赤川ダムのバス釣りポイント3選！おかっぱりからブラックバスを攻略しよう

赤川ダムは栃木県の県庁所在地である宇都宮市の郊外福岡町にある溜め池のようなダム湖で、関東では珍しく60センチを超える大型のブラックバスが釣れるおすすめの釣り場です。

宇都宮市が管理する親水公園で足場がよくおかっぱりがしやすい釣り場です。なお赤川ダムのボート釣りは無許可でできませんので注意が必要です。

赤川ダムのバス釣りのトップシーズンは5月から11月中旬です。4月下旬から5月はバックウォーター周辺のシャローで産卵がらみの大型のブラックバスのペアを見かけることが多く、大物を釣り上げるチャンスがやってきます。赤川ダムは水の透明度が高いので偏光グラスを使えば水の中のブラックバスを肉眼で観察することは容易です。ネストを守るブラックバスを釣るネストパターンで大型のバス釣りができます。

赤川ダムのバス釣りの釣果実績は、60センチを超える大型のバスが狙えます。ローカルな釣り場の割にハイプレッシャーな釣り場で、数釣は難しいです。小さなブラックバスならばそこそこ釣れますが、50センチを超えるような大型や30センチ前後のアベレージサイズは非常に警戒心が高いので、簡単には釣れません。

赤川ダムにはレンタルボートの設備がなく、無許可で湖面にボートを出艇させることも禁止されています。バス釣りをするには、おかっぱりしか手段がありません。ダムの外周はハイカー・キャンパー・レジャー用の遊歩道が整備されほぼすべての場所でおかっぱりができる環境です。

赤川ダムのバス釣りでおかっぱりをするときは、ブラックバスに気配をさとられないように静かにアプローチしましょう。

赤川ダムのような透明度が高くストラクチャーが少ないエリアのブラックバスは岸辺を常に意識し、岸辺にベイトフィッシュを追いこんで捕食していることが多いです。最初は岸際に平行にルアーをキャストして反応がない場合は、広範囲を巻物で探っていきましょう。

宇都宮森林公園第一キャンプ場前の地形は、赤川ダムの堰堤から見て右手に広がるシャローエリアで、沖からゆるやかなカケアガリの地形です。ダムサイトとインレットの中間地点で水通しもよく湖を一望できます。先ずはキャンプ場前で全体を見渡して先行者がいないか確認し、当日のフィールドコンデションをチェックするにはもってこいのポイントです。

宇都宮森林公園第一キャンプ場前周辺には駐車場と売店はありません。ダムサイト付近の無料駐車場と売店を利用しましょう。トイレだけは近くにあります。

宇都宮森林公園第一キャンプ場前は、ストラクチャーがほとんどありません。ベイトフィッシュを追って回遊してくるブラックバスが釣れるエリアです。撃ち物ではなく巻物系やスイムベイト、ムーチングが威力を発揮するポイントです。ところどころ生えているウィードの際でルアーをストップアンドゴーしたり大きくジャークしたり変化を付けてバスを誘ってみましょう。

宇都宮森林公園第二キャンプ場前は赤川ダムのメインのインレットがあるバス釣りの超1級ポイントです。大型のブラックバスの釣果報告も多いエリアで、水質が良く食いのたっているバスをよく見けることができます。春先にはスポーニングベットも多く見られ、年間通して大型のブラックバスが釣れるスポットです。透明が高いうえに大物も多いのでエキサイティングな生餌を使ったサイトフィッシングが楽しめます。

森林公園の無料駐車場から少し遠いですが、周辺に駐車場はありません。ダムサイト下の無料駐車場を利用しましょう。売店や食堂はダムサイト付近にしかありません。

第二キャンプ場前のポイントは倒木や流木も点在するエリアで、ワームやラバージグをストラクチャーやブッシュの際に打ち込んでいきましょう。第二キャンプ場前のバスは居付きが多く目の前をベイトフィッシュや水路の上流から虫や水棲生物が流されてくるのを待ち構えています。打ち物がダメならブラックバスを目視で探して上手くスイムベイトや生餌をバスの目の前を通過させてバイトを誘うような釣り方が有効です。

赤川ダムの芝生広場前は水路の流れ出しに位置するエリアで大雨の後は浮遊ゴミやベイトフィッシュが流されてきてブラックバスもたくさん集まって来ます。芝生広場前は適度に水の動きがありベイトフィッシュも集まりやすいポイントです。減水時は干上がりますが、雨後のひと時は超1級ポイントに変貌します。減水時は水路へ落ちたバスを狙ってみましょう。

駐車場はダムサイト下の無料駐車場を利用して釣り場までは徒歩で移動しましょう。

赤川ダムの芝生広場前は水路へ水を流し出す所でゴミ溜まりが出来やすい場所です。大雨が降った後に立ち寄るとよいポイントです。水路際にゴミ溜まりができていたら、浮遊物の上をフロッグで探りましょう。

反応が無ければ打ち物に変更しゴミ穴に根掛りしにくいラバージグ・テキサスリグを投げ込んで細かくシェイクしてポーズを繰り返します。活性が高いバスはフォーリング中にルアーにバイトしてきます。

赤川ダムのバス釣りの仕掛けを選ぶ時に注意が必要なことは大型のブラックバスはルアーを見たただけで逃げてしまうので、いかに自然にアピールできるかがカギとなります。よく見かけるルアーは小バスには通用しても50センチを超えるようなバスは頭がよく見向きもしません。バスがスレているからといって小型のルアーをメインで使っていると小バスとギルしか釣れません。

赤川ダムの釣行には2種類のタックルを準備してポイントごとに使い分けましょう。

①中大型スイムベイト・ムーチング用
・6.4ft前後でM~MLのテーパーはスローからレギュラーのベイトロッド
・ノーマルギヤの200g以下のベイトリール
・10lb以上のナイロンライン

②ワーム・小型プラグ
・6ft前後でL~MLの先調子のスピニングロッド
・2500番程度のスピニングリール
・4~6lbのPEライン又はFCライン

赤川ダムは透明度が高い釣り場です。バス釣り用のルアーはリアル系のスイムベイトをおすすめします。2010年以降に発売されたスイムベイトは色も形もアクションも大変リアルです。初めて泳いでいる姿を見た人は本物と思うほどよくできています。

ムーチングとは生餌の泳がせ釣りのことで、赤川ダムのような透明度の高い釣り場で最も威力を発揮する釣り方です。ルアーマンはバス釣りの禁断の手段と捉えている方も多いですが、立派な手段の1つで、頭のよいスレた大型のブラックバスを初心者でも簡単に釣り上げることができます。エサの小魚はトラップで捕獲できます。ムーチングの最大のメリットはエサを投入した付近で1番大きい魚が最初に釣れることです。

【ムーチングの4つのポイント】
①ベイトタックルでラインはナイロン12lb前後
②フックサイズは＃2/0以上
③ライブベイトを背掛けでノーシンカー又はヘビキャロでブラックバスが居そうな場所に投げ入れる
④アワセは向こう合わせでドカンと来てから大きく合わせる(早合わせ厳禁)

赤川ダムでバス釣りをする場合、ポイントのアプローチは岸辺から少しj離れたところからキャストして魚の反応がないようならばそこから岸辺に近づきましょう。透明度が高い釣り場のブラックバスは人影や音にとても敏感です。釣り場に接近する時は細心の注意を払いましょう。

赤川ダムのある宇都宮市内に釣具店はたくさんありますが、中でもバス釣りに強いお店は2件あります。釣り具おおつか宇都宮店と上州屋鹿沼店です。どちらのお店もルアーコーナーが充実しています。釣行前後に立ち寄ってみたくなるお店です。

つり具おおつか宇都宮店はバス釣りに通じたスタッフが常駐しているショップで、頻繁にセールやバスプロによるトークイベントが行われているショップです。頻繁にチェックすることをおすすめします。初心者はルアーの選択やタックル選びの相談をしましょう。

上州屋鹿沼店は赤川ダムから1番近い釣具店で、2020年にはバス釣りコーナーを拡大リニューアルしたほどバス釣りコーナーが充実しているお店です。

赤川ダムは初心者にとって難易度が高いフィールドです。初めてバス釣りを始める方は、ムーチングでバス釣りを始めてみることをおすすめします。何が何でもルアーで釣りたいときは、リアル系のスイムベイトルアーを使ってみましょう。

スイムベイトを用いたブラックバスの視覚にうったえるような釣り方は、初心者でも大型のブラックバスが釣れる可能性が上がります。

赤川ダムのような透明度が高い水質にいるブラックバスは視覚に頼ってエサを捕食します。偏光グラスで水中をのぞけば、バスがどこにいてどのようなルアーに反応してくるか一部始終を観察することができます。

攻略のポイントは色も形もアピール系ではなくリアル系をメインとすることです。リアル系のスイムベイトでリアルなアクションを演出させればバスを狂わせて釣りあげることができます。

赤川ダムは数回通うだけで地形や攻略パターンを掴みやすいコンパクトなフィールドです。ブラックバスのストック量は潤沢とはいえませんが、関東でランカーサイズのバス釣りができる貴重な釣り場といえます。初心者から上級者まで幅広い層が楽しむことができる釣り場です。