ネイマールの筋肉を画像と動画でチェック！筋トレのトレーニング方法とは？

ネイマール選手は世界でも有数のサッカー選手として有名ですが、その巧みなプレーの秘密はサッカーの技術だけではなく、柔軟な筋肉にあります。

一見スリムで細い体型のネイマール選手。「Spanish La Liga 2014/2015」でもデュエル成功率が53%を超えています。これは強靭な体格をもつ当時のチームメイトのスアレス選手の43.8%をはるかにしのぐ数値であり、見た目の線の細さ以上に筋肉が発達し、強いことがわかるでしょう。これらのことから筋肉がすごいことがわかりますが、実際にどれだけすごいのか身長と体重からみてみましょう。

ネイマール選手の筋肉の凄さを図る方法でもっともポピュラーかつ、比較検証が簡単な方法はやはり身長・体重といった体型からBMIを割り出すのがよいでしょう。ネイマール選手の公証身長・体重はそれぞれ173cm/63kgです。BMIには標準体重と美容体重というものがあります。

このうち標準体重と呼ばれるものの計算にネイマール選手をあてはめると標準体重(BMI 22)：22×1.73×1.73 = 65.84 (kg)となり、実際の体重BMI=63÷（1.73×1.73）＝21.05より重く出ます。BMIの基準範囲は18.5～25未満を標準体重と定めていますので、その体型のバランスのよさがわかります。

ネイマール選手のその美技の秘密は筋肉のしなやかさにあるといわれています。多くのサッカー選手がシュートを打つときに膝の関節を軸にスナップを効かせて打つのにたいし、ネイマール選手の場合は腹筋からしたの筋肉をすべて連動させ、まるで鞭がしなるように大腿部から下のすべてを使いシュートを打っていることが、日本の乾選手との比較検証で明らかになりました。このしなやかな筋肉の連動により、より正確で力強いシュートを打つことが可能になっています。

サッカーにおけるネイマール選手の筋肉の凄さは、一定のしなやかさに加え、強烈なバネを兼ね備えていることにあるといえるでしょう。動画でも解るとおり、すさまじいスピードのドリブルから緩急の効いたフェイント。あるいはぴたりととまった状態からの動き出し。これらの急激な動きを実現している筋肉のバネは、トップアスリートの中でも郡を抜いたスキルということができます。

ネイマール選手のそのようなバランスの取れた筋肉は多くの選手が行っているマシンを使ったパワフルな筋肉トレーニングではなく、自身の体重をつかったトレーニングにより培われています。自重トレーニングを使い鍛えられた筋肉は、実践での動きに自然にフィットし、しなやかさ、キレを産み出すことに成功しているのはサッカーのプレーを見れば一目瞭然でしょう。

次から次へ、常人ではありえない動きの連続でありながら、それを自然にやってのけるネイマール選手。あらゆる動きに対応した筋肉がその自然さを実現しています。

ネイマール選手の凄さは腹筋に集約されているといっても過言ではないでしょう。いわゆるシックスパックと呼ばれる腹筋による凹凸の形成する肉体美は誰もがため息をつくに違いありません。しかし、ボディビルダーのように重付加で筋トレした筋肉肥大により浮き出た筋肉だけではないことに注意していただきたいのです。

ネイマール選手の筋肉は筋肉肥大と、体脂肪をそぎ落としたバランスにより形成されたまさにアスリート体型のお手本のような腹筋です。この筋肉を作るにはがむしゃらな筋肉トレーニングや食事では難しく、日々のフットボールのトレーニングをはじめとした有酸素運動と筋トレなどの無酸素運動のバランスが重要になってきます。

ネイマール選手の低い体勢や、急激なフェイントを見ればわかりますが、その人間離れした動きにはほかの一般的な選手と一線を引く秘密があります。上半身こそスリムなイメージのあるネイマール選手は太ももの筋肉の発達が目を惹きます。

多くのサッカー選手も発達している大腿筋に加え、特に注目したいのが内股の筋肉です。この筋肉肥大が繊細なタッチ、強靭な蹴りだしを実現するだけでなく、低い大勢での自然な動き、スピードを可能とします。

これを象徴する数値として23というのがあります。これはロシアW杯でネイマール選手が受けたファールの数です。強い筋肉から生み出されるプレーに他国のトップ選手が追いついていないのが判ります。

ネイマール選手のような腹筋を形成するには有酸素運動や、無酸素運動をはじめとした多角的な運動が必要になってきますが、今回はネイマール選手もとりれている少し趣向の違うトレーニングメニュー・ドローインをご紹介しましょう。

ドローインは簡単に言えば腹式呼吸によるインナーマッスルを作るためのトレーニングで有酸素運動や無酸素運動とあわせることでより美しく自然な筋肉を作るのに役立つトレーニングとなります。

ドローインのやり方についてはさまざまありますが、今回は寝て行う方法をご紹介します。

1.姿勢をつくる（両膝を立て、腰にタオルをいれ反らないようにする）
2.腹にタオルを入れる
3.手のひらを上にむけ腕全体を床につける
4.ゆっくり息を吐きながらへそをへこませていく（4秒カウント）
5.へこませたらゆっくり戻していく
6.腹のタオルを見ながら行うとより効果があります。

お腹以外に力を入れて足を閉じたりしないように注意しましょう。また、足のかかとが離れすぎていると腰が反って怪我するので注意しましょう。

米海軍特殊部隊（NAVY SEALs）の司令官であったTRXの創設者兼CEO、ランディ・へトリックにより開発されたサスペンショントレーニングは重力と自体重を活用したトレーニングで実際にネイマール選手をはじめとしたサッカー選手のトレーニングにも取り入れられています。

サンスペンショントレーナーと呼ばれる伸縮する独自のトレーニング器具を使い、筋肉のバネを鍛えることができます。このトレーニング器具は市販もされており、持ち運びも簡単なことから、ジムワークだけでなく出張先や、旅先でもできるということでとても人気のトレーニングとなっています。

TRXトレーニングの特徴は緩急の豊かさにあります。マシンでトレーニングを行う場合、基本的に決まった速度、停止、戻すといった肯定が基本になりますが、TRXの場合はより実践に近い動きが必要です。

TRXでメジャーな方法は腕立て伏せの姿勢をつくり、両足をサスペンションに吊りそこから目的にあった動きを取り入れトレーニングをしていくものです。紹介動画では腕立て伏せの姿勢から両足を吊り膝を胸側に引き寄せていく筋トレとなります。このとき体を捻ることで腹直筋、腹斜筋を同時に鍛えることができますが大変ハードなトレーニングとなります。最初は体勢維持から初め、片足、両足、ねじりと段階を踏んで行っていきます。

ネイマール選手の筋肉の凄さはその自然さと、バネやしなやかさといったパワーよりも連動性に脚光のあびる筋肉です。ですので基本的には重いウエイトを使ったトレーニングよりも、全身を使い筋肉同士の連動にハードさを求める筋肉トレーニングが多いです。

特に自重を使ったトレーニングがネイマール選手の体を作るのに役立っています。そのトレーニングの過酷さは動画からもよくわかりますが、最初は過酷なトレーニングを選ばずとも軽い種目から選んで徐々に強い付加のトレーニングにしていくのが基本となります。

紹介動画の中でネイマール選手も実践していたバランスボールを使った腹筋運動・ボールクランチのやり方を説明しましょう。

・バランスボールに腰をかける
・そこから仰向けになっていき、背中をボールに乗せる
・腹筋を縮めるように体を起こしていく

この運動がなぜネイマール選手の筋肉の凄さにつながるか、というとこの腹筋運動は普通の腹筋運動と違いバランスボールの上で体勢を整えながら行わなければならないという点にあります。それのおかげで、ハムストリングスや内股の筋肉で体勢を整えながら腹筋を動かすというより実践に近い運動が可能なのです。

筋肉トレーニングを行う上で注意していただきたいのがストレッチです。ネイマール選手のようなしなやかでキレのある筋肉を形成するにはストレッチを行いより筋肉の稼働域を広げる必要があります。また、単純に筋肉トレーニングを行うだけでは疲労の蓄積や筋肉が硬くなるなどのデメリットが多いのも事実です。

実践向きのしなやかなネイマール選手の筋肉にはトレーニングが不可欠です。このような地道なちいさなストレッチが日々のトレーニングの効果をあげているといっても過言ではないでしょう。皆さんもぜひ実践してみてください。

ストレッチは筋トレの効果を高めるだけでなく、さまざまな競技における怪我を防止するのに重要な効果をもっています。ネイマール選手は これに加え筋膜リリースという電気を流し筋肉をほぐすこともしているほど筋肉の柔らかさには気をつかっています。
筋肉のしなやかさこそ、ネイマール選手の筋肉の凄さといえます。ストレッチはなるだけ大きくゆっくり行うのがコツです。さらに、フォームをしっかり守り無理をしないように注意しましょう。筋トレの効果もあがります。

今回は世界屈指のサッカープレーヤーネイマール選手の筋肉の凄さと、その筋肉がいかにして筋トレにて培われるかをみていきました。一見スリムな体型ですが、強靭さとしなやかさを併せ持ったネイマール選手の筋肉から繰り出されるサッカーの美技にこれからも期待です。