サイドスローの正しい投げ方とは?フォームのコツと練習方法を解説
野球の投球フォームのひとつであるサイドスローとは、どのような投げ方なのでしょうか。投球フォームをサイドスローにした際の正しい投げ方とメリットに加え、サイドスローで投げるためのコツや、理想的なサイドスローの投球フォームにするための練習方法を解説します。
2023.01.01
|
野球
Writer
Index
野球の投げ方のサイドスローとは?
野球の投げ方で使用されるサイドスローとは、腕がグラウンドの地面と平行になった状態でボールをリリースする、ピッチャーの投球フォームのひとつになります。
足を上げてテイクバックする際に身体を前へ倒して、腰の横回転と腕の遠心力を利用して腕を横に振る投げ方のため、下半身がしっかりしていることが需要な投球フォームです。サイドスローの投げ方はサイドハンド、サイドアーム、日本語では横手投げとも呼ばれ、サイドスローという呼び方は和製英語になります。
足を上げてテイクバックする際に身体を前へ倒して、腰の横回転と腕の遠心力を利用して腕を横に振る投げ方のため、下半身がしっかりしていることが需要な投球フォームです。サイドスローの投げ方はサイドハンド、サイドアーム、日本語では横手投げとも呼ばれ、サイドスローという呼び方は和製英語になります。
サイドスローの投げ方のメリット
野球でオーバースローやスリークォーターの投げ方にしているピッチャーと比較すると、サイドスローの投球フォームにしているピッチャーは少ないのが現状です。
しかし、サイドスローはオーバースローやスリークォターの投げ方とは異なる、横から腕を振るという投球フォームのため、サイドスローならではのメリットを得ることができます。では、サイドスローの投球フォームにすることで、どのようなメリットを得ることができるのか、具体的に見ていくことにしましょう。
しかし、サイドスローはオーバースローやスリークォターの投げ方とは異なる、横から腕を振るという投球フォームのため、サイドスローならではのメリットを得ることができます。では、サイドスローの投球フォームにすることで、どのようなメリットを得ることができるのか、具体的に見ていくことにしましょう。
メリット①肩と肘の負担が少ない
前述したように、野球においてサイドスローの投球フォームは、遠心力を利用して腕を横に振る投げ方です。
オーバースローやスリークォターの投げ方とは異なり、テイクバックとリリース時に腕を肩よりも上げないため、肩への負担が軽減されるメリットがあります。
また、テイクバック時に腕を後ろに大きく引き、腕の遠心力を利用する投げ方で、肘をあまり曲げずに済むため、肘への負担も軽減され、リリーズ時に肩だけの力に頼らずに済む、というメリットもあります。
オーバースローやスリークォターの投げ方とは異なり、テイクバックとリリース時に腕を肩よりも上げないため、肩への負担が軽減されるメリットがあります。
また、テイクバック時に腕を後ろに大きく引き、腕の遠心力を利用する投げ方で、肘をあまり曲げずに済むため、肘への負担も軽減され、リリーズ時に肩だけの力に頼らずに済む、というメリットもあります。
メリット②コントロールが安定しやすい
野球でのオーバースローやスリークォーターの投げ方とは異なり、サイドスローの投球フォームはリリースするまでに身体の傾きが少ないのが特徴です。
このため、体重移動がスムーズに行え、リリースポイントを固定しやすく、目線もぶれることなく一定に保ちやすいため、コントロールが安定するというメリットがあります。
プロ野球などで、ピッチャーが投球フォームをサイドスローに転向するケースがありますが、サイドスローの方がコントロールが安定しやすい、というのも理由のひとつになります。
このため、体重移動がスムーズに行え、リリースポイントを固定しやすく、目線もぶれることなく一定に保ちやすいため、コントロールが安定するというメリットがあります。
プロ野球などで、ピッチャーが投球フォームをサイドスローに転向するケースがありますが、サイドスローの方がコントロールが安定しやすい、というのも理由のひとつになります。
メリット③横の角度をつけることができる
サイドスローの投球フォームは腕が横から出るため、オーバースローやスリークォーターの投げ方よりも、マウンドから離れた位置でボールがリリースされ、これが横の角度を生むことになります。
例えば、野球で右ピッチャーが右バッターに投球する場合、バッターの背中の方からボールがくることになり、インコースに投げた際にボールが当たるのでは、という感覚になり腰がひける要因になります。
逆にアウトコースに投げれば、バッターはボールが非常に遠く感じるため、ストライクのコースでもボールと判断して見逃すケースも出てきます。
この横の角度をつけることができるのも、サイドスローの投げ方の大きなメリットのひとつです。
例えば、野球で右ピッチャーが右バッターに投球する場合、バッターの背中の方からボールがくることになり、インコースに投げた際にボールが当たるのでは、という感覚になり腰がひける要因になります。
逆にアウトコースに投げれば、バッターはボールが非常に遠く感じるため、ストライクのコースでもボールと判断して見逃すケースも出てきます。
この横の角度をつけることができるのも、サイドスローの投げ方の大きなメリットのひとつです。
メリット④横の変化球が投げやすい
腕を横に振る投げ方のため、ボールに横回転の変化をつけやすいのも、投球フォームをサイドスローにした際の大きなメリットになります。
カーブ、スライダー、シュート、シンカーなどの横回転の変化球が投げやすく、オーバースローやスリークォーターの投げ方よりも、曲がりが大きくなるメリットもあります。
特にシンカーは投げるピッチャーが少ないため、身につけることができれば、実際に野球をした際に、サイドスローのフォームで投げるうえで大きな武器になります。
カーブ、スライダー、シュート、シンカーなどの横回転の変化球が投げやすく、オーバースローやスリークォーターの投げ方よりも、曲がりが大きくなるメリットもあります。
特にシンカーは投げるピッチャーが少ないため、身につけることができれば、実際に野球をした際に、サイドスローのフォームで投げるうえで大きな武器になります。
サイドスローの正しい投げ方
ここまで、野球で投球フォームをサイドスローにした際のメリットを解説してきましたが、オーバースローやスリークォーターで思うように結果が出ないから、サイドスローの投球フォームにしてみよう、と思った人もいるかもしれません。
しかし、サイドスローの投球フォームに転向する際、オーバースローやスリークォーターの投げ方と同じ感覚で投げてしまうと、身体のバランスが崩れコントロールが安定せず、メリットを得るどころか、肩や肘にも負担をかけ故障してしまう危険も出てきてしまいます。
そのために、まずは後述するサイドスローの正しい投げ方をしっかりと身につけるようにしましょう。
しかし、サイドスローの投球フォームに転向する際、オーバースローやスリークォーターの投げ方と同じ感覚で投げてしまうと、身体のバランスが崩れコントロールが安定せず、メリットを得るどころか、肩や肘にも負担をかけ故障してしまう危険も出てきてしまいます。
そのために、まずは後述するサイドスローの正しい投げ方をしっかりと身につけるようにしましょう。
体重移動前に身体を前傾姿勢に
前述したように、サイドスローの投球フォームは、腰の横回転と腕の遠心力を利用して、腕を横に振る投げ方です。
このため、実際に野球でサイドスローのフォームで投げる際は、足を上げた後に身体を前に傾けた状態で体重移動し、ステップする必要があります。
身体を前へ傾けて体重移動することで、腰が横回転になり自然と腕が横から出てボールをリリースする形になります。
オーバースローやスリークォーターの投げ方で、腕だけを横から出そうとすると、腕の力だけで投げることになりコントロールが安定せず、肘にも負担がかかり故障の原因になってしまうので注意が必要です。
このため、実際に野球でサイドスローのフォームで投げる際は、足を上げた後に身体を前に傾けた状態で体重移動し、ステップする必要があります。
身体を前へ傾けて体重移動することで、腰が横回転になり自然と腕が横から出てボールをリリースする形になります。
オーバースローやスリークォーターの投げ方で、腕だけを横から出そうとすると、腕の力だけで投げることになりコントロールが安定せず、肘にも負担がかかり故障の原因になってしまうので注意が必要です。
テイクバック時に腕を後ろへ大きく引く
リリース時に腕の遠心力を利用するために、足を上げた後のテイクバックの際に、腕を後ろへ大きく引くのがコツです。腕を後ろへ大きく引くことで、遠心力を最大限に利用でき、肩の力だけに頼らすにボールをリリースすることができます。
もうひとつ重要なポイントは、テイクバック時に肘をあまり曲げないことです。肘を曲げてしまうと、オーバースローやスリークォーターの投げ方と同様、肘に負担がかかってしまいます。
実際に野球をした際は、肘をあまり曲げなくても、遠心力を利用してボールをリリースできる、というサイドスローのメリットを活かし、故障のリスクを防ぐためにも、肘の使い方には気を付けましょう。
もうひとつ重要なポイントは、テイクバック時に肘をあまり曲げないことです。肘を曲げてしまうと、オーバースローやスリークォーターの投げ方と同様、肘に負担がかかってしまいます。
実際に野球をした際は、肘をあまり曲げなくても、遠心力を利用してボールをリリースできる、というサイドスローのメリットを活かし、故障のリスクを防ぐためにも、肘の使い方には気を付けましょう。
リリース時は『ゼロポジション』を意識して腕を地面と平行に
力を抜いて手を頭の後ろに置いた際の肩の角度を『ゼロポジション』と言います。この角度で腕を振ると、腕の力を最大限に発揮でき、肩や肘への負担も軽減できるため、サイドスローの投げ方でもこのゼロポジションの角度を作ることが重要です。
実際に野球をした際、サイドスローの投球フォームの場合、グラウンドの地面と平行になるように腕を振ることを意識すれば、自然とゼロポジションの角度を作ることができます。他の投げ方とは異なり、ゼロポジションの角度を楽に作れますが、腕を平行にすることを意識し過ぎて、肘が下がらないように注意しなければなりません。
実際に野球をした際、サイドスローの投球フォームの場合、グラウンドの地面と平行になるように腕を振ることを意識すれば、自然とゼロポジションの角度を作ることができます。他の投げ方とは異なり、ゼロポジションの角度を楽に作れますが、腕を平行にすることを意識し過ぎて、肘が下がらないように注意しなければなりません。
フォロースルーは腕が身体に巻きつくように
オーバースローやスリークォーターの投げ方でも同様ですが、ボールをリリースした後も、しっかりと腕を振り切ることが、力強いボールを投げるコツになります。特にサイドスローの投球フォームの場合は、腕の遠心力を利用する投げ方のため、ボールをリリースした後のフォロースルーは、腕が身体に巻きつくくらいの勢いになっていれば、球速アップにもつながります。
実際に野球でサイドスローのフォームで投げる際は、遠心力を最大限に利用して、ボールをリリースした後も、最後まで腕をしっかり振り切るように心掛けましょう。
実際に野球でサイドスローのフォームで投げる際は、遠心力を最大限に利用して、ボールをリリースした後も、最後まで腕をしっかり振り切るように心掛けましょう。
サイドスローの投げ方のコツ
前述した、サイドスローの投球フォームを身につけるための、正しい投げ方を実際に野球で試しても、コントロールが安定しなかったり、バランスが崩れてしまう、という人もいるかもしれません。
サイドスローの投球フォームは腰の横回転を使用する投げ方のため、オーバースローやスリークォーターの投げ方以上に、身体の使い方、特に下半身がうまく使えないと、安定した投球ができません。そのために、ここではサイドスローの投球フォームにした際に、安定した投球ができるコツを解説します。
サイドスローの投球フォームは腰の横回転を使用する投げ方のため、オーバースローやスリークォーターの投げ方以上に、身体の使い方、特に下半身がうまく使えないと、安定した投球ができません。そのために、ここではサイドスローの投球フォームにした際に、安定した投球ができるコツを解説します。
横回転を意識して身体を捻る
野球でサイドスローの投球フォームで投げる際、腰の横回転の速度が増せば、リリース時の腕の遠心力にも勢いがつき、球速アップのメリットを得ることができます。
このため、足を上げた後に、胸がセカンド方向に向くように捻ってから、そのまま体重移動に移行するのがコツです。上半身を捻ってそのまま体重移動に移行することで、上半身を捻らずに体重移動した時よりも、腰の横回転の回転角が広がるため、より勢いがつき回転速度が上がりやすくなります。
このため、足を上げた後に、胸がセカンド方向に向くように捻ってから、そのまま体重移動に移行するのがコツです。上半身を捻ってそのまま体重移動に移行することで、上半身を捻らずに体重移動した時よりも、腰の横回転の回転角が広がるため、より勢いがつき回転速度が上がりやすくなります。
体重移動時の頭の傾きに注意する
野球をした際に、オーバースローやスリークォーターの投げ方も同様ですが、サイドスローのフォームでも軸がぶれないようにするのも、投球を安定させる投げ方のコツのひとつです。
特にサイドスローの投球フォームは、前述したように腰の横回転を利用するため、足を上げた後に身体を前傾させます。その際に上半身と一緒に頭が前に傾き過ぎてしまうと、軸がぶれてしまい、軸足にしっかりと体重が乗らずにボールに力が伝わらなくなることに加え、コントロールが安定しない原因にもなってしまいます。
頭から腰の中心にかけてまっすぐ軸を作り、リリースするまで頭の位置を意識して、軸が傾かないようにするのがコツです。
特にサイドスローの投球フォームは、前述したように腰の横回転を利用するため、足を上げた後に身体を前傾させます。その際に上半身と一緒に頭が前に傾き過ぎてしまうと、軸がぶれてしまい、軸足にしっかりと体重が乗らずにボールに力が伝わらなくなることに加え、コントロールが安定しない原因にもなってしまいます。
頭から腰の中心にかけてまっすぐ軸を作り、リリースするまで頭の位置を意識して、軸が傾かないようにするのがコツです。
重心を低くして投球するフォームを心掛ける
サイドスローの投球フォームは、リリース時の腰の横回転と腕の遠心力を最大限に活かすために、体重移動してから下半身をうまく使わないと、コントロールが安定せず、球速も落ちてしまいます。このため、実際に野球でサイドスローのフォームで投げる際は、ステップした足でしっかり踏み込み、重心を低くした体勢でボールをリリースするのがコツです。
重心を低くすることで、体重移動後の腰の横回転がスムーズになり、腕にも力が伝わり、低めのコースのコントロールも良くなります。
重心を低くすることで、体重移動後の腰の横回転がスムーズになり、腕にも力が伝わり、低めのコースのコントロールも良くなります。
身体の開きを抑えるためにグローブの位置を意識する
野球でサイドスローの投球フォームで投げる際、腰の横回転を意識するあまり、身体の開きが早くならないようにすることも、投球を安定させる投げ方のコツのひとつになります。身体の開きが早くなると、腰の横回転を活かせず手投げになり、ボールもシュート回転しやすくなってしまいます。
また、腕を引っ張る投げ方になるため、肘に負担がかかり故障してしまう原因にもなってしまいます。このため、右投げの場合は足を上げて体重移動に移行する際、ステップする直前までグローブをはめている左手を、三塁方向に向けたままにするのがコツです。
この方法が実践できれば、サイドスローで身体の開きが早くなるのを軽減できます。
また、腕を引っ張る投げ方になるため、肘に負担がかかり故障してしまう原因にもなってしまいます。このため、右投げの場合は足を上げて体重移動に移行する際、ステップする直前までグローブをはめている左手を、三塁方向に向けたままにするのがコツです。
この方法が実践できれば、サイドスローで身体の開きが早くなるのを軽減できます。
理想的なサイドスローの投げ方に必要な練習方法
ここまで、野球でサイドスローの投球フォームで投げる際に必要な、正しい投げ方、そして投げ方のコツを解説してきました。
理想的なサイドスローの投球フォームにするには、この投げ方やコツをしっかり身につけることが重要ですが、さらに効果的な練習やトレーニングを継続することも必要になってきます。では、サイドスローの投球フォームをより一層安定させ、理想的な投げ方にするには、どのような練習方法があり、トレーニングを行う必要があるのか、各項目ごとに具体的に見ていくことにしましょう。
理想的なサイドスローの投球フォームにするには、この投げ方やコツをしっかり身につけることが重要ですが、さらに効果的な練習やトレーニングを継続することも必要になってきます。では、サイドスローの投球フォームをより一層安定させ、理想的な投げ方にするには、どのような練習方法があり、トレーニングを行う必要があるのか、各項目ごとに具体的に見ていくことにしましょう。
球速を上げるサイドスローの投げ方の練習方法
野球においてサイドスローの投球フォームは、オーバースローやスリークォーターの投げ方と比較すると、球速が落ちる傾向にあるのが一般的ですが、しっかりと体重移動を行い、下半身をうまく使うことができれば、オーバースローやスリークォーターの投げ方と遜色ない球速のボールを投げることは可能です。
逆にオーバースローやスリークォーターの投げ方から、サイドスローの投球フォームに転向して、球速がアップしたというケースもあります。ここでは、サイドスローの投球フォームで、球速を上げるためには、どのような練習方法があり、トレーニングを行えば良いのか解説していきます。
逆にオーバースローやスリークォーターの投げ方から、サイドスローの投球フォームに転向して、球速がアップしたというケースもあります。ここでは、サイドスローの投球フォームで、球速を上げるためには、どのような練習方法があり、トレーニングを行えば良いのか解説していきます。
身体のバランスを意識したロングスロー
マウンドの後方、マウンドと二塁ベースの中間くらいの位置に立ち、そこからサイドスローの投球フォームでホームに向かって投げ込みます。
投球練習のように力強く投げるのではなく、ゆったりとした投げ方で、自分の投球フォームを確認しながら、肩や肘に負担をかけないよう全身を使って投げ、投げるたびに距離を近づけ、少しずつ本来の投球フォームのリズムに戻していくのがコツです。
また、遠投を行うのも肩を強くする効果があり、球速アップにつながる練習方法ですが、この場合はサイドスローの投げ方ではなく、オーバースローの投げ方で行い、しっかり体重移動して下半身を使って投げるのがコツになります。
投球練習のように力強く投げるのではなく、ゆったりとした投げ方で、自分の投球フォームを確認しながら、肩や肘に負担をかけないよう全身を使って投げ、投げるたびに距離を近づけ、少しずつ本来の投球フォームのリズムに戻していくのがコツです。
また、遠投を行うのも肩を強くする効果があり、球速アップにつながる練習方法ですが、この場合はサイドスローの投げ方ではなく、オーバースローの投げ方で行い、しっかり体重移動して下半身を使って投げるのがコツになります。
腕を強く振るために腕の筋力を鍛えるトレーニング
サイドスローの投球フォームは、腕の遠心力を利用するため、球速アップには肩だけではなく、腕の筋力を鍛えるトレーニング方法も効果があります。
脇を締めた状態でゴムチューブの両端を握り、二の腕と腕の角度が90度になるまで肘を曲げた後、両手でゴムチューブを引っ張るように、腕を平行にゆっくりと動かすのがコツです。ゴムチューブがない場合は、風呂に入った際に同じ状態を作り、腕を左右に動かすトレーニングでも同様の効果が得られます。風呂に入って行う場合は、鍛えたい方の腕の肘を、反対の手で押さえて固定するのがコツです。
脇を締めた状態でゴムチューブの両端を握り、二の腕と腕の角度が90度になるまで肘を曲げた後、両手でゴムチューブを引っ張るように、腕を平行にゆっくりと動かすのがコツです。ゴムチューブがない場合は、風呂に入った際に同じ状態を作り、腕を左右に動かすトレーニングでも同様の効果が得られます。風呂に入って行う場合は、鍛えたい方の腕の肘を、反対の手で押さえて固定するのがコツです。
球持ちを良くするサイドスローの投げ方の練習方法
『球持ちが良い』とは、ボールをリリースするまでの時間が遅いことを言います。
球持ちが良くなると、ボールをリリースするまでの腕を振れる時間が長くなるため、球速アップの効果が期待でき、変化球の曲がりも遅くなり、バッターの手元で変化しやすくなります。また、バッターがボールを見極める時間が短くなるメリットもあり、それに加えてサイドスローの投球フォームは、前述したように横の角度をつけられるため、非常に打ちにくくなります。
野球でサイドスローの投球フォームで投げる際は、球持ちを良くすると多くのメリットを得ることができるため、ここでは球持ちを良くする練習方法を解説します。
球持ちが良くなると、ボールをリリースするまでの腕を振れる時間が長くなるため、球速アップの効果が期待でき、変化球の曲がりも遅くなり、バッターの手元で変化しやすくなります。また、バッターがボールを見極める時間が短くなるメリットもあり、それに加えてサイドスローの投球フォームは、前述したように横の角度をつけられるため、非常に打ちにくくなります。
野球でサイドスローの投球フォームで投げる際は、球持ちを良くすると多くのメリットを得ることができるため、ここでは球持ちを良くする練習方法を解説します。
キャッチャーの位置を動かして投球練習をする
右投げの場合、アウトコースのボールをキャッチャーが正面で捕球できるように、ピッチャーから見て左側に移動してもらい、その状態でキャッチャーが正面で捕球できる位置に投球を行う、という練習方法です。
キャッチャーが正面で捕球できるように投球するには、身体の前の付近でボールをリリースする必要があるため、自然と球持ちが良くなります。この際に、ステップする足は左側ではなく、しっかりとホームベースに向けるのがコツです。
また、この練習方法は、足をしっかりとホームベースに向けて左側に投球するため、身体が早く開くのを防ぎやすいというメリットもあります。
キャッチャーが正面で捕球できるように投球するには、身体の前の付近でボールをリリースする必要があるため、自然と球持ちが良くなります。この際に、ステップする足は左側ではなく、しっかりとホームベースに向けるのがコツです。
また、この練習方法は、足をしっかりとホームベースに向けて左側に投球するため、身体が早く開くのを防ぎやすいというメリットもあります。
下半身を安定させるサイドスローの投げ方のトレーニング方法
サイドスローの投球フォームは、重心を低くして腰の横回転を使う投げ方のため、オーバースローやスリークォーターの投げ方よりも、下半身の負担が大きく下半身のバランスが崩れやすくなります。
下半身が安定せずバランスが崩れてしまうと、足を上げた際の軸、テイクバックでの腕の位置、身体の体重移動、ステップした足の踏み込み、そしてボールをリリースする、という流れがうまく行えず、腰の横回転と腕の遠心力をうまく活かすことができません。
では、下半身のバランスを崩さずにサイドスローの投球フォームを安定させるには、どのようなトレーニング方法があるのか見ていくことにしましょう。
下半身が安定せずバランスが崩れてしまうと、足を上げた際の軸、テイクバックでの腕の位置、身体の体重移動、ステップした足の踏み込み、そしてボールをリリースする、という流れがうまく行えず、腰の横回転と腕の遠心力をうまく活かすことができません。
では、下半身のバランスを崩さずにサイドスローの投球フォームを安定させるには、どのようなトレーニング方法があるのか見ていくことにしましょう。
ランジを行い下半身を強化するトレーニング
下半身のバランスが崩れないよう安定させるには、下半身を強化するのがコツで、ランジを行うトレーニング方法が効果的です。
ランジとは、背筋を伸ばし両足を肩幅まで開いた状態で立ち、片足を前へ踏み出して身体を深く沈めた後、立ち上がって元の状態に戻り、今度は逆の足で同様の動作を行う、というトレーニング方法です。
足を踏み出してから元の状態に戻るまでの間、背筋は伸ばしたままにするのがコツで、手にダンベルを持つことで負荷をかけることも可能です。
ランジのトレーニング方法は、投球動作と似た下半身の使い方をするため、投球動作に使う下半身の筋肉を効率良く鍛えることができます。
ランジとは、背筋を伸ばし両足を肩幅まで開いた状態で立ち、片足を前へ踏み出して身体を深く沈めた後、立ち上がって元の状態に戻り、今度は逆の足で同様の動作を行う、というトレーニング方法です。
足を踏み出してから元の状態に戻るまでの間、背筋は伸ばしたままにするのがコツで、手にダンベルを持つことで負荷をかけることも可能です。
ランジのトレーニング方法は、投球動作と似た下半身の使い方をするため、投球動作に使う下半身の筋肉を効率良く鍛えることができます。
ショートダッシュを行い下半身の瞬発力を高めるトレーニング
ピッチャーは足を上げてから体重移動を行い、ステップするまでその力をため、ボールをリリースする瞬間に、そのためた力を一気にボールに伝えます。
このため、下半身の瞬発力が高まる筋肉を鍛えるのもコツで、10mから20mほどの短い距離を繰り返し走る、ショートダッシュのトレーニングが効果的です。最初の2歩、3歩を特に意識して、勢いよくスタートを切るのがコツです。
ショートダッシュを行い下半身の瞬発力が高まれば、キレのあるボールを投げることも可能になります。
このため、下半身の瞬発力が高まる筋肉を鍛えるのもコツで、10mから20mほどの短い距離を繰り返し走る、ショートダッシュのトレーニングが効果的です。最初の2歩、3歩を特に意識して、勢いよくスタートを切るのがコツです。
ショートダッシュを行い下半身の瞬発力が高まれば、キレのあるボールを投げることも可能になります。
小柄でも球速がなくてもできるのがサイドスロー
自分は身長が低いから、上から角度のあるボールが投げられない、自分は強く腕を振っても球速のあるボールが投げられない、だから野球でピッチャーやりたいけど無理だ、と諦める必要はありません。
身長が低くても、サイドスローであれば横の角度をつけることができ、球速がなくてもサイドスローでコントロールを重視した投球ができます。まずは、サイドスローでバッターが打ちにくいボールを投げる、という意識を持ってスタートすれば良いのです。
そのうえで、サイドスローの特徴を理解していき、ここまで解説してきた投げ方をしっかり身につけることができれば、チームにとって貴重な戦力になれるでしょう。
身長が低くても、サイドスローであれば横の角度をつけることができ、球速がなくてもサイドスローでコントロールを重視した投球ができます。まずは、サイドスローでバッターが打ちにくいボールを投げる、という意識を持ってスタートすれば良いのです。
そのうえで、サイドスローの特徴を理解していき、ここまで解説してきた投げ方をしっかり身につけることができれば、チームにとって貴重な戦力になれるでしょう。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。