パルクールの服装・ファッションの特集！どんなものがおすすめ？

パルクールは街中を縦横無尽に走り回るスポーツですので、実はこれといったユニフォームや指定の服装があるわけではありません。

いわば、その人にとって一番動きやすい服装がベストパルクールファッションということになります。もちろん、スタイリッシュなファッション性を意識するならば限りもありますが、運動しやすい服装であれば何でも良いのです。

パルクールの動画などをチェックしていても、その服装にはプロでもかなりばらつきがあります。Tシャツ短パンという非常にラフなファッションで挑んでいるプレイヤーもいれば、伸縮性のあるスポーティな服装の方もいますね。

パルクールの服装は、自身のパルクールのスタイルや実践する環境に応じて整えましょう。例えば、ロールの方法が腕を擦るタイプのものならば長袖は必須です。
また、寒い地方でのパルクールに挑戦する方は、かなり風を切りますので防寒対策が必要でしょう。手をつく場所のざらつきなどによってグローブもいるかもしれません。

こうした自身のパルクールにあわせた適切なファッションを選ぶことが、パルクールファッションの選び方にとって一番重要です。

今回はその指標となるアイテムや選び方のコツ、おすすめ商品などをご紹介しましょう。

日本のパルクールプレイヤーとして大人気のZENさんも頻繁に着用しているのが、ややビッグサイズのTシャツです。ファッションとしてカッコよくて、お手本にしているパルクールプレイヤーも多いのではないでしょうか。
パルクールでは腕を大きく動かすため、ワキの部分が動きづらいものはおすすめしません。男性の場合は、あまり体にフィットしないタイプのTシャツであれば問題ないでしょう。

おすすめしない服装は、タンクトップなどの露出度の高すぎる服装と、シャツスタイルなどの動きづらい服装です。パフォーマンスとしてシャツを着てパルクールをしているものも見かけますが、あれは慣れている方だからこそ出来ていると思いましょう。

こういったパルクールプレイヤーのためのTシャツ商品も出ています。ウェアでパルクールへの愛を語る最高にクールなファッションですね。

自分の持っているTシャツでいまいちピンとこない方は、パルクールのためにこういったTシャツを購入するのも良いのではないでしょうか。

あまり派手な服装やファッションは好きではないという方には、モノクロのシンプルなウェアも人気です。

女性の場合、パルクールのように激しい動きをしたときにワキやおへそ・背中など見せたくない部分が見えてしまう可能性があります。そういったトラブルを防ぎたい方は、長袖で伸縮性のあるウェアが賢い選び方かもしれません。

パルクールのような激しい動きでも対応しているパーカーで可愛らしいファッション性の高い商品も出ていますので、おすすめです。もちろん、いつもの服装でパルクールにあうようなものがあれば、その服装をそのままチョイスするのも良いですよ。

手のひらまでカバーするタイプのウェアを選べば、パルクールでよくある地面に手をつくアクションなどでも手のひらをカバーすることができるのでおすすめです。ファッション性も高く、可愛く着こなせるでしょう。
また、パルクールではかがむ体制なども多いため、胸元は開閉ができるものが正しい選び方です。あいたままの服装だと胸元が見えてしまう可能性があります。
女性のパルクールプレイヤーは色々気遣いが多く大変ですが、自身のパルクールスタイルにあわせてぴったりのものを選びましょう。

ズボンは圧倒的に人気なのがスウェットウェアです。動きやすく、通気性も良いのでパルクールの需要を全て満たしています。
また、普段着の服装として街中に溶け込みます。スウェット生地であえてオーバーサイズのズボンをはけば、ファッション性の高い服装になるでしょう。

ハーフズボンを選ぶパルクールプレイヤーも中にはいますが、大多数が長いズボンを選択しています。いざという時の防護として役立つためですので、どうしてもハーフズボンの方が動きやすいという方は長いことにこだわらなくても良いと思います。

パルクールでは大きな動きが足に求められますので、柔軟に対応できるサイズのウェアを選ぶのが正しい選び方です。ややオーバーサイズのものにしましょう。ファッションとしてもカッコいいです。

一方、長すぎて地面についてしまうサイズを選んでしまうと靴で踏んでしまって事故につながるケースがありますので、写真の商品のように太ももから膝にかけての伸縮性やサイズ変化に富んでおり、かつ足首部分はスマートに設計されているズボンが人気です。普段にも着られる服装なので一着購入しておくと便利でしょう。

ファッション性の高いものにこだわりすぎて機能性が失われた服装にならないよう注意しましょう。

日本のファッションスウェット商品では、七分丈ズボンのスウェットウェアをよく見かけます。オーバーサイズの太ももときゅっとした膝下のラインが可愛いので、メンズ・レディース問わず大人気のファッション商品ですね。普段の服装で取り入れている人も多いのではないでしょうか。

パルクールについては、七分丈ズボンでも全く問題はないのですが、意外とスネの部分をすりむいてしまうような怪我も多いです。例えば、壁から壁に乗り移った際に足を外してしまうと、膝下にダメージが加わります。

こういったケースで、長いズボンをはいておけば大きな怪我は防げるかもしませんが、七分丈という服装だともろに怪我してしまう可能性が高いです。パルクール上級者の方はそういうケース自体が極めて少ないと思いますので、ウェア選びに制限は必要ないでしょう。

ファッションとしての側面とスポーツとしての側面、どちらも考えられるパルクールだからこそ、どちらを選ぶかはプレイヤー次第なのです。

手袋やグローブは、パルクールの場合はごつごつした地面についた時に手のひらを保護をするために着用します。
従って、保護性の高いものにすることをおすすめします。人気の高いものは、スライドしながら手をついても手袋自体が滑らない手首にテープを巻けるものです。
保護という観点から自身のパルクールスタイルに選ぶグローブを選びましょう。ファッション性の高いものもたくさん売っていますので、自分がパルクールをするときの服装にあわせて色などを選ぶのも良いかもしれません。

多くのパルクールプレイヤーが利用しているのは、全てが手袋になっているタイプではなく、指が出るハーフフィンガータイプのグローブです。

理由は、指そのもので着地点の素材感を確かめる感覚がないとうまく着地できないという側面と、バーにぶら下がるなどのアクションをしたときの機動性が落ちることが挙げられます。

手袋やグローブは手を全て覆ってしまうタイプのものは選ばないほうが正解です。選び方としては、自分が握って違和感のない指の長さのものが良いでしょう。

ご紹介しているハーフフィンガーグローブは、ファッション性も高く、比較的どんな服装にも似合うタイプなのでおすすめです。パルクールプレイヤーでも同類のものを使っている方が数人いたので、人気のタイプですね。

トレーニング用に開発されている手袋のほとんどが、通気性を考えた設計をしているため、どんなに激しいパルクールをして汗をかいても問題ありません。
中には、ファッション性は下がるかもしれませんが、こちらの商品のように意図的に通気性を良くするための穴などが組み込まれた手袋もありますので、こういった手袋を活かせばパルクールでも快適なプレイが楽しめるはずです。

ここまでご紹介したような本格的な手袋は必要ない、そこまでお金をかけたくない、というパルクールプレイヤーの方には、簡易なハーフフィンガーの手袋が人気です。

シンプルですが手のひらを保護するという目的においてはきちんと効果を発揮してくれます。
これだけシンプルであれば、ファッション性はあまり気にしなくても服装と喧嘩することはないはずです。

節約したいという方はこちらの手袋を購入しましょう。ちなみに耐久度は問題ありませんので、お買い得です。

パルクールでつける手袋は、かなり大きく手のひらを広げる・握るという動きを頻繁にしますので、伸縮性のあるグローブを選びましょう。
よく、高機能になればなるほど手袋商品は可動域が狭くなりがちです。意外と最後に紹介したようなシンプルな手袋が最も伸縮性のある商品だったりします。また、ファッション性の高いものほど高価になりがちですので、一概に高いグローブが良い商品だとは限りません。
値段にこだわることなく、自身のパルクールでの手のひらの動きをシミュレーションして、ベストな商品を選べるようにしましょう。

パルクールと言えばスウェットウェアのイメージが強いですが、こちらの動画ではパルクールをガウチョファッションでこなしています。とても可愛らしく、日常的な服装でパルクールをしている姿が印象的です。

ガウチョはファッションアイテムとしても流行した大人気の動きやすいパンツスタイルで、女性ならば誰もが1着は持っているともいわれているズボンです。

服装として一般的ということもあり、街中にまぎれやすいファッションとしては大変おすすめです。
一見パルクールを全くやらなそうに見えて、実はこんなにパルクールできちゃうんです!!というようなギャップを作るのにもおすすめです。

ガウチョファッションでパルクールをやるときは、ウエストがゴムになっている服装で挑みましょう。ウエスト部分を曲げた時に、ゴムウェストでないと強く負担がかかって破けてしまうかもしれません。

また、スウェット素材のガウチョも登場していますので、より通気性などにこだわるのであればスウェット素材のガウチョウェアを選びましょう。

サルエルパンツは個性派ファッションの先駆け的なズボンです。股を広げられることと、独特のフォルムがパルクールの服装にぴったり。
サルエルパンツは日本で流行った原宿ファッションが元になっているので、あまり海外のパルクールプレイヤーははいていないようです。他と差をつけたい方はぜひサルエルパンツでパルクールをしてみてはいかがでしょうか。

普段の服装としてサルエルパンツを着用している人も多いので、都会ではファッションセンスの高いパルクールパフォーマンスを実現することができそうです。

ご紹介したサルエルパンツのように、服装として違和感がない上にスポーツ向けに開発されているサルエルパンツが多くあります。

ウエストがゴムであることや、伸縮性のある素材であることを確認してから購入すると、更にパルクールに適した服装として活躍することでしょう。

ファッション性も高い上にパルクールパフォーマンスの邪魔にもならない素敵な服装です。

ファッションシューズメーカー・クロックスジャパンの公式ビデオでは、日本を代表するパルクールプレイヤーのパフォーマンスが登場しています。

動きやすいシューズの魅力を伝えるパフォーマンスにパルクールが選ばれているところから、パルクールが秘めるファッション性が徐々に浸透してきているのでしょう。

また、服装も非常にスタイリッシュで、ファッション性の高いカッコいいスポーツとしてパルクールが全国に広まっていることがわかります。

スーツブランドのAOKIの公式ビデオでは、なんとスーツ姿でのパルクールパフォーマンスを楽しむことができます。

パルクールをやる服装としてスーツはとてもおすすめはできませんが、動きやすいスーツならパルクールも可能なのですね。ここまでくると、ファッションとしてギャップがクールに感じられます。

パルクールというものが「かっこいい」ものとして認識されているからこそ、ある意味パルクールとはかけ離れた服装であるスーツのプロモーションにも選ばれたのでしょう。

こちらの動画では、オタク的な服装に身を包んだキャストがパルクールパフォーマンスを熱演しています。オタクファッションの服装というと、シャツにデニム、リュックサックと非常に動きづらい印象がありますが、こちらでは実にカッコよくロールやジャンプをこなしています。

ウェアの拘束感にも関わらずこれだけのパルクールができてしまうキャストも素晴らしいですし、服装にこだわることなくこうした企画を思いついたのもすごいと思います。

パルクールにおすすめの服装を紹介してきましたが、実はある程度のスキルさえ身に着けていればパルクールはどんな服装でも実現することができます。

そして、パルクールを普段やらないような服装でパルクールをやると、それらの全てがかっこよく見えてきませんか？パルクールは、様々な服装をファッション性の高いものに見せるスポーツでもあるのです。

パルクールをやることによって、今まではそうは見えなかった服装がとてもファッション性の高いものに見えたり、新しい服装として輝いたりするかもしれません。

パルクール用に新しい服装にするのも気持ちが切り替わって良いかもしれませんが、いつも着用している服装や、あなたのファッションセンスがそのままにじみ出た普段着でやるのが一番カッコいいかもしれません。