サッカーのポジションリベロとは?
「リベロ」という、意味はわからなくても、何となく聞いたことがあるかもしれません。
サッカーにリベロというポジションがあります。サッカーで言うリベロとは厳密に言うと、試合中の動き方を意味する言葉です。(わかりやすくするため、ここではポジションとして説明します)
フォワードやミッドフィルダー、ディフェンダーと言われれば、どんな役割があり、どんな動きをするのか、イメージしやすいと思います。ではリベロとは、どんな動きをするポジションかご存知でしょうか?
リベロとは簡単にいうと、守備の役割も、攻撃の役割もこなすポジションです。しかし、現代サッカーにおいては、リベロというポジションはあまり聞かれなくなってしまいました。
サッカー通なら、過去にリベロとして活躍した選手(後述します)を挙げられると思いますが、今はリベロというポジションを知らない人も、多いかもしれません。
しかし最近、日本サッカーでもある選手(こちらも後述します)の活躍でリベロというポジションが再認識されつつあります。
サッカーにリベロというポジションがあります。サッカーで言うリベロとは厳密に言うと、試合中の動き方を意味する言葉です。(わかりやすくするため、ここではポジションとして説明します)
フォワードやミッドフィルダー、ディフェンダーと言われれば、どんな役割があり、どんな動きをするのか、イメージしやすいと思います。ではリベロとは、どんな動きをするポジションかご存知でしょうか?
リベロとは簡単にいうと、守備の役割も、攻撃の役割もこなすポジションです。しかし、現代サッカーにおいては、リベロというポジションはあまり聞かれなくなってしまいました。
サッカー通なら、過去にリベロとして活躍した選手(後述します)を挙げられると思いますが、今はリベロというポジションを知らない人も、多いかもしれません。
しかし最近、日本サッカーでもある選手(こちらも後述します)の活躍でリベロというポジションが再認識されつつあります。
「リベロ」とはどういう意味?
リベロとは、イタリア語で「自由」という意味です。Googleで検索するとリベロは、以下のようにな意味であると表示されます。
『1.サッカーで、ゴール前の守備を主にするが、攻撃にも自由に参加する選手。
2.バレーボールで、守備を専門にする選手。他の選手とは異なるユニホームを着る。』
また、ウィキペディアでは、イタリア語で自由と言う意味であることを説明したあと、一番上に「スポーツ用語」として、サッカーやバレーボールのポジションであることが説明されています。
『1.サッカーで、ゴール前の守備を主にするが、攻撃にも自由に参加する選手。
2.バレーボールで、守備を専門にする選手。他の選手とは異なるユニホームを着る。』
また、ウィキペディアでは、イタリア語で自由と言う意味であることを説明したあと、一番上に「スポーツ用語」として、サッカーやバレーボールのポジションであることが説明されています。
リベロ - サッカーのディフェンダーの一タイプ。マークすべき相手がおらず、基本的に「自由」な守備をし、チャンスのときには積極的に攻撃参加するディフェンダーがこのように呼ばれる。
リベロ (バレーボール) - バレーボールで、攻撃参加しない守備専門の選手。語源は、コートに出入り「自由」なところから。
自由の意味を持つ言葉ですが、ウィキペディアでは、リベロとはサッカーやバレーボールのポジションである、と説明しています。
自由と言う意味のリベロという言葉は、ポジティブな表現として捉えられるからか、様々な商品名や社名にも使われていますが、世間ではバレーボールやサッカーのスポーツ用語として、最も浸透しているということでしょうか。
リベロの役割とは?試合中はどのような動きををする?
サッカーでは、攻撃にも参加するディフェンダーをリベロと言います。リベロは自由と言う意味であると説明しましたが、ピッチを自由に動き回るのでリベロなのです。では、試合中はどこにいて、どのような動きをするのでしょうか。もう少し具体的に説明します。
サッカーには、フィールドプレーヤーの最後尾に位置する、スイーパーと言うポジションがあります。スイーパーは特定の相手選手をマークしません。見方選手が相手選手に抜かれた時や、ピンチとなるようなスペースが空いてしまった時に、カバーリングすることを主な役割としています。このことから、試合中はフリーな状況が多いのです。
サッカーには、フィールドプレーヤーの最後尾に位置する、スイーパーと言うポジションがあります。スイーパーは特定の相手選手をマークしません。見方選手が相手選手に抜かれた時や、ピンチとなるようなスペースが空いてしまった時に、カバーリングすることを主な役割としています。このことから、試合中はフリーな状況が多いのです。
そんな中、このフリーな状況を利用して、チャンスと見たら攻め上がる選手が出てきました。この攻撃的なスイーパーをリベロと呼ぶようになりました。言葉の意味通り、自由な動きをする選手です。最後尾から攻撃を組み立て、時には前線に飛び出して、ゴールやパスを出す動きをするリベロがいることで、幅広い攻撃が可能になります。
Franco Baresi
リベロの動きが解りやすくまとまった動画です。イタリアが生んだ、世界最高のリベロと言われる1人、フランコ・バレージ!
via www.youtube.com
攻撃的ディフェンダーのサイドバックはリベロなのか?
では、現代サッカーにおいて、頻繁に攻め上がりを見せるディフェンダーであるサイドバックは、リベロとは言わないのでしょうか?
守備を主な役割とするサイドバックは、試合中は積極的に前線に顔を出し、クロスボールや、時にはシュートを放ちます。そう考えると、攻撃面でも大きな役割を果たすサイドバックは、リベロではないかと思われるかもしれません。
しかし、サイドバックはリベロとは言いません。これは、サッカーの戦術の変遷を知ると理解できます。
守備を主な役割とするサイドバックは、試合中は積極的に前線に顔を出し、クロスボールや、時にはシュートを放ちます。そう考えると、攻撃面でも大きな役割を果たすサイドバックは、リベロではないかと思われるかもしれません。
しかし、サイドバックはリベロとは言いません。これは、サッカーの戦術の変遷を知ると理解できます。
リベロが消えた理由とは?
現代サッカーはマンツーマンディフェンスからゾーンディフェンスへ!
1980年代までのサッカーでは、1人に対して必ず1人がマークするマンツーマンディフェンスが多く採用されていました。ところが、現代サッカーの守備は、自分の周囲のスペースを守るゾーンディフェンスが主流となりました。
そしてこの変化により、リベロは姿を消していくことになります。
そしてこの変化により、リベロは姿を消していくことになります。
サッカー戦術 マンツーマンディフェンスとは?
via pixabay.com
マンツーマンディフェンスとは、ディフェンダーが自分のマークを決めて守る戦術です。相手選手が動けば、原則そのままついていきます。開いたスペースは、フィールドプレーヤーの最後尾にいるスイーパーがカバーします。
この戦術において、スイーパーとしての役割だけでなく、攻撃にも参加する選手であるリベロが存在することは、大きな意味を持ちます。しかし、現代サッカーでは、チーム戦術としてマンツーマンディフェンスが採用されることは、ほとんどなくなりました。
この戦術において、スイーパーとしての役割だけでなく、攻撃にも参加する選手であるリベロが存在することは、大きな意味を持ちます。しかし、現代サッカーでは、チーム戦術としてマンツーマンディフェンスが採用されることは、ほとんどなくなりました。
サッカー戦術 ゾーンディフェンスとは?
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ディフェンダーが、それぞれ自分のポジション(ゾーン)を守る戦術がゾーンディフェンスです。マークしている相手選手が自分の守備エリアから離れた場合は、基本的には見方選手にマークを受け渡します。ついていきすぎると、自分が離れた場所にスペースが空いてしまい、そこを相手選手に突かれてしまいます。
世界中のサッカーにこのゾーンディフェンスと言う守備システムが導入されてから、ディフェンダーは、攻撃時に攻め上がる役割を持つことになりました。特にサイドバックです。攻め上がった際、ポジションを離れることになりますが、これにより空いたスペースは、ボランチなどの他のポジションの選手がカバーする役割を担います。
詳しくは後述しますが、このゾーンディフェンスによるサッカーでは、リベロの動きをする選手はあまり必要なくなったのです。
世界中のサッカーにこのゾーンディフェンスと言う守備システムが導入されてから、ディフェンダーは、攻撃時に攻め上がる役割を持つことになりました。特にサイドバックです。攻め上がった際、ポジションを離れることになりますが、これにより空いたスペースは、ボランチなどの他のポジションの選手がカバーする役割を担います。
詳しくは後述しますが、このゾーンディフェンスによるサッカーでは、リベロの動きをする選手はあまり必要なくなったのです。
サッカーではディフェンダーの攻撃参加は当たり前!
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