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サッカーのくさびとは何か?【サッカー用語解説】

サッカーのくさびとは何か?【サッカー用語解説】

サッカー用語の中には、くさびという言葉があります。よくサッカー中継の中での実況や解説の口からも出てくる言葉ですが、このくさびとはいったいどのような意味なのでしょうか。ここではサッカーのくさびとは何か?と題して、その意味や効果などを徹底解説していきます。

2022.12.06 サッカー

サッカーの”くさび”とは?

@tommy511212 on Instagram: “#鹿島アントラーズ#植田直通 #ベンゼマ” (73525)

楔(クサビ)とはモノとモノの間に打ち込み、つなぎ止めて固定する道具を意味します。そしてサッカーでも似た意味で、楔(くさび)とは前線のフォワードの選手に縦にパスを出すことで、主にポストプレーを行いたい時に用います。ポストプレーは攻撃側の選手がゴールに背を向け、相手ディフェンダーを背中に背負いながらボールを受け、攻撃を組み立てていく戦術のことで、楔(くさび)のパスから細かくパスをつないで、相手の陣形を崩すことができれば攻撃のチャンスに繋がります。

よくサッカーの解説等で、楔(くさび)にパスを打ち込む、ポストに楔(くさび)を入れるなどと表現されることがあります。つまり楔(くさび)とポストプレーは密接な関係にあるわけです。

サッカーのくさびのプレー

くさびのプレーとは、攻撃のときの方法で、主にフォワードの選手が相手のディフェンダーを背にして味方選手からボール受けるというプレーです。パスをする選手はミッドフィルダーに限らず、ディフェンダーもあり得ます。パスは浮き球ではなく、グラウンダーの縦パスがベストです。このくさびの狙いは、攻撃で重要な局面を作ることで、次の攻撃の起点となるための組立てを行う方法の一つです。

正確には、くさびというプレーで有利な局面ができたという場面までをくさびと呼び、ボールを受けたフォワードのその後のプレーをポストプレーと呼びます。

サッカーにおけるくさびの受け手に求められる能力

さあ!攻撃に移るぞ!という攻撃のスイッチを入れるくさびのパスを入れても、受け手の能力が備わっていなければ簡単にボールを奪われてしまうことになります。そこで、くさびのパスを受けるフォワードに求められる能力は、相手ディフェンダーに体をぶつけられても屈しない強靭なフィジカル、足元に楔のパスをしっかりと納めることができる抜群のボールコントロールテクニック、動き出しの前に周囲の状況を認知する広い視野です。フィジカル、ボールコントロールテクニック、キープ力、視野の全てを備えたハイレベルな能力が求められます。
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サッカーのくさびを使ったプレーの効果①

相手ディフェンスのマークを外すことができる

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サッカーでくさびのパスを使うことで、ビルドアップしながら、厳しいマークが敷かれた守備網をこじ開けることができます。どうゆうことかというと、青の7番がくさびのパスを前線にいる青の9番に出せば、赤の6番はボールを見ます。その隙にパスを受けた赤の9番の選手の手前にいる青の10番はマークが一瞬外れることで自由に動くことができます。

くさびのパスとは、フリーな選手へのパスやドリブルだけでは相手陣内へ攻め切れないような状況のときに、相手ディフェンスのマークを外す効果を発揮します

サッカーのくさびを使ったプレーの効果②

攻撃の起点になることができる

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サッカーでくさびのパスがフォワードの選手に入ることで攻撃の起点になることができます。相手ディフェンダーを背にした状態でボールを受けたフォワードは、そのまま振り向きざまにシュートを打つことができます。これはゴールキーパーからすればボールが隠れて見えにくいため効果があります。

次にくさびのパスを受けたフォワードは、ディフェンスを引き付け、空いたスペースへパスを出すこともできます。このようにくさびを使ったプレーは次のプレーの選択肢が広がる攻撃の起点とされる効果を発揮します。ポストプレーにはキープ力が求められるので、キープ力に優れた選手を起用することで効果があがりあます。

世界のサッカーくさびのプレー①

フリックが得意なベンゼマのポストプレー

【ベンゼマのポストプレー技術解説】チームに連携を生み出すポストプレー

世界のサッカー選手によるくさびのプレーを紹介していきます。まずはレアル・マドリードの不動のセンターフォワードであるベンゼマです。時にはセンターハーフまで下りてきてくさびのパスを受け、またはバイタルエリア付近でくさびのパスを受けて攻撃の起点になります。ベンゼマの特徴は、くさびのパスを受けてからのフリックです。

フリックとは、相手ディフェンダーを背にしながらボールを受ける瞬間に、足のアウトサイドを使ってこするようにし、ボールの軌道を変えて横や斜め前の選手に合わせるコンビネーションプレーです。ベンゼマはボールを受ける瞬間に数人の相手ディフェンスを引き付け、空いた選手へフリックでパスを繋げます。

世界のサッカーくさびのプレー②

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くさびのパスから大迫の半端ないポストプレー

大迫勇也(Yuya Osako)選手の日本代表で求められるポストプレーのプレー集

今やサッカー日本代表になくてはならないフォワードの大迫勇也。くさびのパスを受け、日本代表の攻撃の起点となり、幾度となくチャンスを演出してきたことは知られています。特にロシアワールドカップでの活躍は未だ日本国民の脳裏に焼き付いていおり、大迫半端ない​という言葉も流行語大賞トップ10入りするほどにまで有名になりました。

そんな大迫のポストプレーの特徴は、グラウンダーのくさびのパスだけではなく、浮き球やゴールキックを直接抜群のトラップでキープし、攻撃の起点になる点です。抜群のボールコントロールを備える優れたサッカー選手です。

サッカー用語の”くさび”のまとめ

乾貴士応援公式アカウント on Instagram: “2019.2.1vs.カタール🇯🇵🇶🇦惜しくも日本は準優勝だったが、エース大迫は大臀筋の違和感を抱えながらも4得点の活躍。#Japan#Soccer#SAMURAIBLUE#OsakoYuya#大迫勇也#大迫半端ないって#AFCアジアカップ2019#準優勝” (73523)

サッカーにおける楔(くさび)とは、フォワードへの縦パスで、フォワードはディフェンスを背にした状態でフィジカルとボールコントロールを駆使したポストプレーで攻撃の起点となるプレーを意味します。楔(くさび)のプレーとは相手の守備ブロックをずらしたりすることで中央付近にスペースを作り、味方のマークを外す効果を発揮します。

サッカー用語である楔(くさび)のプレーを覚えることで、さらに違う角度からサッカー観戦を楽しむことができるようになります。

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