サッカーの14番の背番号が持つ意味とは？どんな選手がつけるの？

サッカーの背番号14番は、11人で行われるサッカーは、どこか特定のポジションに与えられる番号ではありません。

サッカーの背番号14番は、特定のポジションに与えられない番号であることが理由でポジションにとらわれずにプレーするタイプの中盤の選手が着けることもあります。

サッカーの背番号14番が持っている意味は、1番から11番までのように特定の役割、ポジションに対してつけられた番号ではありません。

背番号14番が使用されるようになったのは固定背番号制が導入され、選手に固定の背番号が与えられるようになった1970年代からです。特定の意味を持たないまま固定背番号制となった14番はたまたま14番を着けて成功した選手のイメージが強い番号です。

サッカーの背番号14番は特定のポジションに与えられた番号ではありません。

しかし、背番号14を背負って有名になった選手に中盤の攻撃的なタイプの選手が多かったことから中盤の攻撃的なポジションの選手が着けることが多くなっています。

ヨハンクライフは特定のポジションがないプレースタイルで神出鬼没にポジションを変えながらプレーする姿はトータルフットボールの申し子と称され、サッカー界のレジェンドとして歴史に名を刻んでいます。

クライフはもともとは9番を着用していましたが、ある時、アヤックスのチームメートのユニホームがなく、自分の9番のユニホームを手渡し、代わりに14番のユニホームを着たのが始まりです。

14番とヨハンクライフのプレースタイルが合致したことで、14番といえばヨハンクライフの番号のイメージが定着しました。

1974年西ドイツサッカーＷ杯でオランダ代表を準優勝に導いたことで、現代サッカーの礎を築いたとされる名選手で選手、監督でFCバルセロナを黄金期に導き、FCバルセロナにトータルフットボールの哲学を植え付けたとされます。

サッカーの背番号14番の役割は、サブメンバー、ゲームメイカーの2つです。

サッカーの背番号はレギュラーメンバーは1番から11番までを着けることが多いです。
14番はサブメンバーに与えられることが多い番号といえます。
背番号14番は途中出場を狙うベンチに座っている傾向があります。

チームの中で特別な自由を与えられるゲームメイカーが背番号14番を着けることがあります。
サッカーで背番号14番を着けている選手はピッチ上の指揮官の役割を与えられている要注意選手である可能性があります。

サッカーで背番号14番を着ける有名選手を海外、国内の一人ずつ紹介していきます。
どちらの選手もヨハンクライフの影響を強く受けてプレースタイルも似ています。

2018年バロンドールを受賞したレアルマドリードのルカ・モドリッチ選手も背番号は14番です。
モドリッチ選手はヨハンクライフ氏と同じ中盤のゲームメーカータイプの選手でプレーや容姿からヨハン・クライフと比較され、自身も憧れの選手としてクライフ氏を挙げています。
モドリッチ選手は、トッテナム・ホットスパーやクロアチア代表ではクライフの代名詞でもある背番号14番を背負ってプレーしました。
クライフ氏が亡くなった2016年3月にはSNSにてクライフの名前が入ったオランダ代表の14番ユニフォームと共に写った写真を投稿し哀悼の意を表わしました。

14番を着ける日本人選手といえば、川崎フロンターレの中村憲剛選手です。中村憲剛選手はヨハン・クライフのような中盤のゲームメーカータイプの選手でFCバルセロナの大ファンであり、FCバルセロナの象徴的存在のクライフ氏の番号14番を背負っています。

中村憲剛選手も川崎フロンターレに大卒で加入してからチーム一筋で現在は川崎フロンターレの象徴となりました。背番号14番は中村憲剛選手の功績を称えて引退後は永久欠番になるかもしれないとの噂があります。