スポーニングとは?ブラックバスの産卵の時期を理解しよう
ブラックバスのスポーニング時期は3〜5月の春シーズンで、産卵前のプリスポーンと産卵後のアフタースポーンの釣果実績が高いです。スポーニング中のブラックバスはシャローエリアのハードボトムを産卵場所にするため、ポイントが絞りやすいメリットもあります。産卵時期の目安は桜の開花を参考にしてみましょう。
2021.12.16
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釣り
ブラックバスのスポーニングとは?
via www.photo-ac.com
ブラックバスのスポーニングは産卵を差す言葉で、春のバス釣りの釣果を左右する大切な要素です。スポーニング中のブラックバスは3種類の状態に分けることができるため特徴を理解しましょう。
プリスポーン
プリスポーンはブラックバスが産卵前の状態で、大型の個体が狙いやすいです。プリスポーンのブラックバスはシャローエリアとディープエリアを行き来し、体力のある大型のブラックバスはシャローエリアに留まりやすい傾向があります。
ブラックバスは冬から春へ移り変わる時期にプリスポーンになるため、シャローエリアのブラックバスをチェックすることでスポーニングの進行具合を確認しましょう。
ブラックバスは冬から春へ移り変わる時期にプリスポーンになるため、シャローエリアのブラックバスをチェックすることでスポーニングの進行具合を確認しましょう。
ミッドスポーン
ミッドスポーンはブラックバスが産卵中の状態で、バス釣りにやや不向きな時期です。ミッドスポーンのブラックバスはネストと呼ばれる産卵床で卵を産み、守るので餌を捕食することはほとんどありません。
ネストにいるブラックバスの警戒心を利用して釣果をあげるネスト撃ちが有効な時期ですが、スポーツフィッシングの観点からマナー違反になるので注意が必要です。
ネストにいるブラックバスの警戒心を利用して釣果をあげるネスト撃ちが有効な時期ですが、スポーツフィッシングの観点からマナー違反になるので注意が必要です。
アフタースポーン・ポストスポーン
アフタースポーン・ポストスポーンはブラックバスが産卵後の状態で、釣果をあげやすいです。アフタースポーンのブラックバスは産卵で消耗した体力を回復するために積極的に餌を捕食し、ルアーの反応もよくなります。
産卵直後のブラックバスは餌を追いかける体力がないためスローなアプローチが大切ですが、徐々に体力が回復していくと荒食いと呼ばれるハイシーズンの到来です。
産卵直後のブラックバスは餌を追いかける体力がないためスローなアプローチが大切ですが、徐々に体力が回復していくと荒食いと呼ばれるハイシーズンの到来です。
ブラックバスの産卵時期
ブラックバスの産卵時期は春シーズンで、釣り場や気候によって毎シーズン前後します。通っている釣り場の産卵時期の目安を毎年チェックしておくこともスポーニングの攻略に大切です。
ブラックバスは3〜5月の春シーズンに産卵する
ブラックバスの産卵時期は3〜5月の春を目安に考えましょう。3月は大型のブラックバスがプリスポーンの状態に入りはじめ、4月になるとサイズに関わらずスポーニングが本格化、5月はアフタースポーンのブラックバスも増えてきます。
ブラックバスの産卵時期の進行は気候や水温によって異なるため、人間を基準にした季節の進行ではなく、ブラックバス目線で季節を考えることが見極めのポイントです。
ブラックバスの産卵時期の進行は気候や水温によって異なるため、人間を基準にした季節の進行ではなく、ブラックバス目線で季節を考えることが見極めのポイントです。
産卵は潮見表の大潮をチェックする
ブラックバスの産卵は潮の満ち引きが大きくなる大潮に行われることが多いです。大潮のブラックバスは捕食に比べて産卵を意識するため、簡単に口を使いにくいので、スポーニングのブラックバスを狙うには大潮以外の日を選びましょう。
潮見表は大潮の日を簡単に確認できるため、春のブラックバスを攻略するためには大切なアイテムです。
潮見表は大潮の日を簡単に確認できるため、春のブラックバスを攻略するためには大切なアイテムです。
ブラックバスが産卵する気温と水温
ブラックバスは水温を基準にスポーニングを進めることが多いです。スポーニング時期のブラックバスの状態を確認するには水温を一つの目安に考えてみましょう。
ブラックバスは15度以上の水温で産卵する
ブラックバスは水温15度前後でスポーニングが本格化することが多いです。水温が10度を超えるとプリスポーンになるブラックバスが少しずつ増えはじめ、水温の上昇と同時に本格的なスポーニングシーズンが到来します。
ブラックバスの産卵は気温に比べて水温が大きく影響するため、水温計を用意し釣り場の水温をマメにチェックすることも大切です。
ブラックバスの産卵は気温に比べて水温が大きく影響するため、水温計を用意し釣り場の水温をマメにチェックすることも大切です。
ブラックバスの産卵は桜の開花を目安にする
ブラックバスの産卵は桜の開花が目安になります。水温や気温でブラックバスのスポーニングがイメージできない方は桜の開花、満開、散る時期をスポーニングに照らし合わせて考えてみましょう。
ブラックバスの産卵場所
スポーニング時期のブラックバスは産卵に適した産卵場所に付きやすいです。ブラックバスの産卵場所を理解すれば、釣れるポイントも絞りやすいため釣果アップの大切な要素になります。
ハードボトムのシャローエリア
ブラックバスの産卵場所の定番はシャローエリアにあるハードボトムです。ハードボトムは砂利、岩場といった地形変化のことで、産卵した卵に泥がかかることを防ぐことができます。
スポーニング時期のポイントに悩んでいる方は、ハードボトムを意識したポイント選びを最優先に考えてください。
スポーニング時期のポイントに悩んでいる方は、ハードボトムを意識したポイント選びを最優先に考えてください。
ウィードの切れ目
ハードボトムが少ないエリアではウィードの切れ目も産卵場所になります。琵琶湖といったウィードが豊富なフィールドではハードボトムと同様にスポーニング時期のブラックバスが付きやすいため、積極的に狙っていきましょう。
プリスポーンのブラックバスが好むポイントでもあるため、産卵を意識しはじめた時期はシャローエリアのウィードを狙ってみるのも面白いです。
プリスポーンのブラックバスが好むポイントでもあるため、産卵を意識しはじめた時期はシャローエリアのウィードを狙ってみるのも面白いです。
スポーニングベットで釣りをするときの注意点
ブラックバスの産卵場所はスポーニングベットとも呼ばれます。スポーニングベットで産卵中のブラックバスをたくさん釣ると、卵を守れずにブラックバスの個体数が減るリスクがあるので注意してください。
ブラックバスの産卵が本格化する時期はスポーニングベット狙いを最低限に留め、バス釣りの未来を考えた釣りを心がけましょう。
ブラックバスの産卵が本格化する時期はスポーニングベット狙いを最低限に留め、バス釣りの未来を考えた釣りを心がけましょう。
ブラックバスの産卵の時期を理解しよう!
ブラックバスは産卵はスポーニングと呼ばれ、産卵の前後を差すプリスポーンとアフタースポーンは春シーズンのなかでも釣果実績があがりやすいです。
スポーニングを意識したブラックバスは産卵場所になるシャローエリアのハードボトムやウィードに溜まりやすい特徴があるので、ポイント選びに悩んでいる方は参考にしてください。
スポーニングを意識したブラックバスは産卵場所になるシャローエリアのハードボトムやウィードに溜まりやすい特徴があるので、ポイント選びに悩んでいる方は参考にしてください。
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