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少年野球のバッティングのフォームとバットの振り方の基本とは?

少年野球のバッティングのフォームとバットの振り方の基本とは?

バッティングフォームの悪いクセは矯正するのに時間がかかるため、少年野球をやっている時期に正しい打ち方を覚えておくことが重要です。構え方やタイミングのとり方、バットの振り方といった、少年野球で基本となるバッティングフォームの一連の流れに関して詳しく解説します。

2022.12.26 野球

少年野球で正しいバッティングフォームを覚えるには?

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少年野球をはじめたばかりの小学生の子供は、バッティングフォームが安定せずバットにボールが当たらない、思ったようなバッティングができずに打てない、というケースがほとんどです。バッティングフォームの基本がわからず、正しい打ち方で素振りなどの打撃練習を行っていないためです。
少年野球で正しいバッティングフォームを固める場合、自分で学ぶよりも教えてもらい覚えることが多くなるため、間違ったことを教えてしまう原因にならないように、少年野球で指導する側の監督やコーチ、少年野球をやっている自分の子供に教えたいという親御さんが、基本となる正しいバッティングフォームに関して理解しておくことが重要になります。

少年野球で基本となるバッティングフォーム①構え方

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タイミングのとり方やバットの振り方など、野球のバッティングに関する一連の流れは全て構えたところからスタートするため、少年野球で素振りの練習を行い、自分が一番動きやすいバットの構え方にすることが重要です。
しかし、基本となるポイントを押さえたうえで構えを作らないと、その後のバッティングの流れに影響が出てしまい、少年野球で試合をした際に思うような打ち方ができなくなります。

では、少年野球でバッティングフォームの構えを作る際に必要な、基本となるポイントを具体的に見ていくことにしましょう。

バットは力を抜いて握る打ち方にする

少年野球の試合をした際、小学生の子供はボールを打つことを意識し過ぎてしまい、バットを強く握ってしまうケースが目立ちます。バットを強く握ってしまうと無駄な力が入るため、ボールをとらえるインパクトの瞬間に、バットに力が伝わりにくくなってしまいます。
このため、構えの段階では力を抜いてバットを握り、リラックスした状態のバッティングフォームにするのが基本で、スイングを開始した後のインパクトの瞬間に、バットに力が伝わりやすい正しい打ち方ができるようになります。

バットの位置はトップの近くにした打ち方にする

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トップとはスイングを開始する位置のことで、少年野球の試合をした際にピッチャーの投球に対して、すぐにスイングを開始する体勢を作ることができるバットの構え方にするのが基本で、重要なポイントになります。特に少年野球をやっている小学生の子供は力がないため、トップの位置を早く作らないと、ボールに振り遅れる原因になってしまいます。

このため、バットがトップの位置になるようなバッティングフォームにして、そのままスイングを開始できる打ち方にするのが理想ですが、少年野球で素振りの練習を行ってバットをトップの位置に固定するのが難しい場合は、バットができるだけトップに近い位置になるような構え方にしましょう。

腰を前に出してお尻を後ろに出した打ち方にする

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軸を真っすぐにするために、背筋を伸ばしたバッティングフォームにすることが基本になりますが、少年野球をやっている小学生の子供が、背筋を伸ばすことを意識し過ぎて胸を張ってしまうと、肩が動きにくくなり腕をうまく使えなくなってしまいます。

腕をうまく使えないとバットがスムーズに出ないので、アウトコースやインコースのボールに対応しにくくなってしまうため、腰を前に突き出しお尻を後ろに出すことを意識して構える打ち方にします。
腰を前に突き出すようなバッティングフォームにすることで、自然と背筋が伸びるため肩が動きやすい状態になり、少年野球で試合をした際にバットがスムーズに出るスイングができるようになります。

脇を閉めた状態で構える打ち方にする

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スイングする際に脇が開いていると、バットが下から出るアッパースイングになってしまうため、脇を閉めて構えるバッティングフォームにするのが基本になります。

ただし、両脇を閉めてバットを構えようと意識し過ぎると、背中が曲がった打ち方になりやすく、背中が曲がると軸が傾いてしまい、同じくアッパースイングになってしまいます。
少年野球の練習で素振りを行い、背中が曲がったバッティングフォームになってしまう場合は、後ろの脇を開けた状態にすることで、背中が曲がらない打ち方にすることができます。後ろの脇は後述する正しいスイングを行うと自然と閉じるため、構えの段階で開いていても問題ありません。

膝を少し曲げて内ももに力を入れた打ち方にする

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少年野球をやっている小学生の子供がバットを構えると、膝が伸びた状態で立ったようになるケースがありますが、下半身の動きが硬くなりスムーズにステップしてスイングに移行できなくなるため、その場合は膝を少し曲げた状態で構えるバッティングフォームにします。

また、少年野球で素振りの練習をした際に、ガニ股のように膝が外側を向く構えになっている場合は、下半身の力が逃げてバットに力を伝えることができなくなるため、内ももに力を入れたバッティングフォームにするのが基本になります。内ももに力を入れると自然と膝が内側を向くため、下半身の力が逃げるのを防ぐことができます。

少年野球で基本となるバッティングフォーム②ステップ

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野球のバッティングフォームで、構えた状態から次の流れになるステップは、ピッチャーとのタイミングを合わせる、軸足に体重を乗せタメを作って踏み込む、という重要な動作になります。

少年野球でも同様で、ピッチャーとのタイミングが合わない状態ではボールをとらえることが難しくなり、軸足にしっかりと体重を乗せなければ、力強いスイングができない打ち方になってしまいます。
このため、ここでは少年野球のバッティングで基本となるステップを具体的に解説していきます。

すり足でタイミングをとるバッティングフォーム

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少年野球ですり足でステップするバッティングフォームにすると、体重移動に移行する際の下半身の動きが小さくて済む打ち方になるため、ピッチャーとのタイミングを合わせやすくなります。

また、身体の上下動も発生しにくいため目線がぶれにくく、ボールをミートできる確率が高くなるメリットもあります。少年野球をやっている小学生の子供が、ピッチャーとのタイミングがうまくとれず、なかなかボールをミートできない打ち方になっている場合は、野球で基本となっているすり足でステップするバッティングフォームにするといいでしょう。

足を上げてタイミングをとるバッティングフォーム

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野球で足を上げてステップするバッティングフォームにすると、軸足に体重をしっかりと乗せる打ち方になるため、タメを作りやすくなります。ただし、足を戻す際に身体が前へ倒れやすくなってしまうため、バランスを崩さないようにすることが重要なポイントです。
また、少年野球で足を上げてステップする場合、正しいバッティングフォームにするには、以下の2点に注意する必要があります。

・足を外側に上げる打ち方にならないこと
・足を上げる際に身体が伸び上がる打ち方にならないこと


足を外側に上げてしまうと、軸足に体重を乗せることができなくなってしまい、身体が伸び上がってしまうと、タメを作りにくくなってしまいます。

少年野球で基本となるバッティングフォーム③テイクバック

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野球のバッティングフォームで、ステップと同時に行うテイクバックは、バットスイングを開始する位置を決める大事な動作です。
バットを構えてからステップした際に身体が前へ移動しますが、テイクバック時にバットはそのままの位置、または構えた位置よりも後ろに残しておくのが重要になります。テイクバックをせずにステップしてバットを出してしまうと、スイングスピードが上がらず、バットのスイング軌道も安定しない打ち方になってしまいます。

では、少年野球のバッティングフォームでテイクバック時に必要な、基本となるポイントを具体的に見ていくことにしましょう。

ステップと同時にスイングしないようにタメを作る

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少年野球をやっている小学生の子供に多いのが、ステップと同時にスイングを開始してしまい、身体が前に突っ込んでしまう打ち方です。

野球ではタメを作りピッチャーとのタイミングを合わせやすくするために、ステップと同時に行うテイクバックの段階ではスイングを開始せず、バットはトップの位置から動かさないバッティングフォームにするのが基本になります。
ステップと同時にスイングを開始してしまうと、タメが作れずスイングの速度でタイミングを合わせることになるので、力強い打球を打つことができないため、身体が前に突っ込まないバッティングフォームになるように、少年野球で素振りの練習を行います。

バットのグリップが肩のラインになるようにテイクバックする

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野球ではバットのグリップが肩のラインになるようにテイクバックして、バットのグリップが上下動しないようなバッティングフォームにするのが基本になります。

グリップが肩より高い位置でテイクバックするバットの振り方になると、上体が前に突っ込みダウンスイングになりやすく、逆にバットのグリップが肩より低い位置でテイクバックすると、バットのヘッドが下がりアッパースイングになりやすくなってしまいます。
少年野球で素振りの練習を繰り返し行い、テイクバックでバットが上下動しないようなバッティングフォームを身につけるようにしましょう。

背中側にテイクバックしないようにする

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野球ではバットを構えた位置からそのまま後ろへテイクバックするのが基本ですが、少年野球をやっている小学生の子供は、背中側にテイクバックするバッティングフォームになりやすいため注意が必要です。背中側にテイクバックしてしまうと、前の肩が内側に入りすぎるため、ピッチャーのボールが見にくくなります。
その結果、ボールを見ようとして身体の開きが早くなるだけではなく、バットのヘッドが遠回りするドアスイングにもなりやすくなってしまいます。
少年野球で背中側にテイクバックするバットの振り方になってしまう場合は、キャッチャー方向へテイクバックするようなイメージを持ち、少年野球で素振りの練習を行います。

少年野球で基本となるバッティングフォーム④体重移動

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野球のバッティングフォームで、軸足に乗せた体重をステップした後に移動させる動作は、スイングの軸を作りバットに力を伝えるうえで非常に重要です。また、正しいバットのスイング軌道になるバッティングフォームにするためにも、体重移動は大事な要素になります。
少年野球の試合をした際に体重移動がスムーズに行えないと、せっかく軸足に乗せた体重をうまく活かすことができず、力強いバットの振り方を安定して行えません。
このため、ここではバッティングフォームの体重移動に関して、少年野球で基本となるポイントを具体的に解説していきます。

身体が早く開かないように体重移動する

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少年野球をやっている小学生の子供は、ボールを打とうと意識し過ぎると、ステップした後の体重移動の際に、身体が早く開くバットの振り方になってしまうケースが多くなります。

身体が早く開くと、腰の回転を活かしたスイングができず手打ちになってしまうため、野球では体重移動の際に、スイングを開始するギリギリまで身体が開かないようなバッティングフォームにするのが基本になります。
ステップした足のつま先が、ピッチャーの方向を向かないように意識して、少年野球で素振りの練習を行うといいでしょう。

重心は軸足に残して体重移動する

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野球では体重移動時に、軸足に6割近くの体重を残しておくバッティングフォームにするのが基本で、重要なポイントになります。
体重移動の際に軸足に乗せた体重を、ステップした足に全て乗せるバットの振り方になると身体が前に突っ込むため、軸がぶれやすくなってしまいます。軸がぶれると目線もぶれてしまい、ボールをとらえるのが難しくなるため、少年野球で素振りの練習を行う際、体重移動時にステップする足よりも、軸足の股関節に意識を持ったバットの振り方にすることで、体重移動がスムーズになります。
少年野球をやっている小学生の子供が理解できない場合は、まず軸足に体重を残すバッティングフォームを覚えるようにします。

少年野球で基本となるバッティングフォーム⑤スイング

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バットを構えタイミングをとりながら軸足に体重を乗せてタメを作り、ステップとテイクバックで体重移動を行った後、軸がぶれないように腰を回転させ、トップの位置から力を最大限にバットに伝えるのが、野球のバッティングフォームにおけるスイングの動作になります。
スイングを行うための腕と、腰の回転を利用するための下半身の使い方が重要で、腕と下半身をうまく使うことができないと、バランスが崩れてバットに力が伝わらず、少年野球で試合をした際に正しいバットの振り方をするのが難しくなります。
では、少年野球のバッティングフォームでスイングする際に必要な、基本となるポイントを具体的に見ていくことにしましょう。

下半身主動で腰を回転させてスイングする

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バットの振り方が手打ちにならないように、野球ではスイングをする際に腰の回転を利用したバッティングフォームにするのが基本になります。
その腰の回転でどれだけバットに力を伝えることができるかが重要なポイントで、少年野球で試合をした際にステップした前の足を軸に身体を回転させてしまうと、バットに十分な力が伝わりません。
腰の回転を活かすには、後ろの腰が押されて身体が回転するという意識を持ち、下半身が回転した後に上半身が回転して、最後にバットが出てくるというバッティングフォームになるように、少年野球で素振りの練習を行います。

バットはグリップから出して最短距離でスイングする

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野球では、バットのヘッドが遠回りするドアスイングにならないようなバッティングフォームにするのが基本です。
少年野球をやっている小学生の子供はボールを打とうとすると、腕の力だけでバットを振ってしまい、ドアスイングになりやすくなるため、腰を回転させることでバットは自然と出てくる、という意識を持つことが重要になります。
このため、少年野球で素振りの練習を行う際、バットのグリップを前へ出してスイングするようにします。この振り方にするとバットのヘッドが遅れて出るため、バットがしなるような力強いスイングになり、バットが身体の近くを最短距離で通る、インサイドアウトという正しいスイング軌道になります。

ボールに対してレベルスイングになるようにスイングする

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野球のバッティングの基本であるレベルスイングとは、肩のラインと平行になるようにバットを出すことで、地面と平行になるようにバットを出すことではありません。
このため、低めのボールに対してはバットが下から出るバッティングフォームに、高めのボールに対してはバットが上から出るバッティングフォームになります。
また、上半身の傾きとスイング軌道の角度が90度で、バットに一番力が伝わる打ち方になるため、少年野球で素振りの練習を行う際は、肩のラインと平行になるようにバットを出すようにしましょう。

インパクト時に後ろの手でボールを押し込む

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ボールをとらえたインパクトの瞬間、後ろの手の肘が伸びた状態になっていると、そのままスイングするだけになり、力強い打球を打つことができないため、後ろの手の肘は曲がった状態でボールをとらえるのが、野球のバッティングでは基本で重要なポイントになります。
少年野球で試合をした際、後ろの肘を曲げた状態でボールをとらえ、その瞬間に後ろの手の肘を伸ばし、ボールを押し込む打ち方にすることで、力強い打球になり飛距離が出ます。
後ろの手の甲が上を向いてしまうと、こねたバッティングになり打球がゴロになるため、手の甲が上を向かない状態で、そのままボールを押し込むことができるように、少年野球で素振りの練習を行います。

少年野球で基本となるバッティングフォーム⑥フォロースルー

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野球のバッティングフォームの一連の流れで、最後の動作になるのがフォロースルーになります。
このフォロースルーがしっかりできるバッティングフォームになっていないと、少年野球で試合をした際に強い打球が打てず飛距離も伸びません。正しいバットのスイング軌道を作るには前の引き手が重要ですが、フォロースルーでは後ろの押し込む手の使い方が重要になります。
このため、ここでは少年野球でうまくフォロースルーができるバッティングフォームにするために必要な、基本となるポイントを具体的に解説していきます。

フォロースルーは腕をしっかり伸ばし前を大きくする

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後ろの手でボールを押し込んでスイングした後、すぐに肘を曲げてしまうとフォロースルーが大きくならず打球が伸びないため、肘を曲げないようにすることが、野球のバッティングにおけるフォロースルーの基本になります。
フォロースルーを大きくするために、後ろの手でボールを押し込んだ後もしっかりと腕を伸ばし、前が大きな弧を描くようなバッティングフォームになるように、少年野球で素振りの練習を行います。
少年野球の試合をした際に、センター方向へバットを投げ出すイメージでスイングすると、自然と腕が伸びた状態になりフォロースルーが大きくなります。

スイング時に手首を無理に返さないようにする

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ボールをとらえたインパクトの瞬間、ボールを押し込む方の後ろの手の甲を上に向けないようにすることが、野球のバッティングの基本になります。手の甲が上を向くように手首を返すと、スイング軌道が変わる原因になり、フォロースルーも小さくなってしまいます。
フォロースルーの段階で自然と手首は返るため、前述したスイングの項目でも解説したように、手の甲を下に向けた状態でそのままスイングできるように、少年野球で素振りの練習を行います。
少年野球の試合をした際に、ボールを打つことを意識し過ぎると手首が返りやすくなるため、その場合は後ろの手を離して片手でフォロースルーをとるようにしましょう。

バッティングの基本を覚えると少年野球で打率が上がる!

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少年野球をやっている小学生の子供に、基本となる正しいバッティングフォームを教える際、一度に多くのことを伝えないようにすることが重要です。
覚えることが多くなると混乱してしまうため、少しずつ教えるようにしてマスターしたら新しいことを教える、というように時間をかけてゆっくりレベルを上げていくのがポイントです。
根気よく続ける必要があり大変ですが、基本となる正しいバッティングフォームを固めることができれば、少年野球で試合をした際に結果が出るようになり、自然と打率が上がっていくため、頑張った分以上の価値はあります。
少年野球の成績アップのために、前述した内容を参考に実践してみてください。

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