京都府のバレーボールの強豪高校10選！強い高校を男子と女子に分けて紹介

京都府は高校の数が全国26位で決して多くないですが、男子も女子もバレーボールに力を入れている高校が多いです。東山高校男子バレー部・洛南高校男子バレー部・京都橘高校女子バレー部は全国で優勝経験もあり、ベスト4入りの常連といっても過言ではありません。
春高や高校総体の代表は京都府で1校で、代表争いも熾烈です。

京都府の男子バレーは、東山高校と洛南高校が2トップで、常に府の代表の座をかけて全国レベルの戦いがくり広げられます。東山と洛南を追う勢力は北嵯峨高校・花園高校・大谷高校ですが、2トップを崩すことは難しく順位を上げることができないのが現状です。

春高バレーの2019年の優勝校が洛南高校、2020年が東山高校の結果を見ても、京都府の高校男子バレーのレベルの高さがわかります。

京都府の高校女子バレーは、王者京都橘高校の独走状態です。春高バレー・高校総体ともに京都橘高校が18年連続で京都代表で全国大会に進出しています。春高の10年間でベスト8が4回、ベスト16が3回の成績を残している京都橘高校は、全国でも有数の強豪校です。

京都橘高校の次に注目される高校は、男子女子ともにバレーの名門の北嵯峨高校です。京都府予選会の決勝は2014年以降、京都橘高校対北嵯峨高校の戦いですが、京都橘高校が圧勝しています。

大谷高校の男子バレー部は学校の指定クラブにされていて、強化だけではなく学校全体の勢いをリードする役割を担います。

大谷高校は、京都府内の洛北高校と東山高校の2トップに食い込むのが難しく、京都の代表になった事はありませんが、常に県代表戦の上位に食い込む活躍を見せています。男子バレーボール部は20人以上の大所帯で、合宿練習も活発におこなわれています。

花園高校男子バレーボールは、1964年創部の歴史あるクラブです。春高バレーや高校総体で優勝経験もあり、10回以上の全国大会の出場を果たしています。

花園高校男子バレー部は、ジュニアや中学生を練習に招くことや、Vリーグのジュニアチームと合同練習をしてチーム強化と地元のバレーボールを推進しているのも特徴です。スポーツ特待で入学する部員以外に門戸を開いていて、バレーに情熱を持つ生徒も活躍しています。

北嵯峨高校は、男子女子両方が京都府のバレーが強い高校で有名です。京都府の大会や近畿の大会で常に上位の成績をおさめていますが、男子バレー部は全国大会出場はありません。

北嵯峨高校は、風光明媚な嵐山の大覚寺の近くにあり、2014年に創立40周年を迎えた比較的新しい学校です。チームの目標は強いチーム応援されるチームで、京都府予選の試合に硬式野球部が応援しに来ることもあり、学校をあげてクラブ活動を盛り上げています。

東山高校は創立140年の長い歴史を持つ伝統校で、男子バレー部は1058年に創部されました。東山高校の男子バレー部は全国の中でトップの実力を持ちますが、同じ京都府の洛南高校がいることから県代表になるのが第1の目標です。春高や高校総体の京都府代表は1校で、京都府の決勝は常にハイレベルの熱い試合になります。

東山高校の強さは、組織的なディフェンスからの全員参加のコンビネーションバレーです。

1962年創部の洛南高校バレー部は、常に東山高校と京都府のトップを争う県内随一のバレーボールの名門高校です。学校は東寺の境内にあり、文武両道の精神のもとで学力も高くスポーツも秀でています。

京都の洛南高校と東山高校は、春高や高校総体で常に全国のベスト8に残るバレーが強い高校です。2019年の春高で洛南高校は5試合で1セットも取られずに完全優勝、2020年は洛南を下して出場した東山高校が優勝しました。

福知山淑徳高校バレー部はやさしさは強さ、一生懸命をモットーに練習を重ねています。淑徳高校は、生徒の進路のための6系列に分けた指導方法で、さまざまな職種のスペシャリストを輩出してるバレーボールが強い高校です。

丹波市の選手が多く活躍する福知山淑徳高校の女子バレーボール部は、兵庫県の高校と練習試合もおこなっています。平均的にバレーレベルが高い京都府の中で、福知山淑徳は安定して攘夷の成績を残しています。

京都両洋高校のバレー部は、選手の個性を大事にして選手を育成しています。バレー部の基本コンセプトはやらされるバレーではなく自ら考えるバレーです。のびのびしたバレースタイルが京都両洋高校の特徴です。

京都両洋高校バレー部は2010年創部の新しい部で、年々力をつけて上位チームに食い込む活躍を見せています。プレースタイルだけではなく、OB選手たちを中心にした応援も個性豊かで、選手の士気を上げ試合を盛り上げます。

京都府立洛北高等学校は、1870年に日本最古の旧制中学校で創立された京都一中を前身とする、歴史ある公立高校です。文武両道をめざし、自由な校風の中で自主自立の精神をはぐくむ洛北高校は、バレーだけでなく他のスポーツ系の部活も盛んです。

洛北高校は京都府内の大会では常に上位に食い込むバレーが強い高校です。しかし、王者京都橘高校の壁を破ることができず、全国大会出場の経験はまだありません。

北嵯峨高校は、中学時代にバレー経験の少ない選手も受け入れて強化を図る、京都府で屈指のバレーが強い高校です。

北嵯峨高校の監督は、2度のオリンピックに代表選手で活躍した、本校出身の大村加奈子さんです。全日本のリベロで活躍した佐野優子選手も北嵯峨高校出身で、ほかに何人ものVリーグ選手を輩出しています。大村選手、佐野選手が北嵯峨高校の現役時代に、春高バレーで全国3位を勝ち取った実績を残しています。

京都橘高校バレー部は、京都府でトップに君臨するバレーの常勝校です。春高バレーと高校総体に18年連続20回出場して全国で上位の成績を残し、現在も記録更新中です。

京都橘の高速立体バレーは、全国の中でもレベルが高く、京都府内の他の高校の追随を許さない状況が続いています。京都橘を京都ナンバー1に育てた人物は三輪欣之監督で、現在はバレーの指導と京都橘高校の校長をつとめられています。

京都府の高校バレーは全体のレベルは高いものの、男子の東山高校と洛南高校、女子の京都橘高校が全国でも指折りの強豪高校なことから他の高校が京都府の代表になることは難しい状況です。

令和元年の京都府高体連新人選手権大会でも、男子は洛南高校vs東山、女子は京都橘高校vs北嵯峨高校で、洛南高校と京都橘高校が優勝しました。