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ドリブルの練習方法12選!基礎からしっかりと学ぼう

ドリブルの練習方法12選!基礎からしっかりと学ぼう

ドリブル練習は、サッカーの基本となる、ボールを蹴る、運ぶ、止めることをバランスよく身につけられる一番の方法です。特にゴールデンエイジを迎える少年サッカー世代の子は、練習を重ねた分上達します。バリエーションあるドリブルの練習方法でサッカーに差をつけましょう。

2021.12.16 サッカー

サッカーのドリブルを身につける練習方法①

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インステップドリブルの特徴

サッカーのドリブルには、足のさまざまな場所を使ったボールの運び方があります。その中の一つであるインステップドリブルは、足の甲​を使ってボールを運ぶ方法です。
サッカーの試合中にスピードをつけて相手を突破したいときに有効となり、相手の立場からすると嫌なドリブルの一つです。
特に体力が消耗するサッカーの試合の後半は、インステップドリブルから攻撃のチャンスを広げる場面や、スピードに乗ってそのままの勢いでドリブルからシュートまでを完結させることができる特徴があります。

インステップドリブルのやり方とコツ

準備
①コーンなどの障害物を用意します。用意ができない場合は、水を入れたペットボトルなどで代用します。
②スタートラインと10m程度離れた場所それぞれに障害物を置きます。

練習法
①スタートラインから足の甲のやや外側にボールをあてて前に運びます。
②ボールを運ぶときは、上半身を起こして足からボールが離れないようにボールを細かくタッチします。
③ボールを運んでいるときは、下を向かずに顔を上げます

コツ
①常にボールが足についていることをイメージします。
②ボールを蹴るのではなく、細かくタッチして押し出すことを意識します。

サッカーのドリブルを身につける練習方法②

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足裏ロールドリブルの特徴

コンパクトな局面が多い現代サッカーにおいて、足元での確実なボールコントロールは必須です。
そのため、足裏でボールを転がしてボールを運んでいく足裏ロールドリブルは、習得すべき足技の一つになります。
足裏ロールは、サッカーよりもフットサルで多用されるイメージがありますが、サッカーでも相手が近くにいる局面で周囲にスペースがないときは、フットサルと同じように元でボールをキープしたりトラップをするときに必要となります。
最初は難しく感じますが、足裏でボールを運ぶ感覚が掴めるようになると、各段とキレが増し、ボールコントロールが上達していきます。

足裏ロールドリブルのやり方とコツ

準備
①コーンなどの障害物を用意します。用意ができない場合は、水を入れたペットボトルなどで代用します。
②スタートラインと10m程度離れた場所それぞれに障害物を置きます。

練習法
①進行方向に対して体を横に向けて、ボールを転がす足側にボールを置きます。
②ボールを転がすときは、横方向の体を進行方向に少し開きながら、足でボールを押えるようにして前にボールを転がします。
③ボールを運んでいるときは、下を向かずに顔を上げます。

コツ
①ボールを転がすときは、足の裏でボールの上から進行方向になめるように動かします。
足指の付け根あたりでボールに触れます。
テンポよく動くことが大切です。

サッカーのドリブルを身につける練習方法③

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インサイド両足ドリブルの特徴

インサイド両足ドリブルは、足の内側のアーチ部分でボールをタッチしながらボールを運ぶ方法です。
インサイドは、正確なドリブルがしやすく、ボールをキープすることや方向転換することに長けており、サッカーの試合では、ほとんどの選手が多用している足技の一つです。
また、両足のインサイドでボールタッチの感覚を掴むと、サッカーの試合で相手を交わすフェイントができるようになり、突破からチャンスを広げる場面も多く演出することができます。

インサイド両足ドリブルのやり方とコツ

準備
①コーンなどの障害物を用意します。
②6~10個の障害物それぞれを50~60cm程度離した場所に縦一列に置きます。

練習法
①ボールをタッチしている足の内側でボールを障害物の間に通します。
②障害物の間を通したボールを逆足でキャッチします。
キャッチした足でボールを少し前に出して、再度足の内側でボールを障害物の間に通します。
④ボールを運んでいるときは、下を向かずに顔を上げます。

コツ
膝は柔軟にしてボールタッチを柔らかくします。
ボールは蹴るのではなく、押し出すイメージで転がします。

サッカーのドリブルを身につける練習方法④

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アウトサイド両足ドリブルの特徴

アウトサイド両足ドリブルは、足の外側の部分でボールをタッチしながらボールを運ぶ方法です。
アウトサイドは、タイミングよく横に素早く動くことができる足技で、体の向きと進む方向が違うため、サッカーの試合で相手からドリブルを読まれにくい特徴があります。
また、アウトサイドでキレのある動きと共にボールを切り返した後は、インサイドと比較してスピードに乗ったドリブルがしやすいため、アウトサイドの突破からチャンスを広げる場面や相手を交わしてシュートに持ち込む場面など、サッカーのあらゆる場面で脅威となる足技です。

アウトサイド両足ドリブルのやり方とコツ

準備
①コーンなどの障害物を用意します。
②6~10個程度の障害物それぞれを50~60cm程度離した場所に縦一列に置きます。

練習法
①ボールをタッチしている足の外側でボールを障害物の間に通します。
②障害物の間を通したボールを逆足の外側でキャッチします。
キャッチした足でボールを少し前に出して、再度足の外側でボールを障害物の間に通します。
④ボールを運んでいるときは、下を向かずに顔を上げます。

コツ
①ボールタッチは前側面で行います。
②ボールはできるだけ細かくタッチします。
リズムよくキレのよいタッチを意識します。

サッカーのドリブルを身につける練習方法⑤

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ランダムドリブルの特徴

ランダムドリブルとは、まばらに置かれた複数のコーンやマーカーの障害物にボールが当たらないようにコントロールしながらボールを運ぶ方法のことです。
障害物を交わしながらボールを運ぶ足技は、ボールタッチの力加減や障害物の交わし方が分かるようになるため、ボールコントロール能力の向上に繋がり、次第に体のキレが増してきます。
また、障害物の間隔によって細かいボールタッチが必要となるため、同時にステップワークを磨くことができます。
ボールコントロールができるようになると、フェイントを入れながら障害物を交わすなど、更なるステップアップも可能です。

ランダムドリブルのやり方とコツ

準備
①マーカーなどの障害物を用意します。
②10個程度の障害物をランダムに置きます。

練習法
障害物にボールが当たらないようにボールを運びます。
②ボールを運ぶときは、インサイドやアウトサイド、足裏などさまざまな箇所を使います。
③最初はゆっくりボールを運んで感覚を掴み、徐々にスピードを上げていきます。

コツ
①ボールは蹴るのではなく、押し出すイメージで転がします。
②ボールは足元から離れないようにできるだけ細かくタッチします。
③得意なボールのタッチ方法だけでなく、足のさまざまな箇所を使ってボールをタッチします。

サッカーのドリブルを身につける練習方法⑥

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つま先タッチドリブルの特徴

つま先タッチドリブルは、足裏のつま先側をボールにタッチさせながらボールを運ぶ足技です。
サッカーのトレーニングでは、主にボールタッチの感覚を養うために取り入れられているメニューの一つです。
つま先タッチができるようになると、ドリブルしながらつま先を使ってボールの方向を変えるキレのあるフェイントができるようになったり、相手ディフェンスの足からボールを半歩ずらしてシュートできるような技など、主にドリブルの流れを変化させて相手を交わすことができる特徴があります。

つま先タッチドリブルのやり方とコツ

準備
①マーカーなどの障害物を用意します。
②5個程度の障害物それぞれを50~60cm程度離した場所に縦一列に置きます。

練習法
①ジャンプしながら足裏のつま先側にボールを当てて左右交互にボールをタッチします。
②ボールを前に運ぶときは、足裏のつま先側でボールを軽く押し出します。

コツ
①ボールの上に足の真裏を置くとボールの上に体重がかかりバランスを崩してしまうので、足裏のつま先側でタッチします。
②ボールを運ぶときはリズムよく運びます。

サッカーのドリブルを身につける練習方法⑦

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片足ドリブルの特徴

片足ドリブルは、ボールに対して片足の内側と外側を交互にタッチさせてボールを運ぶ足技です。
障害物にボールが当たらないようにボールを運ぶことは大切ですが、それ以上にスピードあるボールタッチの感覚と、体の使い方を養うトレーニングメニューであることが特徴です。
サッカーでスピードに乗ったボール運びは誰にでも訪れる場面であり、両足でボールをタッチするよりも利き足の片足だけでタッチするほうが断然スピードが速く、またスピードに加えて相手を交わすためにはフェイントも必要となってきます。
サッカーでは、体の使い方とリズム、スピードを意識したトレーニングによってボールが足元から離れないキレのある運びが可能となります。

片足ドリブルのやり方とコツ

準備
①マーカーなどの障害物を用意します。
②6~10個程度の障害物それぞれを50~60cm程度離した場所に縦一列に置きます。

練習法
①行きは、利き足でボールをタッチしてボールを運びます。
利き足の内側でボールを障害物の間に通します。
③障害物の間を通したボールを利き足の外側でキャッチします。
④キャッチした足の外側でボールを障害物の間に通します。
⑤全ての障害物を通過したら、帰りは逆の足で行きと同じ要領でボールを運びます。

コツ
①膝は柔軟にしてボールタッチを柔らかくします。
②ボールは蹴るのではなく、押し出すイメージで転がします。
③足だけで運ぶのではなく、体を動かしてリズミカルにボールを運びます。

サッカーのドリブルを身につける練習方法⑧

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インアウトドリブルの特徴

インアウトドリブルは、交互の足を使ってボールをタッチしていく足技で、数ある練習法の中でも定番のトレーニングメニューです。
インアウトは、相手を交わして突破するために必要なステップを身に付けることができる特徴があり、サッカーの試合の中でよく使われている足技の一つです。
マーカーなどの障害物を使って練習を繰り返すことで、ボールタッチが徐々に速くなり足元のキレが増します。サッカー定番のトレーニングメニューの中でも最初は難しく感じる足技ですが、ボールタッチするリズムやタイミング、力加減が体に染みつくまで繰り返し練習することが大切です。

インアウトドリブルのやり方とコツ

準備
①コーンなどの障害物を用意します。
②6~10個程度の障害物それぞれを50~60cm程度離した場所に縦一列に置きます。

練習法
利き足の内側でボールをタッチしたあと、逆の足の外側でボールをタッチします。
外側でタッチしたあと、すぐに同じ足の内側でボールをタッチして障害物の間にボールを通します。
③障害物の間を通したボールを利き足の外側でタッチします。
④外側でタッチしたあと、すぐに同じ足の内側でボールをタッチして障害物の間にボールを通します。

コツ
①膝は柔軟にしてボールタッチを柔らかくします。
リズムを大切にボールを運びます。

サッカーのドリブルを身につける練習方法⑨

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ダブルタッチドリブルの特徴

ダブルタッチドリブルは、サッカーの試合で使いやすく、磨きをかければかけるほど相手を交わしやすい足技です。
サッカー初心者でもトレーニングに時間を要さずに習得できる足技ですが、相手との間合いや体重移動のタイミング、体や足元のキレなど、それぞれの要所に奥深さがあるのも事実です。
また、サッカーでダブルタッチの練習メニューを繰り返し行うことで足元のキレが更に増して、相手を一発で置き去りにすることが可能となります。
プロサッカーにおいてダブルタッチの名手と言われているイニエスタ選手がサッカーの試合で相手を抜き去るときによく使われているテクニックで、世界でも通用することが証明されていることも魅力的です。

ダブルタッチドリブルのやり方とコツ

準備
①マーカーなどの障害物を用意します。
②6~10個程度の障害物それぞれを50~60cm程度離した場所に縦一列に置きます。

練習法
①利き足の内側でボールをタッチすると同時に逆足を斜め前に出して転がしたボールをキャッチします。
②逆足でキャッチしたあと、同じ足の内側でボールをタッチして障害物の間にボールを通します。
③障害物の間を通したボールを利き足の内側でキャッチします。

コツ
①ボールを運ぶときは、蹴るのではなく、足の内側でボールを引きずる感覚で運びます。
②足でボールを運ぶのではなく、体重移動の中でボールを運びます。
③ボールをキャッチする足は体の横ではなく、斜め前に出します。

サッカーのドリブルを身につける練習方法⑩

ドリブル鬼ごっこの特徴

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ドリブル鬼ごっこは、サッカーで必要となる両足を使ったボールコントロールや急な方向転換、相手の動きを見ながら対人感覚を養うトレーニングメニューです。
特に少年サッカー世代のウォーミングアップがてらに取り入れられる練習法として有名で、大人の方でも駆け引きを楽しみながらトレーニングできる練習法です。
このメニューは、サッカーで必要なさまざまな要素を高めるトレーニングですが、反射的な動き=機敏性を高めるトレーニングとして効果的です。

ドリブル鬼ごっこのやり方とコツ

準備
①コーンまたはマーカーを3個用意します。
②三角形を作ります。

練習法
①1対1で行います。
②鬼を決めて、逃げる人はコーンの周囲を左右自由にボールタッチしながら逃げます。
③鬼の人は、逃げる人の動きを見ながらボールを運び、自分のボールを相手に当てます。
④ボールが当たったら鬼を交代して、①~③を繰り返します。

コツ
①逃げる人は、鬼の動きを見ながら鬼から遠いスペースに移動します。
ボールを運ぶときは細かくタッチします。
③鬼は単に追い掛け回すのではなく、相手の動きを予測して、仕掛けていきます。
④方向転換が素早くできるように、常に足元にボールを置きます。

サッカーのドリブルを身につける練習方法⑪

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ドリブル競争の特徴

ドリブル競争は、ボールを蹴る強さをしっかり足元でコントロールできるようにするトレーニングメニューで、競ったあとはボールを足元でしっかり止めるコントロールも同時に養う練習法です。
このトレーニングメニューは、少年サッカー世代やサッカー初心者が導入しやすい練習メニューですが、鍛錬されたプロサッカー選手でも行っている練習です。
サッカーの試合では、スピードに乗ってボールを運ぶことで攻撃のチャンスに繋がる場面が多くなります。攻撃ができるサッカー選手はスピードに乗ってもボールが足元から離れずにチャンスメイクしています。
単純な練習メニューですが、いつの世代も疎かにしてはいけない練習法なのです。

ドリブル競争のやり方とコツ

準備
①マーカーを4個用意します。
②スタートとゴールにマーカーを2個ずつ置きます。

練習法
①1対1で行います。
②ボールを運ぶやり方として、交互の足や片足だけで運ぶなどルールを決めます。
③スタートの合図でゴールに向かってボールを運びます。
④ゴールのときは、ボールをしっかり足元で止めます。

コツ
①最初はボールを強く蹴り過ぎずに、技量に合わせたスピードで感覚を掴みます。
②ボールを運ぶときは足元でコントロールしながらタッチします。
③ボールを止めるときは足だけで止めようとするのではなく、膝を柔らかくして体も使いながらしっかり止めます。

サッカーのドリブルを身につける練習方法⑫

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8の字ドリブルの特徴

8の字ドリブルは、マーカーなどを置いて、8の字を書くようにボールを運ぶトレーニングメニューです。
サッカーにおいて、ボールコントロールしながらさまざまな方向にボールを運んだり、スピードをつけたりと必要な要素をこの練習法でトレーニングすることで上達に欠かせない個人技を身につけることができます。
少年サッカーではよく取り入れられている練習法で、練習を飽きさせないために、ボールを運ぶ練習法の違うバリエーションとして導入されることが多いのも特徴です。
また、8の字練習の中でもインサイドやアウトサイドなど、足のさまざまな箇所を使った練習が可能で、1つの個人技だけでなく、複数の個人技の習得が可能です。

8の字ドリブルのやり方とコツ

準備
①マーカーを2個用意します。
②マーカーを2~3m程離して置きます。

練習法
①8の字に回る回数を決めます。
②最初は利き足の内側を使って8の字を書くようにマーカーの周りを回ります。
③次に利き足とは逆足の内側を使って8の字を書くようにマーカーの周りを回ります。
④バリエーションを増やすために、足の外側を使って回るなど、足のさまざまな箇所を使って回ります。

コツ
ボールは細かくタッチし、特にマーカーを回るときはキレのあるボール運びをイメージします。
マーカーから離れすぎないように回ります。

サッカーのドリブルを身につける練習方法まとめ

Football Clip Boots · Free photo on Pixabay (70076)

サッカーにおいて、ボールを自由自在にコントロールして相手を交わしたり、翻弄させたりすることは、サッカーの醍醐味です。
1対1の局面では絶対に負けないこと、そして1対2でも負けないくらいのキレのある個人技を身につけるためには、さまざまな練習法を反復して行い、コツを掴むことです。また、コツを掴んだ後も反復して練習を積み重ねることでスピードをつけることもサッカーでは大切です。
ここでご紹介した練習のほとんどはコーンなど、動かないものを使った練習法ですが、サッカーの試合では動きのある人が相手です。練習の中では、試合で動く相手をイメージしながらボールをタッチしていくことが試合で使える個人技となります。

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