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テニスラケットのグリップテープの巻き方とは?【テニスコーチ監修】

テニスラケットのグリップテープの巻き方とは?【テニスコーチ監修】

テニスラケットのグリップテープの巻き方は、5つのステップで行います。まず保護シールを剥がし、グリップエンドに両面テープで固定したらグリップテープを巻きます。グリップ部分を全て巻き終えたら、余分な部分をカットし、テープでテニスラケットに固定して完成です。

2021.12.16 テニス

テニスラケットのグリップテープとは?

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グリップテープとはテニスラケットを握る部分に巻かれたテープのことで、手のひらとラケットを繋ぐ重要なパーツになります。グリップテープは、プレー中にラケットの握り方を頻繁に変える硬式テニスにおいて、パフォーマンスに大きな影響を与えます。

グリップテープが適切な方法でテニスラケットに巻かれていないと、握り難く、滑り易くなります。さまざまな種類のテープが売られており、自分に合ったものを使用するのが重要です。

グリップテープの種類

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硬式テニスラケットで使用されるグリップテープは2種類あります。
・リプレイスメントグリップテープ
・オーバーグリップテープ

リプレイスメントグリップテープは元々ラケットに巻かれているものです。牛革のレザーもしくは人工素材の2種類があります。ラケットを握る際にクッションとして握り心地を下支えする役割になります。

オーバーグリップテープはリプレイスメントグリップテープの上に巻くグリップテープです。実際に握る時には手が直接触れるグリップテープになります。オーバーグリップテープによって、握りやすさ、フィット感が異なり、握り心地を決める重要な役割を担います。

グリップテープの選び方

グリップテープを選ぶときのポイントが3つあります。

・テニスラケット用のものを選ぶ
・サンプル品で握り心地を確認する
・色合いを確認する

テニス用のグリップテープであることをまず確認し、握り心地は試供用のものを握ってみて検討しましょう。色を選ぶ際には、グリップテープは汚れやすいので、汚れが目立たないものを推奨します。

グリップテープの生地で選ぶ

グリップテープの生地は大きく分けて3つに分類できます。

・ウェットタイプ
・ドライタイプ
・タオル生地タイプ

ウェットタイプは握りやすさ、速乾性、吸水性全てのバランスが良い素材です。ドライタイプは速乾性に優れており、手汗に悩むプレーヤーがおすすめです。タオル生地はタオルのような厚手の生地になり、吸水性が圧倒的によい生地ですが、一定量以上水分を含むと乾きにくいため、プレー時間が短い方におすすめです。

グリップテープの色味やデザインで選ぶ

グリップテープの色味やデザインの選択は、スイング時に視界に入り、プレーに影響が出るため、非常に重要です。
まずは自分のラケットを使っているプロ選手が、グリップテープの色を何色にしているか確認してみましょう。その色味を基本として、自分のこだわりの色を探してみてください。錦織圭選手は、これまで多くの種類のラケットを使ってきましたが、基本的にグリップテープの色は白で統一されています。色々な選手のラケットとグリップテープの色味の掛け合わせを参考にしながら色味を選びましょう。

テニスのグリップテープの巻き方

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グリップテープには正しい巻き方があります。間違った巻き方をしてしまうと、テニスをプレー中にテープが剥がれてしまったり、握った時に違和感を感じてしまいます。正しい巻き方を学ぶことで、不自由なく、より快適にテニスをプレーできるようにしましょう。

グリップテープの巻き方の種類

オーバーグリップテープの巻き方は大きく分けて2種類あります。
・ハサミを使う巻き方
・ハサミを使わない巻き方

どちらも基本的な流れは同じですが、ハサミを使い、余分な部分を切り取った方が綺麗にグリップテープを巻巻くことができます。ハサミを使わないと、余った部分も巻きつけることになり、巻き終わり部分に厚みが出てしまいます。両手打ちのバックハンドの方は特にグリップ上部も握るため、ハサミの使用を推奨します。

グリップテープの巻き方の手順①保護シールを剥がす

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最初に表面を覆っている透明な保護シールを全て剥がします。テープの端から剥がし始めると保護シールが剥がれやすいです。

グリップテープによっては、表裏両面に保護シールが貼り付いているものがあります。その場合は両面ともに最初に剥がすようにしましょう。保護シールを剥がすと、表面の吸着性によりくっつきやすくなりますので、テープの表面がテープ同士で接着しないように注意しておきましょう。

グリップテープの巻き方の手順②両面テープを貼り付ける

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グリップエンドにグリップテープの両面テープを貼り付けます。貼り付ける時のポイントが3つあります。

・グリップエンドを上に向けて持つ
・ラケットは左手で持つ
・グリップテープは右手で持つ

両面テープの貼付け位置はグリップエンドのお好みの場所で構いません。貼付け位置を決めてから両面テープの剥離紙を剥がします。両面テープはしっかりと粘着しないと、プレー中に剥がれてしまう可能性があるのでしっかりと固定しましょう。

グリップテープの巻き方の手順③グリップテープを巻きつける

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テープを巻きつけていきます。巻いたテープが、5㎜程度重なるようにして、ずらしながら巻いていきます。重なる幅はお好みで調整して下さい。

1周巻きつける毎に、重なっている部分が極端に狭くなったり広くなったりしていないか確認しながら巻いていきます。

巻くときには少しグリップテープを引っ張りながら巻いていくと皺が入らずに、重なる部分もバランスよく巻くことができます。

グリップテープの巻き方の手順④余った部分をカットする

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グリップ部分を全て巻き終えたら、余ったグリップテープをハサミでカットします。グリップテープの素材によっては厚みがあり切り難い場合もありますが、グリップテープを引っ張って伸ばしながら切ると綺麗に断裁することができます。

カットするときは、巻き終わりの部分をテープで固定することを想定して、斜めに切ると見栄えのよい仕上がりにすることができます。誤って切りすぎないように注意して下さい。

グリップテープの巻き方の手順⑤テープで止める

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グリップテープを巻き終えた端の部分をテープで固定します。固定するテープは、グリップテープの付属品として同梱されています。

ラケット面を上向きに持ち替え、巻き終わったグリップテープの端をテープでラケット本体に貼り付け、その後はグリップテープを抑えるようにテープで固定します。テープの剥離紙を剥がしながらラケットを回すことで、巻きつけましょう。

グリップテープが剥がれてこないように固定できたら完成です。

テニスのグリップテープの交換のタイミング

グリップテープはテニスをプレーする度に、徐々に摩耗して劣化が見られるようになり、交換が必要になります。交換のタイミングを見極めないと、握り心地が悪く、テニスのパフォーマンスに悪影響を及ぼしてしまいます。交換のタイミングはグリップテープの種類によって異なります。交換の目処を把握し、常に快適な状態でテニスを楽しめるようにしましょう。

リプレイスメントグリップテープ

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週に1回くらいの頻度でテニスをする場合は1年に1回は交換が必要です。オーバーグリップテープ交換時に劣化状況をチェックするようにしましょう。

プレー頻度や保管環境により劣化状況は異なります。素材の劣化具合を確認して、触ると滑ったり、ボロボロになってしまった場合は交換が必要です。リプレイスメントグリップテープの劣化は、オーバーグリップテープの固定にも悪影響を与えるので定期的な交換が必要です。

オーバーグリップテープ

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オーバーグリップテープは、実際に手と密着するのでリプレイスメントグリップテープよりも激しく消耗します。週に1回の頻度でテニスをする場合は1ヶ月〜2ヶ月に1回は交換が必要です。グリップを握ったときに表面の素材感が損なわれていたり、滑ったりしたときは交換しましょう。

夏場や梅雨時は汗をかきやすいので、オーバーグリップテープが濡れやすく、消耗が激しい時期です。こまめに劣化状況を確認しながら交換しましょう。

おすすめのグリップテープ3選

多くのユーザーから評価されており、価格面、品質面からおすすめのグリップテープを3つご紹介します。購入するときの参考にしてください。

ヨネックス:ウェットスーパーグリップ

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タイプ ウェット
長さ 120cm
厚さ 0.6mm
25mm
圧倒的な品数で、多くの店頭に並んでおり、たくさんのユーザーが愛用している商品です。色味の種類も豊富なので、テニスラケットとのバランスもコーディネートできます。耐久性に優れており、品質面での評価が高いヨネックスの商品にも関わらず、手ごろな価格設定で、圧倒的な人気があります。また、他の商品よりも長めに作られており、グリップ部分が長い硬式テニスラケットに対応できます。

ウィルソン:プロオーバーグリップ

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タイプ ウェット
長さ 110cm
厚さ 0.6mm
25mm
握った時に、手に吸い付く感覚を覚える商品です。ウェットタイプの醍醐味であるフィット感を大切にするテニスプレーヤーにおすすめです。保護シールが表裏両面についていることで、保湿性を最大限に高めています。
プロテニス選手でも多くの選手が使用しており、錦織圭選手も使用していることで、人気に火がつきました。その品質とフィット感は多くのプロ選手から認められており、高いレベルを維持しています。
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バボラ:VSオリジナル

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タイプ ドライ
長さ 110cm
厚さ 0.43mm
記載無
ドライタイプで最も人気のある商品です。表面が乾燥していて、肌触りがよいのが特徴です。汗をかいても速乾性が高いため、ぬめりが少なく、滑りにくくなっています。グリップ自体の厚さも薄く設計されており、力がラケットに伝わりやすいのが特徴です。特に汗をかきやすい夏場にはドライタイプの利用者が増えますが、ドライタイプの中でも多くのテニスプレーヤーに評価されている商品です。

グリップテープに関する疑問

グリップテープはテニスをする上で必要不可欠なパーツですが、情報量が少ないのが実態です。ラケットやガットに比べて安価なため、店舗でも詳しい商品の説明がなされていません。代表的な疑問点について解消していきます。

手汗がひどい人は?

テニスプレーヤーの手汗がひどい場合の対応は3つあります。

・ドライタイプの選択
・グリップテープの交換
・リストバンドの着用

手汗が気になる方は、ドライタイプのテープを選び、試合中でも小まめにグリップテープを交換するようにしましょう。さらにリストバンドを着用することで、腕から汗が流れる事を防ぐことができます。他にも、タオルでしっかりと汗を拭うなど、快適にプレーをできるように工夫しましょう。

ラケットの滑り止めはどうしたらいいの?

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ラケットの滑り止めとしては、グリップパウダーを使用しましょう。

グリップパウダーは、手のひらやグリップテープに直接かけて使います。水分を吸い込み、滑りを抑えることができます。グリップテープの巻き替えが面倒だったり、グリップテープの触感を変えたくないプレーヤーにおすすめです。手間がかからないので、緊急対応にも効果的ですが、使いすぎると手のひらの繊細な感覚が損なわれたり、ラケットに粉がついたりします。

グリップテープの手入れ方法は?

グリップテープの手入れ方法は2つあります。
・乾燥させる
・汚れを拭き取る

プレー後のグリップテープは汗を含み、濡れてしまいます。プレー後はグリップテープを乾燥させましょう。濡れたままにしておくとカビが生えたり雑菌が繁殖しやすくなります。テニスラケットは通気性の良いところで保管しましょう。

皮脂の汚れや垢がついた場合には、グリップテープにダメージを与えないようにタオルなどで汚れを拭き取りましょう。

自分に合ったグリップテープを見つけるために

自分に合ったグリップテープを見つけるために、いろいろな種類のテープを試してみましょう。少し珍しいタイプのオーバーグリップテープもあります。

・凸凹タイプ
・メッシュタイプ

凸凹タイプは、グリップの裏側に棒状のスポンジがついており、握る断面に凸ができるタイプです。握るときに指の隙間に凸がフィットします。また、メッシュタイプは無数の穴が空いており、握った時のフィット感をより強くします。

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