青森県の野球の強豪高校とは?強さ順に10校をランキングで紹介!
青森県の高校野球は、強豪が多く野球が強い県として知られています。甲子園では準優勝が4回あり、光星学院(現・八戸学院光星)が2011年夏から3回連続準優勝しました。近年の勢力構成は、八戸学院光星が頭1つ抜け出ていて、青森山田と弘前学院聖愛の強豪私立高校が後を追います。
2022.12.31
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野球
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青森の高校野球とは?
via www.photo-ac.com
青森県の高校野球は、厳しい冬の気候と切っては切れない関係にあります。雪が降り積もる冬季はグラウンドが使えず、練習試合や実戦形式の練習ができません。
近年は室内練習場の使用や積雪のない地域へ遠征で、ハンデを克服しています。
質の高い練習で、全国大会でも頻繁に好成績を残すほど野球が強い県になりました。
近年は室内練習場の使用や積雪のない地域へ遠征で、ハンデを克服しています。
質の高い練習で、全国大会でも頻繁に好成績を残すほど野球が強い県になりました。
青森の高校野球の情勢
青森県は、春夏の甲子園でいまだ優勝経験のない東北勢ではもっとも優勝に近い県の1つといえます。過去に選手権と選抜を通じて準優勝は4回あり、なかでも光星学院高校(現八戸学院光星高校)による2011年夏・2012年春夏の3大会連続準優勝は記憶に新しいです。
県内での勢力構成は、過去10年で12回の甲子園出場を誇る八戸学院光星高校が頭1つ抜け出ていて、青森山田高校、弘前学院聖愛高校が後を追っています。
県内での勢力構成は、過去10年で12回の甲子園出場を誇る八戸学院光星高校が頭1つ抜け出ていて、青森山田高校、弘前学院聖愛高校が後を追っています。
青森の野球の強豪校ランキング第10位
三沢商業高校
via www.facebook.com
国公私立 | 公立 |
所在地 | 青森県三沢市春日台2丁目154 |
選抜 | 出場なし |
選手権 | 2回出場:0勝2敗 |
主なOB選手 | 佐々木明義 |
三沢商業高校野球部は、過去に選手権に2回出場います。2015年の県大会決勝戦では八戸学院光星を相手に12回サヨナラ勝ちと粘り強い野球を展開しました。上位定着が課題に上がります。
学校は県立高校です。簿記や情報分野の資格取得に向けた教育に力を入れていて、部活動では商業に関する競技の全国大会に数多く出場しています。文武両道を実践し、運動部も優秀な成績を残しています。
学校は県立高校です。簿記や情報分野の資格取得に向けた教育に力を入れていて、部活動では商業に関する競技の全国大会に数多く出場しています。文武両道を実践し、運動部も優秀な成績を残しています。
青森の野球の強豪校ランキング第9位
八戸西高校
国公私立 | 公立 |
所在地 | 青森県八戸市大字尻内町中根市14 |
選抜 | 出場なし |
選手権 | 出場なし |
主なOB選手 | 中村渉 |
八戸西高校野球部は、2016年の春季青森大会で34年ぶりに優勝しています。県の大会でベスト4・ベスト8に顔を出す機会も多く、番狂わせを狙えるチームです。同校OBである元日本ハムの中村渉さんが外部コーチを務め、さらなる戦力強化を図ります。
学校は創立当初から文武両道を掲げ、普通科とスポーツ科学科の2学科がある県内有数の県立進学校です。
学校は創立当初から文武両道を掲げ、普通科とスポーツ科学科の2学科がある県内有数の県立進学校です。
青森の野球の強豪校ランキング第8位
大湊高校
国公私立 | 公立 |
所在地 | 青森県むつ市大字大湊大近川44-84 |
選抜 | 出場なし |
選手権 | 出場なし |
主なOB選手 | なし |
大湊高校野球部は、2016年の選手権青森大会で準優勝しています。準決勝で弘前学院聖愛を下し、大旋風を巻き起こしました。
むつ地区予選がある春季大会と秋季大会では2017年から勝ち続けていて、存在感があります。
下北から甲子園をスローガンに掲げ、下北半島ではもっとも甲子園に近い高校です。
むつ地区予選がある春季大会と秋季大会では2017年から勝ち続けていて、存在感があります。
下北から甲子園をスローガンに掲げ、下北半島ではもっとも甲子園に近い高校です。
青森の野球の強豪校ランキング第7位
青森商業高校
国公私立 | 公立 |
所在地 | 青森県青森市大字戸山安原7-1 |
選抜 | 出場なし |
選手権 | 1回出場:通算0勝1敗 |
主なOB選手 | 蝦名達夫 |
青森商業高校野球部は1973年に選手権に出場しています。2019年春季大会と選手権青森大会でベスト4まで勝ち残り、公立高校勢の先頭で強い私立校を追いかける存在です。
学校は、創立から110年以上の歴史があり、2017年に新校舎を新設し部活動も力を入れている商業高校です。
学校は、創立から110年以上の歴史があり、2017年に新校舎を新設し部活動も力を入れている商業高校です。
青森の野球の強豪校ランキング第6位
弘前東高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 青森県弘前市大字川先4丁目4-1 |
選抜 | 出場なし |
選手権 | 出場なし |
主なOB選手 | なし |
弘前東高校は甲子園出場経験はありませんが、近年は2019年春季青森大会で3位、同年秋季青森大会で準優勝し、躍進が目立っています。
野球部は1980年に創部され長らく弱小でしたが、2010年に就任した葛西徳一監督が精力的に改革を実行してチームを育て上げました。
野球部は1980年に創部され長らく弱小でしたが、2010年に就任した葛西徳一監督が精力的に改革を実行してチームを育て上げました。
青森の野球の強豪校ランキング第5位
東奥義塾高校
via www.gijuku.ac.jp
国公私立 | 私立 |
所在地 | 青森県弘前市大字石川長者森61-1 |
選抜 | 出場なし |
選手権 | 4回出場(最高位ベスト8):通算3勝4敗 |
主なOB選手 | なし |
東奥義塾高校野球部は、1958、63、67、81年に選手権に出場し、67年にはベスト8に輝いた強い高校で知られています。近年でも2019年秋季東北地区大会でベスト8まで勝ち残り、古豪復活の兆しが見えます。
学校は140年以上の伝統をもつキリスト教系の私立高校です。国際交流によるグローバルな教育に力を入れている名門高校です。
学校は140年以上の伝統をもつキリスト教系の私立高校です。国際交流によるグローバルな教育に力を入れている名門高校です。
青森の野球の強豪校ランキング第4位
八戸工業大学第一高校
via ja.wikipedia.org
国公私立 | 私立 |
所在地 | 青森県八戸市大字白銀町右岩淵通7-10 |
選抜 | 1回出場(最高位ベスト8):通算2勝1敗 |
選手権 | 5回出場:通算1勝5敗 |
主なOB選手 | 種市篤暉 |
八戸工業大学第一高校野球部は、選抜1回、選手権5回の出場経験を持つ名門チームです。2019年秋季県大会では惜しくも3位決定戦で破れ4位になり、あと1歩の粘り強さが課題です。
学校は八戸工業大学の付属校で、普通科と工業科から多彩なコースを選べます。スポーツ心理学・スポーツ栄養学・運動生理学を学べる、県内でも珍しいスポーツ進学コースがあります。
学校は八戸工業大学の付属校で、普通科と工業科から多彩なコースを選べます。スポーツ心理学・スポーツ栄養学・運動生理学を学べる、県内でも珍しいスポーツ進学コースがあります。
青森の野球の強豪校ランキング第3位
弘前学院聖愛高校
via seiai.ed.jp
国公私立 | 私立 |
所在地 | 青森県弘前市 大字原ケ平山元112-21 |
選抜 | 出場なし |
選手権 | 1回出場(最高位ベスト16):通算2勝1敗 |
主なOB選手 | 大坂谷啓生 |
弘前学院聖愛高校野球部は、2013年の選手権に出場しベスト16まで勝ち進みました。近年では青森県内の大会で優勝候補の1角に入り、2019年の春季東北大会で優勝、選手権青森大会で2018、2019年で2大会連続で準優勝しています。
聖愛高校野球部は2000年の男女共学移行と同時に創部された若いチームです。監督の原田一範さんは創部からの監督で、自費で選手の寮を作ったことでも有名です。
聖愛高校野球部は2000年の男女共学移行と同時に創部された若いチームです。監督の原田一範さんは創部からの監督で、自費で選手の寮を作ったことでも有名です。
青森の野球の強豪校ランキング第2位
青森山田高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 青森県青森市青葉3丁目13-40 |
選抜 | 2回出場:通算0勝2敗 |
選手権 | 11回出場(最高位ベスト8):通算12勝11敗 |
主なOB選手 | 吉田一将/山崎晃大朗/京田陽太/木浪聖也/堀田賢慎 |
青森山田高校野球部は、選抜に2回、選手権に11回出場し、1999年には選手権でベスト8まで勝ち残っている名門です。2004年から2009年まで選手権青森大会にて6連覇を成し遂げ、連覇の最多記録を持っています。
近年は八戸学院光星に甲子園出場の機会を奪われていて、打倒光星に燃えています。
近年は八戸学院光星に甲子園出場の機会を奪われていて、打倒光星に燃えています。
青森の野球の強豪校ランキング第1位
八戸学院光星高校
国公私立 | 私立 |
所在地 | 青森県八戸市湊高台6丁目14-5 |
選抜 | 10回出場(最高位準優勝):通算8勝10敗 |
選手権 | 10回出場(最高位準優勝):通算23勝10敗 |
主なOB選手 | 坂本 勇人/松崎 伸吾/北條 史也/田村 龍弘 |
八戸学院光星高校野球部は、選手権と選抜ともに10回ずつ出場し、2011年に選手権、2012年には選手権と選抜の3大会連続で準優勝している強豪です。巨人で活躍する坂本勇人選手を輩出した名門校でもあります。
近年も甲子園出場の機会は多く、2019年の選手権ではベスト8の好成績でした。安定感があり、青森県では強さが頭1つ抜きん出た存在です。
近年も甲子園出場の機会は多く、2019年の選手権ではベスト8の好成績でした。安定感があり、青森県では強さが頭1つ抜きん出た存在です。
青森の高校野球を語ろう
甲子園出場した青森の代表校は、1980年代から1990年代にかけて成績が振るわない状況に陥りました。しかし、1999年、青森山田の選手権ベスト8を皮切りに、青森山田と八戸学院光星の2強時代に突入しました。
2校の強さは、選手の素質もさることながら、徹底的に雪国での練習法を探求したことが功を奏しています。2強を倒すべく多くのチームが力をつけてきている今、青森県の野球が盛り上がっています。
2校の強さは、選手の素質もさることながら、徹底的に雪国での練習法を探求したことが功を奏しています。2強を倒すべく多くのチームが力をつけてきている今、青森県の野球が盛り上がっています。
弘前勢の躍進
via www.photo-ac.com
青森県では、長らく八戸学院光星と青森山田の2強が君臨してきましたが、2校の間に堂々と割って入ったのが弘前学院聖愛です。聖愛高校が県内でもトップクラスの強さを手に入れた秘訣に、地元ライバル校の弘前東と東奥義塾の存在があります。近年では県内の大会のベスト4に2校弘前勢とが残るのも珍しくなく、互いに切磋琢磨しています。
全国大会での成績からみる青森のレベル
via ja.wikipedia.org
年 | 春の選抜 | 夏の甲子園 |
---|---|---|
2010 | ー | 八工大一 |
2011 | 光星学院 | 光星学院(準優勝) |
2012 | 光星学院(準優勝) | 光星学院(準優勝) |
2013 | ー | 弘前学院聖愛 |
2014 | 八戸学院光星 | 八戸学院光星 |
2015 | 八戸学院光星 | 三沢商業 |
2016 | 八戸学院光星 | 八戸学院光星 |
青森山田 | ー | |
2017 | ー | 青森山田 |
2018 | ー | 八戸学院光星 |
2019 | 八戸学院光星 | 八戸学院光星(ベスト8) |
2020 | 中止 | 中止 |
近年の東北の高校は、甲子園でもよく上位に上がるようになりました。特に代表的なチームは宮城県の東北高校と仙台育英が強い高校で有名ですが、青森県の八戸学院光星や青森山田も引けを取りません。選抜の出場頻度が多いことも青森県のレベルの高さを裏付けています。
球児たちは東北初の甲子園優勝旗を獲得するべく、練習に励んでいます。
球児たちは東北初の甲子園優勝旗を獲得するべく、練習に励んでいます。
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