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サッカーフォーメーションの解説決定版!最強戦術はどれだ?

サッカーフォーメーションの解説決定版!最強戦術はどれだ?

サッカーは攻撃と守備が明確に役割分担されていた昔から、ポゼッション・トータルフットボールという現代の戦術まで、フォメーションは時代の流れと共に変化し続けています。現代サッカーのフォーメーションを解説し、海外・欧州の最強戦術とは何かと考えていきましょう。

2022.12.11 サッカー

サッカーのフォーメーションは多種多様

サッカーのフォーメーション (99210)

基本形として3列に布陣するフォーメーションとなどがあり、その基本形を自チームの特徴を生かせるように4列に変形させる布陣などさまざまです。

この記事では、現代のサッカーのフォーメーションを見て行き、その特徴やメリット・デメリットを解説していきたいと思います。現代の最強戦術はどれなのでしょう?
3列に布陣 4列に布陣
3−5−2 4−1−4−1
3−4−3 4−2−1−3
4−3−3 4−2−3−1
4−4−2 4−2−2−2
4−5−1 4−3−1−2

サッカーフォーメーション 3-5-2システムの解説

3-5-2のシステムとは、どのようなフォーメーションでしょうか。

※3-5-2の基本フォーメーション
ディフェンス:3人
ミッドフィルダー:5人
フォワード:2人

1990年代サッカー界ではトレンドとされたシステムで、サッカー日本代表チームでは2002年ワールドカップでフィリップ・トルシエ監督が提唱したフラット3として採用されました。Jリーグにおいてもトレンドとされ、多くのチームが最強戦術として採用しました。

しかしサッカーの戦術も時代の流れと共に移り変わり、ゾーンディフェンスが主流となった2010年現代ではあまり使われることがなくなったサッカーフォーメーションと言えます。

3-4-1-2

 (88207)

現代サッカーフォーメーションの3-5-2の中で一番多く採用されているのが3-4-1-2です。特に1980年代から90年代サッカーでは最もトレンドとされていた戦術と言われています。

ディフェンス3バックの前列にミッドフィルダー4枚が並び、オフェンシブハーフが1枚、最前列にフォワードが2枚という布陣のサッカーフォーメーションです。

3-4-1-2の特徴

攻撃の基本は2トップとオフェンシブハーフの3人によるセンターアタックで、他にはサイドハーフが縦へ突破してウイングの役割を果たすサイドアタックも期待できます。

守備は中盤の枚数が多いためボールを奪われたら近くの選手がフォアチェックし、ボールを奪ったらショートカウンターを仕掛けることが理想です。ショートカウンターを得意とするチームにとっては理論的に最強の戦術となります。
3-4-1-2のメリットとは?
3-4-1-2のメリットは、中盤の枚数が多いため、相手陣内でボールを奪い、前線に2トップがいるためカウンターには向いたフォーメーションとなります。更に3バックのため、1人の相手フォワードに3人のうち1人がマッチアップしても余裕があるため、4-5-1の相手フォーメーションとは相性が良いシステムと言うことができます。
3-4-1-2のデメリットとは?
3-4-1-2のデメリットは、サイドハーフのスタミナが必要である点です。

サイドハーフの攻撃時はウイングの役目、守備時には時としてサイドバックの役目とその担う仕事が多いため、サイドハーフのスタミナ不足に陥ります。

そこでサイドの空いたスペースを突かれる危険性がありますので、3-4-1-2フォーメーションのカギを握るのはサイドハーフと言うことができます。

3-3-2-2

3-3-2-2のフォーメーション (88210)

via 3-3-2-2のフォーメーション
サッカーフォーメーション3-3-2-2は、3-4-1-2のボランチを削りオフェンシブハーフを1枚増やした布陣のフォーメーションで、2トップと2枚のオフェンシブハーフが攻撃の中心を担うシステムです。

イタリアサッカー界ではマルチェロ・リッピがユベントスを率いた際に採用した布陣でもお馴染みなフォーメーションですが、現代でも人気のある戦術の一つです。

3-3-2-2の特徴

3−3−2−2フォーメーションは、攻撃では2トップと2枚のオフェンシブハーフが攻撃の起点となるセンターアタックを得意としますが、サイドハーフが縦を突破するサイドアタックも有効です。

また、2トップとオフェンシブハーフでポジションチェンジを行うことで攻撃バリエーションが増え、最強なフォーメーションとなるでしょう。守備ではサイドハーフがサイドの守備を行い、ボランチが1枚しかいないので理論的にはオフェンシブハーフも中央をケアすることを求められるシステムです。
3-3-2-2のメリット・デメリットの解説
2トップと2枚のオフェンシブハーフ、両サイドハーフと攻撃バリエーションが豊富のため得点チャンスは生まれやすいと言えますが、両サイドハーフに求められる役割が多いため、スタミナ不足からサイドにスペースを与えてしまう危険性のあるフォーメーションです。そういう意味ではサイドハーフに優秀な選手がいるチームにとっては理論的に最強なフォーメーションといえます。

全体的にセンターよりのフォーメーションのため、ワイドに展開してくる相手には相性がよくないシステムと言うことができます。

サッカーフォーメーション 4-4-2システムの解説

この4-4-2システムは、昔から現代においてサッカーでは一番主流といわれるサッカーフォーメーションの一つです。特に2010年代からはゾーンディフェンスが主流とされているため、最強戦術の1つとして多くのチームがこの4−4−2のサッカーフォーメーションを採用しています。

その種類は現代ではフラット、ダイヤモンド、4-2-2-2、4-4-1-1、4-3-1-2、と複数のフォーメーションが存在します。攻撃と守備の役割が明確にされていた昔でも、攻撃も守備も行う現代でも対応できる万能型の戦術です。
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4-4-2フラット

4-4-2フラットのフォーメーション (88211)

via 4-4-2フラットのフォーメーション
4-4-2フラットはその名のとおり、3列が横並びにポジションをとるサッカーフォーメーションです。

センターバック:2人
両サイドバック:2人
センターハーフ:2人
両サイドハーフ:2人
フォワード:2人

このような布陣を敷く戦術です。

4-4-2フラットの特徴

サッカーフォーメーション4-4-2フラットの特徴はそれぞれが均等に自陣内のスペースを埋めるゾーンディフェンスのスタイルをとっている点です。理論的には相手のボールを奪われたら、フォアチェックではなくリトリートで味方守備陣形を整えることを最優先する戦術です。このサッカーフォーメーションにはボランチという概念はなく、センターハーフが中央の守備に回ります。

攻撃ではサイドバックがオーバーラップした場合はサイドハーフがカバーに入ることで、サイドハーフとサイドバックの連携が重要になるシステムと言えます。

チームワークに長けた現代の組織的なチームにとっては理論的に最強なフォーメーションと言えます。
4-4-2フラットのメリット・デメリットの解説
サッカーフォーメーション4-4-2フラットシステムはサッカーのフォーメーションの中でも非常にバランスが取れた現代のゾーンディフェンスに適したサッカーフォーメーションといえます。しかし、マンツーマンディフェンスと違い連携が必要になります。

例えば相手選手のマークをどこで受け渡すのか、センターハーフとセンターバックの間のスペースに相手フォワードがポジショニングをとった場合はどのポジションの誰がマークするかを事前に想定しておく必要があります。

4-4-2ダイヤモンド

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4-4-2ダイヤモンドのフォーメーション (88213)

via 4-4-2ダイヤモンドのフォーメーション
サッカーフォーメーション4-4-2ダイヤモンドシステムとフラットシステムの違いは、中盤のミッドフィルダーが横一列ではなく、オフェンシブハーフ、ボランチ、サイドハーフのダイヤモンド型に配置される布陣のサッカーフォーメーションです。

4-4-2ダイヤモンドシステムの特徴

2トップとオフェンシブハーフの3人が攻撃の起点となり、サイドハーフからのサイドアタック攻撃も合わせてバリエーションは豊富になります。ボランチが1枚のため、相手のセンターアタックに対しての対応がカギを握ることになります。
4-4-2ダイヤモンドのメリット・デメリットの解説
4-4-2ダイヤモンドのメリット・デメリットの解説をしていきます。
2トップ、オフェンシブハーフのセンターアタックと、サイドハーフ、サイドバックのサイドアタックと、攻撃バリエーションは豊富になりますが、センターバックの前列にはボランチ1枚しかいないため、非常にリスクのあるサッカーフォーメーションといえます。

運動量が豊富でゲームコントロール能力に長けた冷静な判断ができる現代型ボランチがチームにいることで最強なフォーメーションとなります。

4-2-2-2

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サッカーフォーメーション4-2-2-2は4-4-2の中盤の4人をオフェンシブハーフ2人、ボランチ2人の2列に分けた布陣のフォーメーションです。現代の様々なクラブチームも採用する、トレンドと言えるサッカーフォーメーションです。

4-2-2-2の特徴

サッカーフォーメーション4-2-2-2の最大の特徴は、中盤をオフェンシブとディフェンシブに役割を明確に分けたことにより、攻守の切り替えを瞬時に行える点です。
更にオフェンシブハーフは状況に応じてサイドハーフの役割も担い、センターアタック、サイドアタック両方を行うことができます。

オフェンシブハーフはサイドバックのオーバーラップを促すためにセンターにポジションをとったり、自らサイド攻撃を仕掛けるなど重要な役割を担い、ボランチはオフェンシブハーフの負荷を軽減させるためのサポートに回ります。
ポジショニング的にゾーン、マンツーマンディフェンスどちらにも対応できる現代型サッカーフォーメーションと言えます。
4-2-2-2のメリット・デメリットの解説
4-2-2-2のメリット・デメリットの解説をしていきます。
センターアタック、サイドアタックと豊富な攻撃バリエーションが可能で、ゾーンディフェンス、マンツーマンディフェンスのどちらにも対応できる万能型なサッカーフォーメーションと言える一方、中盤の4人に対する依存度は計り知れません。

オフェンシブハーフが抑えられると攻撃は停滞し、ボランチがオフェンシブハーフのサポートをできないと大変危険なサッカーフォーメーションとなります。
そのためボランチを多く配置してくる相手に対しては相性は悪いでしょう。理論的にはオフェンシブハーフの働きによって最強なフォーメーションに成り得ます。

4-4-1-1

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サッカーフォーメーション4-4-1-1は4-4-2の2トップをセンターフォワード、セカンドトップの2列にしたサッカーフォーメーションです。

4-4-1-1の特徴

サッカーフォーメーション4-4-1-1は全てのポジションがフラットになっているため、4-4-2フラットシステム同様、自陣内の全てのポジションを埋めることができるサッカーフォーメーションです。

攻撃は両サイドハーフと両サイドバックのサイド攻撃がしやすく、1列目のフォワードには長身の選手を置くことでクロスからの得点力があがります。守備はフラットに対応しているので、理論的にはゾーンディフェンスが有効なサッカーフォーメーションです。
4-4-1-1のメリット・デメリットの解説
4-4-1-1のメリットは1.5列目のフォワードを使える点です。最前列には長身の選手、1.5列目の選手には対照的に裏へ抜けるスピードを持った選手を入れることで相手ディフェンスのマークを混乱させることが期待できます。この1.5列目にスピード、ボールコントロール技術に優れた選手が入ると最強のフォーメーションになります。

守備時にはリトリートではなくフォアチェックしてしまうと陣形が崩れ、センターバックとセンターハーフの間のスペースなどを突かれ、バイタルエリアで危険な状況を生み出してしまいます。役割が増えた現代の戦術では、マークの受け渡しなどルールを確認しておくことが必要です。

4-3-1-2

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4-3-1-2システムは、ボランチ3枚、オフェンシブハーフ1枚の布陣によるサッカーフォーメーションです。

4-3-1-2の特徴

4-3-1-2システムの特徴は、ボランチを3枚にしたことによるディフェンシブなカウンターサッカーを目的にしている点です。理論的に失点を最小限に抑え、カウンターによる攻撃を展開する手堅いサッカー戦術と言えます。
4-3-1-2のメリット・デメリットの解説
4-3-1-2はボランチを3枚置いている点でディフェンス面では機能するサッカー戦術となります。しかし相手チームに現代主流のポゼッションをされるため必然的にディフェンス時間が長くなり、豊富な運動量と精神的なタフさが求められます。

更に理論的に攻撃人数が少ない分、カウンターの精度が悪いといくら失点を防いでも勝利できません。サッカー戦術的に4-3-1-2を採用した場合、攻撃的ポジションには能力の高い選手を配置することで現代最強のフォーメーションに成り得ます。

サッカーフォーメーション 3-4-3システムの解説

3-4-3システムはディフェンダー3枚、ミッドフィルダー4枚、フォワード3枚の3列がフラットに並ぶ布陣が基本型となっているサッカーフォーメーションで、攻撃陣に能力の高い選手を揃えるチームにとっては最強のサッカー戦術になりえます。

3-4-3フラット

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3-4-3フラットは3-4-3システムの基本型で、ディフェンス能力に優れた3人を最終ラインに、ミッドフィルダー4枚はフラットに配置、攻撃能力の高いフォワード3枚を配置するフォーメーションです。

3-4-3フラットの特徴

ミッドフィルダーの4枚はフラットに並びますが、中央2人はセンターハーフ、両サイドはサイドハーフの役割を担います。攻撃は両ウイング、両サイドハーフによるサイドアタック、センターフォワードとセンターハーフによるセンターアタックとバリエーション豊富なサッカー戦術が特徴です。

ディフェンダーが3人と枚数が少ないため、現代主流の3トップで攻撃してくる相手チームには相性はあまりよくないフォーメーションと言えます。
3-4-3のメリット・デメリットの解説
3-4-3は攻撃陣の枚数が多く、理論的に前線の両ウイングと中盤の両サイドハーフによる縦への突破など、前線に人数を増やしていることで多彩な攻撃が可能なフォーメーションになっています。また、ボールを奪われたら高い位置からハイプレスを仕掛けることができるフォーメーションで、ショートカウンターに向いています。

しかしディフェンスが3枚と少ないことから、サイドを突破されると危険な状況になってしまうことから、4-4-2のフォーメーションを採用してくる相手には相性がよくありません。
豊富な運動量で現代主流のハイプレスを仕掛けることができ、ショートカウンターを得意とするチームにとっては最強のフォーメーションです。

3-4-3ダイヤモンド

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3-4-3ダイヤモンドシステムは、中盤の4人をオフェンシブハーフ1枚、ボランチ1枚、サイドハーフ2枚という布陣です。

1974年ワールドカップ西ドイツ大会でオランダ代表監督のリヌス・ミケルスが、ヨハン・クライフを中心にしたトータルフットボールを世界に知らしめたサッカーシステムでも有名です。
このトータルフットボールが現代でも取り入れらているトータルフットボール、ポゼッションサッカーの原点です。現代ではハイプレスなども加わり、様々な変化を遂げています。

3-4-3ダイヤモンドの特徴

両ウイングによるサイドアタック、センターフォワードとオフェンシブハーフによるセンターアタックと攻撃のバリエーションは豊富で攻撃力で言えば最強なサッカーフォーメーションです。3-4-3フラットと違いセンターハーフの2枚をオフェンシブハーフとボランチに分けているため、攻撃と守備の切り替えが非常にスムーズになる点がこのフォーメーションの特徴です。
3-4-3ダイヤモンドのメリット・デメリットの解説
3-4-3ダイヤモンドのメリットは何と言っても攻撃力です。逆にディエンス時には枚数が少ないことが懸念材料です。

最終ラインは3枚と少なく、最終ラインの前列は1枚しかいないので、カウンターサッカーを仕掛けられたり、サイドを突破されたら危険な状況に陥ります。そのため、カウンターサッカーを展開してくる相手には相性がよくないシステムの一つです。
ポゼッションサッカーを主体としているチームでは現代でも取り入れられている戦術です。

3-2-2-3

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3-2-2-3システムは中盤4人をオフェンシブハーフ2枚、ボランチ2枚と攻撃守備に役割を分担して明確にした布陣です。

3-2-2-3の特徴

3-2-2-3の最大の特徴はフォワードが3人、オフェンシブハーフが2人の計5人と、人数では有利な状況を生み出せる点です。攻撃技術に優れた選手を配置することで確実に得点を狙うことができる最強布陣に成りえる戦術です。
攻撃的サッカーを展開する現代では特にヨーロッパで多く取り入れられています。
3-2-2-3のメリット・デメリットの解説
3-2-2-3という布陣のメリットは攻撃に枚数を増やすこと、特にセンターアタックによって得点チャンスを多く作り出すことにあります。

逆にデメリットは、守備陣の枚数の少なさによる相手カウンターサッカーに対する対応が遅れることです。更にディフェンスが3枚のため、サイドを崩されると危険な状況に陥ります。そのため、サイドをえぐるようなカウンターサッカーを展開してくる相手チームに対してはあまり相性がよくないシステムの一つです。

3-3-1-3

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3-3-1-3は中盤4人のうち3人を下がりめなボランチに配し、1人をオフェンシブハーフに置く布陣です。

3-3-1-3の特徴

3-3-1-3は中盤のミッドフィルダーをディフェンシブに配置した守備的な布陣です。攻撃は両ウイングのサイドアタック、センターフォワードとオフェンシブハーフのセンターアタックとバリエーションは豊富で、ボランチの3枚は攻撃のサポートに回ります。

ディフェンスはボランチが3枚いることで中盤は安定し、相手のサイド攻撃に対してはボランチの両サイドが対応します。サイドアタックが主流の現代サッカーでは有効なフォーメーションです。
3-3-1-3のメリット・デメリットの解説
3-3-1-3のメリットは攻撃の厚みと、中盤守備の安定にあります。しかしサイドアタックは両ウイング頼みになり、ここを抑えられると攻撃が停滞し、守備ではサイドを突かれるとボランチの両サイドが下がり5バックという状況が続くことになり、オフェンスとディフェンスが完全に分断される危険があります。
両ウイングにスピード、ボールコントロール技術に優れた選手を配置することで最強のフォーメーションになります。

サッカーフォーメーション 4-5-1システムの解説

4-5-1は中盤に多くの選手を配置し、中盤でのボールポゼッションを目的にした布陣になっています。4-5-1システムは1998年ワールドカップフランス大会においてフランス代表が採用した布陣で、優勝という素晴らしい結果をもたらせています。

4-2-3-1

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4-2-3-1は4-5-1を基本としたサッカーフォーメーションを変形したもので、センターバック2枚、サイドバック2枚、ボランチ2枚、オフェンシブミッドフィルダー1枚、サイドハーフ2枚、フォワード1枚の布陣です。

4-2-3-1の特徴

4-2-3-1のサッカーフォーメーションの特徴は、サイドバックとサイドハーフの連携からサイド攻撃をしかけることで、中盤は枚数が多いためゾーンプレスをかけやすくなるサッカー戦術です。
ポゼッションサッカーがトレンドの現代では受け入れられやすいフォーメーションと言えます。
4-2-3-1のメリット・デメリットの解説
4-2-3-1のメリットはサイドバックとサイドハーフが連携することで相手サイドを支配でき、ディフェンスでは現代的ハイプイレスディフェンスを仕掛けることでショートカウンターにつなげることができます。

デメリットとしては、フォワードが1枚な為、孤立する恐れがあり、サイド攻撃を封印されると攻撃が停滞する恐れがあります。そのため、相手チームに現代でいえばマルセロのような優れたサイドバックがいる場合には相性はあまりよくないシステムの一つと言えます。
サイドハーフとサイドバックの連携がうまく取れると最強のフォーメーションになります。
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4-3-2-1

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4-3-2-1はセンターバック2枚、両サイドバック、中盤の4人をボランチ3枚、オフェンシブハーフ2枚に、フォワード1枚に布陣したシステムです。

トリプルボランチに、オフェンシブハーフ2枚という中盤の底に厚みを持たせたサッカーフォーメーションです。現代のトレンドであるポゼッションサッカーを主体としているチームにとっては最強のフォーメーションに成り得ます。

4-3-2-1の特徴

4-3-2-1はサイドハーフがいないため、サイドアタックよりもセンターアタックを得意とするチームに向いたサッカー戦術で、オフェンシブハーフとフォワードの3人がポジションを入れ替え、裏を取る動きをするといった連携が重要です。

ディフェンスについては3枚のボランチがいるため、相手のサイドアタックには両サイドのボランチが対応できる点でディフェンシブなサッカーシステムと言えます。
4-3-2-1のメリット・デメリットの解説
センターアタックに適したサッカーフォーメーションであるため、センターアタックが封じられると攻撃が停滞する可能性があります。サイドアタックを仕掛けられた場合に両サイドのボランチが対応できますが、両ボランチがサイドアタックを仕掛けてボールを奪われた際のカウンターに対する対応を決めておかないと危険な状況を生み出す恐れがあります。
そのため、鉄壁なセンターバック陣を配する、現代のカウンターサッカーを主体としてくるチームに対しては相性はあまりよくないシステムの一つです。

4-1-4-1

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4-1-4-1はセンターバック2枚、サイドバック2枚、ボランチ1枚、センターハーフ2枚、サイドハーフ2枚、フォワード1枚の布陣によるフォーメーションです。

この4-1-4-1は2004年チャンピオンズリーグで優勝したFCポルト、ユーロ2004で優勝したギリシャ代表が採用した戦術で、それ以前に4-1-4-1はチェコ代表やトルコ代表が採用したサッカー戦術としてトレンドが始まりました。それ以降も現代では多くのチームが取り入れている戦術です。

4-1-4-1の特徴

4-1-4-1はワイドに広がったシステムで、両サイドの人数を生かしたサイドアタックを得意とするチームに向いています。サイドハーフにスピード、ボールコントロール技術、スタミナに優れた選手を配置することで最強のフォーメーションに成り得ます。

最強と言われるには、センターハーフは引いてボールを保持し、サイドアタックを演出したり、ドリブル突破したり、バイタルエリアへ突き刺すようなパスを出したりと、ゲームメイクに必要な技術を要する選手が必要です。
4-1-4-1のメリット・デメリットの解説
4-1-4-1のメリットは攻撃の厚みです。ワントップですが、その周りをセンターハーフ、サイドハーフの4人がカバーし、サイドアタックや2列目からの飛び出しなど攻撃バリエーションは豊富なフォーメーションです。4-1-4-1のデメリットとしては、ボランチが1枚なため、ボランチのサイドを突破されてしまうと一気にバイタルエリアにスペースができてしまい危険な状況に陥ることです。

そのため、裏への抜け出しを得意としてくる相手チームに対しては、あまり相性はよくないシステムの一つと言えます。

サッカーフォーメーション 4-3-3システムの解説

4-3-3システムはセンターバック2枚、サイドバック2枚、センターハーフ3枚、フォワード3枚という陣形の攻撃的なフォーメーションです。1960年代から1980年代までに最もトレンドとされたフォーメーションで、この時期はセンターバックがオーバーラップすることは無く、守備的なシステムとされていました。しかし1990年代からはサイドバックが攻め上がることが主流となり、現代では攻撃的なサッカー戦術として取り入れられています。

4-3-3フラット

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4-3-3フラットは基本形で、センターバック2枚、サイドバック2枚、センターハーフ3枚、フォワード3枚がフラットに並ぶサッカー戦術です。

4-3-3フラットの特徴

両ウイングによる縦への突破又は、サイドバックとの連携からサイドアタックを仕掛けたり、センターハーフとセンターフォワード又は、両ウイングが中へ切れ込んでのセンターアタックを仕掛けたりと攻撃に関しては最強といえるサッカー戦術が特徴のフォーメーションです。

守備については前線の3枚が高い位置からフォアチェックに行けばショートカウンターのチャンスが生まれますが、失敗すると中盤にスペースが空いてしまうため、リトリートを選択するチームが多いように見受けられます。

トータルフットボールがトレンドと言われる現代では、リーガエスパニョーラなどでも多くのチームが採用している最強システムです。
4-3-3フラットのメリット・デメリットの解説
4-3-3フラットのメリットは、両ウイング、両サイドバックからのサイドアタックやセンターアタックと攻撃力で相手を圧倒することが可能な半面、デメリットとして守備に不安がある点があげられます。

センターハーフが相手陣内に押し込み、上がり気味なポジション時にカウンターサッカーを仕掛けられるとセンターバックが対応せざるを得ず、一気に危険な状況に陥ります。カウンターサッカーを得意とする戦術に対しては相性がよくないシステムといえます。
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4-2-1-3

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4-2-1-3システムは中盤をボランチ2枚、オフェンシブハーフ1枚という布陣にしたサッカーフォーメーションで、ディフェンダーとフォワードの動きは4-3-3フラットと同様な動きが求められます。

4-2-1-3の特徴

4-2-1-3システムの特徴はサイドアタックは勿論ですが、センターアタックにも適したサッカー戦術で、攻撃の起点となるオフェンシブハーフの役割が重要になる点です。4-2-1-3の1であるオフェンシブハーフを経由して前線の3枚にボールが供給されるため、相手ディフェンダーから徹底的にマークされることが予想されるので、ボールコントロール技術、フィジカルに優れた選手を配置することで最強のフォーメーションになります。
4-2-1-3のメリット・デメリットの解説
4-2-1-3のメリット・デメリットの解説をしていきます。4-2-1-3はオフェンシブハーフに、ボールテクニック能力・シュート力・強靭なフィジカルを兼ね備えた絶対的な選手がいるチームにはまさに最強なサッカー戦術といえます。反面、このオフェンシブハーフが抑え込まれると、攻撃が停滞してしまい、ボランチやサイドバックがオーバーラップを試みる機会が増え、陣形のバランスを崩してしまいます。

そのため、マンマークのスペシャリストを要する相手には相性があまりよくないシステムと言えます。

サッカーフォーメーションのまとめ

1970年代後半からトレンドとなったオランダ代表のヨハン・クライフを中心とした3-4-3最強フォーメーションのトータルフットボール、1990年代にトレンドとなった最強フォーメーション3-5-2のフラット3、ゾーンディフェンスが主流となり2010年代からトレンドとなった最強フォーメーション4-4-2、時代と共にサッカーフォーメーションのトレンドも移り変わってきました。

様々なサッカーフォーメーション理論があるある中で、一番最強なフォーメーションは自チームにあったフォーメーションということは変わりありません。

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