二段トスの上げ方とは？バレーボール初心者が知っておきたいコツとは？
二段トスは、味方のパスが乱れたときに後方やコート外から高くゆるく上げることが基本です。全身をバネのように使うと、バレーボール初心者でも比較的上げやすくなります。オーバーハンドでは手からヒザへ力を入れる方法、アンダーハンドでは重心のかけかたに練習ポイントを置くことが上達のコツです。
2023.09.23
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バレーボール
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バレーボールの二段トスとは？
via pixabay.com
バレーボールの二段トスとは、セッターが正常な位置から上げるトス以外のすべてのトスです。
二段トスの多くは、乱れたパスボールを味方コート後方や外などから高く大きな軌道で打ちます。コートに立つプレーヤー全員が二段トスを打てるように練習が必要です。正確で打ちやすい二段トスをメンバー全員が習得していれば、ピンチをチャンスに変えることもできるため、勝利に欠かせない技といえます。
二段トスの多くは、乱れたパスボールを味方コート後方や外などから高く大きな軌道で打ちます。コートに立つプレーヤー全員が二段トスを打てるように練習が必要です。正確で打ちやすい二段トスをメンバー全員が習得していれば、ピンチをチャンスに変えることもできるため、勝利に欠かせない技といえます。
一般的なトスとの違い
一般的なトスとの大きな違いは、トスの出し手がセッター以外であることです。
バレーボールのトスは一般的にセッターがネットの近くから上げますが、二段トスは強いスパイクによるバスワークの乱れなどでセッター以外のプレーヤーが上げます。セッター以外が出し手ならば、どこから上げてもすべて二段トスです。またセッターでも、後方など通常とは異なる位置から上げたた場合には二段トスと呼びます。
バレーボールのトスは一般的にセッターがネットの近くから上げますが、二段トスは強いスパイクによるバスワークの乱れなどでセッター以外のプレーヤーが上げます。セッター以外が出し手ならば、どこから上げてもすべて二段トスです。またセッターでも、後方など通常とは異なる位置から上げたた場合には二段トスと呼びます。
二段の意味
二段トスの「二段」に明確な意味はありません。二段トスの語源は不明ですが、9人制バレーボール時代のなごりからくる2つの説が有力とされています。
・後方2列目(2段目)から上げられるトスの名称
・二段攻撃のためのトスの名称
・後方2列目(2段目)から上げられるトスの名称
・二段攻撃のためのトスの名称
二段トスを上げるポジションは？
二段トスを上げる可能性があるポジションは、すべてのプレーヤーです。ただしエーススパイカーは上がった二段トスを打つことが多いため、ほとんど二段トスを上げる機会はありません。
リベロなどレシーブの上手なプレーヤーが安定した二段トスを積極的に上げることで、ピンチのときでも攻撃的なスパイクが可能となります。
リベロなどレシーブの上手なプレーヤーが安定した二段トスを積極的に上げることで、ピンチのときでも攻撃的なスパイクが可能となります。
二段トスの上げ方
二段トスの上げ方は、味方の乱れを落ち着かせることを目的として、大きく・高くが基本です。二段トスのあいだに味方の立て直しを図るためには、場面ごとに二段トスの上げ方を工夫することが必要となります。
・サーブレシーが乱れた場面
・強打・フェイント・ブロックなどで乱れた場面
パターンごとに二段トスの上げ方をシュミレーションすれば、二段トスを攻撃的に使うことも可能です。
・サーブレシーが乱れた場面
・強打・フェイント・ブロックなどで乱れた場面
パターンごとに二段トスの上げ方をシュミレーションすれば、二段トスを攻撃的に使うことも可能です。
サーブレシーブからの二段トス
【強烈サーブによる二段トス】
強烈なサーブから乱された二段トスには、ボールの速さを緩める高さのある軌道が理想です。初心者はアンダーハンドで上げると狙い通りに打ちやすくなります。
【コースで乱れた二段トス】
コース狙いのサーブから乱された二段トスでは、打ち分け可能な高すぎない軌道が理想です。二段トスすべきボールが比較的遅いため、リベロがアタッカーの好みにあわせて打つと攻撃的な二段トスが狙えます。
強烈なサーブから乱された二段トスには、ボールの速さを緩める高さのある軌道が理想です。初心者はアンダーハンドで上げると狙い通りに打ちやすくなります。
【コースで乱れた二段トス】
コース狙いのサーブから乱された二段トスでは、打ち分け可能な高すぎない軌道が理想です。二段トスすべきボールが比較的遅いため、リベロがアタッカーの好みにあわせて打つと攻撃的な二段トスが狙えます。
スパイクレシーブからの二段トス
スパイクレシーブからの二段トスには、高く大きく緩やかな上げ方がベストです。スパイクレシーブでは上げづらい回転がかかっている場合もありますので、初心者は基本に忠実にトスを上げます。
・ボールの落下地点に早く入る
・二段トスを上げたい方向を確認する
・天井に向かって大きな弧を描くように高く上げる
・パスが速すぎる場合には二段トスでスピードを吸収する
・ボールの落下地点に早く入る
・二段トスを上げたい方向を確認する
・天井に向かって大きな弧を描くように高く上げる
・パスが速すぎる場合には二段トスでスピードを吸収する
攻撃的に使う二段トス
攻撃的な二段トスの上げ方は、やや速くて高すぎない軌道が理想です。リベロなどがネット付近から上げる正確なトスであれば、アタッカーはタイミングを取りやすくなります。相手ブロックも確認しやすいため、速いトスの打ち分けも可能です。
味方チームにレシーブのウィークポイントがあったり、同じパターンで崩されることが多かったりするならば、二段トスからの攻撃パターンを練習することも有効な手段となります。
味方チームにレシーブのウィークポイントがあったり、同じパターンで崩されることが多かったりするならば、二段トスからの攻撃パターンを練習することも有効な手段となります。
二段トスのコツ
二段トスのコツは、全身でボールの力を受け止めて出すことです。オーバーハンドかアンダーハンドかは、自らの飛距離と精度にあわせて選択します。
・自分が二段トスを上げることをチームメイトにハッキリと主張する
・上げたい方向に体を向け、全身をバネのように使う
・振りぬきとコースの打ち分けがしやすいよう、トスはネットに近づけ過ぎない
・自分が二段トスを上げることをチームメイトにハッキリと主張する
・上げたい方向に体を向け、全身をバネのように使う
・振りぬきとコースの打ち分けがしやすいよう、トスはネットに近づけ過ぎない
オーバーハンドのコツ
【二段トス オーバーパス】超基本編！！【バレーボール】
via www.youtube.com
オーバーハンドで二段トスを上げるには、手・腕・ヒザを流れるように連携させることがコツです。
①おでこの前上でボールの芯を捉える
②ボールの勢いを手→腕→ヒザとバネのように吸収する
③②の反動を利用してバネがはじけるようにボールを上げる
歪んだバネが正しく機能しないのと同様、腰が引けていたり肘やヒザが力んでいたりすると力が分散されてしまい望む高さや位置に上がりません。フォームチェックも重要なポイントです。
①おでこの前上でボールの芯を捉える
②ボールの勢いを手→腕→ヒザとバネのように吸収する
③②の反動を利用してバネがはじけるようにボールを上げる
歪んだバネが正しく機能しないのと同様、腰が引けていたり肘やヒザが力んでいたりすると力が分散されてしまい望む高さや位置に上がりません。フォームチェックも重要なポイントです。
アンダーハンドのコツ
【２段トス アンダーパス】セッター・リベロ必見【バレーボール】
via www.youtube.com
アンダーハンドで二段トスを上げるコツは、両足で構えて落下位置の精度を高めることです。
①落下位置に両足で入り、体の重心をやや低く整える
②腕を上げたい方向に定める
③ボールの勢いと膝のバネを使ってボールを上げる
アンダーハンドでは上げたい方向の正面を向いてストレートにトスをすることも、体を垂直方向に向けて左右の重心移動を使って威力と方向を定めることも可能です。
①落下位置に両足で入り、体の重心をやや低く整える
②腕を上げたい方向に定める
③ボールの勢いと膝のバネを使ってボールを上げる
アンダーハンドでは上げたい方向の正面を向いてストレートにトスをすることも、体を垂直方向に向けて左右の重心移動を使って威力と方向を定めることも可能です。
攻撃的二段トスのコツ
二段トスを攻撃的にするコツは、トスの精度が高いこと・状況を正しく早く見極めることの2つです。
・トスの出し手に相手ブロック・味方プレーヤーの位置を確認する余裕がある
・速攻・バックアタックいずれかの準備が整っている
・二段トスを出す位置がネットに近い
緩やかで高い二段トスを1番に想定するため、速い攻撃に対しての相手マークは遅れ気味になります。初心者でもバターン練習をすることで実現可能です。
・トスの出し手に相手ブロック・味方プレーヤーの位置を確認する余裕がある
・速攻・バックアタックいずれかの準備が整っている
・二段トスを出す位置がネットに近い
緩やかで高い二段トスを1番に想定するため、速い攻撃に対しての相手マークは遅れ気味になります。初心者でもバターン練習をすることで実現可能です。
二段トスの練習方法
二段トスはコートに立つほとんどのプレーヤーに必要となる練習です。チーム全員が味方のエースアタッカーにあう同様の二段トスを上げられるようになることがベストで、高さ・球速・落下位置などチームで同一の目標に向かって練習をする必要があります。
また初心者はトス後のブロックカバーまであわせての練習が効果的です。動きを体に染みこませることで、試合本番でも安定したフォームが持続します。
また初心者はトス後のブロックカバーまであわせての練習が効果的です。動きを体に染みこませることで、試合本番でも安定したフォームが持続します。
オーバーハンドで遠くに飛ばす練習
オーバーハンドで遠くに飛ばす練習は、体のバネの使い方を中心にします。
①2人組で近距離パスをし、ボールを頭上で捉えられているかチェック
②①を離れた距離で行い、バネのように体を使えてるかチェック
③基本フォームが習得できたら、アタックレシーブからの二段トスを練習
④③に慣れたら、トス後のブロックカバーまで含めて練習
横から動画撮影をすると、体のバランスがハッキリとわかるため便利です。
①2人組で近距離パスをし、ボールを頭上で捉えられているかチェック
②①を離れた距離で行い、バネのように体を使えてるかチェック
③基本フォームが習得できたら、アタックレシーブからの二段トスを練習
④③に慣れたら、トス後のブロックカバーまで含めて練習
横から動画撮影をすると、体のバランスがハッキリとわかるため便利です。
アンダーハンドで打ちやすいトスを上げる練習
アンダーハンドの練習では、安定したフォームの習得を中心にします。
①軽くパスを出してもらい、高く緩やかな軌道のトスを真上に上げる
②①に慣れたら、実践に沿った位置へトスを上げる
③パスを他の位置から取りに行く形で②を練習
④あらゆる方向を想定して、体の重心移動を用いたアンダーハンドを練習
アンダーハンドは高い軌道が描きやすい反面、方向が定めづらいので基本フォームを体に覚え込ませることがベストです。
①軽くパスを出してもらい、高く緩やかな軌道のトスを真上に上げる
②①に慣れたら、実践に沿った位置へトスを上げる
③パスを他の位置から取りに行く形で②を練習
④あらゆる方向を想定して、体の重心移動を用いたアンダーハンドを練習
アンダーハンドは高い軌道が描きやすい反面、方向が定めづらいので基本フォームを体に覚え込ませることがベストです。
二段トスで攻める練習
二段トスで攻める練習は、リベロなどレシーブを得意とするプレーヤーがします。あらゆる場面を想定して、多くのパターン練習を積むことが大切です。
①センタープレーヤーやエーススパイカーにあう通常のトスを正確に上げられるように練習
②通常よりも早いバックアタックとクイック攻撃用のトスを練習
③あらゆるパスから②のトスを練習
①センタープレーヤーやエーススパイカーにあう通常のトスを正確に上げられるように練習
②通常よりも早いバックアタックとクイック攻撃用のトスを練習
③あらゆるパスから②のトスを練習
初心者が試合で二段トスを使うコツ
via pixabay.com
初心者が試合で二段トスを出すときには、緩く高い大きな軌道を描くことが基本となります。安定した二段トスを上げるためには、オーバーハンド・アンダーハンドどちらの場合でも全身を一体化させてバネのように使うことがコツです。
不利な状況で二段トスから撃ち抜くことが出来れば、試合の流れを引き寄せることもできます。基本フォームを正確に習得し、味方チームの武器になるような二段トスを身に付けましょう。
不利な状況で二段トスから撃ち抜くことが出来れば、試合の流れを引き寄せることもできます。基本フォームを正確に習得し、味方チームの武器になるような二段トスを身に付けましょう。
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