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世界一のゴールキーパーとは?最強キーパーランキングTOP10!

世界一のゴールキーパーとは?最強キーパーランキングTOP10!

現代サッカーでは現在ゴールキーパーというポジションに変革が起きています。その過渡期にあたるこの時代を代表する世界最高レベルのゴールキーパーたちをランキング形式で紹介していきたいと思います。ランキングを通して現代サッカーのGK像に迫ってみましょう。

2023.02.08 サッカー

世界一の最強ゴールキーパーランキング10位

テア・シュテーゲン

国籍: ドイツ
生年月日:1992年4月30日(26歳)
出身地:メンヒェングラートバッハ
身長:187cm
体重:85kg
在籍クラブ: FCバルセロナ(スペイン)

あのバルセロナが認めた足元のテクニック

サッカーにおいて世界一のGK排出国といえばドイツですが、昨今ではマヌエル・ノイアーがドイツを代表するゴールキーパーとされています。しかしGK大国のドイツにはまだまだ優れたゴールキーパーが多数おり、テア・シュテーゲンはその中でもノイアーに匹敵するほどのゴールキーパーに成長しています。

この選手の特徴は足元の技術の高さで、現在あのバルセロナに所属していることでも最高レベルのキックテクニックを持っていることがわかります。ご存知のようにバルセロナは世界一とも言えるパスワークを駆使する最強のサッカークラブですが、そのクラブが正GKとして選んだのがテア・シュテーゲンなのです。

世界一の最強ゴールキーパーランキング9位

エドウィン・ファン・デルサール

Edwin van der Sar, The Flying Dutchman [Best Saves]

国籍: オランダ
生年月日:1970年10月29日(47歳)
出身地:フォールハウト
身長:197cm
体重:84kg

経歴:
1990-1999 アヤックス(オランダ)
1999-2001 ユヴェントス(イタリア)
2001-2005 フラム(イングランド)
2005-2011 マンチェスターU(イングランド)

長い手足を活かして活躍したオランダ最高のゴールキーパー

数多く存在する名GKの中でもひと際大柄な選手で、その長い手足を活かしたハイレベルのセービング技術でオランダを代表するゴールキーパーとなったのがファン・デルサールです。

ユヴェントスでは本領を発揮できませんでしたが、イングランドのフラムに移籍してからは着実なパフォーマンスで評価を高め、ピーター・シュマイケルの後継者としてマンチェスターUの正ゴールキーパーとなってからは同クラブの鉄壁の守備を支え続けました。

その体格からは想像しにくいですが、キックが非常に上手く、昨今のパスができるゴールキーパーの先駆けといえる選手でしょう。

世界一の最強ゴールキーパーランキング8位

イケル・カシージャス

【全盛期】 カシージャスの最高のファインセーブ集

国籍:スペイン
生年月日:1981年5月20日(36歳)
出身地:モストレス
身長:185cm
体重:84kg
在籍クラブ: FCポルト(ポルトガル)

ビッグセーブを連発するピンチに強いGK

レアル・マドリーの銀河系軍団と呼ばれた一時代を支えた世界最高クラスのゴールキーパーです。この当時のマドリーは攻撃力に全振りしたようなスタイルのクラブだったため、守備力に注目されることがあまりありませんでしたが、イエロやマケレレとともに影の功労者として守備力を維持することに貢献していました。

決定的とも言えるようなシュートを最強の反射神経でビッグセーブしてくれることから、マドリーのサポーターから「聖イケル」と称えられるほど優れたゴールキーパーです。

世界一の最強ゴールキーパーランキング7位

ピーター・シュマイケル

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国籍: デンマーク
生年月日:1963年11月18日(54歳)
出身地:グラッドサクセ
身長:193cm
体重:96kg
経歴
1981-1984 グラッドサクセ=ヘロ(デンマーク)
1984-1987 フヴィドヴレ(デンマーク)
1987-1991 ブレンビー(デンマーク)
1991-1999 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
1999-2001 スポルティングCP(ポルトガル)
2001-2002 アストン・ヴィラ(イングランド)
2002-2003 マンチェスター・シティ(イングランド)

世界一の俊敏性と反応速度を兼ね備えた「白い巨人」

マンチェスターUをサッカー界を代表するビッククラブへと躍進させた功労者としてシュマイケルは外せない選手です。驚異的な反射神経と、それを具現化する俊敏性はもはや伝説的なレベルで、現在プレイするゴールキーパー達の中でもシュマイケルほどの反射神経と俊敏性を最高レベルで融合させてゴールを守れるキーパーは存在しません。

この選手が移籍した後、マンチャスターUは長い間後継者が見つからずに低迷することになったのは有名な話です。

とにかく接近戦に強いゴールキーパーで、サッカーでは近距離のヘディングはほぼゴールと言えるほど決定的な場面なのですが、シュマイケルはこのような至近距離のシュートに無類の強さを誇っていました。

世界一の最強ゴールキーパーランキング6位

ペトル・チェフ

国籍: チェコ
生年月日:1982年5月20日(35歳)
出身地:プルゼニ
身長:196cm
体重:90kg
在籍クラブ:アーセナルFC(イングランド)

ヘッドギアが物語るメンタルの高さ

チェフと言えばヘッドギアですが、この選手を最近知った人は何故ヘッドギアをつけてプレイしているのか疑問に思うかもしれません。

チェフは試合中の交錯によって頭蓋骨陥没骨折の大怪我を負ったことがあり、そこから奇跡的なカムバックを果たした選手なのです。それ以来この選手はヘッドギアを装着してプレイするようになり、伝説とも言える奇跡の復帰を象徴することになったのです。

普通このような怪我を負った選手は恐怖心が強くなりなかなか本来のパフォーマンスを発揮できなくなるものですが、チェフは逆に復帰してからゴールキーパーとして一段も二段の成長し、驚くほどのパフォーマンスで当時所属のチェルシーが欧州の舞台を席捲する立役者となりました。

このメンタルの強さがチェフのプレイの安定性を裏付けており、どのような場面でも常に冷静に確実なプレイを行うゴールキーパーだと言えます。

世界一の最強ゴールキーパーランキング5位

ティボ・クルトゥワ

クルトワスーパーセーブ集

国籍 :ベルギー
生年月日:1992年5月11日(26歳)
出身地 :ブレー
身長 :199cm
体重 :88kg
在籍クラブ: チェルシーFC(イングランド)

ベルギーが生んだ若きゴールキーパー

ここ数年来、ヨーロッパのサッカー界ではベルギー出身の選手たちが活躍しており、ベルギーは有望な若手選手の排出国になっています。

その中でもチェルシーの正GKを掴んだティボ・クルトゥワは、すでに完成されたフィジカルと優れたセービングでさらなる飛躍を期待されているゴールキーパーです。

あのチェフを追い出してそのポジションを奪ったのは有名な話で、秘めたるポテンシャルの高さと素質は相当なもので、とりわけ守備力に重点をおいたサッカーを行うモウリーニョが、実績の面で圧倒的なチェフよりもクルトゥワを選んだ事実は、彼が世界一のゴールキーパーになれることを証明しています。

世界一の最強ゴールキーパーランキング4位

レフヤシン

国籍:ソビエト連邦
生年月日:1929年10月22日
出身地:モスクワ
没年月日:1990年3月20日(60歳没)
身長:189 cm
体重:82 kg
経歴
1949-1970 ディナモ・モスクワ

伝説のGK「黒蜘蛛」

サッカー史上最高最強のゴールキーパーとして有名な選手で、GKとして唯一バロンドールを受賞した選手でもあります。歴代のゴールキーパーを語るときには必ずレフヤシンの名前が出ますし、レフヤシン無しではゴールキーパーを語ることはできないでしょう。

非常に長い腕を持つという特徴を活かしたセービング技術で、ディフェンスの戦術が確立していない時代で驚異的な守備力を発揮し、その姿から「黒蜘蛛」と呼ばれました。この当時は攻撃的な選手がサッカーの中心となっており、点の奪い合いが当たり前というサッカーばかりでしたから、レフヤシンのような優れたセービング技術でシュートストップできるゴールキーパーは本当に珍しい存在だったのです。

データが残っていないためはっきりませんが、一説には150本以上のPKを止めたと言われており、当時では抜きんでた存在だったことがよくわかります。またプレースタイルが近代的で、当時としてはあり得ないほど積極的に飛び出して守る名キーパーで、動画を観ても古臭さを感じない動きはこれによるものです。

世界一の最強ゴールキーパーランキング3位

ダビド・デ・ヘア

ダビド・デ・ヘアのミラクルセーブ集!

国籍 :スペイン
生年月日 :1990年11月7日(27歳)
出身地 :マドリード
身長:193cm
体重 :76kg
在籍クラブ:マンチェスターU(イングランド)

偉大なるGKの系譜を受け継ぐゴールキーパー

 (36598)

シュマイケルからファン・デルサールと続いたマンチェスターUのGKの系譜を受け継いで大きくチーム力を落としたクラブの立て直しを支えた選手です。

代表においてもカシージャスの後継者として堅実なプレイを続ける彼は、年々ゴールキーパーとして存在感を増しており、現在のサッカー界でもトップクラスの実力者です。

実績の面ではまだまだですが、ゴールキーパーとしての資質はしっかりしており、何よりGKに必要とされる安定感を若いうちから発揮し続けています。

歴代の守護神とダブるプレースタイル

デ・ヘアはDFの人材不足によりリーグ戦で低迷したマンチェスターUを支え続けたため、サポーターから非常に愛されているゴールキーパーですが、それは単に最高のゴールキーパーだからというだけではありません。

近距離でのセービングはシュマイケルを彷彿とさせますし、足元のボール処理を苦にしない姿はファン・デルサールを思い起こさせます。まるで歴代のマンチェスターUのゴールを守ってきた名キーパーのように見えるその佇まいも人気の秘密となっています。

世界一の最強ゴールキーパーランキング2位

ジャンルイジ・ブッフォン

国籍:イタリア
生年月日:1978年1月28日(40歳)
出身地 :カッラーラ
身長:192cm
体重 :92kg
在籍クラブ: ユヴェントスFC(イタリア)

世界一の知名度を誇るイタリアの偉大なゴールキーパー

 (36599)

サッカーをよく知らない人でも名前を聞いたことがあるほど有名なゴールキーパーです。

守備的で戦術性の高いイタリアサッカーを体現するような伝説の存在で、近年では元イタリア代表GKセバスティアーノ・ロッシが記録した929分のセリエA無失点記録を更新し、「974分」という無失点記録を達成しています。

また2006年ドイツW杯では全7試合で2失点しかしておらず、しかもこれはPKとオウンゴールなので、試合の流れの中ではゴールされなかったという驚異的な活躍でイタリアの優勝に大きく貢献しました。

次に紹介するノイアーと比較すると守備範囲は狭いのですが、巧みなコーチングでディフェンス陣をコントロールしリスクを最小限にしながらゴールを守るというスタイルのため、広い範囲をカバーする必要性がないと言えます。

もちろんシュートストップは上手いですし、セービングも的確で非常に安定感があります。
何よりも17歳でデビュー後ずっと世界最高レベルのパフォーマンスを発揮し続けているという継続性は素晴らしく、今後彼を超える選手はなかなか現れないのではないかと思います。

そこに居るだけで味方を鼓舞することができる存在感

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ブッフォンは並々ならぬ実績を積み上げてきた最強のゴールキーパですから、その存在感が常に味方チームに好影響を与えます。

DF陣からは後ろに控えるブッフォンの存在は精神的な支柱になりますし、ブッフォンの的確なコーチングに鼓舞されることで守備組織はより強固なものになります。

また相手チームにとってはブッフォンほどの存在がゴール前に陣取っているのはやりにくいことこの上ありません。
名キーパーとは存在そのもので試合に影響を与えることができ、ブッフォンはそれを体現している選手なのです。

世界一の最強ゴールキーパーランキング1位

マヌエル・ノイアー

マヌエル・ノイアー 歴代スーパーセーブ集

国籍 :ドイツ
生年月日:1986年3月27日(32歳)
出身地: 西ドイツ・ゲルゼンキルヒェン
身長:193cm
体重:92kg
在籍クラブ: バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)

GK大国を代表するすべてにおいてハイレベルな名キーパー

 (36600)

GK大国として歴史の長いドイツサッカーの中でも、これほど傑出したゴールキーパーは今までいませんでした。反応が良く俊敏、ポジション取りが上手く1対1に強い、ハイボールの処理も的確で常に冷静、このようにノイアーはすべての面で最高レベルのナンバーワンゴールキーパーで、彼が引退したあとはレフヤシンのような伝説的な存在になるだろうと確信されています。

特に驚異的な守備範囲の広さはこの選手の大きな特徴で、まるでリベロのようにDFラインの後ろのスペースをカバーして決定的な場面を未然に防ぎます。

GKの枠を壊し新たなGK像を創り上げた選手

彼ほど軽やかに、そして当然のようにゴールを離れて、しかも冷静にボールを処理できるゴールキーパーはいません。バイエルンの強さを揶揄して「DFが一人多いんだから強くて当たり前」と言われるのも頷けるプレースタイルです。

この選手が活躍したことによって、今までのゴールキーパーの枠が破壊され、新しい現代型GKの選手像が創り出されました。ただ彼のように鉄壁でありながら流動的で、フィールドプレイヤーのようにゴールキーパーを務めることができる選手はまだまだ少なく、今後数年は世界一のゴールキーパーとしての座は揺ることはないでしょう。

サッカーの名キーパーの条件とは?

沢山の世界的なゴールキーパーを紹介してきましたが、名キーパーとしての条件とはどのようなものがあるか紹介します。

以下に解説する内容を念頭において試合を観戦するとよりサッカーを楽しむことができますし、ゴールキーパーというポジションを深く理解できるでしょう。

危険になる前に防ぐ安定性

一般的にゴールキーパーのプレイを解説するのは難しく、独創性よりは安定性や堅実さが大切とされています。セービングが上手いとか、ハイボールの処理が上手いというのは当然で、むしろゴールキーパーはそのような技術を発揮する前に危険を防ぐことを第一とします。

その極端な例が1位で紹介したノイアーで、彼は本来ゴールキーパーが待ち構えるべき場面で大きく飛び出すことで危険の芽を小さいうちに摘み取ってしまおうという発想でプレイしています。逆に2位のブッフォンは自身の動きで防ぐ前に味方DFに的確な指示をすることで危険の芽を摘み取り、それでもダメだった場合に的確なセービングでゴールを守っています。

このように安定した守備力を維持するために、各ゴールキーパーは自身のスタイルに応じた対処方法でリスクを最小限に抑えているのです。

ハイボール処理時のポジショニング

サッカーではサイドからのクロスがゴールチャンスに繋がりやすいですが、これはゴールキーパーがボールとシュートのために入ってくる相手FWを同時に見ることが難しいことにあります。ですからクロスやCK時に的確なポジショニングで出来る限りエリア内の敵味方の位置関係を視野に入れることができるゴールキーパーは、結果的にハイボールの処理が適切で相手にチャンスを与えない名キーパーとなります。
各国リーグの強豪チームのナンバーワンGKは総じてこのポジショニングの良さを持っており、ハイボールの処理が上手いゴールキーパーが多いです。

1対1での冷静さ

危険になるまえに防ぐことができなかった場合、相手に決定的なチャンスを与えてしまいますが、その最たるものが抜け出して1対1の形を作られることです。これに対して世界最高レベルの名キーパーたちは驚くほど冷静に上手い対応を行います。

冷静に抜け出してきた相手FWの動きを観察し、シュートコースを最小限にしながら、しかも先に動かないように我慢します。1対1では先に動くと必ず逆を取られますから、この忍耐強い冷静さは名キーパーには欠かせない要素となっています。

周囲を気遣える人格者

その時々の時代において、各国リーグにおいて、ナンバーワンと称される最高・最強のゴールキーパーたちは総じて人格者と評されるほど優れた人柄を持っています。交錯した相手選手を気遣えたり、チームメイトの心情を気遣えたりと、常に周囲に気を配っている選手が多いです。

これはゴールキーパーが試合中唯一手を使える特殊なポジションゆえの精神的な孤高さがそうさせるのではないかと思います。

ゴールキーパーというポジションは、自身のテクニックや判断力だけではゴールを守り切るために不十分で、味方を結束させて堅固な組織力を発揮することこそが大切なことをよく理解できていなければ務まりません。このようなポジション的な特性が彼らを人格者へと成長させていくのでしょう。

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