ロードバイクのサドルの適切な高さとは?自分に合った位置と調整方法を知ろう!
ロードバイクのサドルの高さは人によって適切な位置が異なります。適切な高さは足の長さ×係数で算出することができ、高さ・位置・角度の調整が必要です。適切な位置でないサドルでロードバイクに乗るとスピードが出ず、体も痛めてしまいます。正しい知識をもとに、自分に合ったサドル位置と調整方法を学び快適な走行ができるようにしましょう。
2021.12.16
|
自転車
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ロードバイクのサドルには適切な高さとは?
ロードバイクのサドルの高さは、乗る人に合わせた適切な位置があり人により違います。サドルの位置が高すぎても低すぎてもしっくりこず高いパフォーマンスが維持できないため、自分に合った高さに設定することがかなり重要です。
・サドル位置が高すぎる・低すぎる場合はどうなるか
・サドルの正しい高さや位置の基準
・サドルの調整の方法
基本となる知識を学び、自分に合ったロードバイクのサドルの高さに調整しましょう。
・サドル位置が高すぎる・低すぎる場合はどうなるか
・サドルの正しい高さや位置の基準
・サドルの調整の方法
基本となる知識を学び、自分に合ったロードバイクのサドルの高さに調整しましょう。
サドルの高さが高すぎるとどうなる?
サドルの高さが高すぎるとお尻や膝に痛みが出てきます。サドルが高すぎるとペダルが一番下に来たときに膝が伸び切ってしまい、足の力が車輪にうまく伝わらず推進力が低くなるうえに膝の裏側に痛みが出てきます。
さらに、サドルが高い場合お尻が強く押し付けられる状態が続くことになり、長い時間ロードバイクに乗っていなくてもかなりお尻が痛くなる可能性が高いです。
さらに、サドルが高い場合お尻が強く押し付けられる状態が続くことになり、長い時間ロードバイクに乗っていなくてもかなりお尻が痛くなる可能性が高いです。
サドルの高さが低すぎるとどうなる?
サドルの高さが低すぎる場合、スピードの速さがポイントのロードバイクにとって致命的なスピードがでない状態になります。ロードバイクは前傾姿勢で空気抵抗を減らしペダルに体重を乗せ全身の力を伝えて進むことから、サドルが低いと足の力だけでまわすことになりペダリングがスムーズにいきません。
サドルが低いと太ももの前側だけに負担がかかってすぐに疲労を感じ、膝を曲げて漕いでいるため膝も痛めてしまいます。
サドルが低いと太ももの前側だけに負担がかかってすぐに疲労を感じ、膝を曲げて漕いでいるため膝も痛めてしまいます。
サドルの適切な高さの計算方法
ロードバイクのサドルの高さが適正でないと性能を生かすことができなかったり体の痛みが出るため、自分にあった高さがわかる股下の長さから計算できる公式、足の長さ×係数があります。
足の長さを表す股下の長さに、サドルの高さを導き出す係数を掛けることで算出できます。係数を使う計算方法で表された数字がロードバイクの速さを追求でき、怪我や故障をなくして楽しく快適に乗ることができる理論上の理想のサドルの高さです。
足の長さを表す股下の長さに、サドルの高さを導き出す係数を掛けることで算出できます。係数を使う計算方法で表された数字がロードバイクの速さを追求でき、怪我や故障をなくして楽しく快適に乗ることができる理論上の理想のサドルの高さです。
係数で適正値を算出
【例】 | 係数0.875 | 係数0.885 |
股下70cm | 61.2cm | 62.0cm |
股下75cm | 65.6cm | 66.4cm |
股下80cm | 70cm | 70.8cm |
股下85cm | 74.38cm | 75.2cm |
股下90cm | 78.8cm | 79.7cm |
股下95cm | 83.1cm | 84.1cm |
ロードバイクの適正な高さを計算する係数は0.875~0.885です。係数に足の長さを掛けて適正値を算出するため、股下の長さの付け根から床面までの垂直距離を計測します。
・股下×0.875
・股下×0.885
2つの係数から算出した数字の間で、ベストなポジションを調整してください。
股下は個人差がありますが、日本の成人男性で身長160cmの場合は股下の長さ70~80cmの間が平均です。
・股下×0.875
・股下×0.885
2つの係数から算出した数字の間で、ベストなポジションを調整してください。
股下は個人差がありますが、日本の成人男性で身長160cmの場合は股下の長さ70~80cmの間が平均です。
ロードバイクのサドルの適切な位置
ロードバイクを楽しく安全に乗るには適切な位置へセッティングすることが必要不可欠です。
・高さ
・位置
・角度
3点の適正な情報を得ることで、初めてロードバイクの性能を生かし、体をうまく使えることになります。全て目安とすべき基準が存在し、基準から調整を重ねることで自分のベストポジションを発見しましょう。
・高さ
・位置
・角度
3点の適正な情報を得ることで、初めてロードバイクの性能を生かし、体をうまく使えることになります。全て目安とすべき基準が存在し、基準から調整を重ねることで自分のベストポジションを発見しましょう。
サドルの高さ
ロードバイクのサドルの高さは横に立ったときに腰の位置で、乗ったときにつま先がつかない状態が適切です。ロードバイクに座り、走る体勢でペダルを一番下にしたとき膝が軽く曲がる程度が力をうまく伝えることができスムーズにペダリングできます。
一般的な自転車に比べサドル位置が高く、足がつかないことでロードバイク初心者は乗り降りに不安を感じる方もいますが、正しく乗車できれば不安はなく高さの重要性に気づきます。
一般的な自転車に比べサドル位置が高く、足がつかないことでロードバイク初心者は乗り降りに不安を感じる方もいますが、正しく乗車できれば不安はなく高さの重要性に気づきます。
サドルの前後の位置
サドルの前後の位置は、膝の中心とペダルの真ん中を結んだ線が垂直が理想です。サドルの前後位置で足首の動きに影響が出ますが、ロードバイクの構造上サドルの前後は高さと連動して位置がずれるため両方の調節が必須となります。
サドルを上げると位置は後ろへ、下げると前へいくことになり、高さがちょうどよくても位置がしっくりこない場合も発生する可能性がありバランスの取れた位置に調整することが必要です。
サドルを上げると位置は後ろへ、下げると前へいくことになり、高さがちょうどよくても位置がしっくりこない場合も発生する可能性がありバランスの取れた位置に調整することが必要です。
サドルの角度
ロードバイクのサドルの適切な角度は水平です。一般的には水平で問題ありませんが、ロードバイクに乗るたびにお尻や股が痛くなる人は前部分を1~2度下げると痛みが緩和されておすすめです。
横から見ると前下がりとなり、ロードバイクは前傾姿勢で乗ることからサドルを下げた分圧力がかからず股部分の違和感がなくなります。
1~2度のわずかな角度でも、乗ったときの感覚は大きく変わってきますので1度ずつ調節してください。
横から見ると前下がりとなり、ロードバイクは前傾姿勢で乗ることからサドルを下げた分圧力がかからず股部分の違和感がなくなります。
1~2度のわずかな角度でも、乗ったときの感覚は大きく変わってきますので1度ずつ調節してください。
ロードバイクのサドルの調整方法
ロードバイクのサドルの高さや位置の基礎知識をもとに、実際の調整方法の説明です。
・自分の股下の長さを測る
・高さや位置の設定
・乗ってみて微調整
股下の測り方を学び、流れに沿って調整していきましょう。
・自分の股下の長さを測る
・高さや位置の設定
・乗ってみて微調整
股下の測り方を学び、流れに沿って調整していきましょう。
股下の長さ計測
股下とは、脚の付け根から足の裏がついている床までの長さのことです。
【股下を一人で測る方法】
①素足で足幅を15cm開いた状態で壁を背に立つ
②股に5cmくらいの厚さの本を挟む
③股に食い込ませるイメージで上に引き上げる
④本を壁に垂直につけ、本の上の部分の位置に印をつける
⑤印から床までの高さをメジャーで計測
厚みのある本がなければ、5cm程度の厚さの長方形の物体でも構いません。
【股下を一人で測る方法】
①素足で足幅を15cm開いた状態で壁を背に立つ
②股に5cmくらいの厚さの本を挟む
③股に食い込ませるイメージで上に引き上げる
④本を壁に垂直につけ、本の上の部分の位置に印をつける
⑤印から床までの高さをメジャーで計測
厚みのある本がなければ、5cm程度の厚さの長方形の物体でも構いません。
高さの仮決め
股下の長さと係数から算出した数字をもとに、ロードバイクのサドルの高さを仮決めします。サドルの高さはクランク軸からサドルの座面までとなり、地面からの高さと間違いやすく注意が必要です。
クランク軸の中心からメジャーで測りつつ、算出した数字の位置までサドル位置を動かし、仮決めした高さを基本とし合わせていくことになります。
※クランク軸とは?
往復運動を回転運動に変えるクランクと名の付く部品の付け根となる軸
クランク軸の中心からメジャーで測りつつ、算出した数字の位置までサドル位置を動かし、仮決めした高さを基本とし合わせていくことになります。
※クランク軸とは?
往復運動を回転運動に変えるクランクと名の付く部品の付け根となる軸
座る位置のポジション設定
サドルの高さを合わせたら実際に乗ってみて高さと前後位置のバランスを合わせていきます。高さだけ合わせて座ってみるとサドル位置が後ろに感じたり前過ぎに感じることがあり、膝の中心とペダルの真ん中を結んだ線が垂直となる場所に座る位置をずらしていきます。
座る位置のポジションがしっくりこない場合は、サドル自体の前後位置を調節するため高さの調節が必要です。
座る位置のポジションがしっくりこない場合は、サドル自体の前後位置を調節するため高さの調節が必要です。
サドルの高さ・位置の微調整方法
サドルの高さや位置がしっくりこない場合は、ミリ単位でサドルを上げ下げして微調整していきます。ロードバイクのフレームの形上から、サドルは高さを上げると後方に、低くすると前方に位置がくることになり、わずか5mm高さが変わるだけでも感覚が異なってきます。
係数から算出した数字は理論上の数値で、実際は乗る人の骨格や体つきで変わってくるため、最終的には乗った時の感覚も大切に捉えて細かく調整してください。
係数から算出した数字は理論上の数値で、実際は乗る人の骨格や体つきで変わってくるため、最終的には乗った時の感覚も大切に捉えて細かく調整してください。
ペダルを踏む位置の確認
ペダルを踏む正しい位置は、ペダルが最も低い位置にあるときの下死点で膝が軽く曲がった状態になります。
・サドルに座り足をまっすぐ下に降ろす
・かかとをペダルに乗せる
・かかとをずらし本来のペダルを踏む足の位置にする
順を追って位置を合わせると、正しいサドルの高さであるならば膝が少し曲がります。
もし足をまっすぐペダルにかけ、かかとがつかない・伸びきるならサドルを低くする必要がある高すぎの位置です。
・サドルに座り足をまっすぐ下に降ろす
・かかとをペダルに乗せる
・かかとをずらし本来のペダルを踏む足の位置にする
順を追って位置を合わせると、正しいサドルの高さであるならば膝が少し曲がります。
もし足をまっすぐペダルにかけ、かかとがつかない・伸びきるならサドルを低くする必要がある高すぎの位置です。
実走で体への影響チェック
サドルのセッティングができたら実際に走ってみます。ちょっと乗ってみたくらいではあまり体への影響がでないため、サドルが適切に設定できたかは10km以上走ったときに体の痛みがでないかで判断してください。
お尻や膝、足以外に腰や肩、手が痛くなるケースもありますが、サドルだけが原因となるわけではなくベストな位置から低め設定で適正な方もいますのでフォームや体勢もチェックし結論を出しましょう。
お尻や膝、足以外に腰や肩、手が痛くなるケースもありますが、サドルだけが原因となるわけではなくベストな位置から低め設定で適正な方もいますのでフォームや体勢もチェックし結論を出しましょう。
乗りやすいサドルの高さでロードバイクを楽しもう
ロードバイクはとてもスピードのでるスポーツサイクルです。ロードバイクをスポーツで取り組み本気で鍛える方、ゆるく楽しむ方も正しいサドルの高さや位置にすることで乗りやすく快適な乗り物にすることができます。
サドルの高さ一つで体への影響が顕著に出るため、高いパフォーマンスや純粋にサイクリングを満喫できる適切な設定をおこない最大限にロードバイクを楽しみましょう!
サドルの高さ一つで体への影響が顕著に出るため、高いパフォーマンスや純粋にサイクリングを満喫できる適切な設定をおこない最大限にロードバイクを楽しみましょう!
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