備側のチームの監督が球審に敬遠する意思を伝えると、ピッチャーが投球することなく対戦バッターは四球とし、一塁へ歩かせることができる野球の戦術のひとつです。
Anonymous | 4,352 view
ワインドアップとは?ノーワインドアップ・セットポジション・クイックモーションとの違いを解説

ワインドアップとは?ノーワインドアップ・セットポジション・クイックモーションとの違いを解説

ワインドアップとはピッチャーの投球モーションのことです。一般的にワインドアップは腕を頭の上に振りかぶりながら投げるフォームでバッターに威圧感を与えられます。他にも投球モーションにはセットポジションやクリックモーションなどがあり、特徴や使用する場面が異なります。
Anonymous | 412 view
バレーボールの副審とは?どんな役割で知っておくべきルールを解説

バレーボールの副審とは?どんな役割で知っておくべきルールを解説

バレーボールの副審の役割は主審のアシストが基本ですが、時間の管理やゲームを正しくスムースに進行させる重要な責務を負っています。小学生・ママさんバレーから国際試合まで、主審とともに副審の仕事が遂行されないと試合は成立しません。審判は常に公正で冷静に試合を運ぶことが求められます。
まる蔵 | 702 view
捕手のボークとは?キャッチャーが反則になる場合を解説!

捕手のボークとは?キャッチャーが反則になる場合を解説!

捕手のボークとは、一般的に投手の反則行為であるボークを、投手ではなく捕手がすることです。捕手のボークのルールは公認野球規則6.02a(12)に記載されていて、過去に公式試合でも記録されています。しかし、現在は申告敬遠の導入が進んだことにより、実質的に起こることのない反則行為です。
nyamoji | 785 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

sandal sandal
amazon