卓球のカットマン用ラバーの選び方を解説!表と裏の組み合わせも紹介
卓球のカットマン用ラバーの選び方は、プレースタイルによってラバーの組み合わせを考えることが重要になります。攻撃重視のカットマンであれば、攻撃力を考えて弾みの良い卓球ラバーを選択し、守備重視のカットマンは球質の変化を求めてラバーの組み合わせを考えることが大切です。
2022.12.19
|
卓球
Writer
Index
攻撃重視カットマンの卓球ラバーの選び方
攻撃を積極的に仕掛けるカットマンは、卓球ラバー選びでも攻撃力を重視して選択することをおすすめします。基本的にカットマンは、守備で粘って得点を奪うのが特徴のプレースタイルですが、現代卓球では攻撃的なカットマンが主流となっています。
攻撃重視のカットマンは、フォア面に飛距離と回転力に優れた裏ソフトラバーを選択しましょう。フォア面には、飛距離と回転力が優れている裏ソフトラバーを使用しましょう。裏ソフトラバーは、カットマンのプレー領域である中・後陣からでも攻撃で得点を奪うことができます。
攻撃重視のカットマンは、フォア面に飛距離と回転力に優れた裏ソフトラバーを選択しましょう。フォア面には、飛距離と回転力が優れている裏ソフトラバーを使用しましょう。裏ソフトラバーは、カットマンのプレー領域である中・後陣からでも攻撃で得点を奪うことができます。
フォア面には飛距離に優れたラバーを選ぶ
飛距離のでるラバーは、テンション系ラバーから選ぶことをおすすめします。テンション系ラバーは高弾性ラバーや粘着性ラバーと比較して、反発力があって飛距離が出やすくなります。
なおテンション系ラバーに限らず飛距離がでるラバーの厚さは、スポンジ厚1.7mm以上選びましょう。
なおテンション系ラバーに限らず飛距離がでるラバーの厚さは、スポンジ厚1.7mm以上選びましょう。
フォア面は回転力に優れたラバーを選ぶ
回転力の優れているラバーを見極めるために、メーカー別のスピン数値をチェックしましょう。ラバーの数値はあくまで各メーカーの参考数値ですが、ラバー選びの参考にすることができます。
※各メーカーの回転力が優れているラバーの見分け方
・バタフライ社→スピン性能10以上のラバー
・ニッタク社→スピン性能12以上のラバー
・スティガ社→スピン性能130以上のラバー
・TSP社→スピン性能11以上のラバー
※各メーカーの回転力が優れているラバーの見分け方
・バタフライ社→スピン性能10以上のラバー
・ニッタク社→スピン性能12以上のラバー
・スティガ社→スピン性能130以上のラバー
・TSP社→スピン性能11以上のラバー
バック面でも攻撃をするならテンション系裏ソフト
バック面でも積極的に攻撃を仕掛けたいカットマンは、フォア・バックともに裏ソフトを貼ってみるのも選択肢のひとつです。バック面に裏ソフトラバーを貼ることで、バックドライブやスマッシュで積極的に攻撃を仕掛けることが可能です。
フォア・バックどちらでも攻撃を仕掛けられるカットマンは、対戦相手からしてみると甘いボールを送れないというプレッシャーが強くなります。バックハンドに自信があるカットマンは、バック面にも裏ソフトを貼って積極的に攻撃してみましょう。
フォア・バックどちらでも攻撃を仕掛けられるカットマンは、対戦相手からしてみると甘いボールを送れないというプレッシャーが強くなります。バックハンドに自信があるカットマンは、バック面にも裏ソフトを貼って積極的に攻撃してみましょう。
守備重視カットマンの卓球ラバーの選び方
守備重視のカットマンは、弾み過ぎずに変化を付けられる卓球ラバーを組み合わせましょう。卓球においてカット主体で得点を奪っていくためには、粘り強いラリー力と回転の変化を織り交ぜてカットしていく必要があります。
安定してカットで粘るためには、卓球台におさまりやすいように適度な弾みのラバー、またカットに変化をつけるためには裏ソフトと粒高や表ソフトなど異質ラバーを組み合わせることが重要です。両面に裏ソフトを貼ってしまうと、カットで変化をつくることが難しくなります。
安定してカットで粘るためには、卓球台におさまりやすいように適度な弾みのラバー、またカットに変化をつけるためには裏ソフトと粒高や表ソフトなど異質ラバーを組み合わせることが重要です。両面に裏ソフトを貼ってしまうと、カットで変化をつくることが難しくなります。
弾みを抑えたラバーを選ぶには、高弾性ラバーや粘着性ラバーから選ぶことをおすすめします。テンション系ラバーが現代卓球の主流になっていますが、テンション系ラバーは反発力が強く、カットの安定感が損なわれてしまうことも考えられます。
テンション系ラバーで弾みを抑える場合には、スポンジの厚さで調節しましょう。1.7mm以下の厚さのラバーであれば、テンション系ラバーでも弾み過ぎることはありません。
テンション系ラバーで弾みを抑える場合には、スポンジの厚さで調節しましょう。1.7mm以下の厚さのラバーであれば、テンション系ラバーでも弾み過ぎることはありません。
粘着性ラバーに注目
via www.amazon.co.jp
守備重視のカットマンが粘着性ラバーを貼ることは、カット時に飛び過ぎることなく、回転力をアップさせることが可能です。また、粘着性特有のクセ球も武器になるので、守備重視のカットマンの得点パターンを増やすことができます。
粘着性ラバーは多少扱いづらい部類ですが、カットの回転力と安定感を求める場合にはおすすめの種類です。
粘着性ラバーは多少扱いづらい部類ですが、カットの回転力と安定感を求める場合にはおすすめの種類です。
粘着性ラバーとは、ラバー表面が粘着性になっており、ラバー表面でボールを擦りやすい裏ソフトラバーです。粘着性でラバーとボールの接触時間が長くなるので、クセ球が出やすくなります。
日本やヨーロッパで粘着性ラバーの使用者は少ないですが、中国選手のほとんどが粘着性ラバーを使用しています。
日本やヨーロッパで粘着性ラバーの使用者は少ないですが、中国選手のほとんどが粘着性ラバーを使用しています。
バック面は粒高や表ソフトで変化をつける
via www.amazon.co.jp
守備を重視するカットマンは、バック面には粒高や表ソフトラバーを貼ることをおすすめします。バック面に粒高や表ソフトラバーをおすすめする理由は、変化の大きいカットを打つことが可能だからです。これは、裏ソフトラバーには出せない球質です。
粒高ラバーの特徴
粒高ラバーは、守備では相手の回転を利用して強烈な回転量のボールを生み出します。守備技術は活躍が期待できますが、粒高はスピードが出にくいラバーなので、攻撃には向いていません。
粒高ラバーは、守備では相手の回転を利用して強烈な回転量のボールを生み出します。守備技術は活躍が期待できますが、粒高はスピードが出にくいラバーなので、攻撃には向いていません。
カットマンの卓球ラバーの組み合わせによる特徴
カットマン用の卓球ラバーは、フォア側とバック側の組み合わせが重要です。フォア側とバック側のラバーの組み合わせは、球質や戦い方によって変わります。
それぞれの組み合わせの特徴を理解して、自分の目指すプレースタイルに合う最強の組み合わせを探していきましょう。この記事では、テンション・高弾性・粘着性のラバーの性能ではなく、表ソフト・裏ソフト・粒高・アンチラバーの4つのラバーの種類に焦点を当てて組み合わせを紹介します。
それぞれの組み合わせの特徴を理解して、自分の目指すプレースタイルに合う最強の組み合わせを探していきましょう。この記事では、テンション・高弾性・粘着性のラバーの性能ではなく、表ソフト・裏ソフト・粒高・アンチラバーの4つのラバーの種類に焦点を当てて組み合わせを紹介します。
裏ソフト×裏ソフト
扱いやすさ | ★★★★★ |
カットの変化 | ★★☆☆☆ |
攻撃力 | ★★★★★ |
カットマンで両面に裏ソフトを貼る場合は、フォアとバックどちらでも攻撃を仕掛けやすく、カットと攻撃をバランスよく混ぜるプレースタイルに適しています。裏ソフトラバーは自分から回転を生み出しやすいので、攻撃を自分から仕掛けやすく、初心者カットマンにも扱いやすいのが特徴です。
両面裏ソフトラバーのデメリットは、球質の変化がなく対戦相手がカットに対応しやすくなってしまいます。両面に裏ソフトを貼ってカットする場合には、カットで粘るだけで得点を奪うことは難しいので、積極的に攻撃を仕掛けていく必要があります。
両面裏ソフトラバーのデメリットは、球質の変化がなく対戦相手がカットに対応しやすくなってしまいます。両面に裏ソフトを貼ってカットする場合には、カットで粘るだけで得点を奪うことは難しいので、積極的に攻撃を仕掛けていく必要があります。
・裏ソフトラバーは自分から回転を生み出しやすい
・裏ソフトラバーはフォアとバックどちらのカットも球質が同じになる
・裏ソフトラバーはフォアとバックどちらのカットも球質が同じになる
裏ソフト×表ソフト
扱いやすさ | ★★★☆☆ |
カットの変化 | ★★★★★ |
攻撃力 | ★★★★☆ |
フォア側に裏ソフト、バック側に表ソフトの組み合わせは、カットの変化も大きくて攻撃も仕掛けやすいのが魅力です。特にバック面の表ソフトラバーは、球離れが早いことで鋭く変化の大きいカットを繰り出すことができます。
また、表ソフト特有のナックルボールやスマッシュの打ちやすさも特徴で、使いこなすことができれば最強の組み合わせになります。
バック面に表ソフトを貼るデメリットは、球離れが早い表ソフトでカットを安定させることが難しく、ある程度慣れが必要になります。裏ソフトや粒高ラバーと比較して安定感は劣りますが、カットの変化と鋭い攻撃で得点を奪うプレースタイルに向いています。
また、表ソフト特有のナックルボールやスマッシュの打ちやすさも特徴で、使いこなすことができれば最強の組み合わせになります。
バック面に表ソフトを貼るデメリットは、球離れが早い表ソフトでカットを安定させることが難しく、ある程度慣れが必要になります。裏ソフトや粒高ラバーと比較して安定感は劣りますが、カットの変化と鋭い攻撃で得点を奪うプレースタイルに向いています。
・表ソフトラバーはカットの変化が大きい
・表ソフトラバーはカットを安定させるのは難しい
・表ソフトラバーはカットを安定させるのは難しい
裏ソフト×粒高
扱いやすさ | ★★★☆☆ |
カットの変化 | ★★★★★ |
攻撃力 | ★★☆☆☆ |
フォア側に裏ソフト、バック側に粒高ラバーの組み合わせは、カットの変化と攻撃力をバランスよく備えた組み合わせになります。バック面に粒高ラバーを貼ることで、相手のドライブに対して強烈な回転のカットで返球することができます。粒高ラバーと裏ソフトラバーでは、同じカットでも球質が大きく異なるのも魅力的なポイントです。
バック面に粒高ラバーを貼るデメリットは、自分から回転を生み出せないため、カットの回転量も相手のボール次第になってしまいます。
バック面に粒高ラバーを貼るデメリットは、自分から回転を生み出せないため、カットの回転量も相手のボール次第になってしまいます。
・粒高ラバーはドライブに対して強烈な回転のカットが出やすい
・粒高ラバーは自分から回転を生むことができない
・粒高ラバーは自分から回転を生むことができない
裏ソフトラバー×アンチ
via www.amazon.co.jp
フォア側に裏ソフト、バック側にアンチラバーの組み合わせは、安定感とカットの変化を求める選手に向いています。
アンチラバーの使用者は少なく、卓球界では希少な存在です。他のラバーと比較してアンチラバーの変化に慣れている人は少ないので、対戦相手に嫌がられる卓球ラバーになります。
バック面にアンチラバーを貼るデメリットは、アンチラバーではドライブやツッツキで強烈な回転を生み出すことができないことです。アンチラバーを使用する場合は、あくまでカットの変化や安定感を得点源にしていきましょう。
アンチラバーの使用者は少なく、卓球界では希少な存在です。他のラバーと比較してアンチラバーの変化に慣れている人は少ないので、対戦相手に嫌がられる卓球ラバーになります。
バック面にアンチラバーを貼るデメリットは、アンチラバーではドライブやツッツキで強烈な回転を生み出すことができないことです。アンチラバーを使用する場合は、あくまでカットの変化や安定感を得点源にしていきましょう。
扱いやすさ | ★★★★★ |
カットの変化 | ★★★★☆ |
攻撃力 | ★★☆☆☆ |
・アンチラバーに慣れている選手が少ない
・アンチラバーは自分から強烈な回転を生めない
・アンチラバーは自分から強烈な回転を生めない
カットマンにおすすめの裏ソフトラバー3選
カットマンのラバー選びでは、フォア面に裏ソフトラバーを貼ることをおすすめします。裏ソフトラバーをフォア面に貼ることで、攻撃とカットをバランスよく両立することができ、得点パターンのバリエーションが増えます。
カットマンにおすすめの裏ソフトラバーを3つ紹介するので、ラバー選びの参考にしてみてください。
カットマンにおすすめの裏ソフトラバーを3つ紹介するので、ラバー選びの参考にしてみてください。
テナジー05
via www.amazon.co.jp
メーカー | バタフライ |
---|---|
厚さ | トクアツ、アツ、中 |
卓球メーカー・バタフライを代表する裏ソフトラバー「テナジー05」は、カットの切れ味とドライブの回転のかけやすさが特徴のラバーになります。
比較的打球感が硬いラバーなので、カットマンの中でも攻撃を多用する中級者以上のプレーヤーに適しています。
比較的打球感が硬いラバーなので、カットマンの中でも攻撃を多用する中級者以上のプレーヤーに適しています。
マントラS
via www.amazon.co.jp
メーカー | スティガ |
---|---|
厚さ | 特厚 、厚 、中厚 |
卓球メーカー・スティガ社の裏ソフトラバー「マントラS」は、ソフトなスポンジを採用しながら適度に球離れが良いのが特徴です。
ラバーに安定感を求める選手や、ミート系の技術を多用する初・中級者カットマンにおすすめのラバーになります。
ラバーに安定感を求める選手や、ミート系の技術を多用する初・中級者カットマンにおすすめのラバーになります。
VS>402 リンバー
via www.amazon.co.jp
メーカー | ヴィクタス |
---|---|
厚さ | 1.8、2.0、MAX |
卓球メーカー・ヴィクタスの裏ソフトラバー「VS>402 リンバー」は、安定感を求めるカットマンにおすすめの1枚です。微粘着性のトップシートを採用しているので、カットの切れ味と安定感を両立することができます。サーブやツッツキ時の回転もかけやすいので、小技の質を高めることができます。
また、ハイエナジーテンションのスポンジを組み合わせていることで、攻撃時の性能も申し分ありません。初心者カットマンでも扱いやすい、微粘着性のバランス型ラバーです。
また、ハイエナジーテンションのスポンジを組み合わせていることで、攻撃時の性能も申し分ありません。初心者カットマンでも扱いやすい、微粘着性のバランス型ラバーです。
カットマン用ラバーはプレースタイルによって選ぶ
カットマン用の卓球ラバーを選ぶには、プレースタイルに合ったラバーを選択することが重要です。攻撃を重視する場合には、攻撃時に威力を出せるラバーを選択するようにします。反対にカットで粘るスタイルであれば、カットのやりやすさや変化の大きさを重視してラバーを探していきましょう。
カットマンのラバー選びでは、裏ソフトラバーの他にも表ソフトや粒高など、さまざまな選択肢が考えられます。プレースタイルの特徴を活かせるラバー、もしくはラバーの組み合わせを考えながら選んでいきましょう。
カットマンのラバー選びでは、裏ソフトラバーの他にも表ソフトや粒高など、さまざまな選択肢が考えられます。プレースタイルの特徴を活かせるラバー、もしくはラバーの組み合わせを考えながら選んでいきましょう。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。