四死球とは?記録の方法や歴代の四死球をランキングで紹介
四死球とは、四球と死球をまとめて指す言葉です。四球はストライクゾーンから外れた球を4回投げられることで、死球は打者の体や服に投球が当たることになります。両方打者は一塁へ進塁する権利を得ることが可能です。四死球は打者と投手両方の様々な原因から生まれるものになります。
2021.12.16
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野球
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四死球とは?
四死球とは、四球と死球を合わせて指す言葉です。四球はフォアボールとも言い、死球はデッドボールともいいます。
両方とも、打者は一塁まで進塁する権利を得ることが可能です。
攻撃側のチームとしては点を取るきっかけとしたいチャンスとなります。一方、守備側のチームとしては不用意にピンチとなる可能性があるため、できる限り防いでいきたいものになります。
両方とも、打者は一塁まで進塁する権利を得ることが可能です。
攻撃側のチームとしては点を取るきっかけとしたいチャンスとなります。一方、守備側のチームとしては不用意にピンチとなる可能性があるため、できる限り防いでいきたいものになります。
四球とは?
四球は、投球がストライクゾーンから4回外れることです。打者には一塁へ進塁する権利が与えられます。
また、打者より前の塁に走者がいれば、その走者も一つ前の塁へ進む権利を得ることが可能です。
記録上、四球は打数に含まれないため、打率ではなく出塁率にだけ反映されます。
満塁の場合は3塁ランナーがホームへ生還するため、四球を選んだ打者に打点1が記録される規定です。
また、打者より前の塁に走者がいれば、その走者も一つ前の塁へ進む権利を得ることが可能です。
記録上、四球は打数に含まれないため、打率ではなく出塁率にだけ反映されます。
満塁の場合は3塁ランナーがホームへ生還するため、四球を選んだ打者に打点1が記録される規定です。
死球とは?
死球は、打者の体や服に投球が当たることです。死球でも打者に一塁へ進塁する権利が与えられます。
なお、打者が打とうとしていた場合や打者が避けようとしなかった場合には、死球は認められません。
死球も打数には含まれず、出塁率にのみ反映されます。満塁の場合も死球を得た打者に打点1が記録される規定です。
また、四球の中でも打者の頭部に当たるものは危険球とされ、投手が退場となる場合があります。
なお、打者が打とうとしていた場合や打者が避けようとしなかった場合には、死球は認められません。
死球も打数には含まれず、出塁率にのみ反映されます。満塁の場合も死球を得た打者に打点1が記録される規定です。
また、四球の中でも打者の頭部に当たるものは危険球とされ、投手が退場となる場合があります。
四死球率とは?
四死球率とは、対象の打者が何回打席に立つと1つの四死球を選ぶことができるかを計算するものです。
出塁率とは違って打率が数値内に含まれないため、打者の選球眼を図ることができます。
また、与四死球率という数値もあります。与四死球率は投手が9イニング辺りいくつの四死球を与えるかを示す数値です。与四死球は、投手の制球力やストライクゾーンで勝負する力を算出することが可能です。
出塁率とは違って打率が数値内に含まれないため、打者の選球眼を図ることができます。
また、与四死球率という数値もあります。与四死球率は投手が9イニング辺りいくつの四死球を与えるかを示す数値です。与四死球は、投手の制球力やストライクゾーンで勝負する力を算出することが可能です。
四死球率の計算方法
四死球率は四球÷打席数という簡単な式で求めることが可能です。四死球率からは、どれだけ効率的に出塁できるかを示す数値となります。
与四死球率は、(与四死球×9)÷投球回という式で求めることができます。投手のコントロールやストライクゾーンで勝負することができる能力をもっているかなどが数値に影響します。
与四死球率は、(与四死球×9)÷投球回という式で求めることができます。投手のコントロールやストライクゾーンで勝負することができる能力をもっているかなどが数値に影響します。
四死球が生まれる理由
四死球が生まれる理由には投手と打者だけでなく、環境や審判といった様々な理由があります。
一つの理由に絞ることは難しいですが、状況によって様々な理由を挙げることが可能です。
四死球は点数に繋がることが多いため、投手打者共に四死球の増減は成績の変化に直結してきます。四死球は選手の能力を簡潔に表すものとも言うことが可能です。
一つの理由に絞ることは難しいですが、状況によって様々な理由を挙げることが可能です。
四死球は点数に繋がることが多いため、投手打者共に四死球の増減は成績の変化に直結してきます。四死球は選手の能力を簡潔に表すものとも言うことが可能です。
不用意な四死球が多い投手の原因
不用意な四死球が多い投手の原因には様々なものがあります。
1つめは技術面の問題です。体の開きが早いことやフォームが固まっていないことを筆頭に技術面の問題は非常に多種多様になります。また、ストライクゾーンで勝負できる球を持っていない投手はボール球を振らせる必要があり、四球が増えることが多いです。
2つめはメンタル面の問題です。ピンチやアウェーの状況になると、技術的に問題が無くても制球を乱してしまう投手も多数います。
他にもさまざまな問題がありますが、主に技術とメンタルの問題に分けることが可能です。
1つめは技術面の問題です。体の開きが早いことやフォームが固まっていないことを筆頭に技術面の問題は非常に多種多様になります。また、ストライクゾーンで勝負できる球を持っていない投手はボール球を振らせる必要があり、四球が増えることが多いです。
2つめはメンタル面の問題です。ピンチやアウェーの状況になると、技術的に問題が無くても制球を乱してしまう投手も多数います。
他にもさまざまな問題がありますが、主に技術とメンタルの問題に分けることが可能です。
四死球が多い打者の理由
四死球が多い打者の理由にも様々なものがあります。
1つ目は打力が高く、相手バッテリーから警戒されるということです。打力が高ければ相手バッテリーは警戒して、ボール球やインコースの球を多く使うことになります。結果的に、四死球が増加することが多いです。
2つ目は単純に選球眼が良いということです。極端に打力が高くなくても、きわどい球やストライクからボールになる変化球を見逃すことができれば四死球は増加します。
1つ目は打力が高く、相手バッテリーから警戒されるということです。打力が高ければ相手バッテリーは警戒して、ボール球やインコースの球を多く使うことになります。結果的に、四死球が増加することが多いです。
2つ目は単純に選球眼が良いということです。極端に打力が高くなくても、きわどい球やストライクからボールになる変化球を見逃すことができれば四死球は増加します。
プロ野球の四死球日本記録
四死球の記録はプロ野球が始まった当初から取られているため、新旧の様々な選手がランキングに入っています。四死球の日本記録は、他のランキングと比べても特徴のある選手が入っています。
与四球数歴代ランキング
順位 | 投手 | 与四死球数 | 実働期間 |
1位 | 金田正一 | 1808 | 1950-1969年 |
2位 | 米田 哲也 | 1480 | 1956-1977年 |
3位 | 中尾 碩志 | 1436 | 1939-1957年 |
与四死球数歴代ランキング1位は、金田正一投手です。NPB最多の通算400勝をしている大投手ですが、与四死球の面でも2位を引き離して1位となっています。
主な原因は投球イニング数でも5526.2回で歴代1位ということです。金田正一投手は、投球イニング数も圧倒的に多いため、四球の数もかなり多くなっています。
主な原因は投球イニング数でも5526.2回で歴代1位ということです。金田正一投手は、投球イニング数も圧倒的に多いため、四球の数もかなり多くなっています。
与死球数歴代ランキング
順位 | 投手 | 死球数 | 実働期間 |
1 | 東尾 修 | 165 | 1969-1988 |
2 | 渡辺 秀武 | 144 | 1964-1982 |
3 | 坂井 勝二 | 143 | 1959-1976 |
3 | 米田 哲也 | 143 | 1956-1977 |
与死球数歴代ランキング1位は、東尾修投手です。東尾投手の武器はシュートといった横滑りの球種で、右打者の体に向かっていくものでした。
しかも、東尾投手はケンカ投法とも呼ばれる右打者のインコースを突くスタイルだったため、与死球数はかなり多くなりました。
東尾投手は試行錯誤の末、打者のインコースを突くスタイルを編み出しましたが、本人はストレートで勝負したいという気持ちもあったようです。
しかも、東尾投手はケンカ投法とも呼ばれる右打者のインコースを突くスタイルだったため、与死球数はかなり多くなりました。
東尾投手は試行錯誤の末、打者のインコースを突くスタイルを編み出しましたが、本人はストレートで勝負したいという気持ちもあったようです。
被四球数歴代ランキング
順位 | 選手 | 四球数 | 実働期間 |
1 | 王 貞治 | 2390 | 1959-1980年 |
2 | 落合 博満 | 1475 | 1979-1998年 |
3 | 金本 知憲 | 1368 | 1992-2012年 |
被四球数歴代ランキング1位は王貞治選手です。NPB最多の868本塁打を放っている大打者になります。打者としての能力の高さから相手バッテリーに警戒されたことが、被四球数が圧倒的に多い理由です。
ちなみに王選手は出塁率においても、NPB歴代最高の数値を残しています。
王選手は敬遠数も非常に多く、被四球数が多い原因の一つとなっています。
ちなみに王選手は出塁率においても、NPB歴代最高の数値を残しています。
王選手は敬遠数も非常に多く、被四球数が多い原因の一つとなっています。
被死球数歴代ランキング
順位 | 選手 | 死球数 | 実働期間 |
1 | 清原 和博 | 196 | 1986-2008年 |
2 | 竹之内 雅史 | 166 | 1968-1982年 |
3 | 衣笠 祥雄 | 161 | 1965-1987年 |
被死球数歴代ランキング1位は清原和博選手です。歴代5位の通算525本塁打を放った大打者になります。
清原選手が2位を大きく引き離して死球を受けていることは、強打者であるというだけでなく、清原選手がアウトコースが得意だったことも原因です。
右投手がすっぽ抜けた球が死球になることが多いため、ランキングには右打者が多く並んでいます。
清原選手が2位を大きく引き離して死球を受けていることは、強打者であるというだけでなく、清原選手がアウトコースが得意だったことも原因です。
右投手がすっぽ抜けた球が死球になることが多いため、ランキングには右打者が多く並んでいます。
高校野球の四死球の記録とは?
高校野球でも四死球についての記録がとられています。
高校野球の選手はプロレベルから他の部活からの助っ人など投手や打者のレベルが様々なため、プロ野球では生まれない記録が生まれることも多いです。
プロ野球の方は古い記録が中心でしたが、高校野球は新しい記録から古い記録まで様々な時代のものが含まれています。
高校野球の選手はプロレベルから他の部活からの助っ人など投手や打者のレベルが様々なため、プロ野球では生まれない記録が生まれることも多いです。
プロ野球の方は古い記録が中心でしたが、高校野球は新しい記録から古い記録まで様々な時代のものが含まれています。
甲子園の四死球記録
1試合最多与四死球(個人) | 16与四死球 | 森本健(高知商) | 1945年 |
1試合最多四死球(チーム) | 23四死球 | 静岡商 | 1936年 |
大会最多与四死球(個人) | 5試合40四死球 | 西村修(桐蔭) | 1948年 |
大会最多四死球 | 7試48四死球 | 佐賀北 | 2007年 |
1試合の最多与四死球は高知商業の森本投手による16与四死球です。16四死球を与えるまでにかなりの球数が必要になるため、一人の投手が長く投げることが多い高校野球ならではの記録と言えます。
また大会最多被四死球は2007年の佐賀北高校による7試合で48四死球です。佐賀北高校は甲子園でがばい旋風を巻き起こし、優勝を果たしました。
佐賀北高校が多くの四死球を得たのは、史上最多の73イニングを戦っており、四死球を得るチャンスが多かったのはもちろん、打力も非常に高かったということです。
また大会最多被四死球は2007年の佐賀北高校による7試合で48四死球です。佐賀北高校は甲子園でがばい旋風を巻き起こし、優勝を果たしました。
佐賀北高校が多くの四死球を得たのは、史上最多の73イニングを戦っており、四死球を得るチャンスが多かったのはもちろん、打力も非常に高かったということです。
様々な記録が存在する四死球
四死球は発生すると打者が1塁へ進塁する権利を得るものです。投手が四死球を出す理由は、コントロールミスや打者を警戒した配球の結果になります。
打者の四死球が増加する理由は打力が高いほど警戒されることが多くなり、ボール球が増えるためです。
投手が四死球を減らすにはストライクゾーンで勝負できる球を身に着けること、打者が四死球を増やすには選球眼はもちろん、打力を向上させることも必要になるでしょう。
打者の四死球が増加する理由は打力が高いほど警戒されることが多くなり、ボール球が増えるためです。
投手が四死球を減らすにはストライクゾーンで勝負できる球を身に着けること、打者が四死球を増やすには選球眼はもちろん、打力を向上させることも必要になるでしょう。
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